Slackのセクション機能は自分だけ!サイドバーを自由にカスタマイズする方法

プログラミング・IT

Slackを使っていると、気づけばチャンネルがズラリと並んでサイドバーが大混雑。必要なチャンネルを探すだけで時間がかかってしまう…そんな経験はありませんか?

実は、Slackにはカスタムセクションという便利な機能があります。この機能の最大の特徴は、自分だけに表示されるという点。つまり、あなたが好きなようにチャンネルを整理しても、他のメンバーの画面には一切影響しません。

今回は、このセクション機能を使って、あなた専用の使いやすいサイドバーを作る方法を徹底解説します。

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  1. Slackのセクション機能とは?自分専用のフォルダみたいなもの
    1. セクション機能の基本
    2. なぜ「自分だけ」なのか?
  2. セクション機能を使うための条件
    1. 必要な条件
  3. セクションの作り方【ステップバイステップ】
    1. 【方法1】新規セクションを作成する
    2. 【方法2】チャンネルを移動しながらセクションを作る
  4. チャンネルをセクションに移動する方法
    1. ドラッグ&ドロップで移動
    2. 星マークから移動
  5. セクションごとの表示設定でさらに使いやすく
    1. 表示設定の種類
    2. 表示設定の変更方法
  6. セクションの並び順と折りたたみ
    1. セクションの順番を変える
    2. セクションを折りたたむ
  7. 実践!おすすめのセクション整理術
    1. パターン1:緊急度で分ける
    2. パターン2:プロジェクト別で分ける
    3. パターン3:コミュニケーション相手で分ける
    4. パターン4:エンジニア向け
  8. セクションから削除する方法
  9. セクション自体を削除・名前変更する
    1. セクション名を変更
    2. セクションを削除
  10. よくあるトラブルと解決方法
    1. Q1:セクション機能が表示されない
    2. Q2:作ったセクションが同僚に見えていると言われた
    3. Q3:チャンネルが見当たらなくなった
    4. Q4:セクションの数に制限はある?
    5. Q5:Slackコネクトのチャンネルもセクションに入れられる?
  11. モバイルでの使い方
  12. セクション共有機能について【補足】
    1. セクション共有の仕組み
  13. まとめ:自分だけのSlack環境を作ろう

Slackのセクション機能とは?自分専用のフォルダみたいなもの

セクション機能の基本

セクション機能は、サイドバーのチャンネルやDM(ダイレクトメッセージ)をフォルダのようにグループ分けできる機能です。例えば、「急ぎ対応」「プロジェクトA」「雑談系」といった具合に、自分の使いやすいカテゴリーでまとめられます。

重要なポイント:

  • 完全に個人用:作成したセクションは自分のSlackにしか表示されません
  • 他人に影響しない:同じチャンネルに参加している同僚の画面は変わりません
  • 自由にカスタマイズ可能:名前や絵文字を好きなように設定できます

なぜ「自分だけ」なのか?

通常のチャンネルは全員で共有するものですが、セクションはあなたのパソコンやスマホの画面上だけの整理方法です。メールソフトでフォルダを作るのと同じように、自分の見やすさを優先して自由に設定できるわけですね。

つまり、あなたが「緊急」というセクションを作っても、隣の席の同僚には見えません。逆に同僚が「趣味の話」というセクションを作っていても、あなたには見えないということです。

セクション機能を使うための条件

残念ながら、セクション機能はすべてのSlackユーザーが使えるわけではありません。

必要な条件

  1. 有料プランの契約:Pro、Business+、Enterprise Gridプランのいずれか
  2. デスクトップ版の利用:パソコン版Slackで設定する必要があります
  3. モバイルでの表示:設定後はスマホアプリでも反映されます

注意点:

フリープラン(無料版)では、カスタムセクションは作成できません。ただし、基本的なサイドバーの整理機能(スター機能など)は利用可能です。有料プランの無料トライアルを使えば、セクション機能を試すこともできます。

セクションの作り方【ステップバイステップ】

それでは実際にセクションを作ってみましょう。思ったより簡単ですよ。

【方法1】新規セクションを作成する

手順:

  1. Slackのデスクトップアプリを開きます
  2. サイドバーの「チャンネル」と書かれた部分をクリックします
  3. 「作成する」にマウスを合わせます
  4. 「セクション作成する」をクリックします
  5. セクションの名前を入力します(例:「今日やること」「急ぎ対応」など)
  6. 好きな絵文字を選びます(スマイルマークのアイコンから選択)
  7. 「作成する」をクリックして完成

ポイント:

絵文字は必須ではありませんが、設定すると視覚的に分かりやすくなります。例えば、緊急用に「🔥」、プロジェクト用に「📁」、雑談用に「☕」などを使うと便利です。

【方法2】チャンネルを移動しながらセクションを作る

すでに開いているチャンネルから、直接新しいセクションを作ることもできます。

手順:

  1. セクションに入れたいチャンネルを開きます
  2. 画面上部の★(星マーク)をクリックします
  3. 「新しいセクションを作成する」を選択します
  4. セクション名と絵文字を設定します
  5. そのチャンネルが自動的に新しいセクションに移動します

チャンネルをセクションに移動する方法

セクションを作ったら、次はチャンネルを整理しましょう。

ドラッグ&ドロップで移動

最も簡単な方法は、チャンネル名をクリックしたまま移動先のセクションまでドラッグするやり方です。マウスでつかんで、ポイッと入れるだけ。

星マークから移動

  1. 移動したいチャンネルを開きます
  2. 上部の★マーク(またはセクションに設定した絵文字)をクリックします
  3. 移動先のセクションを選択します

複数のチャンネルを一括移動する場合:

  1. セクション名をクリックします
  2. 「管理」→「すべてのセクションを編集する」を選択します
  3. 一覧からまとめて移動できます

セクションごとの表示設定でさらに使いやすく

セクション機能の真骨頂は、セクションごとに表示ルールを変えられる点です。

表示設定の種類

各セクションで以下の3つから選べます:

1. すべて表示

セクション内のすべてのチャンネルが常に表示されます。頻繁に使うチャンネルをまとめたセクションにおすすめです。

例: 「今日の作業」セクションなど、常にチェックしたいチャンネル用

2. 未読メッセージのみ

未読がある(新しいメッセージが来た)チャンネルだけが表示されます。既読になると自動的に非表示になるため、サイドバーがスッキリします。

例: 「情報共有」セクションなど、更新があったときだけ確認すればよいチャンネル用

3. メンションのみ

自分宛てのメンション(@名前で呼ばれたとき)があるチャンネルだけが表示されます。大量のチャンネルに入っているけど、自分宛てのメッセージだけに反応したい場合に便利です。

例: 「参加中のチーム」セクションなど、直接呼ばれたときだけ対応するチャンネル用

表示設定の変更方法

  1. セクション名をクリックします
  2. 「表示して並べ替え」にマウスを合わせます
  3. 好きな表示方法を選択します

セクションの並び順と折りたたみ

セクションの順番を変える

セクション自体をドラッグ&ドロップで並び替えられます。重要度の高いセクションを上に配置すると、効率的に作業できます。

セクションを折りたたむ

セクション名の左側にある絵文字(または▼マーク)をクリックすると、そのセクションを閉じられます。使わないセクションは畳んでおくと、サイドバーがスッキリして見やすくなります。

ショートカット:

  • Windows/Linux:Altキーを押しながらセクションをクリック
  • Mac:Optionキーを押しながらセクションをクリック

これで全セクションを一気に開いたり閉じたりできます。

実践!おすすめのセクション整理術

ここでは、職種や使い方に応じたセクション活用例を紹介します。

パターン1:緊急度で分ける

  • 🔥 今すぐ対応:即レス必須のチャンネル(表示設定:すべて表示)
  • 📌 今日やること:本日中に確認すべきチャンネル(表示設定:未読メッセージのみ)
  • 📂 参考資料:たまに見るチャンネル(表示設定:メンションのみ)
  • ☕ 雑談・休憩:趣味や雑談のチャンネル(表示設定:未読メッセージのみ)

パターン2:プロジェクト別で分ける

  • ⭐ プロジェクトA:現在進行中のプロジェクト関連
  • 📋 プロジェクトB:別の進行中プロジェクト
  • 🎯 営業チーム:所属チーム全般
  • 💬 DM専用:ダイレクトメッセージをまとめる

パターン3:コミュニケーション相手で分ける

  • 👥 社内メンバー:同じ会社の人とのやりとり
  • 🤝 社外パートナー:取引先とのやりとり(Slackコネクト使用)
  • 📢 お知らせ:全社アナウンスなど
  • 🔧 ツール通知:連携アプリからの通知専用

パターン4:エンジニア向け

  • 🚨 監視・障害:システム監視や障害対応
  • 🔨 開発中機能:現在開発しているプロジェクト
  • 📝 コードレビュー:レビュー待ちや確認用
  • 📚 技術情報:技術共有チャンネル

セクションから削除する方法

チャンネルをセクションから外したい場合は、以下の手順で行います。

手順:

  1. 削除したいチャンネルを開きます
  2. 上部の★マーク(またはセクションの絵文字)をクリックします
  3. 「[セクション名]から外す」を選択します
  4. チャンネルは元の「チャンネル」または「ダイレクトメッセージ」セクションに戻ります

セクション自体を削除・名前変更する

セクション名を変更

  1. セクション名をクリックします
  2. 「編集」を選択します
  3. 新しい名前や絵文字を設定します

セクションを削除

  1. セクション名をクリックします
  2. 「削除」を選択します
  3. 確認画面で「削除」をクリックします

注意:

セクションを削除しても、中に入っていたチャンネルは消えません。デフォルトの「チャンネル」セクションに戻るだけです。

よくあるトラブルと解決方法

Q1:セクション機能が表示されない

原因:

  • 無料プラン(フリープラン)を使用している
  • モバイルアプリで設定しようとしている

解決方法:

  • 有料プランにアップグレードする
  • デスクトップ版Slackで設定する(設定後はモバイルでも反映されます)

Q2:作ったセクションが同僚に見えていると言われた

これは誤解です。

セクション機能は完全に個人用なので、他の人には絶対に見えません。もし同僚が同じセクション名を使っていたら、それは偶然です。

Q3:チャンネルが見当たらなくなった

原因:

セクションの表示設定が「未読メッセージのみ」または「メンションのみ」になっており、該当するメッセージがないため非表示になっている可能性があります。

解決方法:

  1. セクション名をクリックします
  2. 「表示して並べ替え」から「すべて」を選択します
  3. またはセクション名をクリックすると、一時的に全チャンネルが表示されます

Q4:セクションの数に制限はある?

公式には制限が明記されていませんが、実用上は10〜20個程度までが管理しやすいでしょう。あまり細かく分けすぎると、逆に探しにくくなります。

Q5:Slackコネクトのチャンネルもセクションに入れられる?

はい、可能です。ただし、「Slack コネクト」というデフォルトセクションに自動的に配置されますが、そこから他のカスタムセクションに移動できます。「Slack コネクト」セクション自体の削除や名前変更はできません。

モバイルでの使い方

デスクトップで設定したセクションは、スマホのSlackアプリでも自動的に反映されます。

モバイルでの操作:

  1. チャンネルを開きます
  2. 上部のチャンネル名をタップします
  3. ★マーク(または絵文字)を長押しします
  4. 移動先のセクションを選択します

注意点:

モバイルアプリでは新規セクションの作成はできません。デスクトップ版で作成したセクションを使うことになります。

セクション共有機能について【補足】

通常、セクションは自分だけに表示されますが、有料プランではユーザーグループと紐付けてセクションを共有する機能もあります。

セクション共有の仕組み

新入社員のオンボーディング(受け入れ)を簡単にするため、管理者が「新人向けチャンネルセット」のようなセクションを作成して共有できます。

特徴:

  • ユーザーグループごとに1つのセクションを共有可能
  • 受け取った人は自由にカスタマイズできます
  • 絵文字の変更は不可

通常の「自分だけ」のセクションとは別の機能なので、基本的には個人用セクションとして使うと考えてください。

まとめ:自分だけのSlack環境を作ろう

Slackのセクション機能は、完全にあなた専用のカスタマイズツールです。他の人に気を使うことなく、自分が最も使いやすい形に整理できます。

セクション機能のポイント:

  1. 自分だけに表示:他のメンバーには一切影響しません
  2. 有料プランで利用可能:Pro以上のプランが必要です
  3. フォルダのように整理:チャンネル、DM、アプリをまとめられます
  4. セクションごとに表示設定:すべて・未読のみ・メンションのみから選択
  5. 折りたたみ可能:使わないセクションは閉じてスッキリ

まずは「今日やること」「後で見る」という2つのセクションから始めてみてはいかがでしょうか?使いながら自分に合った整理方法を見つけていくのがコツです。

あなただけの快適なSlack環境を作って、仕事の効率を上げましょう!

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