「Slackでサインアウトってどうやるの?」
「ログアウトとサインアウトって同じこと?」
「共有PCで使ったSlack、ログアウトし忘れて心配…」
Slackを使っていて、こんな疑問や不安を感じたことはありませんか?
普段はログインしたまま使うことが多いSlackですが、セキュリティの観点からは適切なサインアウトが非常に重要です。特に、共有PCや公共の場所でSlackを使った後、サインアウトせずに放置してしまうと、重要なビジネス情報が第三者に見られてしまう危険性があります。
でも実は、Slackにおける「サインアウト」と「ワークスペースからの退出」は全く別物。さらに、デバイスごとにサインアウトの方法も少しずつ違います。
この記事では、Slackのサインアウトについて基礎から応用まで徹底解説します。
- サインアウトとは何か
- ログアウトとの違い
- デバイス別の具体的なサインアウト方法
- サインアウトすべきタイミング
- セキュリティを高める使い方
- トラブルシューティング
初心者の方でもすぐに実践できる内容になっていますので、ぜひ最後まで読んで、安全にSlackを使いこなしましょう!
Slackのサインアウトとは?

サインアウトの基本的な意味
Slackのサインアウトとは、特定のデバイスやブラウザから自分のSlackアカウントへの接続を一時的に切断することです。
簡単に言えば:
- そのデバイスでSlackにアクセスできなくなる
- メッセージやチャンネルが見られなくなる
- でも、アカウント自体は残っている
- 別のデバイスでは引き続き使える
- 再度サインインすれば、また使えるようになる
サインアウトすると何が起こる?
サインアウトを実行すると:
そのデバイスでは:
- Slackのメッセージが見られなくなる
- チャンネルにアクセスできなくなる
- 通知が来なくなる
- プロフィール情報も表示されなくなる
でも、他のデバイスでは:
- そのまま使い続けられる
- メッセージは残っている
- 通知も引き続き届く
つまり、サインアウトは「そのデバイスだけでSlackを使えなくする」操作です。
サインアウト vs ログアウト:違いは何?
よく混同されがちな「サインアウト」と「ログアウト」。実は、Slackでは基本的に同じ意味です。
Slackにおける呼び方
Slackの公式ヘルプやアプリ内では:
- 英語版:「Sign out」
- 日本語版:「サインアウト」または「ログアウト」
どちらも同じ操作を指しています。
一般的なIT用語としての違い
一般的なIT用語では、微妙なニュアンスの違いがあることも:
サインアウト(Sign out):
- アカウントベースの認証から離脱
- より正式・ビジネス的な表現
- クラウドサービスやビジネスツールで多用
ログアウト(Log out):
- システムやセッションから退出
- よりカジュアルな表現
- 古くからあるコンピュータ用語
Slackでは:
どちらの言葉を使っても問題ありません。この記事でも、両方の表現を使いますが、意味は同じです。
サインアウトと混同しやすい他の操作
Slackには、サインアウト以外にも似たような操作があります。それぞれの違いを理解しておきましょう。
1. サインアウト
意味: デバイスから一時的に接続を切断
効果:
- そのデバイスでアクセスできなくなる
- アカウントは残る
- ワークスペースのメンバーのまま
- 他のデバイスでは使える
元に戻せる? ✅ はい、再サインインで復帰
2. ワークスペースからの退出(アカウント解除)
意味: ワークスペースのメンバーから完全に抜ける
効果:
- すべてのデバイスでアクセスできなくなる
- ワークスペースのメンバーリストから消える
- チャンネルからも自動的に退出
- 過去のメッセージは残る(削除はされない)
元に戻せる? ⚠️ 管理者による再招待が必要
3. アカウントの削除(非アクティブ化)
意味: Slackアカウント自体を削除
効果:
- すべてのワークスペースから削除される
- アカウントが完全に消える
- データも削除される可能性
元に戻せる? ❌ いいえ、再作成が必要
4. チャンネルからの退出
意味: 特定のチャンネルから抜ける
効果:
- そのチャンネルのメッセージが見られなくなる
- ワークスペースには残っている
- 他のチャンネルは引き続き使える
元に戻せる? ✅ はい、再参加できる
比較表
| 操作 | スコープ | 元に戻せる | 他デバイスへの影響 |
|---|---|---|---|
| サインアウト | デバイス単位 | ✅ 簡単 | なし |
| ワークスペース退出 | ワークスペース単位 | ⚠️ 再招待必要 | すべて影響 |
| アカウント削除 | アカウント全体 | ❌ 不可 | すべて削除 |
| チャンネル退出 | チャンネル単位 | ✅ 簡単 | なし |
重要なポイント:
サインアウトは最も軽い操作で、いつでも簡単に元に戻せます。間違えてワークスペースから退出したり、アカウントを削除したりしないよう注意しましょう。
デバイス別サインアウト方法:完全ガイド
それでは、デバイスごとの具体的なサインアウト方法を見ていきましょう。
1. デスクトップアプリ(Windows・Mac共通)
手順:
- Slackデスクトップアプリを開く
- ワークスペース名をクリック
- 画面左上にあるワークスペース名をクリック
- または、サイドバーのワークスペースアイコンをクリック
- メニューを開く
- ドロップダウンメニューが表示される
- 「以下からサインアウト:(ワークスペース名)」を選択
- 英語版では「Sign out of [Workspace Name]」
- 確認画面で「サインアウト」をクリック
- 「サインアウトしますか?」という確認メッセージが表示される
- 「サインアウト」ボタンをクリック
- 完了!
- サインイン画面に戻る
所要時間: 約10秒
注意点:
- 複数のワークスペースに参加している場合、各ワークスペースごとに個別にサインアウトが必要
- すべてのワークスペースから一度にサインアウトするオプションはありません(各自で実行)
2. ブラウザ版(Chrome、Edge、Firefox など)
手順:
- ブラウザでSlackを開く
- https://[your-workspace].slack.com にアクセス
- プロフィール写真またはアイコンをクリック
- 画面右上にあるプロフィール写真をクリック
- ドロップダウンメニューから選択
- 「以下からサインアウト:(ワークスペース名)」を選択
- 完全にログアウトする場合(オプション)
- 「ブラウザからサインアウトする」をクリック
- これで、ブラウザに保存されているすべてのワークスペースからサインアウト
- 完了!
所要時間: 約5秒
ブラウザ別の違い:
基本的な手順はどのブラウザでも同じですが、表示が微妙に異なる場合があります。
| ブラウザ | 特記事項 |
|---|---|
| Chrome | 標準的な表示 |
| Edge | Chromeとほぼ同じ |
| Firefox | メニュー位置が若干異なる場合あり |
| Safari | Mac版はスムーズに動作 |
3. スマホアプリ(iPhone・iPad)
手順:
- Slackアプリを開く
- 「ホーム」タブを開く
- 画面下部の「ホーム」アイコンをタップ
- 右にスワイプ
- ワークスペース一覧が表示される
- 三点リーダー(…)をタップ
- サインアウトしたいワークスペースの横にある「…」をタップ
- 「サインアウト」を選択
- メニューから「Sign Out」または「サインアウト」を選択
- 確認画面で「サインアウト」をタップ
- 「サインアウトしますか?」の確認メッセージ
- 「サインアウト」をタップして確定
- 完了!
所要時間: 約15秒
別の方法:
- 画面右下の「あなた」タブをタップ
- プロフィール写真をタップ
- 「設定」を選択
- 「サインアウト」を選択
4. スマホアプリ(Android)
手順:
- Slackアプリを開く
- 「ホーム」タブを開く
- 画面下部の「ホーム」アイコンをタップ
- 右にスワイプ
- ワークスペース一覧が表示される
- 三点リーダー(…)をタップ
- サインアウトしたいワークスペースの横にある「…」をタップ
- 「サインアウト」を選択
- メニューから「サインアウト」を選択
- 確認画面で「サインアウト」をタップ
- 完了!
所要時間: 約15秒
別の方法:
- 画面右下の「あなた」タブをタップ
- 「環境設定」または「設定」を選択
- 下にスクロール
- 「サインアウト」を選択
すべてのデバイスから一度にサインアウトする方法
スマホを紛失した、共有PCでログアウトを忘れた…そんな緊急時には、すべてのデバイスから一度にサインアウトできます。
手順(デスクトップまたはブラウザから)
- アカウント設定ページにアクセス
- ブラウザで https://my.slack.com/account を開く
- または、Slackアプリから:プロフィール写真→「アカウント設定」
- 「他のすべてのセッションからサインアウト」を探す
- ページをスクロールして、「セッション」セクションを見つける
- 「他のすべてのセッションからサインアウト」をクリック
- 英語版:「Sign out all other sessions」
- 確認画面で実行
- 確認メッセージが表示される
- 「サインアウト」をクリック
- 完了!
- 現在使用中のデバイス以外、すべてのデバイスからサインアウトされる
効果:
- スマホアプリ
- 他のPCのデスクトップアプリ
- 他のブラウザ
- タブレット
すべてのセッションが終了し、次回アクセス時に再サインインが必要になります。
いつ使う?
- スマホを紛失した
- 共有PCでログアウトを忘れた
- セキュリティ侵害の可能性がある
- 誰かが勝手にアクセスしている疑いがある
注意:
現在使用中のデバイスはサインアウトされません。自分が使っているデバイスは手動でサインアウトする必要があります。
サインアウトすべきタイミング

Slackからサインアウトすべき状況を、優先度別に整理しました。
【必須】絶対にサインアウトすべき場面
- 共有・公共のコンピュータを使用した後
- インターネットカフェ
- 図書館の共用PC
- ホテルのビジネスセンター
- 会議室の共用PC
- 空港のPC
- 他人のデバイスを借りた後
- 同僚のPC
- 友人のスマホ
- 家族のタブレット
- デバイスを手放す・譲渡する前
- PCを売却・廃棄
- スマホを下取りに出す
- 会社を退職してPCを返却
- セキュリティ侵害の疑いがある時
- アカウントの不正使用を疑う
- 知らないメッセージが送信されている
- パスワードが漏洩した可能性
【推奨】サインアウトしたほうがいい場面
- 長期間使わない予定がある時
- 長期休暇(1週間以上)
- 出張でデバイスを持っていかない
- しばらくそのデバイスを使わない
- 複数のアカウントを使い分ける時
- 個人用と仕事用のアカウントを切り替える
- 複数の会社のSlackを使い分ける
- テスト用アカウントに切り替える
- デバイスの動作が重い・不安定な時
- Slackの動作がおかしい
- メモリ使用量を減らしたい
- トラブルシューティングの一環として
【任意】サインアウトしなくてもいい場面
- 自宅の個人用デバイス
- 自分専用のPC
- 自分のスマホ
- 家族もアクセスしない環境
- 会社の自分専用デバイス
- 割り当てられた個人用PC
- 会社支給の個人用スマホ
- 物理的セキュリティが確保されている環境
ただし、こんな場合は例外:
- デバイスを紛失するリスクが高い環境
- 非常に機密性の高い情報を扱っている
- 会社のセキュリティポリシーで義務付けられている
サインアウトの注意点と確認事項
サインアウトする前に、以下の点を確認しましょう。
注意点1:未送信のメッセージ
問題:
メッセージを入力中にサインアウトすると、下書きが消える可能性があります。
対策:
- 長文のメッセージは別の場所(メモ帳など)に保存
- または、下書き機能を使って保存
- サインアウト前に送信するか、確実に保存
注意点2:ダウンロード中のファイル
問題:
ファイルのダウンロードやアップロード中にサインアウトすると、中断される可能性があります。
対策:
- すべてのファイル転送が完了してからサインアウト
- 大きなファイルは特に注意
注意点3:通知設定
問題:
サインアウトすると、そのデバイスでは通知が来なくなります。
対策:
- 他のデバイスでサインインしているか確認
- 重要な通知を見逃さないよう、メインのデバイスは維持
注意点4:複数ワークスペース
問題:
複数のワークスペースに参加している場合、各ワークスペースごとに個別にサインアウトが必要です。
対策:
- すべてのワークスペースからサインアウトしたか確認
- 「他のすべてのセッションからサインアウト」機能を使うと便利
注意点5:再サインイン情報
問題:
サインアウト後、再度サインインするにはメールアドレスとパスワードが必要です。
対策:
- パスワードを忘れていないか確認
- パスワードマネージャーに保存しておく
- 二段階認証を設定している場合、認証アプリも必要
注意点6:自動サインアウト設定
問題:
会社によっては、管理者が自動サインアウトの設定を有効にしている場合があります。
確認:
- 一定時間操作しないと自動的にサインアウトされる設定
- ブラウザやアプリを閉じると自動サインアウトされる設定
- これらは管理者の設定によるもので、個人では変更できません
自動サインアウトとセッション管理
Slackには、セキュリティを強化するための自動サインアウト機能があります。
自動サインアウトとは?
企業の有料プラン(一部)で利用可能な機能で、管理者が以下を設定できます:
- セッションの有効期限
- 一定時間操作がないと自動サインアウト
- 例:30分、1時間、4時間、1日、7日など
- アプリを閉じた時の動作
- ブラウザやアプリを閉じた時に自動サインアウト
- または、開いたままログイン状態を維持
- デバイスごとの設定
- デスクトップとモバイルで別々に設定可能
なぜ自動サインアウトされるのか?
「勝手にログアウトされる」と感じる場合、以下の可能性があります:
- 管理者がセッション期限を設定している
- 会社のセキュリティポリシーによるもの
- 特に金融、医療、法律などセキュリティ重視の業界で多い
- ブラウザやアプリを閉じた時にサインアウトする設定
- 毎回サインインが必要になる
- 共有PCでの使用を想定した設定
- 一定期間アクセスしなかった
- 数日〜数週間アクセスしないと自動的にサインアウト
ユーザー側でできること
残念ながら、ユーザー側では自動サインアウトの設定を変更できません。
これは管理者の権限でのみ設定できる機能です。
対策:
- 管理者やIT部門に相談
- 業務に支障がある場合、設定の見直しを依頼
- ただし、セキュリティ上の理由で変更できない場合も
- パスワードマネージャーを使う
- 再サインインを素早く行える
- パスワードを毎回入力する手間が省ける
- 他の認証方法を使う
- Google認証
- Apple ID認証
- シングルサインオン(SSO)
これらを使えば、再サインインが少し楽になります。
セキュリティを高めるサインアウトの使い方
Slackのセキュリティを最大限に高めるための、サインアウトを活用したベストプラクティスです。
1. 使用後の徹底したサインアウト習慣
ルール:
他人がアクセス可能な環境では、使用後必ずサインアウト。
実践方法:
- 共有PCから離れる前に必ずサインアウト
- 作業終了時のチェックリストに含める
- 「立ち去る前にサインアウト」を習慣化
2. 定期的な全セッションチェック
ルール:
月に1回、アクティブなセッションを確認し、不要なものをサインアウト。
手順:
- https://my.slack.com/account にアクセス
- 「セッション」セクションを確認
- 見覚えのないデバイスがあれば「他のすべてのセッションからサインアウト」
3. 二段階認証の併用
効果:
サインアウトと二段階認証を組み合わせることで、セキュリティが大幅に向上。
設定方法:
- Slackのアカウント設定を開く
- 「二段階認証」のセクションを探す
- SMS認証または認証アプリ(Google Authenticator、Authyなど)を設定
メリット:
- 万が一パスワードが漏れても、認証コードがないとサインインできない
- 不正アクセスのリスクが大幅に減る
4. パスワードの定期変更
ルール:
3〜6ヶ月に1回、パスワードを変更。
注意点:
- 単純なパスワードにしない(例:12345678、password)
- 他のサービスと同じパスワードを使い回さない
- パスワードマネージャーで管理
変更後:
すべてのデバイスで一度サインアウトし、新しいパスワードでサインインし直すことを推奨。
5. デバイス紛失時の即座の対応
万が一、スマホやPCを紛失した場合:
- すぐに全セッションからサインアウト
- 別のデバイスから https://my.slack.com/account にアクセス
- 「他のすべてのセッションからサインアウト」を実行
- パスワードを変更
- 念のため、パスワードも即座に変更
- 管理者に報告
- 会社のSlackの場合、IT部門や管理者に連絡
- 必要に応じてアカウントを一時停止してもらう
- 二段階認証を再設定
- スマホを紛失した場合、二段階認証の再設定が必要
- バックアップコードを事前に保存しておくことが重要
6. 怪しいアクティビティのチェック
定期的に確認:
- 自分が送信した覚えのないメッセージがないか
- 知らないチャンネルに参加していないか
- 見覚えのないファイルがアップロードされていないか
異常を発見したら:
- すぐに全セッションからサインアウト
- パスワードを変更
- 管理者に報告
- 必要に応じて、Slackサポートに連絡
トラブルシューティング:サインアウトできない時
サインアウトしようとしてもうまくいかない…そんな時の対処法です。
問題1:「サインアウト」ボタンが反応しない
原因:
アプリやブラウザの一時的な不具合。
対処法:
- ページをリフレッシュ(ブラウザ版)
- F5キーまたはCtrl/Cmd + R
- アプリを再起動(デスクトップ版)
- 完全に終了してから再起動
- ブラウザのキャッシュをクリア
- 設定→プライバシーとセキュリティ→閲覧履歴データの削除
- キャッシュされた画像とファイルを削除
- 別のブラウザで試す
- ChromeでダメならEdge、Firefoxなど
問題2:サインアウトしても自動的にサインインされる
原因:
ブラウザが認証情報を記憶している、またはシングルサインオン(SSO)が有効。
対処法:
- ブラウザの自動入力設定を確認
- 設定→パスワードと自動入力
- Slackの保存されたパスワードを削除
- 「ログイン状態を維持」の設定を確認
- サインイン画面で「ログイン状態を維持」のチェックを外す
- プライベート/シークレットモードで確認
- 問題が再現しない場合、ブラウザの設定が原因
- Cookieを削除
- Slackのドメイン(*.slack.com)のCookieを削除
問題3:複数のワークスペースから一度にサインアウトできない
状況:
いちいちワークスペースごとにサインアウトするのが面倒。
解決策:
- 「他のすべてのセッションからサインアウト」を使う
- https://my.slack.com/account にアクセス
- 一括でサインアウトできる
- アプリを完全にアンインストール
- 最終手段として、アプリ自体を削除
- 再インストール後は再サインインが必要
問題4:Enterprise Grid組織で個別のワークスペースからサインアウトできない
状況:
Enterprise Grid組織に所属している場合の制限。
説明:
Enterprise Grid組織では、個別のワークスペースからサインアウトすることはできません。
代わりに:
- 不要なワークスペースから「退出」する
- または、組織全体からサインアウト
手順:
管理者に相談するか、ワークスペースの「退出」オプションを使用。
問題5:パスワードを忘れてサインインできない
状況:
サインアウト後、パスワードを忘れて再サインインできない。
解決策:
- パスワードリセット
- サインイン画面の「パスワードを忘れた場合」をクリック
- 登録したメールアドレスを入力
- 送られてきたリンクからパスワードをリセット
- 他の認証方法を試す
- Google認証
- Apple ID認証
- SSO(会社の場合)
- 管理者に連絡
- 会社のSlackの場合、IT部門に相談
- パスワードリセットやアカウント復旧を依頼
問題6:二段階認証コードが受け取れない
状況:
スマホを紛失または変更して、二段階認証コードが受け取れない。
解決策:
- バックアップコードを使用
- 二段階認証設定時に保存したバックアップコード
- これでサインインできる
- SMSで受け取る(設定している場合)
- 認証アプリの代わりにSMSコードを使用
- Slackサポートに連絡
- feedback@slack.com にメールで問い合わせ
- アカウントの所有権を証明する情報が必要
再サインインの方法

サインアウト後、再度Slackにアクセスするには再サインインが必要です。
基本的な再サインイン手順
デスクトップアプリまたはブラウザ:
- Slackを開く
- アプリを起動、またはブラウザでslack.comにアクセス
- ワークスペースのURLまたは名前を入力
- 例:yourcompany.slack.com
- または、ワークスペース名を入力
- サインイン方法を選択
- メールアドレスとパスワード
- Googleアカウント
- Apple ID
- シングルサインオン(SSO)
- 認証情報を入力
- 選択した方法に応じて入力
- 二段階認証(設定している場合)
- 認証コードを入力
- サインイン完了!
スマホアプリ:
- Slackアプリを開く
- 「サインイン」をタップ
- ワークスペースを選択または検索
- 過去にサインインしたワークスペースは一覧表示される
- 新しいワークスペースの場合は検索
- サインイン方法を選択
- メールアドレス
- Apple ID
- SSO
- 認証情報を入力
- サインイン完了!
サインインに使える認証方法
| 方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| メール+パスワード | シンプル、どこでも使える | パスワード管理が必要 |
| Google認証 | 素早い、パスワード不要 | Googleアカウントが必要 |
| Apple ID認証 | 素早い、プライバシー保護 | Appleデバイスが有利 |
| SSO | 企業用、一元管理 | 会社の設定に依存 |
| QRコード | PCからスマホに簡単に | 両方のデバイスが必要 |
「ログイン状態を維持」とは?
サインイン時に表示される「ログイン状態を維持」チェックボックス。
チェックを入れると:
- 次回から自動的にサインインされる
- パスワードを毎回入力しなくてよい
- ブラウザやアプリを閉じても、ログイン状態が維持される
チェックを外すと:
- ブラウザやアプリを閉じるとサインアウトされる
- 毎回パスワード入力が必要
- セキュリティは高い
推奨:
- 自宅の個人用デバイス:チェックを入れてOK
- 共有PCや公共の場所:チェックを外す
よくある質問と回答
Q1:サインアウトとワークスペースからの退出、どう違う?
A: 全く別の操作です。
- サインアウト:デバイスから一時的に切断。いつでも再サインインできる。
- 退出:ワークスペースのメンバーから完全に抜ける。再度参加するには招待が必要。
間違えてワークスペースから退出しないよう注意!
Q2:サインアウトすると、メッセージは消えますか?
A: いいえ、消えません。
サインアウトしても:
- 過去のメッセージはすべて残っている
- チャンネルの内容も保存されている
- 再サインインすれば、すべて見られる
サインアウトは「一時的にアクセスできなくする」だけです。
Q3:他のデバイスからもサインアウトされますか?
A: いいえ、されません。
サインアウトはデバイスごとの操作です。
- PCでサインアウトしても、スマホではログインしたまま
- 逆も同じ
すべてのデバイスからサインアウトするには、「他のすべてのセッションからサインアウト」機能を使います。
Q4:サインアウトしないとどうなる?
A: セキュリティリスクが発生する可能性があります。
特に危険な場合:
- 共有PCでサインアウトしない
- 公共の場所でデバイスを放置
- 他人にデバイスを貸した後
起こり得る問題:
- 機密情報が見られる
- 勝手にメッセージを送信される
- アカウントを悪用される
自宅の個人用デバイスなら問題ありませんが、他人がアクセスできる環境では必ずサインアウトを。
Q5:自動ログアウトを止めることはできますか?
A: ユーザー側では変更できません。
自動ログアウトは管理者が設定するセキュリティ機能です。
対処法:
- 管理者やIT部門に相談
- パスワードマネージャーで再サインインを楽にする
- 業務に支障がある場合は、設定の見直しを依頼
Q6:ブラウザを閉じるとサインアウトされるのはなぜ?
A: 管理者が「ブラウザを閉じたら自動サインアウト」に設定しているためです。
これはセキュリティ強化のための設定で、ユーザー側では変更できません。
メリット:
- ブラウザを閉じ忘れても安全
- 共有PCでも安心
デメリット:
- 毎回サインインが必要
Q7:複数のワークスペースを使っています。一度にサインアウトできますか?
A: はい、できます。
方法:
https://my.slack.com/account にアクセスし、「他のすべてのセッションからサインアウト」をクリック。
これで、すべてのワークスペースから一度にサインアウトできます。
Q8:サインアウトしたのに通知が来るのはなぜ?
A: 他のデバイスでまだサインインしているためです。
例:
- PCでサインアウト
- スマホではサインインしたまま
- →スマホに通知が届く
完全に通知を止めるには:
すべてのデバイスからサインアウトする必要があります。
まとめ:安全なSlack利用のためのサインアウト活用術
ここまで、Slackのサインアウトについて詳しく解説してきました。最後に重要なポイントをおさらいしましょう。
サインアウトの基本
- サインアウト = デバイスから一時的に接続を切断
- いつでも再サインインできる
- アカウントやメッセージは消えない
- 「ログアウト」と同じ意味
サインアウトすべきタイミング
必須:
- 共有PC、公共のコンピュータ使用後
- 他人のデバイスを借りた後
- デバイスを手放す前
推奨:
- 長期間使わない時
- アカウントを切り替える時
- セキュリティ侵害の疑いがある時
デバイス別サインアウト方法
| デバイス | 基本手順 | 所要時間 |
|---|---|---|
| デスクトップ | ワークスペース名→サインアウト | 10秒 |
| ブラウザ | プロフィール写真→サインアウト | 5秒 |
| iPhone・iPad | ホーム→スワイプ→…→サインアウト | 15秒 |
| Android | ホーム→スワイプ→…→サインアウト | 15秒 |
緊急時の対応
すべてのデバイスから一度にサインアウト:
- https://my.slack.com/account にアクセス
- 「他のすべてのセッションからサインアウト」をクリック
いつ使う?
- スマホ紛失
- 共有PCでログアウト忘れ
- セキュリティ侵害の疑い
セキュリティを高める習慣
- 使用後の徹底したサインアウト
- 月1回の全セッションチェック
- 二段階認証の併用
- パスワードの定期変更(3〜6ヶ月)
- デバイス紛失時の即座の対応
覚えておくべき違い
| 操作 | 元に戻せる? | 影響範囲 |
|---|---|---|
| サインアウト | ✅ 簡単 | そのデバイスのみ |
| ワークスペース退出 | ⚠️ 再招待必要 | すべてのデバイス |
| アカウント削除 | ❌ 不可 | 完全削除 |
トラブル時の対処
- ボタンが反応しない → ページリフレッシュ、アプリ再起動
- 自動サインイン → ブラウザの認証情報削除
- パスワード忘れ → パスワードリセット機能
- 二段階認証不可 → バックアップコード使用
最も重要なこと
Slackのサインアウトは、セキュリティの基本中の基本です。
特に:
- 共有環境では必ずサインアウト
- 緊急時は全セッションからサインアウト
- 定期的なセキュリティチェックを習慣化
一方で:
- 自宅の個人用デバイスなら、常時ログインでもOK
- 過度に神経質になる必要はない
- 状況に応じて適切に判断
この記事で紹介した知識を活用して、安全で快適なSlack利用を実現してください。
サインアウトという小さな習慣が、大きなセキュリティリスクを防ぐ鍵になります。今日から、適切なサインアウトを心がけていきましょう!

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