「チャンネル全員に緊急のお知らせを伝えたい」「でも休んでいる人まで通知するのは気が引ける」そんな経験はありませんか?
Slackには、全員に通知を送る便利な機能として@channel、@here、@everyoneの3つのメンションがあります。しかし、これらを間違って使うと、不要な通知で周りに迷惑をかけてしまう可能性があります。
この記事では、Slackで全員に通知する3つの方法の違いと、それぞれの適切な使い方、マナー、そしてトラブルシューティングまで、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
- Slackの全員通知機能とは
- @channel、@here、@everyoneの違いを徹底比較
- 全員通知の正しい使い方
- 全員通知を使うべき場面・避けるべき場面
- 全員通知のマナーとエチケット
- 管理者による全員通知の制限設定
- 全員通知が使えない・届かないときの対処法
- より高度な通知方法:ユーザーグループ
- よくある質問(FAQ)
- Q1. @channel と @here、どちらを使うべきか迷ったら?
- Q2. スレッドで @channel を使っても通知が届かないのはなぜ?
- Q3. @everyone が使えないのはなぜ?
- Q4. 全員通知を使ったら怒られました。どうすればいい?
- Q5. 毎日のリマインダーに @channel を使っていますが問題ありますか?
- Q6. @channel を使える権限がありません。どうすれば使えますか?
- Q7. 間違って @channel を送信してしまいました。削除できますか?
- Q8. @channel を使っても反応がありません
- Q9. 大規模チャンネルで全員に通知するにはどうすればいいですか?
- Q10. @channel の乱用を防ぐ良い方法はありますか?
- まとめ:全員通知を賢く使ってチームの生産性を上げる
Slackの全員通知機能とは

まず、基本的な仕組みを理解しましょう。
全員通知の3つの種類
Slackには、複数のメンバーに一度に通知を送るための特別なメンションが3つあります。
1. @everyone(エブリワン)
- #general チャンネル限定で使用可能
- ワークスペースの全メンバーに通知
2. @channel(チャンネル)
- そのチャンネルの全メンバーに通知
- オンライン・オフライン関係なく全員に届く
3. @here(ヒア)
- そのチャンネルで現在アクティブなメンバーのみに通知
- オフラインの人には届かない
通常のメンションとの違い
個人メンション(@ユーザー名):
- 特定の1人にだけ通知
全員通知(@channel、@here、@everyone):
- 複数人に一度に通知
- 使用時に確認メッセージが表示される(6人以上のチャンネル)
重要な共通ルール
以下の場合、全員通知は届きません:
- ✗ 通知を一時停止中(おやすみモード)のメンバー
- ✗ スレッド内で使用した場合(スレッドに参加していないメンバー)
@channel、@here、@everyoneの違いを徹底比較
3つの違いを表で整理しましょう。
比較表
| 項目 | @everyone | @channel | @here |
|---|---|---|---|
| 使用可能な場所 | #generalチャンネルのみ | すべてのチャンネル | すべてのチャンネル |
| 通知が届く範囲 | generalチャンネルの全メンバー | チャンネルの全メンバー | チャンネルのアクティブなメンバー |
| オフラインの人 | 届く | 届く | 届かない |
| 離席中の人 | 届く | 届く | 届かない |
| おやすみモード中 | 届かない | 届かない | 届かない |
| 緊急度 | 最高 | 高 | 中 |
| 使用頻度の目安 | 年に数回 | 月に数回 | 週に数回 |
| 影響する人数 | 最大(全社員) | 中(チャンネルメンバー) | 最小(オンラインのみ) |
@everyone の詳細
特徴:
- #general チャンネル専用のメンション
- ワークスペースに参加している全メンバーに通知
- ゲストメンバーには届かない
いつ使う:
- 会社全体に関わる重大な発表
- 緊急事態の連絡
- 全社休業日のお知らせ
使用例:
@everyone 本日15時よりシステムメンテナンスのため、
すべてのサービスが一時停止します。ご協力をお願いします。
注意点:
- #general チャンネル以外では使えない
- 全社員に通知が届くため、最も慎重に使うべき
- Slack社内でも年に1〜2回しか使われない
@channel の詳細
特徴:
- そのチャンネルに参加している全メンバーに通知
- オンライン・オフライン・離席中に関係なく届く
- 休暇中や勤務時間外の人にも通知される
いつ使う:
- チャンネル全員が知るべき重要な情報
- 期限が迫っている作業の連絡
- プロジェクトの重要な変更
使用例:
@channel 【重要】明日のプロジェクト会議は14時から16時に変更になりました。
全員参加必須です。
注意点:
- 休憩中や休暇中の人にも通知が届く
- 本当に全員が今すぐ知る必要があるか検討する
- 多用すると「オオカミ少年」になる
@here の詳細
特徴:
- チャンネルで現在アクティブなメンバーのみに通知
- ステータスが「アクティブ」の人だけが対象
- オフラインや離席中の人には届かない
いつ使う:
- 今すぐ返信が欲しいとき
- 緊急ではないが早めに確認してほしいとき
- オンラインの人だけに聞きたいとき
使用例:
@here 急ぎで確認したいことがあります。
今オンラインの方、DMをご確認ください。
@here ランチに行ける人いますか?11:30出発予定です。
注意点:
- 「今すぐ対応不要な内容」なら @here で十分
- @channel より気軽に使えるが、それでも慎重に
- ランダムな質問やアイデア共有には使わない
全員通知の正しい使い方
実際の使用手順を解説します。
基本的な使い方
ステップ1:メッセージ入力欄に「@」を入力
メッセージ入力欄で @ を入力すると、メンションの候補が表示されます。
ステップ2:該当するメンションを選択
候補リストから以下のいずれかを選択:
@everyone– generalチャンネルの全員@channel– チャンネルの全員@here– アクティブなメンバー
ステップ3:メッセージを入力
@channel 本日17時からの定例会議は中止になりました。
ステップ4:確認メッセージを確認
チャンネルに6人以上いる場合、以下のような確認メッセージが表示されます:
このチャンネルの全員に通知されます(〇〇人)
本当に送信しますか?
[キャンセル] [送信]
ステップ5:送信
内容を確認して「送信」をクリック。
使い分けのフローチャート
以下のフローで判断しましょう:
質問1:全社員に知らせる必要がありますか?
├─ はい → #generalチャンネルで @everyone を使う
└─ いいえ → 質問2へ
質問2:チャンネルの全員が今すぐ知る必要がありますか?
├─ はい → @channel を使う
└─ いいえ → 質問3へ
質問3:休暇中や離席中の人も含めて全員に伝える必要がありますか?
├─ はい → @channel を使う
└─ いいえ → 質問4へ
質問4:今オンラインの人だけに聞きたいですか?
├─ はい → @here を使う
└─ いいえ → 全員通知は不要、個別メンションを使う
全員通知を使うべき場面・避けるべき場面
具体例で確認しましょう。
@everyone を使うべき場面
✅ 使うべき:
- 全社的な緊急事態(システム障害、セキュリティ問題)
- 会社全体の休業日や営業時間変更
- 災害時の安否確認
- 全社員対象の重要なお知らせ
❌ 避けるべき:
- 部署内の連絡(該当チャンネルで @channel を使う)
- 個人的な質問や雑談
- 定期的なリマインダー
- 試しに使ってみる
@channel を使うべき場面
✅ 使うべき:
- プロジェクトの重要な変更や決定
- 期限が迫っているタスクの催促
- 会議の時間変更(当日または前日)
- チャンネル全員が関わる作業の開始・完了報告
- システムメンテナンスなどの予定
具体例:
@channel 【緊急】クライアントから修正依頼が入りました。
明日朝9時までに対応が必要です。担当者は至急ご確認ください。
❌ 避けるべき:
- 一部のメンバーだけに関係する内容
- 急ぎではない情報共有
- 個人的な質問
- 「おはようございます」などの挨拶
- 雑談や感想
@here を使うべき場面
✅ 使うべき:
- 今すぐ確認してほしいが、緊急ではない内容
- オンラインの人だけに聞きたい質問
- ランチや休憩の誘い
- 簡単なアンケートや意見募集
- 軽い相談事
具体例:
@here 新しいツールを試してみたいのですが、
今時間がある方、レビューをお願いできますか?
❌ 避けるべき:
- 全員が知る必要がある重要事項(@channel を使う)
- 深夜や早朝の時間帯(誰もオンラインでない)
- 特定の人への質問(個別メンションを使う)
全員通知のマナーとエチケット
職場で嫌われないための重要なルールです。
基本的なマナー
1. 本当に必要なときだけ使う
「迷ったら@channelを使え」は間違いです。
迷ったら、まず以下を自問してください:
- 全員が今すぐ知る必要があるか?
- 休暇中の人にも通知すべきか?
- 個別メンションやスレッドで十分ではないか?
2. 時間帯を考慮する
全員通知を使う際は、時間帯にも配慮しましょう:
避けるべき時間帯:
- 早朝(7時以前)
- 深夜(22時以降)
- 休日
- ランチタイム(12〜13時)
ただし、本当の緊急時はこの限りではありません。
3. メッセージは簡潔明瞭に
全員通知を使うときは、要点を明確に:
悪い例:
@channel みなさんちょっといいですか?
先日の会議で話していたあの件なんですけど、
いろいろ考えてみたんですが...(長文が続く)
良い例:
@channel 【重要】明日の定例会議は中止です。
理由:クライアント訪問のため
代替日:来週火曜10時
4. 緊急度を明示する
メッセージの最初に緊急度を示しましょう:
@channel 【緊急】
@channel 【重要】
@channel 【お知らせ】
@channel 【確認依頼】
5. 頻度に気をつける
目安:
- @everyone:年に数回(緊急時のみ)
- @channel:月に数回
- @here:週に数回
これより多い場合は、使いすぎです。
やってはいけないNG行動
NG1:毎回 @channel を使う
すべての投稿に @channel をつけると:
- 周りの人がイライラする
- 本当に重要なメッセージが埋もれる
- 通知を無視されるようになる
NG2:@channel で雑談
❌ @channel 今日のランチ何食べた?
❌ @channel おはようございます!
❌ @channel このGIF面白い!
NG3:個人的な質問に使う
❌ @channel 〇〇さんどこにいますか?
→ 〇〇さんに直接メンションする
❌ @channel この資料の場所わかる人いますか?
→ まず検索、それでもダメなら個別に聞く
NG4:スレッドで使う
スレッド内で @channel や @here を使っても、スレッドに参加していない人には通知が届きません。
スレッド外のチャンネル本体で使いましょう。
NG5:深夜に緊急ではない内容で使う
❌ 23:00 @channel 明日の資料できました!
→ 翌朝の営業時間内に送る
Slackエチケットのベストプラクティス
1. @here をデフォルトにする
迷ったら @channel ではなく @here を使いましょう。
- オフラインの人の邪魔をしない
- 緊急度が低いことが伝わる
- 十分な人に届く
2. 予約投稿を活用する
深夜や早朝にメッセージを作成した場合:
- メッセージを入力
- 送信ボタンの横の▼をクリック
- 「後で送信」を選択
- 営業時間内の時間を設定
3. ピン留めを活用する
全員に何度も見てもらいたい情報は、@channel ではなくピン留めを使いましょう。
4. チャンネルの説明を読む
投稿前にチャンネルの目的を確認:
- チャンネル名をクリック
- 「説明」を読む
- メンバー数を確認
管理者による全員通知の制限設定

ワークスペースオーナーや管理者は、全員通知の使用を制限できます。
誰が使用できるかを制限する
設定できる内容:
- @channel と @here を使用できるメンバーの選択
- @everyone を使用できるメンバーの選択
- 確認メッセージの表示/非表示
制限設定の手順(ワークスペースオーナー)
ステップ1:管理画面を開く
- デスクトップのサイドバーで、ワークスペース名をクリック
- 「ツールと設定」→「ワークスペースの設定」を選択
ステップ2:権限設定を開く
- 左サイドバーから「役割と権限」をクリック
- 「アカウント種別」を選択
ステップ3:権限を編集
- 「チャンネルで @channel と @here を使用する」の横の「…」をクリック
- 「権限を編集する」をクリック
- 誰がこの操作を実行できるか選択:
- すべてのメンバー
- オーナーと管理者のみ
- 管理者のみ
- 「保存」をクリック
確認メッセージの設定
デフォルト設定:
- 6人以上のチャンネルで全員通知を使うと確認メッセージが表示される
オフにする場合:
- ワークスペースの設定を開く
- 「権限」タブをクリック
- 「メッセージング」の「展開」をクリック
- 該当する項目を選択
- 「保存」をクリック
Enterprise Grid の特別なルール
10,000人以上のチャンネル:
- @channel と @here を使えるのは、オーナーと管理者のみ
- 一般メンバーは使用不可
全員通知が使えない・届かないときの対処法
トラブルシューティングを解説します。
問題1:@channel や @here が選択肢に出てこない
原因:
- 管理者による使用制限
- 権限不足
- #general 以外で @everyone を使おうとしている
解決策:
対処法1:権限を確認
- ワークスペースオーナーまたは管理者に連絡
- 使用制限がかかっていないか確認
対処法2:チャンネルを確認
- @everyone は #general チャンネルでのみ使用可能
- 他のチャンネルでは @channel を使う
対処法3:メンション候補を正しく選択
@を入力後、候補リストから選択- 手入力では機能しないことがある
問題2:通知が届かない
原因:
- 相手が通知を一時停止中
- スレッド内で使用している
- 通知設定がオフ
- Enterprise Grid の制限
解決策:
対処法1:おやすみモード を確認
- 相手のおやすみモードがオンの場合、通知は届かない
- これは仕様なので、緊急の場合は別の手段を使う
対処法2:スレッド外で送信
- スレッド内の @channel はスレッド参加者以外に届かない
- チャンネル本体で投稿する
対処法3:通知設定を確認してもらう
- 環境設定 > 通知
- 「通知の送信」が適切に設定されているか
問題3:確認メッセージが出ない
原因:
- 管理者が確認メッセージを無効化している
- チャンネルメンバーが6人未満
解決策:
- これは仕様なので問題ありません
- 慎重に使用する習慣をつけましょう
問題4:10,000人以上のチャンネルで使えない
原因:
- Enterprise Grid プランの制限
- オーナーまたは管理者のみ使用可能
解決策:
- 管理者に連絡して代わりに送信してもらう
- 小規模なチャンネルで伝える
- 個別メンションやユーザーグループを活用
より高度な通知方法:ユーザーグループ
Pro、Business+、Enterprise Grid プランでは、もっと便利な方法があります。
ユーザーグループとは
ユーザーグループは、特定のメンバーをグループ化して、一度にメンションできる機能です。
メリット:
- 必要な人にだけ通知できる
- @channel より対象を絞れる
- チーム構成が変わっても柔軟に対応
ユーザーグループの例
@marketing-team → マーケティングチームのメンバー全員
@developers → 開発チームのメンバー全員
@support-staff → サポートスタッフ全員
@project-alpha → プロジェクトαの担当者全員
ユーザーグループの作成方法
ステップ1:管理画面を開く
- デスクトップのサイドバーで、ワークスペース名をクリック
- 「その他」→「ユーザーグループ」を選択
ステップ2:新規グループを作成
- 「ユーザーグループを作成する」をクリック
- グループ名を入力(例:@dev-team)
- グループの説明を入力
- メンバーを追加
- 「グループを作成」をクリック
ステップ3:使用する
@dev-team 新しい機能をデプロイしました。
テストをお願いします。
ユーザーグループ活用のヒント
1. 役割別グループ
@frontend-devs
@backend-devs
@designers
@qa-engineers
2. プロジェクト別グループ
@project-x
@project-y
@urgent-tasks
3. シフト別グループ
@morning-shift
@evening-shift
@weekend-crew
よくある質問(FAQ)
Q1. @channel と @here、どちらを使うべきか迷ったら?
A. 迷ったら @here を使いましょう。
理由:
- オフラインの人を邪魔しない
- 緊急度が低いことが伝わる
- 多くの場合、オンラインの人だけで十分
基本ルール:
「休暇中や勤務時間外の人も今すぐ起きて確認すべき内容か?」
→ Yes なら @channel
→ No なら @here
Q2. スレッドで @channel を使っても通知が届かないのはなぜ?
A. スレッド内の @channel は、スレッドに参加しているメンバーにしか届きません。
解決策:
- スレッドではなくチャンネル本体で投稿する
- または、スレッド投稿時に「チャンネルにも投稿」をオンにする
Q3. @everyone が使えないのはなぜ?
A. @everyone は #general チャンネルでのみ使用できます。
他のチャンネルでは:
- @channel を使う(そのチャンネルの全員)
- ユーザーグループを使う(Pro プラン以上)
Q4. 全員通知を使ったら怒られました。どうすればいい?
A. 以下を実践しましょう:
- 謝罪する
- 「不要な通知を送ってしまい申し訳ありませんでした」
- 今後の対策を示す
- 「次回から @here を使います」
- 「本当に緊急の場合のみ使用します」
- 代替手段を学ぶ
- ピン留め機能
- 個別メンション
- ユーザーグループ
Q5. 毎日のリマインダーに @channel を使っていますが問題ありますか?
A. はい、それは不適切です。
代替案:
1. Slackbotを使う
- 自動リマインダー機能
/remind #チャンネル名 "メッセージ" every weekday at 9am
2. ワークフローを作成
- 定型的なメッセージの自動投稿
3. ピン留めを活用
- 常に確認すべき情報はピン留め
4. チャンネルの説明に書く
- 毎日確認すべき内容はチャンネル説明に記載
Q6. @channel を使える権限がありません。どうすれば使えますか?
A. ワークスペースオーナーまたは管理者に相談してください。
相談内容:
「〇〇プロジェクトで緊急時に@channelを使用したいのですが、
現在権限がありません。使用許可をいただけないでしょうか?」
または、管理者に代わりに送信してもらうことも検討しましょう。
Q7. 間違って @channel を送信してしまいました。削除できますか?
A. はい、メッセージは削除できますが、通知は取り消せません。
対処法:
- すぐに削除する
- メッセージの「…」→「メッセージを削除」
- お詫びのメッセージを送る
先ほどの @channel は誤送信でした。
不要な通知を送ってしまい申し訳ございません。
Q8. @channel を使っても反応がありません
A. 以下を確認してください:
原因1:メッセージが埋もれている
- チャンネルが活発すぎる
- 解決策:重要なメッセージはピン留めも併用
原因2:おやすみモード中
- 勤務時間外や休日に送信した
- 解決策:営業時間内に再送信
原因3:「狼少年効果」
- 普段から @channel を多用している
- 解決策:使用頻度を減らし、信頼を回復
Q9. 大規模チャンネルで全員に通知するにはどうすればいいですか?
A. 以下の方法があります:
1. 管理者に依頼
- 10,000人以上のチャンネルでは管理者のみ使用可能
2. セグメント化
- 小さなチャンネルに分ける
- ユーザーグループを活用
3. ピン留めとアナウンスメント
- @channel は使わず、重要なメッセージをピン留め
- チャンネルトピックに記載
Q10. @channel の乱用を防ぐ良い方法はありますか?
A. 以下の対策が有効です:
1. ガイドラインを作成
【@channel 使用ガイドライン】
- 緊急時のみ使用
- 使用前に「全員が今すぐ知る必要があるか?」を自問
- 迷ったら @here を使う
2. オンボーディング時に教育
- 新入社員研修で説明
- Slackエチケットドキュメントを共有
3. 定期的にリマインド
- 月1回程度、適切な使用方法をリマインド
4. 管理者が制限をかける
- 必要に応じて使用権限を制限
まとめ:全員通知を賢く使ってチームの生産性を上げる
Slackの全員通知機能について詳しく解説してきました。
この記事の重要ポイント:
3つの通知方法の違い
- @everyone
- #general チャンネル限定
- 全社員に通知
- 年に数回の緊急時のみ使用
- @channel
- そのチャンネルの全員に通知
- オフラインの人にも届く
- 月に数回、重要な連絡に使用
- @here
- アクティブなメンバーのみに通知
- オフラインの人には届かない
- 迷ったらこちらを使う
使い分けの基本ルール
全社員向け → @everyone(#generalのみ)
↓
チャンネル全員が今すぐ知る必要 → @channel
↓
休暇中の人にも通知すべき → @channel
↓
オンラインの人だけでOK → @here
↓
迷ったら → @here
↓
特定の人だけ → 個別メンション
守るべきマナー
✅ やるべきこと:
- 本当に必要なときだけ使う
- 簡潔明瞭なメッセージ
- 時間帯を考慮する
- 緊急度を明示する
❌ やってはいけないこと:
- 毎回 @channel を使う
- 雑談や挨拶に使う
- 個人的な質問に使う
- 深夜に緊急ではない内容で使う
代替手段の活用
全員通知以外にも効果的な方法があります:
- ピン留め:何度も確認してほしい情報
- ユーザーグループ:特定のチームへの通知
- Slackbot:定期的なリマインダー
- 個別メンション:特定の人への依頼
最後に大切なこと:
全員通知は強力なツールですが、「できる」からといって「すべき」ではありません。
「この通知で50人の作業を中断させる価値があるか?」
この問いに自信を持って「Yes」と答えられるときだけ、@channel を使いましょう。
適切に使えば、チームの生産性を大きく向上させる素晴らしい機能です。
逆に乱用すれば、周りに迷惑をかけ、本当に重要なメッセージが無視される原因になります。
この記事で学んだ知識を活かして、Slackをより効果的に使いこなしてください!


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