for-in文とは

for-in文は、配列や辞書などの要素を取り出しながら、繰り返し処理をする構文です。
書式は以下のようになっています。
for 要素名 in シーケンス {
//繰り返し処理
}
シーケンスとは、Sequenceプロトコルに準拠している型のことです。
シーケンスには、ArrayやDictionary、Rangeなどがあります。
要素名は、シーケンスから取り出した要素を格納しておける変数です。
この変数の値は繰り返されるごとに更新されます。
for-in文は他の言語でいうfor文に当たります。Swiftではfor文は存在せず、繰り返しは他の構文を使います。
使用例
配列(Array)
var name = ["ゴロー" , "ダイゴ" , "イズミ"]
for i in name {
print(i)
}

配列から取り出された要素が、iに格納され、それを出力しています。
辞書(Dictionary)
var number = ["one" : 1 , "two" : 2, "three" : 3]
for i in number {
print(i)
}

辞書の場合は、変数にキーと値のセットが渡されます。
var number = ["one" : 1 , "two" : 2, "three" : 3]
for (key, value) in number {
print(key)
print(value)
}

キーと値を別々にしたい場合は、()内に変数をカンマ区切りで2つ用意します。
範囲(Range)
for i in 1...5 {
print(i)
}

範囲内の値が順番に変数に格納されます。
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