Thunderbirdを起動するたびに「未送信メッセージを送信しますか?」というメッセージが表示されて困っていませんか?
- 誤って「後で送信」を選択してしまった
- 送るつもりがないメールが残っている
- 毎回「未送信メッセージを送信しますか?」と聞かれて煩わしい
- 未送信メッセージがどこにあるか分からない
- 削除したいのに送信トレイが見つからない
このような状況は非常にイライラしますし、間違って送信してしまうのではないかと不安になりますよね。
この記事では、Thunderbirdで未送信メッセージを見つけて削除する方法を、初心者の方にも分かりやすく解説します。また、なぜこのようなメッセージが表示されるのか、どうすれば今後防げるのかについても詳しく説明します。
第1章:未送信メッセージとは

未送信メッセージの仕組み
未送信メッセージとは、作成したメールを「後で送信」として保存したものです。通常の「送信」とは異なり、すぐには送信されず、Thunderbirdの送信トレイに保管されます。
未送信メッセージが作成される状況
未送信メッセージは、以下のような状況で作成されます:
1. 意図的に「後で送信」を選択した場合
- メール作成画面で「ファイル」→「後で送信」を選択
- キーボードショートカット「Ctrl + Shift + Enter」を押した
2. 誤操作で「後で送信」になった場合
- 送信のつもりで「Ctrl + Enter」を押すところを、誤って「Ctrl + Shift + Enter」を押してしまった
- これは非常に起こりやすいミスです
3. オフライン時にメールを送信しようとした場合
- インターネット接続が切れている状態で送信ボタンを押した
- メールは送信トレイに保存され、オンラインになった時に送信される
4. サーバー接続エラーが発生した場合
- SMTPサーバーへの接続に失敗
- メールは自動的に送信トレイに保存される
未送信メッセージと下書きの違い
多くの人が混同しがちですが、未送信メッセージと下書きは異なります:
| 項目 | 未送信メッセージ | 下書き |
|---|---|---|
| 保存場所 | 送信トレイ(ローカルフォルダ) | 下書きフォルダ |
| 状態 | 送信準備完了 | 作成中・編集中 |
| 自動送信 | 可能性あり | なし |
| 作成方法 | 「後で送信」選択 | 「下書きとして保存」選択 |
重要な違い:
- 未送信メッセージ:送信準備が完了しており、条件が揃えば自動的に送信される可能性がある
- 下書き:まだ作成中で、自動送信されることはない
第2章:「未送信メッセージを送信しますか?」が表示される理由
このダイアログが表示されるタイミング
Thunderbirdを起動すると、送信トレイに未送信メッセージがある場合、以下のダイアログが表示されます:
未送信メッセージを送信しますか?
送信トレイに未送信のメッセージがあります。
今すぐ送信しますか?
[はい] [いいえ]
□ オンラインに行くときは常に私に尋ねる
ダイアログの選択肢の意味
「はい」をクリックした場合:
- 送信トレイの未送信メッセージがすべて送信される
- 送信されたメールは「送信済みトレイ」に移動
- 注意: 複数の未送信メッセージがある場合、すべて送信されます
「いいえ」をクリックした場合:
- 今回は送信されない
- 未送信メッセージは送信トレイに残る
- 次回起動時に再度同じダイアログが表示される
「オンラインに行くときは常に私に尋ねる」のチェックを外すと:
- このダイアログが表示されなくなる
- ただし、未送信メッセージは削除されない
- ダイアログが煩わしい場合の一時的な対処法
毎回ダイアログが表示される理由
このダイアログが毎回表示されるのは、送信トレイに未送信メッセージが残っているためです。
ダイアログで「いいえ」を選択したり、チェックを外してダイアログを無効化しても、メッセージ本体は送信トレイに残ったままです。根本的に解決するには、未送信メッセージを削除する必要があります。
第3章:送信トレイの場所と開き方
多くの人が未送信メッセージを削除できない最大の理由は、送信トレイが見つからないことです。
送信トレイが見つからない理由
Thunderbirdの送信トレイは、意外な場所にあります:
送信トレイの場所:
- 各メールアカウントの下にはありません
- 「ローカルフォルダ」の中にあります
- 初期状態では折りたたまれていて見えません
送信トレイを表示する方法
方法1:ローカルフォルダを展開する【最も簡単】
手順:
- Thunderbirdの左側のフォルダ一覧を確認
- 一番下までスクロール
- 「ローカルフォルダ」を見つける
- 「ローカルフォルダ」の左側の▼(三角形)をクリック
- フォルダが展開され、「送信トレイ」が表示される
フォルダ構造の例:
▼ メールアドレス@example.com
├─ 受信トレイ
├─ 下書き
├─ テンプレート
├─ 送信済みトレイ
└─ ごみ箱
▼ ローカルフォルダ ← ここを展開
├─ 迷惑メール
├─ ごみ箱
└─ 送信トレイ ← ここに未送信メッセージがある!
方法2:統合表示を使う
統合表示を使うと、送信トレイが見つけやすくなります。
手順:
- メニューバーから「表示」をクリック
- 「フォルダー」→「統合」を選択
- すべてのアカウントのフォルダが統合表示される
- 「送信トレイ」が表示される
統合表示のメリット:
- 複数アカウントのフォルダがまとめて表示される
- 送信トレイが見つけやすい
- 受信トレイも統合表示される
元に戻す方法:
- 「表示」→「フォルダー」→「すべて」を選択
方法3:検索機能を使う
送信トレイの場所が分からない場合、検索で見つける方法もあります。
手順:
- Ctrl + Shift + F(グローバル検索)
- 差出人を自分のメールアドレスで検索
- 検索結果から未送信メッセージを特定
- メッセージを右クリック → 「フォルダーで開く」
第4章:未送信メッセージを削除する方法
送信トレイが見つかれば、削除は簡単です。
基本的な削除手順
手順1:送信トレイを開く
- 「ローカルフォルダ」を展開
- 「送信トレイ」をクリック
- 未送信メッセージの一覧が表示される
手順2:削除したいメッセージを選択
- 1通だけ削除する場合:そのメッセージをクリック
- 複数削除する場合:Ctrlキーを押しながら複数選択
- すべて削除する場合:Ctrl + A ですべて選択
手順3:削除を実行
以下のいずれかの方法で削除:
- Deleteキーを押す
- メッセージを右クリック → 「削除」
- メニューバーの「編集」→「削除」
- ごみ箱アイコンをクリック
手順4:完全に削除
削除したメッセージは「ごみ箱」に移動します。完全に削除するには:
- 「ごみ箱」フォルダを右クリック
- 「ごみ箱を空にする」を選択
削除の確認
正しく削除されたか確認:
- Thunderbirdを完全に終了
- 再起動
- 「未送信メッセージを送信しますか?」のダイアログが表示されなければ成功
誤って削除した場合の復元
ごみ箱から復元:
削除したメッセージは、ごみ箱を空にするまでは復元できます。
- 「ごみ箱」フォルダを開く
- 復元したいメッセージを選択
- メッセージをドラッグして「送信トレイ」に戻す
または:
- メッセージを右クリック
- 「移動」→「ローカルフォルダ」→「送信トレイ」
第5章:未送信メッセージが削除できない場合

トラブル1:送信トレイが空なのにダイアログが表示される
症状:
- 送信トレイを見ても何も表示されない
- でも「未送信メッセージを送信しますか?」が表示される
原因と解決方法:
解決方法1:インデックスファイルの再構築
インデックスファイルが破損している可能性があります。
手順:
- Thunderbirdを終了
- プロファイルフォルダを開く
- ヘルプ → トラブルシューティング情報 → プロファイルフォルダーを開く
Mail\Local Folders\フォルダに移動- 以下のファイルを削除:
Unsent Messages.msf(あれば)Outbox.msf(あれば)
- Thunderbirdを再起動
注意:
.msfファイルのみ削除してください- 拡張子のないファイルは削除しないでください
解決方法2:隠れたメッセージを表示
フィルター設定で一部のメッセージが隠れている可能性があります。
手順:
- 送信トレイを開く
- 画面上部のフィルターバーを確認
- 「すべて」が選択されているか確認
- 検索ボックスが空か確認
トラブル2:削除してもメッセージが復活する
症状:
- メッセージを削除したのに、再起動すると復活する
原因:
- サーバーとの同期問題
- プロファイルの破損
解決方法:
方法1:ごみ箱を完全に空にする
- メッセージを削除
- 「ごみ箱」フォルダを右クリック
- 「ごみ箱を空にする」を選択
- Thunderbirdを再起動
方法2:送信トレイフォルダの最適化
- 送信トレイを右クリック
- 「最適化」を選択
- Thunderbirdを再起動
方法3:手動でファイルを削除
上記の方法で解決しない場合、手動で削除します。
手順:
- Thunderbirdを完全に終了
- プロファイルフォルダを開く
Mail\Local Folders\に移動- 以下のファイルをバックアップしてから削除:
Unsent Messages(拡張子なし)Unsent Messages.msfOutbox(拡張子なし)Outbox.msf
- Thunderbirdを起動
警告:
- この方法は送信トレイのすべてのメッセージを削除します
- 必ずバックアップを取ってください
トラブル3:送信トレイが破損している
症状:
- 送信トレイを開くとエラーが表示される
- メッセージが文字化けしている
解決方法:
フォルダの修復
- 送信トレイを右クリック
- 「プロパティ」を選択
- 「フォルダーを修復」をクリック
- 修復完了後、メッセージを削除
第6章:ダイアログを無効化する方法
「未送信メッセージを送信しますか?」のダイアログを表示させない方法です。
方法1:ダイアログのチェックボックスを使う
一時的な無効化:
- ダイアログが表示されたら
- 「オンラインに行くときは常に私に尋ねる」のチェックを外す
- 「いいえ」をクリック
注意:
- メッセージは削除されません
- 送信トレイにメッセージが残ります
方法2:設定から完全に無効化
完全な無効化:
この設定を変更すると、未送信メッセージがあってもダイアログが表示されなくなります。
手順:
- ツール → 設定 → 詳細 → 一般タブ
- 「設定エディター」をクリック
- 検索ボックスに
mailnews.sendInBackgroundと入力 - 値を
trueに変更
または:
- 検索ボックスに
offline.send.unsent_messagesと入力 - 値を
0に変更(0 = 尋ねない)
設定値の意味:
0: 尋ねない1: 常に尋ねる(デフォルト)2: 常に送信する
無効化のメリットとデメリット
メリット:
- 毎回のダイアログ表示がなくなる
- スムーズに起動できる
デメリット:
- 未送信メッセージの存在に気づかない
- 意図しない送信のリスク
- メッセージが送信トレイに溜まる可能性
推奨:
ダイアログを無効化するより、未送信メッセージを削除する方が安全です。
第7章:未送信メッセージの確認と編集
削除する前に内容を確認したい場合の方法です。
未送信メッセージの内容を確認する
手順:
- 「ローカルフォルダ」→「送信トレイ」を開く
- メッセージをクリック
- プレビューペインに内容が表示される
または:
- メッセージをダブルクリックで別ウィンドウで開く
未送信メッセージを編集する
送信したい内容に修正してから送信することもできます。
方法1:直接編集(できない場合もある)
一部のバージョンでは、送信トレイのメッセージを直接編集できません。
方法2:「新規として編集」を使う
- 送信トレイでメッセージを選択
- 右クリック → 「新規として編集」
- メッセージが編集可能な状態で開く
- 編集後、送信または「後で送信」
- 元のメッセージを削除
未送信メッセージを下書きに移動
「後で送信」ではなく「下書き」として保存し直すこともできます。
手順:
- 送信トレイでメッセージを選択
- 右クリック → 「新規として編集」
- メッセージを編集
- 「ファイル」→「下書きとして保存」または Ctrl + S
- 編集ウィンドウを閉じる
- 元のメッセージを送信トレイから削除
第8章:未送信メッセージの送信方法
削除せずに送信したい場合の方法です。
手動で送信する
方法1:ダイアログから送信
- Thunderbirを起動
- 「未送信メッセージを送信しますか?」で「はい」をクリック
- すべての未送信メッセージが送信される
方法2:メニューから送信
- 「ファイル」→「未送信メッセージを送信」を選択
- 送信トレイのすべてのメッセージが送信される
方法3:個別に送信
特定のメッセージだけを送信したい場合:
- 送信トレイを開く
- 送信したいメッセージを選択
- 右クリック → 「新規として編集」
- 編集ウィンドウで「送信」ボタンをクリック
自動送信の条件
未送信メッセージは、以下の条件で自動的に送信されます:
- Thunderbird起動時
- ダイアログで「はい」を選択した場合
- オンライン/オフライン切り替え時
- オフライン状態からオンラインに切り替えると送信される
- 定期的な送信チェック
- 一部の設定では定期的にチェックされる
第9章:予防策とベストプラクティス

未送信メッセージの問題を未然に防ぐ方法です。
誤操作を防ぐ
Ctrl + Shift + Enter を無効化
誤って「後で送信」にならないよう、ショートカットキーを変更できます。
- ツール → 設定 → 作成 → 全般
- 「送信時の動作」を設定
- 確認ダイアログを有効化
送信前の確認ダイアログ
メール送信前に確認ダイアログを表示させることで、誤送信を防げます。
アドオンの活用:
- 送信確認ダイアログを表示するアドオンを導入
定期的なチェック
週1回の送信トレイチェック:
- 送信トレイを開く
- 不要な未送信メッセージがないか確認
- 必要なら削除または送信
Thunderbird起動時のチェック:
ダイアログが表示されたら、必ず内容を確認してから選択しましょう。
下書きとの使い分け
下書きを使うべき場合:
- メールの作成途中
- 送信前に誰かに確認してもらう
- 後で大幅に編集する予定
後で送信を使うべき場合:
- 完成したメールを時間指定で送りたい
- オフライン時に作成して、オンライン時に送信
- 複数のメールをまとめて送信したい
オフライン作業時の注意
オフラインモードで作業する場合:
- オフラインモードを意識的に使う
- 作成したメールは「下書き」として保存
- オンライン時に確認してから送信
オフラインモードの切り替え:
- 「ファイル」→「オフライン作業」をクリック
第10章:高度なトラブルシューティング
通常の方法で解決しない場合の対処法です。
プロファイルの修復
プロファイル全体に問題がある場合の修復方法です。
方法1:新しいプロファイルを作成
手順:
- Thunderbirdを終了
- Windowsキー + R →
thunderbird.exe -pと入力 - プロファイルマネージャーが開く
- 「プロファイルを作成」をクリック
- 新しいプロファイル名を入力
- Thunderbirdを起動
- メールアカウントを再設定
注意:
- 新しいプロファイルは空の状態
- 古いメールをインポートする必要がある
方法2:プロファイルの修復
手順:
- Thunderbirdを終了
- プロファイルフォルダのバックアップを作成
parent.lockファイルを削除- Thunderbirdを起動
送信トレイのファイル構造
送信トレイの実体:
プロファイルフォルダ内:
Mail\Local Folders\
├─ Unsent Messages (拡張子なし) ← メール本体
├─ Unsent Messages.msf ← インデックスファイル
├─ Outbox (拡張子なし) ← メール本体
└─ Outbox.msf ← インデックスファイル
ファイルの役割:
- 拡張子なしのファイル:実際のメールデータ(MBOX形式)
- .msfファイル:インデックス情報
エラーコンソールの確認
送信に関するエラーを確認する方法です。
手順:
- ツール → 開発者ツール → エラーコンソール
- 「消去」をクリック
- 「ファイル」→「未送信メッセージを送信」を実行
- エラーメッセージを確認
よくあるエラー:
- SMTP接続エラー
- 認証エラー
- 送信トレイ破損エラー
よくある質問(FAQ)
Q1. 「後で送信」と「下書きとして保存」の違いは何ですか?
A1.
- 後で送信:メールは送信トレイに保存され、送信準備完了の状態。条件が揃えば自動的に送信される
- 下書きとして保存:下書きフォルダに保存され、まだ作成中の状態。自動送信されることはない
送信準備が整っているなら「後で送信」、まだ編集が必要なら「下書き」を使いましょう。
Q2. 送信トレイのメッセージを削除すると、本当に送信されませんか?
A2. はい、削除すれば送信されません。ただし、以下の点に注意:
- 削除直後はごみ箱に移動するだけ
- ごみ箱を空にすれば完全に削除
- 削除前に内容を確認しておくことをお勧めします
Q3. 送信トレイが見つかりません
A3. 送信トレイは「ローカルフォルダ」の中にあります:
- 左側のフォルダ一覧を一番下までスクロール
- 「ローカルフォルダ」の▼をクリックして展開
- 「送信トレイ」が表示されます
各メールアカウントの下にはありませんので、ご注意ください。
Q4. 誤って削除したメッセージを復元できますか?
A4. はい、ごみ箱を空にしていなければ復元できます:
- 「ごみ箱」フォルダを開く
- 復元したいメッセージを選択
- 「送信トレイ」にドラッグ&ドロップ
ごみ箱を空にした後は復元できません。
Q5. 毎回「未送信メッセージを送信しますか?」と聞かれます
A5. これは送信トレイに未送信メッセージが残っているためです。解決方法:
- 根本的な解決:送信トレイからメッセージを削除
- 一時的な対処:ダイアログのチェックボックスを外す
ダイアログを無効化しても、メッセージは残ったままです。
Q6. 送信トレイは空なのにダイアログが表示されます
A6. インデックスファイルが破損している可能性があります:
- Thunderbirdを終了
- プロファイルフォルダの
Mail\Local Folders\に移動 Unsent Messages.msfとOutbox.msfを削除- Thunderbirdを再起動
Q7. 複数の未送信メッセージを一度に削除できますか?
A7. はい、できます:
- Ctrlキーを押しながらクリックで複数選択
- Ctrl + A ですべて選択
- 選択後、Deleteキーで削除
Q8. 送信トレイのメッセージを編集できますか?
A8. 直接編集はできませんが、以下の方法で編集できます:
- メッセージを右クリック → 「新規として編集」
- 編集ウィンドウが開く
- 編集後、送信または下書きとして保存
- 元のメッセージを削除
Q9. オフライン時に作成したメールはどうなりますか?
A9. オフライン時に「送信」を押すと:
- メールは自動的に送信トレイに保存される
- オンラインになると自動的に送信される
- または「未送信メッセージを送信しますか?」のダイアログで送信
意図しない送信を防ぐため、オフライン時は「下書き」として保存することをお勧めします。
Q10. 送信トレイが破損しているようです
A10. 以下の方法を試してください:
- フォルダの修復:送信トレイを右クリック → プロパティ → フォルダーを修復
- インデックスファイルの削除:.msfファイルを削除して再構築
- 送信トレイファイルの削除:バックアップを取ってから、送信トレイのファイルを削除
それでも解決しない場合は、新しいプロファイルの作成を検討してください。
トラブルシューティングフローチャート
未送信メッセージの問題
↓
送信トレイを確認
├─ 送信トレイが見つからない
│ → ローカルフォルダを展開
│ → 統合表示を使う
│
├─ 送信トレイは空だがダイアログが表示される
│ → .msfファイルを削除
│ → フォルダを修復
│
├─ メッセージを削除したのに復活する
│ → ごみ箱を完全に空にする
│ → フォルダを最適化
│ → 手動でファイルを削除
│
└─ 送信トレイが破損している
→ フォルダの修復
→ 新しいプロファイルを作成
まとめ
Thunderbirdで未送信メッセージを削除する方法についてまとめます。
重要なポイント
1. 未送信メッセージの場所:
- 送信トレイは「ローカルフォルダ」の中
- 各メールアカウントの下にはない
- 初期状態では折りたたまれている
2. 削除の基本手順:
- 「ローカルフォルダ」を展開
- 「送信トレイ」を開く
- メッセージを選択
- Deleteキーで削除
- ごみ箱を空にする
3. ダイアログが表示される理由:
- 送信トレイに未送信メッセージが残っている
- ダイアログを無効化してもメッセージは残る
- 根本的な解決には削除が必要
4. 削除できない場合:
- インデックスファイル(.msf)を削除
- フォルダの修復を実行
- 手動でファイルを削除
予防策
未送信メッセージの問題を防ぐために:
✓ Ctrl + Shift + Enter の誤操作に注意
✓ 送信前に内容を確認する習慣
✓ 週1回、送信トレイをチェック
✓ 下書きと後で送信を使い分ける
✓ オフライン時は下書きとして保存
最も簡単な解決方法
迷ったらこれ:
- Thunderbirdの左側で「ローカルフォルダ」を探す
- ▼をクリックして展開
- 「送信トレイ」を開く
- 不要なメッセージを選択
- Deleteキーを押す
- Thunderbirdを再起動して確認
それでも解決しない場合:
- Thunderbirdを終了
- プロファイルフォルダを開く
Mail\Local Folders\に移動Unsent Messages.msfを削除- Thunderbirdを再起動
安全な使い方
メールの安全な管理:
✓ 重要なメールは下書きとして保存
✓ 送信前に必ず内容を確認
✓ 定期的に送信トレイをチェック
✓ バックアップを定期的に取る
✓ 不要なメッセージはすぐに削除
この記事の方法を使えば、未送信メッセージの問題は確実に解決できます。「未送信メッセージを送信しますか?」のダイアログに悩まされることもなくなるでしょう。
送信トレイは「ローカルフォルダ」の中にある——これさえ覚えておけば、いつでも簡単に未送信メッセージを管理できます!

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