「Teamsを更新する必要があります」というメッセージが突然表示されて困っていませんか?
このメッセージが出る理由は1つではなく、「旧バージョン(Classic Teams)の廃止への移行促進」と「アップデートのループ(更新しても同じ画面に戻る)」の2パターンがあります。
この記事では、メッセージが表示される背景から、パターン別の対処法まで順を追って解説します。
「更新する必要があります」が表示される2つのパターン
まずは自分がどちらのパターンに当てはまるかを確認しましょう。
対処法が異なるため、パターンの見極めが大切です。
| パターン | 症状 | 主な原因 |
|---|---|---|
| パターンA | 更新ボタンを押すと新しいTeamsが起動する | Classic Teamsを使っていた |
| パターンB | 更新ボタンを押しても同じ画面に戻るループ | キャッシュ破損・複数バージョン混在など |
パターンA:Classic Teamsから新しいTeamsへの移行
なぜこのメッセージが出るのか
Microsoftは2023年10月に「新しいTeams(New Teams)」を正式リリースしました。
これに伴い、従来の「Classic Teams(クラシック Teams)」は段階的に廃止が進められ、2025年7月1日をもって完全に利用できなくなりました(Microsoft公式ドキュメントより)。
廃止のスケジュールは以下のとおりです。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 2024年7月1日 | Classic Teamsのサポート終了(セキュリティ更新なし) |
| 2025年7月1日 | Classic Teamsの完全廃止(起動不可) |
「更新する必要があります」というメッセージは、Microsoftが「古いバージョンを使っているので新しいTeamsに移行してください」と促すためのものです。
セキュリティ上のリスクもあるため、早めの対応を推奨します。
対処法:新しいTeamsをダウンロードしてインストールする
- Microsoft公式のTeamsダウンロードページにアクセスする
- 「Windows用にダウンロード」をクリックしてインストーラーを取得する
- ダウンロードしたファイルを実行してインストールを進める
- インストール完了後、Teamsを起動してサインインする
すでに新しいTeamsとClassic Teamsが両方インストールされている場合、新しいTeamsのインストールから14日後にClassic Teamsは自動アンインストールされます。
パターンB:更新してもループする(アップデートループ)
「更新ボタンを押すとダウンロードページに飛ばされ、インストールしてもまた同じ画面に戻る」という場合はアップデートループです。
Microsoft公式のコミュニティ(Q&A)でも多数報告されているトラブルで、原因はいくつか考えられます(Microsoft Learn Q&Aより)。
主な原因
キャッシュデータの破損が原因になるケースがもっとも多く見られます。
Teamsは動作を高速化するためにキャッシュを大量に使用しており、このデータが古い・壊れている状態になると「更新が必要」という誤った情報を参照し続けてループします。
その他には、Classic Teamsと新しいTeamsが混在してインストールされていることによる競合、インストール先フォルダの問題(Program Filesにインストールされているなど)、Windowsやシステムファイルの不具合なども原因として挙げられます。
対処法:順番に試す
以下の手順を上から順番に試してください。
多くの場合、①か②で解決します。
①Teamsのキャッシュを削除する
Teamsを完全に終了してから作業します。
タスクバーの通知領域(右下)にTeamsのアイコンが残っている場合は右クリックして「終了」を選択してください。
Windowsの場合
- キーボードの「Windowsキー + R」を押して「ファイル名を指定して実行」を開く
%appdata%\Microsoft\Teamsと入力してEnterを押す- 開いたフォルダ内のすべてのファイルとフォルダを削除する(フォルダ自体は削除しない)
- Teamsを再起動する
削除対象フォルダの主な中身はCache、blob_storage、databases、GPUcache、IndexedDBなどです。
削除してもTeamsのデータ(チャット内容・ファイルなど)はサーバー上に保存されているため消えません。
Macの場合
- Finderを開いてメニューバーの「移動」→「フォルダへ移動」を選択する
~/Library/Application Support/Microsoft/Teamsと入力してEnterを押す- フォルダ内の各キャッシュフォルダの中身を削除する
- Teamsを再起動する
②Windowsの「リセット」機能でTeamsを初期化する(Windows版のみ)
アプリを再インストールせずにキャッシュと設定をまとめてリセットできる方法です。
- 「スタート」メニューから「設定」(歯車アイコン)を開く
- 「アプリ」→「インストールされているアプリ」を選択する
- 一覧から「Microsoft Teams」を探し、右端の「・・・」をクリックして「詳細オプション」を選ぶ
- 下にスクロールして「リセット」ボタンをクリックする
- Teamsを再起動して動作を確認する
③Teamsをアンインストールして再インストールする
キャッシュクリアとリセットを試しても改善しない場合は、クリーンな状態からインストールし直します。
手順(Windows)
- 「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」でTeamsをアンインストールする
- 「Microsoft Teams」に加え、「Teams Machine-Wide Installer」が存在する場合はそちらも削除する
- エクスプローラーで
%appdata%\Microsoft\Teamsフォルダを開き、残っているデータを手動で削除する - Microsoft公式ダウンロードページから最新のTeamsをインストールする
④Windowsのシステムファイルを修復する
Windowsのシステムファイルに問題がある場合は、コマンドプロンプトで修復を試みます。
管理者権限でコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを順番に実行してください。
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
完了後に続けて以下を実行します。
sfc /scannow
実行後にPCを再起動してからTeamsをインストールし直します。
⑤Webブラウザ版のTeamsを利用する
アプリのインストールがどうしてもうまくいかない場合の代替手段です。
Teamsはブラウザからでもほぼ同じ機能を利用できます。
https://teams.microsoft.com にアクセスしてサインインするだけで使い始められます。
Microsoft EdgeまたはGoogle Chromeでの利用を推奨します。
よくある質問
更新を無視し続けるとどうなる?
Classic Teamsを使い続けている場合、2025年7月1日以降は完全に起動できなくなりました。
まだ旧バージョンを使っている場合は、早急に新しいTeamsへの移行が必要です。
セキュリティ更新プログラムも提供されていないため、業務利用は推奨されません。
管理者ポリシーで更新できない場合は?
会社・組織が管理しているPCでTeamsを使っている場合、IT管理者がポリシーで更新を制限しているケースがあります。
自分では対処できないため、社内のIT部門または管理者に問い合わせてください。
Teamsの自動更新が機能しないのはなぜ?
Microsoftの公式ドキュメントによると、Teamsの自動更新が機能しない原因として以下が挙げられています(Microsoft Learnより)。
- Teamsが既定の場所(
user\Appdata)ではなく、Program Filesフォルダにインストールされている - Teamsがアイドル状態でない(使用中は更新されない)
- PCの電源をよく切るためTeamsが更新プロセスを実行できない
Teamsは月2回のペースで更新プログラムが提供されており、Teamsがアイドル状態のときにバックグラウンドで自動適用されます。
まとめ
「Teamsを更新する必要があります」が表示されたときは、まずループしているかどうかで対処法を切り分けます。
ループしていない場合はClassic Teamsから新しいTeamsへの移行を案内するメッセージのため、公式ダウンロードページから最新版をインストールするだけで解決します。
ループしている場合は、①キャッシュの削除→②Windowsのリセット→③再インストールの順番で対処し、それでも解決しなければWebブラウザ版のTeamsで業務を継続しながらIT管理者に相談することをお勧めします。

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