ブログ記事を公開したり、新しいWebページを作ったりした後、「検索しても自分のページが表示されない」と困ったことはありませんか?
実は、ページを公開しただけでは、すぐに検索結果に表示されるわけではないんです。Googleなどの検索エンジンに「このページがありますよ」と知らせる必要があります。
そこで役立つのが「URL送信ツール」です。検索エンジンに直接URLを送信して、あなたのページを素早く認識してもらえる便利な仕組みなんですよ。
この記事では、URL送信ツールの基本から実際の使い方まで、初心者にもわかりやすく解説していきます。
URL送信ツールとは何か

検索エンジンにURLを通知する仕組み
URL送信ツールは、あなたのWebページのアドレス(URL)を検索エンジンに直接伝えるツールです。
通常、検索エンジンは「クローラー」という自動プログラムで、インターネット上のページを巡回して情報を集めています。でも、この巡回には時間がかかるんです。
URL送信ツールを使えば:
- 検索エンジンに「新しいページがあるよ!」と直接連絡できる
- クローラーの巡回を待たずに済む
- 数時間〜数日で検索結果に表示される可能性が高まる
郵便で例えるなら、配達員が回ってくるのを待つのではなく、直接郵便局に持ち込むようなイメージですね。
インデックス登録との関係
「インデックス登録」という言葉も覚えておきましょう。
インデックス登録:
検索エンジンのデータベースにページの情報が保存されること
流れ:
- URL送信ツールでURLを送信
- クローラーがページを訪問
- ページの内容を分析
- インデックス(索引)に登録
- 検索結果に表示されるようになる
URL送信は、この流れのスタートボタンを押す作業です。
主要な検索エンジンのツール
代表的なURL送信ツールを紹介します。
Google Search Console:
- Googleへの送信ツール
- 最も重要(日本の検索シェア約75%)
- URL検査ツールで個別送信可能
Bing Webmaster Tools:
- Microsoft Bingへの送信ツール
- 日本のシェアは約15%
- 使い方はGoogleと似ている
その他:
- Yahoo!(Googleと同じ仕組み)
- DuckDuckGo(自動クロール)
- Yandex、Baiduなど(海外向け)
日本では、GoogleとBingに送信すれば、ほぼすべての検索エンジンをカバーできます。
なぜURL送信が必要なのか
新しいサイトやページの早期認識
立ち上げたばかりのサイトは、検索エンジンに認識されるまで時間がかかります。
URL送信のメリット:
- 自然な巡回を待つと数週間〜数ヶ月かかることも
- URL送信すれば数時間〜数日に短縮
- ビジネスのスピード感に対応
特に、ニュース記事やキャンペーンページなど、タイムリーな情報を扱う場合は必須です。
更新内容の迅速な反映
ページを大幅に更新したときにも有効です。
使用例:
- 商品情報の更新
- 記事の追記や修正
- 古い情報の削除
URL送信することで、変更後の内容が早く検索結果に反映されます。
SEO効果の最大化
検索エンジン最適化(SEO)の観点からも重要です。
SEO上のメリット:
- 重要なページを優先的にインデックス
- サイト構造を正しく伝えられる
- クロールバジェット(巡回の予算)を効率化
大規模サイトほど、戦略的なURL送信が効果的です。
Google Search Consoleの使い方
アカウント登録とサイト追加
まずはGoogle Search Consoleに登録しましょう。
登録手順:
- Google Search Console(https://search.google.com/search-console/)にアクセス
- Googleアカウントでログイン
- 「プロパティを追加」をクリック
- 「URLプレフィックス」に自分のサイトのURLを入力
- 所有権の確認方法を選択
所有権確認の方法:
- HTMLファイルをアップロード
- HTMLタグをページに追加
- Google Analytics連携
- Google Tag Manager連携
- ドメイン名プロバイダで確認
初心者には、HTMLタグの追加が簡単でおすすめです。
URL検査ツールで個別送信
最も使う機能です。1つずつURLを送信できます。
手順:
- Google Search Consoleにログイン
- 上部の検索バーにURLを入力(フルURL)
- Enterキーを押す
- 「インデックス登録をリクエスト」ボタンをクリック
- 1〜2分待つ
- 「インデックス登録をリクエスト済み」と表示されれば完了
注意点:
- 1日あたりの送信回数に制限あり(正確な数は非公開)
- 送信後、すぐに検索結果に出るわけではない
- 数時間〜数日かかることが多い
サイトマップの送信
サイト全体のページを一括で通知する方法です。
サイトマップとは:
サイト内のすべてのページのURLをリスト化したファイル(XML形式)
送信手順:
- サイトマップファイルを作成(後述)
- サーバーのルートディレクトリにアップロード
- Google Search Consoleで「サイトマップ」メニューを開く
- サイトマップのURLを入力(例:https://example.com/sitemap.xml)
- 「送信」をクリック
メリット:
- 新しいページを自動的に通知
- 大量のページを一度に送信
- 更新頻度も伝えられる
WordPressなら、プラグイン(Yoast SEOなど)で自動生成できます。
インデックス状況の確認
送信したURLがちゃんと登録されたか確認しましょう。
確認方法:
- URL検査ツールでURLを入力
- ステータスを確認
表示されるステータス:
- 「URLはGoogleに登録されています」→ 成功!
- 「URLがGoogleに登録されていません」→ まだ登録されていない
- 「ページにインデックス登録の問題があります」→ エラーあり
エラーが出た場合は、原因を確認して修正する必要があります。
Bing Webmaster Toolsの使い方

アカウント登録
Bingへの送信も設定しておきましょう。
登録手順:
- Bing Webmaster Tools(https://www.bing.com/webmasters/)にアクセス
- Microsoftアカウントでサインイン
- 「サイトの追加」をクリック
- サイトのURLを入力
- サイトマップのURLを入力(任意)
- 所有権の確認
簡単な方法:
Google Search Consoleで確認済みなら、データをインポートできます。
- 「Googleからインポート」を選択
- Googleアカウントで認証
- 自動的にサイト情報が移行
URL送信の方法
BingでもURLを個別に送信できます。
手順:
- Bing Webmaster Toolsにログイン
- 「URL送信」メニューを開く
- URLを入力(1行に1つ)
- 「送信」ボタンをクリック
特徴:
- 1日10個まで送信可能(無料プラン)
- 複数URLを一度に送信できる
- Google Search Consoleより制限が緩い
サイトマップの管理
Bingでもサイトマップを送信できます。
手順:
- 「サイトマップ」メニューを開く
- サイトマップのURLを入力
- 「送信」をクリック
Google Search Consoleとほぼ同じ使い方です。
サイトマップの作成方法
サイトマップの基本構造
XMLファイルで、こんな形式になっています。
基本的な構造:
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<urlset xmlns="http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9">
<url>
<loc>https://example.com/</loc>
<lastmod>2024-11-20</lastmod>
<changefreq>daily</changefreq>
<priority>1.0</priority>
</url>
<url>
<loc>https://example.com/page1.html</loc>
<lastmod>2024-11-15</lastmod>
<changefreq>weekly</changefreq>
<priority>0.8</priority>
</url>
</urlset>
各要素の意味:
<loc>:ページのURL<lastmod>:最終更新日<changefreq>:更新頻度<priority>:優先度(0.0〜1.0)
WordPress での作成
WordPressユーザーは、プラグインで簡単に作成できます。
おすすめプラグイン:
Yoast SEO:
- プラグインをインストール
- 「SEO」→「一般」→「機能」タブ
- 「XMLサイトマップ」をオンにする
- 自動的に生成される
XML Sitemaps:
- プラグインをインストール
- 有効化するだけで自動生成
- 設定画面で細かいカスタマイズも可能
どちらも無料で、初心者でも簡単に使えます。
手動での作成
静的サイトやWordPressを使わない場合の方法です。
オンラインツールを使う:
- XML-Sitemaps.com などのサイトにアクセス
- 自分のサイトURLを入力
- 「START」ボタンをクリック
- 自動的にサイトマップが生成される
- ダウンロードしてサーバーにアップロード
手動で書く:
- テキストエディタで上記の形式に従って作成
- すべてのページのURLを列挙
- sitemap.xmlという名前で保存
サイトマップの配置場所
作成したサイトマップは、サイトのルートディレクトリに配置します。
正しい配置:
- https://example.com/sitemap.xml
間違った配置:
- https://example.com/folder/sitemap.xml(サブディレクトリ)
ルートに置かないと、検索エンジンが見つけられません。
よくあるトラブルと解決方法
送信したのにインデックスされない
原因と対処法:
原因1:まだ時間がかかっている
- 通常、数時間〜数日かかる
- 1週間待ってから再確認
原因2:robots.txtでブロックされている
- robots.txtファイルを確認
- Disallow行でクローラーをブロックしていないか確認
- 必要なら修正
原因3:noindexタグが設定されている
- HTMLの
<head>内を確認 <meta name="robots" content="noindex">がないか確認- あれば削除
原因4:ページの品質が低い
- 薄いコンテンツ(文字数が少ない)
- 重複コンテンツ
- エラーページ
- 内容を充実させる必要あり
サイトマップが認識されない
エラー例: 「サイトマップを取得できませんでした」
対処法:
- URLが正しいか確認
- ファイルが実際に存在するか確認
- XMLの構文エラーがないかチェック
- サーバーが正常に動作しているか確認
- 権限設定(パーミッション)を確認
クロールエラーが表示される
よくあるエラー:
404エラー(ページが見つからない):
- URLが間違っている
- ページが削除されている
- リンク切れを修正
500エラー(サーバーエラー):
- サーバーの問題
- 一時的な不具合の可能性
- ホスティング会社に問い合わせ
リダイレクトエラー:
- リダイレクトが多すぎる
- リダイレクトのループ
- .htaccessやプラグインの設定を見直し
送信回数の制限に達した
Google Search Consoleには1日あたりの送信回数制限があります。
対処法:
- 本当に重要なページだけ送信
- サイトマップで自動送信を活用
- 翌日まで待つ
- 複数のプロパティに分散(サブドメインなど)
URL送信の効果的な活用法

優先度の高いページから送信
すべてのページを一度に送信する必要はありません。
優先すべきページ:
- 新しく公開した記事
- 重要な商品ページ
- 大幅に更新したページ
- トップページ
- カテゴリーページ
送信不要なページ:
- お問い合わせ確認ページ
- ログインページ
- 管理画面
- テストページ
定期的な更新と再送信
定期的にコンテンツを更新したら、再度送信しましょう。
タイミング:
- 記事を大幅に追記・修正したとき
- 画像を追加・変更したとき
- タイトルやメタディスクリプションを変更したとき
新鮮な情報として検索エンジンに認識されます。
削除ページのURL削除リクエスト
もうアクセスしてほしくないページは、削除リクエストを出せます。
Google Search Consoleでの手順:
- 「削除」メニューを開く
- 「新しいリクエスト」をクリック
- 削除したいURLを入力
- 「次へ」→「リクエストを送信」
注意:
- 一時的な削除(約6ヶ月間)
- 完全に削除したい場合は、ページ自体を404にするか、noindexを設定
SEO効果を高めるための補足知識
内部リンクの重要性
URL送信だけでなく、サイト内のリンク構造も重要です。
理由:
- クローラーはリンクを辿ってページを発見
- 内部リンクが充実していると、送信しなくても自然に発見される
- サイト全体のSEO評価が向上
改善方法:
- トップページから主要ページへのリンク
- 関連記事同士のリンク
- パンくずリストの設置
コンテンツの質を上げる
どんなにURL送信しても、コンテンツが薄ければ意味がありません。
質の高いコンテンツ:
- 独自の情報や視点
- 十分な文字数(最低1000文字以上)
- 読みやすい文章構成
- 画像や図表で視覚的に説明
- 定期的な更新
検索エンジンは、ユーザーに価値を提供するページを優先します。
モバイル対応とページ速度
技術的なSEOも重要です。
確認ポイント:
- スマホで見やすいデザイン(レスポンシブデザイン)
- ページの読み込み速度が速い
- HTTPSで保護されている
- 構造化データの実装
Google Search ConsoleやPageSpeed Insightsで確認できます。
まとめ:URL送信でサイトを効果的に検索エンジンに認識させよう
URL送信ツールは、あなたのWebページを素早く検索結果に表示させるための重要なツールです。
この記事のポイント:
- URL送信は検索エンジンに「このページがあるよ」と直接伝える機能
- Google Search ConsoleとBing Webmaster Toolsが主要ツール
- 個別URL送信とサイトマップ送信の2つの方法がある
- 新しいページや更新したページは積極的に送信
- インデックス登録には数時間〜数日かかる
- 送信だけでなく、コンテンツの質も重要
効果的なURL送信の流れ:
- Google Search ConsoleとBing Webmaster Toolsに登録
- サイトマップを作成して送信(基本設定)
- 重要な新規ページは個別にURL送信
- 数日後にインデックス状況を確認
- エラーがあれば原因を調べて修正
- 定期的にコンテンツを更新して再送信
URL送信は、SEOの基本中の基本です。難しい技術は必要なく、誰でも簡単にできます。
せっかく良いコンテンツを作っても、検索エンジンに認識されなければ誰にも見てもらえません。この記事で紹介したツールを活用して、あなたのサイトをより多くの人に届けましょう!

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