Slackワークスペースを削除する方法|完全ガイド【2025年版】

プログラミング・IT

Slackのワークスペースを削除したいけど、どうやってやるの?そんな疑問を持っている方も多いでしょう。

プロジェクトが終了したり、別のツールに移行したりと、ワークスペースを削除する場面は意外とあります。でも、削除する前に知っておくべきことがたくさんあるんです。この記事では、Slackワークスペースの削除方法から注意点まで、わかりやすく解説していきます。

まず大切なのは、ワークスペースの削除は取り消せないということ。慎重に進めていきましょう。


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ワークスペース削除の前に知っておくべきこと

削除できるのはプライマリーオーナーだけ

Slackのワークスペースを削除できるのは、プライマリーオーナーという特別な権限を持つ人だけです。

プライマリーオーナーとは、ワークスペースを最初に作成した人のこと。つまり、通常のメンバーや管理者では削除できません。自分がプライマリーオーナーかどうかわからない場合は、ワークスペースの管理設定から確認できますよ。

削除すると起こること

ワークスペースを削除すると、以下のものが完全に失われます

  • すべてのメッセージ履歴
  • 共有されたファイル(ファイル本体)
  • チャンネル情報
  • メンバー情報
  • カスタム絵文字や設定

一度削除してしまうと、これらのデータは二度と復元できません。「あのメッセージ、やっぱり必要だった…」なんてことにならないよう、削除前のバックアップは必須です。

削除とアカウント解除の違い

「ワークスペースから抜けたい」という場合、実は2つの選択肢があります。

アカウント解除(退会)は、自分だけがワークスペースから抜けること。ワークスペース自体は残ります。一方、ワークスペース削除は、ワークスペースそのものを消してしまう操作です。

自分だけ抜けたいなら「アカウント解除」、ワークスペース全体をなくしたいなら「削除」を選びましょう。


削除前の準備:データをバックアップしよう

データエクスポートの方法

大切なデータを失わないために、まずはエクスポート(バックアップ)を行いましょう。

エクスポートできる範囲はプランによって異なります

  • フリープラン:パブリックチャンネルのメッセージとファイルへのリンク(過去90日分)
  • プロプラン:パブリックチャンネルの全メッセージとファイルへのリンク
  • ビジネスプラス/エンタープライズプラン:すべてのチャンネル(プライベートチャンネルやDMを含む)

具体的なエクスポート手順

デスクトップアプリまたはブラウザ版から、以下の手順で進めます。

  1. ワークスペース名をクリック
  2. 「設定と管理」→「ワークスペースの設定」を選択
  3. ブラウザで設定画面が開く
  4. 「データのインポート/エクスポート」をクリック
  5. 「エクスポート」タブを選択
  6. エクスポートする日付範囲を指定
  7. 「エクスポートを開始する」をクリック

エクスポートが完了すると、Slackbotから通知が届きます。登録しているメールアドレスにもダウンロードリンクが送られてきますよ。

エクスポートデータの保存

ダウンロードしたファイルはZIP形式で提供されます。中には各チャンネルのフォルダと、JSON形式のメッセージデータが含まれています。

重要なデータは、GoogleドライブやDropboxなど、別の場所にも保存しておくと安心です。ファイルへのリンクも含まれているので、必要なファイルは個別にダウンロードしておきましょう。


Slackワークスペースの削除手順

準備するもの

ワークスペースを削除するには、Slackアカウントのパスワードが必要です。

Googleアカウントなどでログインしている場合、パスワードを設定していないこともあります。その場合は、先にパスワードをリセット(設定)しておきましょう。

パソコンから削除する方法

スマートフォンやタブレットからは削除できません。必ずパソコン(デスクトップアプリまたはブラウザ)から操作してください。

  1. デスクトップ版Slackを開く
  2. 画面左上のワークスペース名をクリック
  3. 「設定と管理」を選択
  4. 「ワークスペースの設定」をクリック
  5. ブラウザで設定ページが開く
  6. 一番下までスクロール
  7. 「ワークスペースを削除する」をクリック

削除の確認と実行

削除ページが表示されたら、以下の手順で進めます。

  1. 「ワークスペースのメッセージとファイルがすべて削除されることを承知しました」にチェックを入れる
  2. 「Slackパスワード」欄に自分のパスワードを入力
  3. 「はい、ワークスペースを削除します」ボタンをクリック

これで削除が実行されます。確認画面が出たら、もう一度内容を確認してOKをクリックしましょう。


パスワードを忘れた場合の対処法

パスワードリセットの手順

削除画面で「Slackパスワードの作成やリセットが必要ですか?」というリンクをクリックすると、パスワードリセットができます。

登録したメールアドレスにリセット用のリンクが送られてくるので、そこから新しいパスワードを設定できますよ。

デスクトップアプリからのリセット方法

デスクトップアプリからもパスワードリセットが可能です。

  1. 自分のアイコンをクリック
  2. 「プロフィールを表示する」を選択
  3. 「その他」→「アカウント設定」をクリック
  4. ブラウザでアカウント設定ページが開く
  5. 「パスワード」の右側にある「開く」をクリック
  6. 「メールでパスワードをリセットする」を選択

メールが届いたら、指示に従って新しいパスワードを設定しましょう。


プライマリーオーナー権限について

プライマリーオーナーとは

プライマリーオーナーは、Slackワークスペースで最も強力な権限を持つ人です。

ワークスペースには1人だけしか存在できません。主な権限は以下の通りです。

  • ワークスペースの削除
  • オーナーや管理者の任命
  • 支払い情報の管理
  • セキュリティ設定の変更
  • プライマリーオーナー権限の譲渡

権限を譲渡する方法

退職や担当変更などで、プライマリーオーナー権限を他の人に譲りたい場合があります。

権限譲渡は以下の手順で行います。

  1. ブラウザで「https://my.slack.com/admin/transfer」にアクセス
  2. 新しいプライマリーオーナーにしたいメンバーを選択
  3. 自分のSlackパスワードを入力
  4. 「ワークスペースのオーナーの権限の譲渡」をクリック
  5. 確認画面で「オーナーの権限の譲渡」をクリック

権限を譲渡すると、自分は自動的に「オーナー」に降格されます。一度譲渡すると取り消せないので、慎重に行ってください。


よくある質問と回答

Q. 削除したワークスペースは復元できる?

A. いいえ、できません。削除は完全に永久的なものです。

一度削除すると、メッセージもファイルもすべて失われます。「やっぱり必要だった」と後悔しないよう、削除前に必ずバックアップを取りましょう。

Q. フリープランでもすべてのデータをエクスポートできる?

A. フリープランでは、パブリックチャンネルの過去90日分のデータのみエクスポートできます。

プライベートチャンネルやダイレクトメッセージのデータをエクスポートするには、ビジネスプラス以上のプランが必要です。必要に応じて、一時的にプランをアップグレードするのも一つの方法ですよ。

Q. プライマリーオーナーが退職してしまった場合は?

A. Slackのサポートチームに連絡することで対応してもらえます。

「feedback@slack.com」にメールを送り、状況を説明しましょう。ワークスペースのURLやメンバー情報を提供すれば、サポートチームが権限の譲渡を手伝ってくれます。

Q. 削除前に確認すべきことは?

A. 以下の点を必ずチェックしてください。

  • すべての重要なデータをエクスポートしたか
  • チームメンバーに削除を通知したか
  • 他のツールに移行する場合、準備は整っているか
  • 本当に削除する必要があるか(休眠させる選択肢もある)

Q. スマホアプリから削除できない?

A. ワークスペースの削除は、モバイルアプリからはできません。

パソコンのデスクトップアプリか、ブラウザ版のSlackを使って削除してください。セキュリティ上の理由から、重要な操作はパソコンからのみ可能になっています。


まとめ

Slackワークスペースの削除は、以下のポイントを押さえれば安全に行えます。

削除前に必ず行うこと

  • データのエクスポート(バックアップ)
  • チームメンバーへの通知
  • 本当に削除が必要か再確認

削除の手順

  • プライマリーオーナーとしてログイン
  • パソコンから操作
  • ワークスペース設定→削除を選択
  • パスワードを入力して実行

覚えておきたいこと

  • 削除は取り消せない
  • プライマリーオーナーのみが削除可能
  • モバイルからは削除できない
  • パスワードが必要

ワークスペースの削除は慎重に進める必要がありますが、この記事の手順に従えば安全に実行できます。大切なのは、削除する前にしっかりとバックアップを取ること。データは失ったら取り戻せないので、念には念を入れて準備しましょう。

何か困ったことがあれば、Slackのサポートチーム(feedback@slack.com)に相談することもできます。安心して作業を進めてくださいね。

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