「Slackでメッセージを送信しようとしたら、『送信できませんでした』というエラーが出た」
「メッセージが送信中のまま止まってしまう」
仕事で頻繁に使うSlackでメッセージが送れないと、業務に支障をきたしてしまいますよね。
この記事では、Slackでメッセージ送信エラーが発生する原因と、今すぐ試せる解決方法を詳しく解説します。
Slackの送信エラーとは

Slackで発生する送信エラーには、いくつかのパターンがあります。
よくあるエラーメッセージ
「Slack couldn’t send this message(このメッセージを送信できませんでした)」
これは最も一般的なエラーメッセージです。メッセージの送信ボタンを押しても、メッセージが送られず、再送信を促すメッセージが表示されます。
「メッセージが送信できませんでした」(日本語版)
日本語版のSlackでは、このように表示されることがあります。メッセージの横に警告マークが表示され、タップすると再送信できます。
「接続エラー」
Slackに接続できない、または接続が不安定な場合に表示されます。
メッセージが灰色になる
送信されたメッセージが灰色で表示され、実際には相手に届いていない状態です。
送信エラーの症状
1. メッセージが送信されない
- 送信ボタンを押してもメッセージが送られない
- エラーメッセージが表示される
- 再送信を促される
2. 送信中のまま止まる
- メッセージが「送信中」の状態から進まない
- くるくる回るアイコンが表示され続ける
3. ファイルが送信できない
- 画像やファイルの添付ができない
- ファイルだけが送信されず、テキストのみ送信される
4. 特定のチャンネルだけ送信できない
- 他のチャンネルでは送信できるのに、特定のチャンネルだけエラーになる
送信エラーの主な原因
Slackでメッセージが送信できない原因は、大きく分けて以下の7つです。
1. インターネット接続の問題
最も多い原因です。
具体例:
- Wi-Fiが不安定
- モバイルデータ通信の電波が弱い
- ルーターやモデムの不具合
- ネットワークが切断されている
- 通信制限がかかっている
安定したインターネット接続がないと、Slackはメッセージを送信できません。
2. Slackサーバーの障害
Slack側のサーバーに問題がある場合です。
具体例:
- Slackのサーバーがダウンしている
- メンテナンス中
- データベースに問題が発生
- バックエンドシステムの障害
この場合、世界中の多くのユーザーが同時に影響を受けます。
3. アプリケーションの不具合
Slackアプリ自体に問題がある場合です。
具体例:
- アプリのキャッシュが破損
- 古いバージョンのアプリを使用
- アプリのバグやグリッチ
- メモリ不足
- アプリがフリーズしている
定期的なアップデートやキャッシュクリアで解決できることが多いです。
4. ファイアウォールやセキュリティソフトの干渉
企業のネットワークやセキュリティソフトがSlackの通信をブロックしている場合です。
具体例:
- ファイアウォールがSlackの通信を遮断
- ウイルス対策ソフトが干渉(Avast、McAfee、Nortonなど)
- VPNの設定問題
- プロキシサーバーの設定
- 会社のネットワークポリシー
特に企業ネットワークでは、IT部門の設定が影響することがあります。
5. ブラウザの問題(ブラウザ版Slackの場合)
ウェブブラウザでSlackを使用している場合の問題です。
具体例:
- ブラウザのキャッシュやCookieの問題
- ブラウザ拡張機能の干渉
- 古いブラウザバージョン
- 非対応のブラウザ
- JavaScriptが無効
特にブラウザ拡張機能(広告ブロッカーなど)が原因のことがあります。
6. チャンネルやワークスペースの権限制限
管理者がチャンネルに投稿制限を設けている場合です。
具体例:
- 特定のメンバーのみ投稿可能に設定されている
- ゲストユーザーが投稿できないチャンネル
- #generalチャンネルが管理者のみに制限
- アーカイブされたチャンネル
- ワークスペースから削除されたチャンネル
この場合、メッセージ入力欄に「このチャンネルには特定の人しか投稿できません」と表示されます。
7. ファイルサイズ・数の制限(ファイル送信の場合)
ファイルを送信しようとして失敗する場合の原因です。
Slackのファイル制限:
- 1ファイルあたり最大1GB
- 1回に送信できるファイル数は最大10個
- 11個目以降のファイルは自動的に削除される
大きなファイルや多数のファイルを送ろうとすると、エラーになります。
すぐに試せる基本的な解決方法
まずは、誰でもできる基本的な対処法から試してみましょう。
方法1:Slackのステータスを確認する
最初に、問題がSlack側にあるのか、自分側にあるのかを確認します。
確認方法:
- Slack Status(https://status.slack.com/)にアクセス
- 「Messaging(メッセージング)」セクションを確認
- 障害が報告されている場合は、復旧を待つ
Downdetectorで確認:
Downdetector(https://downdetector.jp/)でも、他のユーザーが同じ問題を報告しているか確認できます。
Slack側の障害の場合:
ユーザー側では何もできないため、復旧を待つしかありません。通常、数時間以内に解決されます。
方法2:インターネット接続を確認する
次に、インターネット接続を確認します。
確認手順:
- 他のウェブサイト(GoogleやYahooなど)を開いてみる
- 他のアプリ(メールやブラウザ)が正常に動作するか確認
- Wi-Fiのアイコンや電波マークを確認
接続に問題がある場合:
- ルーターやモデムを再起動
- Wi-Fiを一度オフにして、再度オンにする
- モバイルデータ通信に切り替えてみる
- 機内モードをオン/オフする(スマートフォン)
方法3:Slackアプリを再起動する
アプリの一時的な不具合は、再起動で解決することが多いです。
デスクトップアプリの再起動:
- Slackアプリを完全に終了する
- 5〜10秒待つ
- Slackアプリを再度起動
スマートフォンアプリの再起動:
- アプリを終了(ホーム画面に戻るだけでは不十分)
- バックグラウンドからも削除
- アプリを再度起動
iPhone:
- ホームボタンをダブルクリック(または画面下から上にスワイプ)
- Slackアプリを上にスワイプして終了
- アプリを再起動
Android:
- 画面下の四角ボタン(最近使用したアプリ)をタップ
- Slackアプリを見つけて上にスワイプ
- アプリを再起動
方法4:デバイスを再起動する
アプリの再起動でダメなら、デバイス全体を再起動します。
パソコン:
- Windows:スタートメニュー → 電源 → 再起動
- Mac:Appleメニュー → 再起動
スマートフォン:
- iPhone:電源ボタン長押し → スライドして電源オフ
- Android:電源ボタン長押し → 再起動
再起動すると、メモリがクリアされ、一時的な不具合が解消されることが多いです。
方法5:別のデバイスで試す
問題がどこにあるか特定するため、別のデバイスでSlackを使ってみます。
試す方法:
- デスクトップアプリを使っている場合 → ブラウザ版を試す
- ブラウザ版を使っている場合 → デスクトップアプリを試す
- パソコンを使っている場合 → スマートフォンアプリを試す
別のデバイスで正常に送信できる場合:
最初のデバイスに問題があります(アプリの不具合、設定の問題など)
どのデバイスでも送信できない場合:
Slack側の問題、またはアカウント・権限の問題です
方法6:シンプルなメッセージで試す
複雑な内容が原因の可能性があるため、シンプルなメッセージで試します。
試す内容:
- 短いテキストのみのメッセージを送る(例:「テスト」)
- 特殊文字や絵文字を含まない
- ファイル添付なし
- メンション(@)なし
シンプルなメッセージが送信できる場合:
元のメッセージの何か(ファイルサイズ、特殊文字、書式設定など)が原因です
デスクトップアプリでの解決方法

デスクトップ版Slackで送信エラーが発生する場合の対処法です。
方法1:Slackアプリのキャッシュをクリアする
キャッシュの破損が原因の場合、クリアすることで解決します。
Windows:
- Slackを完全に終了
- Windowsキー + Rを押す
%appdata%と入力してEnter- 「Slack」フォルダを開く
- 以下のフォルダを削除:
- Cache
- Code Cache
- GPUCache
- Service Worker
- Storage
- Slackを再起動
Mac:
- Slackを完全に終了
- Finderで「移動」→「フォルダへ移動」
~/Library/Application Support/Slackと入力- 以下のフォルダを削除:
- Cache
- Blob Storage
- Storage
- GPUCache
- Slackを再起動
注意:
キャッシュをクリアしても、メッセージや設定は削除されません。
方法2:Slackアプリをアップデートする
古いバージョンのアプリにはバグがあることがあります。
アップデート方法:
- Slackアプリを開く
- 左上の「Slack」メニュー(Windowsは三本線アイコン)をクリック
- 「更新を確認」または「Check for Updates」を選択
- 利用可能なアップデートがあればインストール
最新版にアップデートすることで、既知のバグが修正されます。
方法3:Slackアプリを再インストールする
アプリが破損している場合、再インストールが効果的です。
再インストール手順:
Windows:
- 「設定」→「アプリ」→「アプリと機能」
- Slackを見つけて「アンインストール」
- パソコンを再起動
- Slack公式サイトから最新版をダウンロード
- インストール
Mac:
- Finderで「アプリケーション」フォルダを開く
- Slackをゴミ箱にドラッグ
- ゴミ箱を空にする
- Macを再起動
- Slack公式サイトから最新版をダウンロード
- インストール
注意:
再インストールしても、ログイン情報やメッセージ履歴は保持されます(クラウド上に保存されているため)。
方法4:ネットワークログを収集してSlackに送信
問題が解決しない場合、ネットワークログをSlackのサポートチームに送信します。
ログ収集方法:
- Slackデスクトップアプリを開く
- 「ヘルプ」メニュー(Windowsは三本線アイコン)をクリック
- 「トラブルシューティング」→「Restart and Collect Net Logs」を選択
- アプリが再起動し、ログ収集が開始される
- 通常通りSlackを使い、エラーが発生するのを待つ
- エラーが発生したら、ポップアップウィンドウの「Stop Logging」をクリック
- ダウンロードフォルダにZIPファイルが保存される
- feedback@slack.com にファイルを添付して送信
Slackのサポートチームが、ログを分析して原因を特定してくれます。
ブラウザ版Slackでの解決方法
ウェブブラウザでSlackを使用している場合の対処法です。
方法1:ブラウザのキャッシュとCookieをクリアする
古いキャッシュやCookieが問題を引き起こすことがあります。
Google Chromeの場合:
- ブラウザの右上の三点メニューをクリック
- 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」
- 「閲覧履歴データの削除」をクリック
- 期間を「全期間」に設定
- 「Cookieと他のサイトデータ」と「キャッシュされた画像とファイル」にチェック
- 「データを削除」をクリック
Safari(Mac/iPhone)の場合:
- 「Safari」→「環境設定」→「プライバシー」
- 「Webサイトデータを管理」をクリック
- slack.com を検索して削除
- または「すべてを削除」をクリック
Microsoft Edge:
- 三点メニュー → 「設定」
- 「プライバシー、検索、サービス」
- 「閲覧データをクリア」→「今すぐクリア」
- Cookieとキャッシュを選択して削除
方法2:ブラウザ拡張機能を無効にする
広告ブロッカーなどの拡張機能がSlackの動作を妨げることがあります。
確認方法:
- シークレットモード(プライベートブラウジング)でSlackを開く
- メッセージが送信できるか確認
シークレットモードで正常に動作する場合:
拡張機能が原因です。
拡張機能を無効にする手順(Chrome):
- ブラウザの右上の三点メニュー → 「拡張機能」→「拡張機能を管理」
- すべての拡張機能をオフにする
- Slackを再読み込みして確認
- 拡張機能を1つずつオンにして、どれが原因か特定
よく干渉する拡張機能:
- Adblock Plus
- uBlock Origin
- Browser Guard
- Avira Browser Safety
- Grammarly(まれに)
方法3:ブラウザをアップデートする
古いブラウザはSlackと互換性がない場合があります。
サポートされているブラウザ(2025年時点):
- Google Chrome(最新版)
- Mozilla Firefox(最新版)
- Safari(最新版)
- Microsoft Edge(最新版)
アップデート方法:
- Chrome:設定 → Chromeについて → 自動的にアップデート
- Firefox:メニュー → ヘルプ → Firefoxについて
- Safari:MacOSのアップデートと一緒に更新
- Edge:設定 → Microsoft Edgeについて
方法4:別のブラウザを試す
現在使用しているブラウザに問題がある可能性があります。
試すこと:
- Chromeを使っている → Firefoxを試す
- Firefoxを使っている → Chromeを試す
- SafariがダメならChromeを試す
別のブラウザで正常に動作する場合、元のブラウザの設定や拡張機能が原因です。
スマートフォンアプリでの解決方法
iPhone・AndroidのSlackアプリで送信エラーが発生する場合の対処法です。
方法1:アプリのバックグラウンド更新を有効にする
バックグラウンド更新が無効だと、Slackが正常に動作しないことがあります。
iPhone:
- 「設定」→「一般」→「Appのバックグラウンド更新」
- 「Appのバックグラウンド更新」をオンにする
- Slackアプリをオンにする
Android:
- 「設定」→「アプリ」→「Slack」
- 「バッテリー」→「バックグラウンド動作」を許可
方法2:アプリのキャッシュをクリアする
モバイルアプリのキャッシュが原因の場合があります。
iPhone:
iPhoneではアプリのキャッシュを個別にクリアできないため、アプリを再インストールします。
Android:
- 「設定」→「アプリ」→「Slack」
- 「ストレージ」→「キャッシュをクリア」
- Slackアプリを再起動
方法3:アプリをアップデートする
最新版にアップデートすることで、バグが修正されます。
iPhone:
- App Storeを開く
- 右上のプロフィールアイコンをタップ
- 下にスクロールして「Slack」を見つける
- 「アップデート」をタップ
Android:
- Google Play Storeを開く
- 検索で「Slack」を探す
- 「更新」をタップ
方法4:モバイルデータ通信の設定を確認
Wi-Fiだけでなく、モバイルデータでもSlackを使えるように設定します。
iPhone:
- 「設定」→「モバイル通信」
- 下にスクロールして「Slack」を見つける
- スイッチをオンにする
Android:
- 「設定」→「接続」→「データ使用量」
- 「モバイルデータ」
- Slackを見つけてオンにする
方法5:通知設定を確認(送信エラーに気づかない場合)
送信エラーの通知が届かない場合、設定を確認します。
iPhone:
- 「設定」→「通知」→「Slack」
- 「通知を許可」をオンにする
Android:
- 「設定」→「アプリと通知」→「Slack」
- 「通知」をオンにする
セキュリティソフト・ファイアウォールの設定

企業ネットワークやセキュリティソフトが原因の場合の対処法です。
よくある干渉するソフトウェア
以下のソフトウェアがSlackの通信を妨げることがあります。
ウイルス対策ソフト:
- Avast
- McAfee
- Norton
- AVG
- Kaspersky
広告ブロッカー:
- Adblock Plus
- Browser Guard
その他:
- Avira Browser Safety
- Pokki
- Smart Panel
- Visual Discovery by Superfish
対処方法
Windows Defenderファイアウォールの設定:
- 「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」
- 「Windows Defender ファイアウォール」
- 「Windows Defender ファイアウォールを介したアプリまたは機能を許可」
- 「設定の変更」をクリック
- Slackを見つけて、「プライベート」と「パブリック」にチェック
- 「OK」をクリック
セキュリティソフトの例外設定:
- お使いのセキュリティソフトを開く
- 設定または環境設定を開く
- 「例外」「除外」「ホワイトリスト」などのメニューを探す
- Slackを追加
VPNを使用している場合:
- VPNを一時的にオフにしてテスト
- VPNがSlackの通信を許可するよう設定
- 別のVPNサーバーに接続してみる
企業ネットワークの場合:
IT部門やネットワーク管理者に連絡してください。Slackが使用するドメインやポートを許可する必要があります。
Slackが使用する主なドメイン:
- *.slack.com
- *.slack-edge.com
- *.slack-msgs.com
チャンネル権限の問題
特定のチャンネルだけメッセージが送信できない場合の対処法です。
権限の確認
確認方法:
- メッセージ入力欄に「このチャンネルには特定の人しか投稿できません」と表示されているか確認
- チャンネル名の横の情報アイコン(i)をクリック
- 「設定」または「詳細」を確認
制限されている場合:
- ワークスペース管理者に連絡
- 投稿権限をリクエスト
- 管理者に制限を解除してもらう
#generalチャンネルの特別な制限
多くのワークスペースでは、#generalチャンネルに特別な制限があります。
よくある設定:
- ワークスペースオーナーと管理者のみ投稿可能
- フルメンバーのみ投稿可能(ゲスト不可)
- 全員投稿可能
自分の権限を確認し、必要に応じて管理者に連絡してください。
アーカイブされたチャンネル
アーカイブされたチャンネルには投稿できません。
確認方法:
チャンネル名の横に「アーカイブ済み」のラベルが表示されます。
対処法:
管理者にチャンネルのアーカイブ解除を依頼します。
ファイル送信エラーの解決方法
ファイルが送信できない場合の専用の対処法です。
ファイルサイズを確認
Slackの制限:
1ファイルあたり最大1GB
対処法:
- ファイルを圧縮する(ZIPファイルなど)
- ファイルを分割する
- 外部ストレージサービスを使用(Google Drive、Dropboxなど)
ファイル数を確認
Slackの制限:
1回に送信できるファイル数は最大10個
対処法:
- ファイルを10個以下に分ける
- 複数回に分けて送信
- ファイルをZIPで圧縮して1つのファイルにする
代替方法:外部ストレージサービスを使う
Google Driveを使う方法:
- ファイルをGoogle Driveにアップロード
- 共有リンクを作成
- Slackでリンクを送信
Dropboxを使う方法:
- ファイルをDropboxにアップロード
- 共有リンクを作成
- Slackでリンクを送信
メリット:
- サイズ制限なし(サービスの上限まで)
- 複数のファイルを1つのフォルダで共有可能
- ファイルのバージョン管理ができる
予防策:送信エラーを防ぐ方法
今後、送信エラーを発生させないための予防策です。
1. Slackを常に最新版に保つ
設定方法:
- デスクトップアプリ:自動アップデートを有効にする
- モバイルアプリ:自動アップデートを有効にする(App Store / Google Play設定)
- ブラウザ:ブラウザを最新版に保つ
最新版には、バグ修正やセキュリティアップデートが含まれています。
2. 安定したネットワーク環境を確保
推奨環境:
- 有線LAN接続(最も安定)
- 安定したWi-Fi接続
- 高速なモバイルデータ通信
避けるべき状況:
- 公共Wi-Fi(セキュリティも低い)
- 電波の弱い場所
- 同時に多数のデバイスが接続しているネットワーク
3. 定期的にキャッシュをクリア
推奨頻度:
月に1回程度
キャッシュがたまりすぎると、動作が不安定になることがあります。
4. 重要なメッセージは下書き保存
方法:
長文や重要なメッセージは、送信前に別の場所(メモアプリなど)に下書きを保存しておきます。
送信エラーで消えてしまうリスクを回避できます。
5. 代替コミュニケーション手段を用意
Slackが使えない緊急時のため、代替手段を準備しておきます。
例:
- メール
- Microsoft Teams
- 電話
- SMS
特にビジネスでは、バックアッププランが重要です。
6. ネットワーク機器を定期的に再起動
推奨頻度:
週に1回程度
ルーターやモデムを再起動することで、接続が安定します。
7. セキュリティソフトの例外設定
事前にSlackをセキュリティソフトの例外に追加しておくことで、突然のブロックを防げます。
Slackサポートへの問い合わせ

すべての方法を試しても問題が解決しない場合、Slackのサポートチームに連絡します。
問い合わせ前の準備
以下の情報を準備しておくとスムーズです。
必要な情報:
- 使用しているデバイス(Windows 11、macOS Sonoma、iPhone 15など)
- Slackのバージョン
- 使用しているブラウザ(ブラウザ版の場合)
- エラーメッセージの正確な文面
- エラーが発生する状況(特定のチャンネル、ファイル送信時など)
- スクリーンショット(可能であれば)
問い合わせ方法
メールで問い合わせ:
feedback@slack.com
件名に「Message sending error」など、問題の概要を記載します。
デスクトップアプリから問い合わせ:
- 「ヘルプ」メニュー(Windowsは三本線アイコン)をクリック
- 「トラブルシューティング」→「問題を報告」
- 問題の概要を記入
- 「メッセージを送信する」をクリック
ログが自動的に添付されるため、問題の特定が早くなります。
Slack Community:
https://community.slack.com/
で、他のユーザーに質問することもできます。
ワークスペース管理者への相談
企業やチームのSlackを使用している場合、ワークスペース管理者に相談することも有効です。
管理者に確認してもらうこと:
- 自分のアカウント権限
- チャンネルの投稿制限
- ワークスペース全体の設定
- 他のメンバーも同じ問題があるか
よくある質問
Q1:メッセージを送信した後に「送信できませんでした」と表示されたら、相手には届いている?
A:いいえ、届いていません。「送信できませんでした」というエラーが表示された場合、メッセージは相手に届いていません。再送信する必要があります。ただし、まれにサーバーの遅延で二重送信になることがあるため、確認してから再送信することをおすすめします。
Q2:Wi-Fiでは送信できるのに、モバイルデータでは送信できない
A:モバイルデータ通信の設定を確認してください。スマートフォンの設定で、Slackアプリがモバイルデータを使用できるようになっているか確認します。また、データ通信量の制限に達していないかも確認してください。
Q3:特定の人にだけメッセージが送れない
A:ダイレクトメッセージ(DM)の設定が原因の可能性があります。相手がワークスペースから退出した、またはアカウントが無効になっている可能性もあります。ワークスペース管理者に確認してください。
Q4:画像やファイルだけが送信できず、テキストは送信できる
A:ファイルサイズが1GBを超えていないか確認してください。また、一度に10個以上のファイルを送信しようとしていないか確認します。ファイルが破損している可能性もあるため、別のファイルで試してみてください。
Q5:夜間だけメッセージが送信できない
A:ワークスペースの設定で、特定の時間帯のメッセージ送信が制限されている可能性があります。また、メンテナンス時間帯に当たっている可能性もあります。管理者に確認してください。
Q6:「再送信」ボタンを押しても送信されない
A:インターネット接続を確認し、Slackアプリを再起動してください。それでもダメなら、メッセージをコピーして、新しいメッセージとして送信してください。古いエラーメッセージは削除します。
Q7:Slackのステータスページでは「正常」なのに、自分だけ送信できない
A:あなたのデバイス、ネットワーク、またはアカウントに問題があります。インターネット接続、ファイアウォール設定、アカウント権限を確認してください。別のデバイスで試して、問題を切り分けてください。
Q8:VPNを使うとSlackが使えない
A:VPNサーバーがSlackの通信をブロックしている可能性があります。VPNの設定でSlackを許可するか、別のVPNサーバーに接続してください。企業のVPNの場合、IT部門に相談してください。
まとめ:Slackの送信エラーを解決するために
Slackでメッセージが送信できない原因と解決方法をまとめます。
主な原因:
- インターネット接続の問題(最多)
- Slackサーバーの障害
- アプリケーションの不具合
- ファイアウォール・セキュリティソフトの干渉
- ブラウザの問題(拡張機能、キャッシュ)
- チャンネルの権限制限
- ファイルサイズ・数の制限
すぐ試すべき解決方法(5ステップ):
- Slackステータスを確認(https://status.slack.com/)
- インターネット接続を確認(他のサイトが開けるか)
- Slackアプリを再起動
- デバイスを再起動
- 別のデバイスで試す(問題の切り分け)
デバイス別の対処法:
デスクトップアプリ:
- キャッシュをクリア
- アプリをアップデート
- アプリを再インストール
- ネットワークログを収集してサポートに送信
ブラウザ版:
- キャッシュとCookieをクリア
- ブラウザ拡張機能を無効化
- ブラウザをアップデート
- 別のブラウザを試す
- シークレットモードで試す
スマートフォンアプリ:
- バックグラウンド更新を有効化
- アプリのキャッシュをクリア(Android)
- アプリをアップデート
- モバイルデータ通信の設定を確認
- アプリを再インストール(iPhone)
セキュリティ関連:
- ファイアウォールでSlackを許可
- セキュリティソフトの例外設定
- VPNを一時的にオフ
- 企業ネットワークの場合はIT部門に相談
権限問題:
- チャンネルの投稿権限を確認
- 管理者に権限をリクエスト
- アーカイブされたチャンネルでないか確認
ファイル送信:
- ファイルサイズ:1GB以下
- ファイル数:10個以下
- 外部ストレージサービス(Google Drive、Dropbox)を利用
予防策:
- Slackを常に最新版に保つ
- 安定したネットワーク環境を確保
- 定期的にキャッシュをクリア(月1回)
- 重要なメッセージは下書き保存
- 代替コミュニケーション手段を用意
サポートへの問い合わせ:
すべて試してもダメなら:
- メール:feedback@slack.com
- アプリから:ヘルプ → トラブルシューティング → 問題を報告
重要なポイント:
ほとんどの場合、インターネット接続の確認とアプリの再起動で解決します。それでもダメなら、キャッシュのクリアとアプリの再インストールを試してください。
Slack側の障害の場合は、ユーザー側では何もできないため、復旧を待つしかありません。Status.slack.com で障害情報を確認しましょう。
企業ネットワークでの使用時は、IT部門やネットワーク管理者の協力が必要な場合があります。
この記事が、Slackの送信エラー解決に役立てば幸いです!

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