Slackでメッセージが送信できない!送信エラーの原因と解決方法を完全解説

プログラミング・IT

「Slackでメッセージを送信しようとしたら、『送信できませんでした』というエラーが出た」

「メッセージが送信中のまま止まってしまう」

仕事で頻繁に使うSlackでメッセージが送れないと、業務に支障をきたしてしまいますよね。

この記事では、Slackでメッセージ送信エラーが発生する原因と、今すぐ試せる解決方法を詳しく解説します。

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  1. Slackの送信エラーとは
    1. よくあるエラーメッセージ
    2. 送信エラーの症状
  2. 送信エラーの主な原因
    1. 1. インターネット接続の問題
    2. 2. Slackサーバーの障害
    3. 3. アプリケーションの不具合
    4. 4. ファイアウォールやセキュリティソフトの干渉
    5. 5. ブラウザの問題(ブラウザ版Slackの場合)
    6. 6. チャンネルやワークスペースの権限制限
    7. 7. ファイルサイズ・数の制限(ファイル送信の場合)
  3. すぐに試せる基本的な解決方法
    1. 方法1:Slackのステータスを確認する
    2. 方法2:インターネット接続を確認する
    3. 方法3:Slackアプリを再起動する
    4. 方法4:デバイスを再起動する
    5. 方法5:別のデバイスで試す
    6. 方法6:シンプルなメッセージで試す
  4. デスクトップアプリでの解決方法
    1. 方法1:Slackアプリのキャッシュをクリアする
    2. 方法2:Slackアプリをアップデートする
    3. 方法3:Slackアプリを再インストールする
    4. 方法4:ネットワークログを収集してSlackに送信
  5. ブラウザ版Slackでの解決方法
    1. 方法1:ブラウザのキャッシュとCookieをクリアする
    2. 方法2:ブラウザ拡張機能を無効にする
    3. 方法3:ブラウザをアップデートする
    4. 方法4:別のブラウザを試す
  6. スマートフォンアプリでの解決方法
    1. 方法1:アプリのバックグラウンド更新を有効にする
    2. 方法2:アプリのキャッシュをクリアする
    3. 方法3:アプリをアップデートする
    4. 方法4:モバイルデータ通信の設定を確認
    5. 方法5:通知設定を確認(送信エラーに気づかない場合)
  7. セキュリティソフト・ファイアウォールの設定
    1. よくある干渉するソフトウェア
    2. 対処方法
  8. チャンネル権限の問題
    1. 権限の確認
    2. #generalチャンネルの特別な制限
    3. アーカイブされたチャンネル
  9. ファイル送信エラーの解決方法
    1. ファイルサイズを確認
    2. ファイル数を確認
    3. 代替方法:外部ストレージサービスを使う
  10. 予防策:送信エラーを防ぐ方法
    1. 1. Slackを常に最新版に保つ
    2. 2. 安定したネットワーク環境を確保
    3. 3. 定期的にキャッシュをクリア
    4. 4. 重要なメッセージは下書き保存
    5. 5. 代替コミュニケーション手段を用意
    6. 6. ネットワーク機器を定期的に再起動
    7. 7. セキュリティソフトの例外設定
  11. Slackサポートへの問い合わせ
    1. 問い合わせ前の準備
    2. 問い合わせ方法
    3. ワークスペース管理者への相談
  12. よくある質問
  13. まとめ:Slackの送信エラーを解決するために

Slackの送信エラーとは

Slackで発生する送信エラーには、いくつかのパターンがあります。

よくあるエラーメッセージ

「Slack couldn’t send this message(このメッセージを送信できませんでした)」

これは最も一般的なエラーメッセージです。メッセージの送信ボタンを押しても、メッセージが送られず、再送信を促すメッセージが表示されます。

「メッセージが送信できませんでした」(日本語版)

日本語版のSlackでは、このように表示されることがあります。メッセージの横に警告マークが表示され、タップすると再送信できます。

「接続エラー」

Slackに接続できない、または接続が不安定な場合に表示されます。

メッセージが灰色になる

送信されたメッセージが灰色で表示され、実際には相手に届いていない状態です。

送信エラーの症状

1. メッセージが送信されない

  • 送信ボタンを押してもメッセージが送られない
  • エラーメッセージが表示される
  • 再送信を促される

2. 送信中のまま止まる

  • メッセージが「送信中」の状態から進まない
  • くるくる回るアイコンが表示され続ける

3. ファイルが送信できない

  • 画像やファイルの添付ができない
  • ファイルだけが送信されず、テキストのみ送信される

4. 特定のチャンネルだけ送信できない

  • 他のチャンネルでは送信できるのに、特定のチャンネルだけエラーになる

送信エラーの主な原因

Slackでメッセージが送信できない原因は、大きく分けて以下の7つです。

1. インターネット接続の問題

最も多い原因です。

具体例:

  • Wi-Fiが不安定
  • モバイルデータ通信の電波が弱い
  • ルーターやモデムの不具合
  • ネットワークが切断されている
  • 通信制限がかかっている

安定したインターネット接続がないと、Slackはメッセージを送信できません。

2. Slackサーバーの障害

Slack側のサーバーに問題がある場合です。

具体例:

  • Slackのサーバーがダウンしている
  • メンテナンス中
  • データベースに問題が発生
  • バックエンドシステムの障害

この場合、世界中の多くのユーザーが同時に影響を受けます。

3. アプリケーションの不具合

Slackアプリ自体に問題がある場合です。

具体例:

  • アプリのキャッシュが破損
  • 古いバージョンのアプリを使用
  • アプリのバグやグリッチ
  • メモリ不足
  • アプリがフリーズしている

定期的なアップデートやキャッシュクリアで解決できることが多いです。

4. ファイアウォールやセキュリティソフトの干渉

企業のネットワークやセキュリティソフトがSlackの通信をブロックしている場合です。

具体例:

  • ファイアウォールがSlackの通信を遮断
  • ウイルス対策ソフトが干渉(Avast、McAfee、Nortonなど)
  • VPNの設定問題
  • プロキシサーバーの設定
  • 会社のネットワークポリシー

特に企業ネットワークでは、IT部門の設定が影響することがあります。

5. ブラウザの問題(ブラウザ版Slackの場合)

ウェブブラウザでSlackを使用している場合の問題です。

具体例:

  • ブラウザのキャッシュやCookieの問題
  • ブラウザ拡張機能の干渉
  • 古いブラウザバージョン
  • 非対応のブラウザ
  • JavaScriptが無効

特にブラウザ拡張機能(広告ブロッカーなど)が原因のことがあります。

6. チャンネルやワークスペースの権限制限

管理者がチャンネルに投稿制限を設けている場合です。

具体例:

  • 特定のメンバーのみ投稿可能に設定されている
  • ゲストユーザーが投稿できないチャンネル
  • #generalチャンネルが管理者のみに制限
  • アーカイブされたチャンネル
  • ワークスペースから削除されたチャンネル

この場合、メッセージ入力欄に「このチャンネルには特定の人しか投稿できません」と表示されます。

7. ファイルサイズ・数の制限(ファイル送信の場合)

ファイルを送信しようとして失敗する場合の原因です。

Slackのファイル制限:

  • 1ファイルあたり最大1GB
  • 1回に送信できるファイル数は最大10個
  • 11個目以降のファイルは自動的に削除される

大きなファイルや多数のファイルを送ろうとすると、エラーになります。

すぐに試せる基本的な解決方法

まずは、誰でもできる基本的な対処法から試してみましょう。

方法1:Slackのステータスを確認する

最初に、問題がSlack側にあるのか、自分側にあるのかを確認します。

確認方法:

  1. Slack Status(https://status.slack.com/)にアクセス
  2. 「Messaging(メッセージング)」セクションを確認
  3. 障害が報告されている場合は、復旧を待つ

Downdetectorで確認:
Downdetector(https://downdetector.jp/)でも、他のユーザーが同じ問題を報告しているか確認できます。

Slack側の障害の場合:
ユーザー側では何もできないため、復旧を待つしかありません。通常、数時間以内に解決されます。

方法2:インターネット接続を確認する

次に、インターネット接続を確認します。

確認手順:

  1. 他のウェブサイト(GoogleやYahooなど)を開いてみる
  2. 他のアプリ(メールやブラウザ)が正常に動作するか確認
  3. Wi-Fiのアイコンや電波マークを確認

接続に問題がある場合:

  • ルーターやモデムを再起動
  • Wi-Fiを一度オフにして、再度オンにする
  • モバイルデータ通信に切り替えてみる
  • 機内モードをオン/オフする(スマートフォン)

方法3:Slackアプリを再起動する

アプリの一時的な不具合は、再起動で解決することが多いです。

デスクトップアプリの再起動:

  1. Slackアプリを完全に終了する
  2. 5〜10秒待つ
  3. Slackアプリを再度起動

スマートフォンアプリの再起動:

  1. アプリを終了(ホーム画面に戻るだけでは不十分)
  2. バックグラウンドからも削除
  3. アプリを再度起動

iPhone:

  1. ホームボタンをダブルクリック(または画面下から上にスワイプ)
  2. Slackアプリを上にスワイプして終了
  3. アプリを再起動

Android:

  1. 画面下の四角ボタン(最近使用したアプリ)をタップ
  2. Slackアプリを見つけて上にスワイプ
  3. アプリを再起動

方法4:デバイスを再起動する

アプリの再起動でダメなら、デバイス全体を再起動します。

パソコン:

  • Windows:スタートメニュー → 電源 → 再起動
  • Mac:Appleメニュー → 再起動

スマートフォン:

  • iPhone:電源ボタン長押し → スライドして電源オフ
  • Android:電源ボタン長押し → 再起動

再起動すると、メモリがクリアされ、一時的な不具合が解消されることが多いです。

方法5:別のデバイスで試す

問題がどこにあるか特定するため、別のデバイスでSlackを使ってみます。

試す方法:

  • デスクトップアプリを使っている場合 → ブラウザ版を試す
  • ブラウザ版を使っている場合 → デスクトップアプリを試す
  • パソコンを使っている場合 → スマートフォンアプリを試す

別のデバイスで正常に送信できる場合:
最初のデバイスに問題があります(アプリの不具合、設定の問題など)

どのデバイスでも送信できない場合:
Slack側の問題、またはアカウント・権限の問題です

方法6:シンプルなメッセージで試す

複雑な内容が原因の可能性があるため、シンプルなメッセージで試します。

試す内容:

  1. 短いテキストのみのメッセージを送る(例:「テスト」)
  2. 特殊文字や絵文字を含まない
  3. ファイル添付なし
  4. メンション(@)なし

シンプルなメッセージが送信できる場合:
元のメッセージの何か(ファイルサイズ、特殊文字、書式設定など)が原因です

デスクトップアプリでの解決方法

デスクトップ版Slackで送信エラーが発生する場合の対処法です。

方法1:Slackアプリのキャッシュをクリアする

キャッシュの破損が原因の場合、クリアすることで解決します。

Windows:

  1. Slackを完全に終了
  2. Windowsキー + Rを押す
  3. %appdata% と入力してEnter
  4. 「Slack」フォルダを開く
  5. 以下のフォルダを削除:
  • Cache
  • Code Cache
  • GPUCache
  • Service Worker
  • Storage
  1. Slackを再起動

Mac:

  1. Slackを完全に終了
  2. Finderで「移動」→「フォルダへ移動」
  3. ~/Library/Application Support/Slack と入力
  4. 以下のフォルダを削除:
  • Cache
  • Blob Storage
  • Storage
  • GPUCache
  1. Slackを再起動

注意:
キャッシュをクリアしても、メッセージや設定は削除されません。

方法2:Slackアプリをアップデートする

古いバージョンのアプリにはバグがあることがあります。

アップデート方法:

  1. Slackアプリを開く
  2. 左上の「Slack」メニュー(Windowsは三本線アイコン)をクリック
  3. 「更新を確認」または「Check for Updates」を選択
  4. 利用可能なアップデートがあればインストール

最新版にアップデートすることで、既知のバグが修正されます。

方法3:Slackアプリを再インストールする

アプリが破損している場合、再インストールが効果的です。

再インストール手順:

Windows:

  1. 「設定」→「アプリ」→「アプリと機能」
  2. Slackを見つけて「アンインストール」
  3. パソコンを再起動
  4. Slack公式サイトから最新版をダウンロード
  5. インストール

Mac:

  1. Finderで「アプリケーション」フォルダを開く
  2. Slackをゴミ箱にドラッグ
  3. ゴミ箱を空にする
  4. Macを再起動
  5. Slack公式サイトから最新版をダウンロード
  6. インストール

注意:
再インストールしても、ログイン情報やメッセージ履歴は保持されます(クラウド上に保存されているため)。

方法4:ネットワークログを収集してSlackに送信

問題が解決しない場合、ネットワークログをSlackのサポートチームに送信します。

ログ収集方法:

  1. Slackデスクトップアプリを開く
  2. 「ヘルプ」メニュー(Windowsは三本線アイコン)をクリック
  3. 「トラブルシューティング」→「Restart and Collect Net Logs」を選択
  4. アプリが再起動し、ログ収集が開始される
  5. 通常通りSlackを使い、エラーが発生するのを待つ
  6. エラーが発生したら、ポップアップウィンドウの「Stop Logging」をクリック
  7. ダウンロードフォルダにZIPファイルが保存される
  8. feedback@slack.com にファイルを添付して送信

Slackのサポートチームが、ログを分析して原因を特定してくれます。

ブラウザ版Slackでの解決方法

ウェブブラウザでSlackを使用している場合の対処法です。

方法1:ブラウザのキャッシュとCookieをクリアする

古いキャッシュやCookieが問題を引き起こすことがあります。

Google Chromeの場合:

  1. ブラウザの右上の三点メニューをクリック
  2. 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」
  3. 「閲覧履歴データの削除」をクリック
  4. 期間を「全期間」に設定
  5. 「Cookieと他のサイトデータ」と「キャッシュされた画像とファイル」にチェック
  6. 「データを削除」をクリック

Safari(Mac/iPhone)の場合:

  1. 「Safari」→「環境設定」→「プライバシー」
  2. 「Webサイトデータを管理」をクリック
  3. slack.com を検索して削除
  4. または「すべてを削除」をクリック

Microsoft Edge:

  1. 三点メニュー → 「設定」
  2. 「プライバシー、検索、サービス」
  3. 「閲覧データをクリア」→「今すぐクリア」
  4. Cookieとキャッシュを選択して削除

方法2:ブラウザ拡張機能を無効にする

広告ブロッカーなどの拡張機能がSlackの動作を妨げることがあります。

確認方法:

  1. シークレットモード(プライベートブラウジング)でSlackを開く
  2. メッセージが送信できるか確認

シークレットモードで正常に動作する場合:
拡張機能が原因です。

拡張機能を無効にする手順(Chrome):

  1. ブラウザの右上の三点メニュー → 「拡張機能」→「拡張機能を管理」
  2. すべての拡張機能をオフにする
  3. Slackを再読み込みして確認
  4. 拡張機能を1つずつオンにして、どれが原因か特定

よく干渉する拡張機能:

  • Adblock Plus
  • uBlock Origin
  • Browser Guard
  • Avira Browser Safety
  • Grammarly(まれに)

方法3:ブラウザをアップデートする

古いブラウザはSlackと互換性がない場合があります。

サポートされているブラウザ(2025年時点):

  • Google Chrome(最新版)
  • Mozilla Firefox(最新版)
  • Safari(最新版)
  • Microsoft Edge(最新版)

アップデート方法:

  • Chrome:設定 → Chromeについて → 自動的にアップデート
  • Firefox:メニュー → ヘルプ → Firefoxについて
  • Safari:MacOSのアップデートと一緒に更新
  • Edge:設定 → Microsoft Edgeについて

方法4:別のブラウザを試す

現在使用しているブラウザに問題がある可能性があります。

試すこと:

  • Chromeを使っている → Firefoxを試す
  • Firefoxを使っている → Chromeを試す
  • SafariがダメならChromeを試す

別のブラウザで正常に動作する場合、元のブラウザの設定や拡張機能が原因です。

スマートフォンアプリでの解決方法

iPhone・AndroidのSlackアプリで送信エラーが発生する場合の対処法です。

方法1:アプリのバックグラウンド更新を有効にする

バックグラウンド更新が無効だと、Slackが正常に動作しないことがあります。

iPhone:

  1. 「設定」→「一般」→「Appのバックグラウンド更新」
  2. 「Appのバックグラウンド更新」をオンにする
  3. Slackアプリをオンにする

Android:

  1. 「設定」→「アプリ」→「Slack」
  2. 「バッテリー」→「バックグラウンド動作」を許可

方法2:アプリのキャッシュをクリアする

モバイルアプリのキャッシュが原因の場合があります。

iPhone:
iPhoneではアプリのキャッシュを個別にクリアできないため、アプリを再インストールします。

Android:

  1. 「設定」→「アプリ」→「Slack」
  2. 「ストレージ」→「キャッシュをクリア」
  3. Slackアプリを再起動

方法3:アプリをアップデートする

最新版にアップデートすることで、バグが修正されます。

iPhone:

  1. App Storeを開く
  2. 右上のプロフィールアイコンをタップ
  3. 下にスクロールして「Slack」を見つける
  4. 「アップデート」をタップ

Android:

  1. Google Play Storeを開く
  2. 検索で「Slack」を探す
  3. 「更新」をタップ

方法4:モバイルデータ通信の設定を確認

Wi-Fiだけでなく、モバイルデータでもSlackを使えるように設定します。

iPhone:

  1. 「設定」→「モバイル通信」
  2. 下にスクロールして「Slack」を見つける
  3. スイッチをオンにする

Android:

  1. 「設定」→「接続」→「データ使用量」
  2. 「モバイルデータ」
  3. Slackを見つけてオンにする

方法5:通知設定を確認(送信エラーに気づかない場合)

送信エラーの通知が届かない場合、設定を確認します。

iPhone:

  1. 「設定」→「通知」→「Slack」
  2. 「通知を許可」をオンにする

Android:

  1. 「設定」→「アプリと通知」→「Slack」
  2. 「通知」をオンにする

セキュリティソフト・ファイアウォールの設定

企業ネットワークやセキュリティソフトが原因の場合の対処法です。

よくある干渉するソフトウェア

以下のソフトウェアがSlackの通信を妨げることがあります。

ウイルス対策ソフト:

  • Avast
  • McAfee
  • Norton
  • AVG
  • Kaspersky

広告ブロッカー:

  • Adblock Plus
  • Browser Guard

その他:

  • Avira Browser Safety
  • Pokki
  • Smart Panel
  • Visual Discovery by Superfish

対処方法

Windows Defenderファイアウォールの設定:

  1. 「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」
  2. 「Windows Defender ファイアウォール」
  3. 「Windows Defender ファイアウォールを介したアプリまたは機能を許可」
  4. 「設定の変更」をクリック
  5. Slackを見つけて、「プライベート」と「パブリック」にチェック
  6. 「OK」をクリック

セキュリティソフトの例外設定:

  1. お使いのセキュリティソフトを開く
  2. 設定または環境設定を開く
  3. 「例外」「除外」「ホワイトリスト」などのメニューを探す
  4. Slackを追加

VPNを使用している場合:

  1. VPNを一時的にオフにしてテスト
  2. VPNがSlackの通信を許可するよう設定
  3. 別のVPNサーバーに接続してみる

企業ネットワークの場合:
IT部門やネットワーク管理者に連絡してください。Slackが使用するドメインやポートを許可する必要があります。

Slackが使用する主なドメイン:

  • *.slack.com
  • *.slack-edge.com
  • *.slack-msgs.com

チャンネル権限の問題

特定のチャンネルだけメッセージが送信できない場合の対処法です。

権限の確認

確認方法:

  1. メッセージ入力欄に「このチャンネルには特定の人しか投稿できません」と表示されているか確認
  2. チャンネル名の横の情報アイコン(i)をクリック
  3. 「設定」または「詳細」を確認

制限されている場合:

  • ワークスペース管理者に連絡
  • 投稿権限をリクエスト
  • 管理者に制限を解除してもらう

#generalチャンネルの特別な制限

多くのワークスペースでは、#generalチャンネルに特別な制限があります。

よくある設定:

  • ワークスペースオーナーと管理者のみ投稿可能
  • フルメンバーのみ投稿可能(ゲスト不可)
  • 全員投稿可能

自分の権限を確認し、必要に応じて管理者に連絡してください。

アーカイブされたチャンネル

アーカイブされたチャンネルには投稿できません。

確認方法:
チャンネル名の横に「アーカイブ済み」のラベルが表示されます。

対処法:
管理者にチャンネルのアーカイブ解除を依頼します。

ファイル送信エラーの解決方法

ファイルが送信できない場合の専用の対処法です。

ファイルサイズを確認

Slackの制限:
1ファイルあたり最大1GB

対処法:

  1. ファイルを圧縮する(ZIPファイルなど)
  2. ファイルを分割する
  3. 外部ストレージサービスを使用(Google Drive、Dropboxなど)

ファイル数を確認

Slackの制限:
1回に送信できるファイル数は最大10個

対処法:

  1. ファイルを10個以下に分ける
  2. 複数回に分けて送信
  3. ファイルをZIPで圧縮して1つのファイルにする

代替方法:外部ストレージサービスを使う

Google Driveを使う方法:

  1. ファイルをGoogle Driveにアップロード
  2. 共有リンクを作成
  3. Slackでリンクを送信

Dropboxを使う方法:

  1. ファイルをDropboxにアップロード
  2. 共有リンクを作成
  3. Slackでリンクを送信

メリット:

  • サイズ制限なし(サービスの上限まで)
  • 複数のファイルを1つのフォルダで共有可能
  • ファイルのバージョン管理ができる

予防策:送信エラーを防ぐ方法

今後、送信エラーを発生させないための予防策です。

1. Slackを常に最新版に保つ

設定方法:

  • デスクトップアプリ:自動アップデートを有効にする
  • モバイルアプリ:自動アップデートを有効にする(App Store / Google Play設定)
  • ブラウザ:ブラウザを最新版に保つ

最新版には、バグ修正やセキュリティアップデートが含まれています。

2. 安定したネットワーク環境を確保

推奨環境:

  • 有線LAN接続(最も安定)
  • 安定したWi-Fi接続
  • 高速なモバイルデータ通信

避けるべき状況:

  • 公共Wi-Fi(セキュリティも低い)
  • 電波の弱い場所
  • 同時に多数のデバイスが接続しているネットワーク

3. 定期的にキャッシュをクリア

推奨頻度:
月に1回程度

キャッシュがたまりすぎると、動作が不安定になることがあります。

4. 重要なメッセージは下書き保存

方法:
長文や重要なメッセージは、送信前に別の場所(メモアプリなど)に下書きを保存しておきます。

送信エラーで消えてしまうリスクを回避できます。

5. 代替コミュニケーション手段を用意

Slackが使えない緊急時のため、代替手段を準備しておきます。

例:

  • メール
  • Microsoft Teams
  • 電話
  • SMS

特にビジネスでは、バックアッププランが重要です。

6. ネットワーク機器を定期的に再起動

推奨頻度:
週に1回程度

ルーターやモデムを再起動することで、接続が安定します。

7. セキュリティソフトの例外設定

事前にSlackをセキュリティソフトの例外に追加しておくことで、突然のブロックを防げます。

Slackサポートへの問い合わせ

すべての方法を試しても問題が解決しない場合、Slackのサポートチームに連絡します。

問い合わせ前の準備

以下の情報を準備しておくとスムーズです。

必要な情報:

  • 使用しているデバイス(Windows 11、macOS Sonoma、iPhone 15など)
  • Slackのバージョン
  • 使用しているブラウザ(ブラウザ版の場合)
  • エラーメッセージの正確な文面
  • エラーが発生する状況(特定のチャンネル、ファイル送信時など)
  • スクリーンショット(可能であれば)

問い合わせ方法

メールで問い合わせ:
feedback@slack.com

件名に「Message sending error」など、問題の概要を記載します。

デスクトップアプリから問い合わせ:

  1. 「ヘルプ」メニュー(Windowsは三本線アイコン)をクリック
  2. 「トラブルシューティング」→「問題を報告」
  3. 問題の概要を記入
  4. 「メッセージを送信する」をクリック

ログが自動的に添付されるため、問題の特定が早くなります。

Slack Community:
https://community.slack.com/
で、他のユーザーに質問することもできます。

ワークスペース管理者への相談

企業やチームのSlackを使用している場合、ワークスペース管理者に相談することも有効です。

管理者に確認してもらうこと:

  • 自分のアカウント権限
  • チャンネルの投稿制限
  • ワークスペース全体の設定
  • 他のメンバーも同じ問題があるか

よくある質問

Q1:メッセージを送信した後に「送信できませんでした」と表示されたら、相手には届いている?

A:いいえ、届いていません。「送信できませんでした」というエラーが表示された場合、メッセージは相手に届いていません。再送信する必要があります。ただし、まれにサーバーの遅延で二重送信になることがあるため、確認してから再送信することをおすすめします。

Q2:Wi-Fiでは送信できるのに、モバイルデータでは送信できない

A:モバイルデータ通信の設定を確認してください。スマートフォンの設定で、Slackアプリがモバイルデータを使用できるようになっているか確認します。また、データ通信量の制限に達していないかも確認してください。

Q3:特定の人にだけメッセージが送れない

A:ダイレクトメッセージ(DM)の設定が原因の可能性があります。相手がワークスペースから退出した、またはアカウントが無効になっている可能性もあります。ワークスペース管理者に確認してください。

Q4:画像やファイルだけが送信できず、テキストは送信できる

A:ファイルサイズが1GBを超えていないか確認してください。また、一度に10個以上のファイルを送信しようとしていないか確認します。ファイルが破損している可能性もあるため、別のファイルで試してみてください。

Q5:夜間だけメッセージが送信できない

A:ワークスペースの設定で、特定の時間帯のメッセージ送信が制限されている可能性があります。また、メンテナンス時間帯に当たっている可能性もあります。管理者に確認してください。

Q6:「再送信」ボタンを押しても送信されない

A:インターネット接続を確認し、Slackアプリを再起動してください。それでもダメなら、メッセージをコピーして、新しいメッセージとして送信してください。古いエラーメッセージは削除します。

Q7:Slackのステータスページでは「正常」なのに、自分だけ送信できない

A:あなたのデバイス、ネットワーク、またはアカウントに問題があります。インターネット接続、ファイアウォール設定、アカウント権限を確認してください。別のデバイスで試して、問題を切り分けてください。

Q8:VPNを使うとSlackが使えない

A:VPNサーバーがSlackの通信をブロックしている可能性があります。VPNの設定でSlackを許可するか、別のVPNサーバーに接続してください。企業のVPNの場合、IT部門に相談してください。

まとめ:Slackの送信エラーを解決するために

Slackでメッセージが送信できない原因と解決方法をまとめます。

主な原因:

  1. インターネット接続の問題(最多)
  2. Slackサーバーの障害
  3. アプリケーションの不具合
  4. ファイアウォール・セキュリティソフトの干渉
  5. ブラウザの問題(拡張機能、キャッシュ)
  6. チャンネルの権限制限
  7. ファイルサイズ・数の制限

すぐ試すべき解決方法(5ステップ):

  1. Slackステータスを確認(https://status.slack.com/)
  2. インターネット接続を確認(他のサイトが開けるか)
  3. Slackアプリを再起動
  4. デバイスを再起動
  5. 別のデバイスで試す(問題の切り分け)

デバイス別の対処法:

デスクトップアプリ:

  • キャッシュをクリア
  • アプリをアップデート
  • アプリを再インストール
  • ネットワークログを収集してサポートに送信

ブラウザ版:

  • キャッシュとCookieをクリア
  • ブラウザ拡張機能を無効化
  • ブラウザをアップデート
  • 別のブラウザを試す
  • シークレットモードで試す

スマートフォンアプリ:

  • バックグラウンド更新を有効化
  • アプリのキャッシュをクリア(Android)
  • アプリをアップデート
  • モバイルデータ通信の設定を確認
  • アプリを再インストール(iPhone)

セキュリティ関連:

  • ファイアウォールでSlackを許可
  • セキュリティソフトの例外設定
  • VPNを一時的にオフ
  • 企業ネットワークの場合はIT部門に相談

権限問題:

  • チャンネルの投稿権限を確認
  • 管理者に権限をリクエスト
  • アーカイブされたチャンネルでないか確認

ファイル送信:

  • ファイルサイズ:1GB以下
  • ファイル数:10個以下
  • 外部ストレージサービス(Google Drive、Dropbox)を利用

予防策:

  • Slackを常に最新版に保つ
  • 安定したネットワーク環境を確保
  • 定期的にキャッシュをクリア(月1回)
  • 重要なメッセージは下書き保存
  • 代替コミュニケーション手段を用意

サポートへの問い合わせ:
すべて試してもダメなら:

  • メール:feedback@slack.com
  • アプリから:ヘルプ → トラブルシューティング → 問題を報告

重要なポイント:
ほとんどの場合、インターネット接続の確認アプリの再起動で解決します。それでもダメなら、キャッシュのクリアアプリの再インストールを試してください。

Slack側の障害の場合は、ユーザー側では何もできないため、復旧を待つしかありません。Status.slack.com で障害情報を確認しましょう。

企業ネットワークでの使用時は、IT部門やネットワーク管理者の協力が必要な場合があります。

この記事が、Slackの送信エラー解決に役立てば幸いです!

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