Thunderbird:メールバックアップ完全ガイド 大切なメールを守る方法

thunderbird

Thunderbirdでメールを管理していて、「パソコンが壊れたらメールが全部消えちゃう…」「新しいパソコンにメールを移したい」「大事なメールを失いたくない」と不安に思ったことはありませんか?

「バックアップって難しそう」「どのファイルを保存すればいいの?」「復元できるか心配」と感じている方も多いはずです。

実は、Thunderbirdのメールバックアップは、プロファイルフォルダをコピーするだけで、すべてのメール・アドレス帳・設定を丸ごと保存できるんです。まるで、家の中の大切なものをまとめて金庫に保管するように、メールデータを安全に守れるんですよ。

この記事では、Thunderbirdのバックアップ方法から復元、トラブル対処まで、初心者の方にも分かりやすく丁寧に解説していきます。

具体的な手順を画像付きで説明しますので、一緒に大切なメールを守っていきましょう!


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  1. Thunderbirdとバックアップの基本
    1. Thunderbirdとは
    2. バックアップとは
    3. なぜバックアップが必要?
  2. Thunderbirdのデータ保存場所
    1. プロファイルフォルダとは
    2. プロファイルフォルダの場所
    3. プロファイルフォルダを開く方法
  3. 手動バックアップ方法(完全版)
    1. 準備
    2. ステップ1:Thunderbirdを終了
    3. ステップ2:プロファイルフォルダを開く
    4. ステップ3:プロファイルフォルダをコピー
    5. ステップ4:バックアップの確認
    6. 所要時間
  4. アドオンを使った自動バックアップ
    1. ImportExportTools NG
    2. メールをエクスポート
    3. フォルダをまるごとエクスポート
  5. メールデータの復元方法
    1. 新しいパソコンへの移行
    2. 同じパソコンでの復元
    3. 部分的な復元
  6. アドレス帳のバックアップと復元
    1. アドレス帳のエクスポート
    2. アドレス帳のインポート
  7. カレンダー(Lightning)のバックアップ
    1. カレンダーのエクスポート
    2. カレンダーのインポート
  8. クラウドバックアップ
    1. OneDrive、Google Drive、Dropboxを使う
    2. 暗号化の推奨
  9. 定期バックアップのスケジュール化
    1. Windowsタスクスケジューラを使う
    2. Macでの自動化
  10. 実践例:様々なシナリオ
    1. シナリオ1:パソコン買い替え
    2. シナリオ2:メール誤削除から復旧
    3. シナリオ3:HDDクラッシュ
    4. シナリオ4:会社から個人PCへの移行
  11. トラブルシューティング
    1. 問題1:復元後にメールが表示されない
    2. 問題2:アカウントのパスワードが保存されていない
    3. 問題3:バックアップファイルが大きすぎる
    4. 問題4:復元後にアドオンが動かない
    5. 問題5:IMAPメールが同期されない
  12. バックアップのベストプラクティス
    1. 3-2-1ルール
    2. 定期的なバックアップ
    3. バックアップのテスト
  13. よくある質問
    1. Q1: IMAPとPOPどちらを使うべき?
    2. Q2: プロファイルフォルダが見つからない
    3. Q3: バックアップファイルを開けない
    4. Q4: 会社のメールサーバーが削除された
    5. Q5: Outlookに移行できる?
  14. まとめ

Thunderbirdとバックアップの基本

Thunderbirdとは

Thunderbird(サンダーバード)は、Mozilla Foundationが開発する無料のメールクライアントです。

特徴:

  • 完全無料で広告なし
  • Windows、Mac、Linuxで使える
  • 複数のメールアカウントを一元管理
  • 高度なフィルタリング機能
  • アドオンで機能拡張

Outlookの代替として人気があります。

バックアップとは

バックアップとは、データの複製を作成して、別の場所に保管することです。

身近な例:

写真のバックアップ:
スマホの写真をパソコンや外付けHDDにコピーする

書類のコピー:
重要な契約書をコピーして、別の場所に保管する

メールも同じように、複製を作って安全な場所に保管するんです。

なぜバックアップが必要?

パソコンの故障:
ハードディスクが壊れると、データがすべて消えます。

誤削除:
間違って大事なメールを削除してしまうことがあります。

ウイルス・マルウェア:
ランサムウェアなどでデータが暗号化されることがあります。

パソコンの買い替え:
新しいパソコンにメールを移行する必要があります。

OSの再インストール:
クリーンインストールすると、すべてのデータが消えます。

備えあれば憂いなし。 定期的なバックアップが、メールを守る最良の方法なんです。


Thunderbirdのデータ保存場所

プロファイルフォルダとは

プロファイルフォルダは、Thunderbirdのすべてのデータが保存されているフォルダです。

含まれるデータ:

  • すべてのメール
  • アドレス帳(連絡先)
  • アカウント設定
  • パスワード
  • フィルタ設定
  • アドオン
  • カスタマイズ設定

このフォルダをコピーすれば、すべてバックアップできます。

プロファイルフォルダの場所

Windows:

C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles\xxxxxxxx.default-release

Mac:

~/Library/Thunderbird/Profiles/xxxxxxxx.default-release

Linux:

~/.thunderbird/xxxxxxxx.default-release

注意:

  • xxxxxxxxの部分はランダムな文字列
  • AppDataフォルダは隠しフォルダ(表示設定が必要)

プロファイルフォルダを開く方法

最も簡単な方法:

1. Thunderbirdを起動

2. メニューを開く
右上の三本線(ハンバーガーメニュー)をクリック

3. 「ヘルプ」→「トラブルシューティング情報」

4. 「プロファイルフォルダー」の横の「フォルダーを開く」ボタンをクリック

プロファイルフォルダが開きます!

この方法が確実で簡単です。


手動バックアップ方法(完全版)

準備

必要なもの:

  • 外付けHDD、USBメモリ、または別のドライブ
  • 十分な空き容量(メールの量による、通常は数GB)

ステップ1:Thunderbirdを終了

重要:必ずThunderbirdを完全に終了してください。

終了方法:

  • ウィンドウを閉じる(×ボタン)
  • タスクトレイにアイコンがある場合は、右クリック→終了

確認方法(Windows):

Ctrl + Shift + Esc でタスクマネージャーを開く
  ↓
プロセスタブで「thunderbird.exe」がないか確認

起動中にバックアップすると、データが破損する可能性があります。

ステップ2:プロファイルフォルダを開く

前述の方法でプロファイルフォルダを開きます。

または、手動で開く:

Windows:

1. Windowsキー + R
2. 「%APPDATA%\Thunderbird\Profiles」と入力
3. OK

Mac:

1. Finderを開く
2. 「移動」メニュー→「フォルダへ移動」
3. 「~/Library/Thunderbird/Profiles」と入力

ステップ3:プロファイルフォルダをコピー

プロファイルフォルダ全体をコピーします。

手順:

1. プロファイルフォルダを右クリック
例:abcd1234.default-release

2. 「コピー」を選択

3. バックアップ先(外付けHDDなど)を開く

4. 「貼り付け」

フォルダ名の例:

外付けHDD/Thunderbird_Backup_2024-10-30/abcd1234.default-release

日付を付けておくと、管理しやすいですね。

ステップ4:バックアップの確認

コピーされたフォルダを開いて確認:

主要なファイル・フォルダ:

  • Mailフォルダ:メールデータ
  • ImapMailフォルダ:IMAPアカウントのメール
  • abook.sqlite:アドレス帳
  • prefs.js:設定ファイル
  • key4.db:パスワード情報

これらがあれば、バックアップ成功です。

所要時間

メールの量による:

  • 1GB:数分
  • 10GB:10〜20分
  • 50GB:30分〜1時間

コピーが完了するまで、気長に待ちましょう。


アドオンを使った自動バックアップ

ImportExportTools NG

人気のバックアップアドオンです。

インストール方法:

1. Thunderbirdのアドオンマネージャーを開く
メニュー→「アドオンとテーマ」

2. 検索ボックスに「ImportExportTools NG」と入力

3. 「Thunderbirdに追加」をクリック

4. 再起動

メールをエクスポート

個別のメールをエクスポート:

1. エクスポートしたいメールを選択

2. 右クリック→「Save selected messages」

3. 形式を選択:

  • EML形式:個別のメールファイル
  • HTML形式:Webブラウザで開ける
  • TXT形式:プレーンテキスト
  • PDF形式:PDF文書

4. 保存先を選択

フォルダをまるごとエクスポート

フォルダ全体をバックアップ:

1. フォルダを右クリック

2. 「ImportExportTools NG」→「Export folder」

3. エクスポート形式を選択:

  • MBOX format:Thunderbird互換形式
  • EML format:個別ファイル
  • HTML format:HTMLファイル

4. 保存先を選択

MBOX形式がおすすめ:
他のメールクライアントでも読み込めます。


メールデータの復元方法

新しいパソコンへの移行

手順:

1. 新しいパソコンにThunderbirdをインストール
https://www.thunderbird.net/ からダウンロード

2. Thunderbirdを一度起動して、すぐに終了
これで、新しいプロファイルが作成されます。

3. 新しいパソコンでプロファイルフォルダを開く
「トラブルシューティング情報」から開きます。

4. 新しいプロファイルフォルダの中身を削除
すべてのファイルとフォルダを選択して削除します。

5. バックアップしたプロファイルの中身をコピー
外付けHDDなどから、バックアップしたフォルダの中身をコピーします。

6. 新しいプロファイルフォルダに貼り付け

7. Thunderbirdを起動

すべてのメール、設定、アドレス帳が復元されます!

同じパソコンでの復元

例:OSを再インストールした後

手順は上記と同じです。

注意点:

  • Thunderbirdを必ず終了してから作業
  • プロファイルフォルダ全体ではなく、中身をコピー

部分的な復元

特定のメールだけを復元したい場合:

1. ImportExportTools NGをインストール

2. 復元したいフォルダを右クリック

3. 「ImportExportTools NG」→「Import mbox file」

4. バックアップしたMBOXファイルを選択

特定のメールだけを取り戻せます。


アドレス帳のバックアップと復元

アドレス帳のエクスポート

手順:

1. Thunderbirdでアドレス帳を開く
メニュー→「アドレス帳」(または Ctrl + Shift + B)

2. 「ツール」→「エクスポート」

3. 保存形式を選択:

  • LDIF形式:Thunderbird標準形式(推奨)
  • CSV形式:Excel等で開ける
  • vCard形式:スマホと互換性あり

4. 保存先を選択して保存

アドレス帳のインポート

手順:

1. アドレス帳を開く

2. 「ツール」→「インポート」

3. 「アドレス帳」を選択

4. ファイル形式を選択

5. バックアップファイルを選択

6. インポート完了

連絡先がすべて復元されます。


カレンダー(Lightning)のバックアップ

カレンダーのエクスポート

手順:

1. カレンダータブを開く

2. エクスポートしたいカレンダーを右クリック

3. 「カレンダーをエクスポート」

4. ICS形式で保存

カレンダーのインポート

手順:

1. カレンダータブを開く

2. 「ファイル」→「開く」→「保存されているカレンダー」

3. バックアップしたICSファイルを選択

スケジュールが復元されます。


クラウドバックアップ

OneDrive、Google Drive、Dropboxを使う

自動同期でバックアップ:

手順:

1. クラウドストレージにThunderbirdバックアップフォルダを作成

2. プロファイルフォルダをコピー

3. クラウドフォルダに保存

メリット:

  • どこからでもアクセス可能
  • 自動同期
  • バージョン履歴(誤削除から復元可能)

注意点:

  • パスワード情報も含まれるので、セキュリティに注意
  • 容量が大きい場合、無料プランでは足りないことも

暗号化の推奨

重要なデータなので、暗号化がおすすめ:

7-Zipで暗号化ZIP作成:

1. プロファイルフォルダを右クリック

2. 「7-Zip」→「圧縮」

3. 「暗号化」セクションで強力なパスワードを設定

4. 圧縮されたZIPファイルをクラウドにアップロード

これで、万が一クラウドアカウントが漏洩しても、中身は守られます。


定期バックアップのスケジュール化

Windowsタスクスケジューラを使う

自動バックアップスクリプト:

backup_thunderbird.bat(バッチファイル):

@echo off
REM Thunderbird自動バックアップスクリプト

REM Thunderbirdのプロセスを終了
taskkill /F /IM thunderbird.exe /T >nul 2>&1

REM 3秒待機
timeout /t 3 /nobreak >nul

REM バックアップ先(適宜変更)
set BACKUP_DIR=D:\Backup\Thunderbird

REM 日付付きフォルダ作成
set TODAY=%date:~0,4%%date:~5,2%%date:~8,2%
mkdir "%BACKUP_DIR%\%TODAY%"

REM プロファイルフォルダをコピー
xcopy "%APPDATA%\Thunderbird\Profiles\*.*" "%BACKUP_DIR%\%TODAY%\" /E /I /H /Y

echo バックアップ完了: %BACKUP_DIR%\%TODAY%

タスクスケジューラに登録:

1. Windowsの検索で「タスクスケジューラ」を起動

2. 「基本タスクの作成」

3. 名前:「Thunderbirdバックアップ」

4. トリガー:「毎週」または「毎日」

5. 操作:「プログラムの開始」

6. プログラム/スクリプト:作成したbatファイルのパス

7. 完了

毎週自動でバックアップされるようになります!

Macでの自動化

Automatorを使用:

1. Automatorを開く

2. 新規ドキュメント→「カレンダーアラーム」

3. 「シェルスクリプトを実行」アクションを追加

4. スクリプト:

#!/bin/bash
BACKUP_DIR=~/Documents/ThunderbirdBackup
TODAY=$(date +%Y%m%d)
mkdir -p "$BACKUP_DIR/$TODAY"
cp -R ~/Library/Thunderbird "$BACKUP_DIR/$TODAY/"

5. 保存して、カレンダーに登録


実践例:様々なシナリオ

シナリオ1:パソコン買い替え

旧パソコンでの作業:

  1. Thunderbirdを終了
  2. プロファイルフォルダをUSBメモリにコピー
  3. USBメモリを新しいパソコンに接続

新パソコンでの作業:

  1. Thunderbirdをインストール
  2. 一度起動して終了
  3. プロファイルフォルダの中身を置き換え
  4. Thunderbird起動

完了!すべてのメールが新しいパソコンに移行されました。

シナリオ2:メール誤削除から復旧

状況:重要なメールを削除してしまった

対処法:

  1. バックアップから復元
  2. ImportExportTools NGで特定のフォルダをインポート
  3. 削除したメールを探して、元のフォルダに移動

定期バックアップがあれば、安心ですね。

シナリオ3:HDDクラッシュ

状況:パソコンが起動しない

対処法:

  1. HDDを外して、別のパソコンに接続
  2. プロファイルフォルダを救出
  3. 新しいパソコンで復元

HDDが完全に壊れていなければ、データを救出できる可能性があります。

シナリオ4:会社から個人PCへの移行

会社のメールを個人PCに移したい:

注意:会社の規定を確認してください。

手順:

  1. 会社PCでメールをエクスポート(MBOX形式)
  2. USBメモリにコピー
  3. 個人PCのThunderbirdにインポート

個人情報の取り扱いには十分注意しましょう。


トラブルシューティング

問題1:復元後にメールが表示されない

原因:
プロファイルフォルダのコピーが不完全。

解決策:

1. Thunderbirdを終了

2. プロファイルフォルダを再確認

  • Mailフォルダがあるか
  • ファイルサイズが0バイトでないか

3. 再度バックアップからコピー

4. 再起動

問題2:アカウントのパスワードが保存されていない

原因:
key4.dbファイルがコピーされていない。

解決策:

1. バックアップからkey4.dbをコピー

2. プロファイルフォルダに配置

3. Thunderbird再起動

または、パスワードを手動で再入力:

メニュー→「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「保存されているパスワード」

問題3:バックアップファイルが大きすぎる

原因:
長年使っていると、プロファイルフォルダが肥大化。

解決策:

メールボックスの最適化:

  1. メニュー→「ファイル」→「最適化」
  2. すべてのフォルダで実行

不要なメールを削除:

  1. 古いメールやスパムを削除
  2. ゴミ箱を空にする
  3. 迷惑メールフォルダを空にする

添付ファイルの整理:

大きな添付ファイルを削除または別保存します。

問題4:復元後にアドオンが動かない

原因:
Thunderbirdのバージョン違い。

解決策:

1. アドオンマネージャーを開く

2. 各アドオンを無効化→有効化

3. 必要なら、アドオンを再インストール

4. Thunderbird再起動

問題5:IMAPメールが同期されない

原因:
IMAPは基本的にサーバー側にメールがあります。

解決策:

IMAPの場合、バックアップより同期:

  1. アカウント設定を確認
  2. 「同期とストレージ」設定を確認
  3. 「すべてのメッセージを同期」を有効化

POPとIMAPの違い:

  • POP:メールをダウンロード(バックアップ必須)
  • IMAP:サーバーと同期(サーバーが本体)

IMAPでも、念のためバックアップは取りましょう。


バックアップのベストプラクティス

3-2-1ルール

データ保護の鉄則:

3つのコピー:

  • オリジナル(PC内)
  • バックアップ1(外付けHDD)
  • バックアップ2(クラウドまたは別の場所)

2種類のメディア:

  • HDD/SSD
  • クラウドストレージ

1つはオフサイト:
自宅以外の場所(クラウドや実家など)

定期的なバックアップ

推奨頻度:

個人利用:

  • 週1回

ビジネス利用:

  • 毎日

重要なメールを頻繁にやり取り:

  • 毎日、または自動化

バックアップのテスト

定期的に復元テストを行いましょう。

方法:

  1. テスト用の仮想環境を作成
  2. バックアップから復元
  3. メールが正しく表示されるか確認

バックアップがあっても、復元できなければ意味がありません。


よくある質問

Q1: IMAPとPOPどちらを使うべき?

A:

IMAP(推奨):

  • サーバーにメールが保存される
  • 複数デバイスで同期
  • バックアップは念のため

POP:

  • ローカルにダウンロード
  • バックアップ必須
  • 1台のPCのみで管理

現代では、IMAPが一般的です。

Q2: プロファイルフォルダが見つからない

A:

隠しフォルダの表示設定:

Windows 10/11:

  1. エクスプローラーを開く
  2. 「表示」タブ→「隠しファイル」にチェック

Mac:

  1. Finder→「移動」メニュー
  2. Optionキーを押しながら「ライブラリ」を選択

Q3: バックアップファイルを開けない

A:

そのまま開く必要はありません。

バックアップファイルは、Thunderbirdのプロファイルフォルダに配置することで機能します。

個別のメールを見たい場合は、ImportExportTools NGでインポートします。

Q4: 会社のメールサーバーが削除された

A:

POP設定なら:
ローカルにダウンロードされているので、バックアップから復元できます。

IMAP設定なら:
サーバーが削除されると、ローカルのメールも消える可能性があります。

対策:

  • 定期的にバックアップ
  • 重要なメールはローカルフォルダに移動

Q5: Outlookに移行できる?

A: できます。

方法:

  1. ThunderbirdでメールをMBOX形式でエクスポート
  2. 変換ツール(例:Aid4Mail)でPST形式に変換
  3. OutlookでPSTファイルをインポート

または、IMAPアカウントなら、Outlookで同じアカウントを設定すれば同期されます。


まとめ

Thunderbirdのメールバックアップは、プロファイルフォルダをコピーするだけで、すべてのデータを安全に保存できる簡単で確実な方法です。

この記事のポイント:

  • プロファイルフォルダにすべてのデータが保存されている
  • 「トラブルシューティング情報」からフォルダを簡単に開ける
  • Thunderbird終了後にプロファイルフォルダをコピーすればOK
  • 外付けHDD、USBメモリ、クラウドに保存
  • 復元は新しいプロファイルの中身を置き換えるだけ
  • ImportExportTools NGで部分的なバックアップも可能
  • 3-2-1ルールで安全性を高める
  • 定期的な自動バックアップが理想
  • IMAPでもバックアップは重要
  • 復元テストで確実性を確認

メールは、ビジネスでも個人でも、かけがえのない大切なデータです。「まさか自分が…」と思っていても、HDDクラッシュ、誤削除、ウイルス感染は、誰にでも起こり得ることなんです。

定期的なバックアップは、保険のようなもの。普段は必要性を感じなくても、いざという時に必ず役立ちます。

今すぐ、この記事の手順に従って、Thunderbirdのバックアップを取ってみてください。たった10分の作業が、あなたの大切なメールを守ってくれますよ。

そして、週に1回、または月に1回、定期的にバックアップする習慣をつけましょう。自動化すれば、何もしなくても安心が手に入ります。

Thunderbirdのバックアップをマスターして、大切なメールを永遠に守っていきましょう!

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