「Slackのヘッドホンマークって何?」「どうやって使うの?」「通常の通話とどう違うの?」
Slackを使っていると、チャンネル名の横やサイドバーに表示される小さなヘッドホンマークが気になりますよね。これは「ハドルミーティング」という、Slackの音声通話機能を示すアイコンです。
この記事では、Slackのヘッドホンマーク(ハドルミーティング機能)について、基本的な使い方から便利な活用法、よくある疑問まで、すべてを詳しく解説します。
ヘッドホンマークとは?ハドルミーティングの基本

ハドルミーティングの意味
ハドル(Huddle)とは、もともとアメリカンフットボールなどのスポーツ用語です。
語源:
試合中にチームが円陣を組んで作戦を話し合う、短時間のミーティングのこと。
Slackでの意味:
オフィスでの「ちょっといい?」という立ち話や、廊下での雑談のような、カジュアルで気軽な音声会話を実現する機能。
ヘッドホンマークの表示場所
ヘッドホンマークは以下の場所に表示されます:
1. チャンネルヘッダー
チャンネルやDM画面の右上に常に表示されているヘッドホンアイコン。これをクリックすればハドルミーティングを開始できます。
2. チャンネル名の横
誰かがハドルを開始すると、サイドバーのチャンネル名の横にヘッドホンマークが表示されます。「このチャンネルでハドル実施中」のサイン。
3. ユーザー名の横
ハドルミーティングに参加しているユーザーには、名前の横に小さなヘッドホンマークが表示されます。
4. サイドバー下部
デスクトップ版では、左サイドバーの下部にヘッドホンマークのトグルボタンが表示されます。
ハドルミーティングの特徴
主な特徴:
- ワンクリックで開始
- URLやミーティングIDの発行不要
- チャンネルやDMから即座に開始
- 音声中心のコミュニケーション
- 基本は音声のみ(カメラオフでOK)
- 必要に応じてビデオもオン可能
- 自由な出入り
- 事前スケジュール不要
- 途中参加・途中退出が自由
- チャンネル全体で共有
- チャンネルメンバー全員が参加可能
- 通りすがりに参加するイメージ
- 軽量で高速
- アプリの動作が軽い
- 音声が途切れにくい
従来の通話機能(Slackコール)との違い
Slackには以前「Slackコール」という通話機能がありましたが、2023年3月に廃止され、すべてハドルミーティングに統合されました。
主な違い(旧Slackコールとの比較):
| 項目 | ハドルミーティング | 旧Slackコール |
|---|---|---|
| 開始方法 | ヘッドホンマークをクリック | 電話アイコンをクリック |
| 参加の自由度 | 途中参加・退出が自由 | 招待ベース |
| 雰囲気 | カジュアル、立ち話的 | やや形式的 |
| ビデオ | オプション(音声メイン) | 音声・ビデオ両対応 |
| 最大参加人数 | 50人 | 15人 |
Zoom/Google Meetとの違い:
| 項目 | ハドルミーティング | Zoom/Google Meet |
|---|---|---|
| 開始の手軽さ | ワンクリック | URL発行が必要 |
| 事前準備 | 不要 | スケジュール・招待が必要 |
| 想定時間 | 短時間(数分〜30分) | 長時間(30分〜数時間) |
| ビデオ | オプション | メイン |
| 身だしなみ | 気にしなくてOK | 気にする必要あり |
料金プランと制限
無料プラン
参加人数:最大2人まで
制限:
- 1対1のハドルのみ可能
- すべての基本機能は使用可能
適用シーン:
- 同僚との1対1の相談
- 上司との短い報告
有料プラン(Pro / Business+ / Enterprise Grid)
参加人数:最大50人まで
機能:
- すべての機能が利用可能
- 複数人でのハドルが可能
- Slackコネクトで外部ユーザーとも利用可能
適用シーン:
- チーム全体でのブレインストーミング
- 部署内の簡易ミーティング
- 外部パートナーとの打ち合わせ
対応プラットフォーム
利用可能な環境:
- デスクトップアプリ(Mac / Windows / Linux)
- モバイルアプリ(iOS / Android)
- Webブラウザ(Google Chrome / Firefox)
ハドルミーティングの開始方法
PCから開始する手順
ステップ1:チャンネルまたはDMを開く
ハドルを開始したいチャンネルまたはダイレクトメッセージを選択します。
ステップ2:ヘッドホンアイコンをクリック
画面右上のチャンネルヘッダーにあるヘッドホンアイコンをクリックします。
ステップ3:ハドル開始
即座にハドルミーティングが開始されます。
開始後の表示:
- サイドバー下部にハドルコントロールが表示される
- チャンネル名の横にヘッドホンマークが表示される
- チャンネルメンバーに通知が送られる
キーボードショートカット:
- Mac:
Cmd + Shift + H - Windows/Linux:
Ctrl + Shift + H
スマホから開始する手順
iOS/Androidでの手順:
ステップ1:チャンネルまたはDMを開く
ハドルを開始したいチャンネルまたはDMを選択。
ステップ2:ヘッドホンアイコンをタップ
画面上部のチャンネルヘッダーにあるヘッドホンアイコンをタップ。
ステップ3:「ハドルを開始」をタップ
緑色のボックスで「ハドルを開始」が表示されるので、タップすると開始されます。
ステップ4:完了
ハドルが開始され、他のメンバーが参加できるようになります。
DMで1対1のハドルを開始
手順:
- 話したい相手とのDMを開く
- ヘッドホンアイコンをクリック/タップ
- 相手に招待通知が送られる
- 相手が「参加」をクリックすると会話開始
特徴:
DMでハドルを開始すると、相手に直接招待が届きます。チャンネルでの開始とは異なり、積極的な招待になります。
ハドルミーティングへの参加方法
チャンネルで実施中のハドルに参加
ステップ1:ハドル実施中のチャンネルを確認
サイドバーで、チャンネル名の横にヘッドホンマークが表示されているチャンネルを探します。
ステップ2:チャンネルを開く
そのチャンネルをクリックして開きます。
ステップ3:ヘッドホンアイコンをクリック
チャンネルヘッダーのヘッドホンアイコンをクリック(またはサイドバー下部のトグルをオン)。
ステップ4:参加完了
即座にハドルに参加し、音声で会話できます。
招待を受けた場合
招待通知の表示:
ハドルミーティングに招待されると、以下が表示されます:
- デスクトップ:画面左下にポップアップウィンドウ
- モバイル:プッシュ通知
参加手順:
- ポップアップまたは通知から「参加」をクリック/タップ
- または「今はしない」で辞退
- 「参加」を選ぶと、即座にハドルに入る
リンクから参加
ハドルミーティングには、共有可能なリンクがあります。
リンクの取得方法:
PCの場合:
- チャンネルヘッダーのヘッドホンアイコンの横にある▼(矢印)をクリック
- 「ハドルミーティングのリンクをコピーする」を選択
- 任意の場所に貼り付けて共有
スマホの場合:
- ハドル画面で「…」(3つのドット)をタップ
- 「リンクをコピー」を選択
- 共有
リンクの使用:
- カレンダーの招待に貼り付け
- Slackメッセージで共有
- メールで送信
リンクをクリックした人がハドルに参加すると、ハドルが開始されます(まだ誰もいない場合)。
プライベートチャンネルやDMのハドルに参加
アクセス制限:
自分が参加していないプライベートチャンネルやDMのハドルリンクをクリックした場合:
- 「アクセスをリクエストする」ボタンが表示される
- クリックしてリクエストを送信
- ハドル内の誰かが承認すると参加可能
ハドルミーティングの機能
基本機能
1. 音声通話
デフォルト:音声のみで開始
特徴:
- マイクのオン/オフ切り替え可能
- 高音質でクリアな通話
- 軽量で安定した接続
マイク操作:
- マイクアイコンをクリック/タップでミュート切り替え
- ショートカット:
Cmd + Shift + Space(Mac)/Ctrl + Shift + Space(Windows)
2. ビデオ通話
開始後に追加可能:
音声ハドルの途中から、ビデオをオンにできます。
ビデオオンの手順:
- ハドル画面でカメラアイコンをクリック/タップ
- ビデオがオンになり、顔が表示される
- 再度クリックでオフに戻せる
特徴:
- 音声だけで始めて、必要に応じてビデオオン
- 身だしなみを気にせず参加できる
- 全員がビデオオンにする必要はない
注意点:
- 背景ぼかしや背景変更機能は未対応(2024年時点)
- カメラありで参加したい場合は、最初から準備を
3. 画面共有
最大2人まで同時共有可能
画面共有の手順:
- ハドル画面で画面共有アイコンをクリック/タップ
- 共有する対象を選択:
- 全画面
- 特定のウィンドウ
- 特定のアプリケーション
- 「共有」をクリック
共有中の機能:
- 参加者全員が共有画面を見られる
- 共有画面をクリックして拡大表示
- 共有を停止するには、もう一度アイコンをクリック
描画機能(注釈):
対応環境:Mac / Windowsのデスクトップアプリのみ
使い方:
- 共有されている画面上で鉛筆アイコンをクリック
- フリーハンドで書き込み
- 共有者と参加者の両方が描画可能
活用シーン:
- 資料を見ながら説明
- コードレビュー
- デザインのフィードバック
- ブレインストーミング
4. 専用スレッド(メモ機能)
ハドル専用のメッセージスレッド
各ハドルミーティングには、専用のメッセージスレッドが自動作成されます。
スレッドの表示:
- ハドル画面でスレッドアイコンまたは矢印アイコンをクリック
できること:
- ミーティング中のメモを取る
- リンクを共有
- ファイルをアップロード
- 決定事項を記録
メリット:
- ハドル終了後も内容が残る
- チャンネルの通常メッセージと分離される
- 後から振り返りやすい
5. キャンバス(議事録作成)
ハドル専用のキャンバス機能
開く方法:
デスクトップのハドル画面で、右下のキャンバスアイコンをクリック。
機能:
- リアルタイムでメモを取る
- 参加者全員が同時編集可能
- 議事録として活用
ハドル終了後:
会話の上部タブからキャンバスにアクセスできます。
6. 絵文字リアクション・効果・ステッカー
コミュニケーションを豊かにする機能
絵文字リアクション:
- 👍、❤️、😂などで即座に反応
- 一定時間で消える
効果:
- 拍手、紙吹雪などのアニメーション効果
- 盛り上がりを演出
ステッカー:
- 「賛成」「質問あり」などのステッカーを表示
- 手動で消すまで表示され続ける
- 会議中の意思表示に便利
7. ライブキャプション(字幕)
リアルタイムで字幕表示
現状:
- 2024年時点では英語のみ対応
- 日本語は未対応
用途:
- 聞き取りづらい場合の補助
- 議事録作成のサポート
- 英語でのハドルで活用
便利な設定
大きなビューで表示
デスクトップ版限定
ハドル画面を別ウィンドウで大きく表示できます。
手順:
サイドバーのハドルから新しいウィンドウアイコンをクリック。
メリット:
- ビデオ参加者の顔が大きく見える
- 複数の画面共有を確認しやすい
- 作業画面と分離できる
自分の映像を非表示
ビデオ通話中に自分の顔を見たくない場合
手順:
- ハドル画面で「…」(3つのドット)または⚙️(歯車アイコン)をクリック
- 「自分のビデオを非表示」を選択
効果:
自分には自分の映像が表示されなくなりますが、他の参加者には引き続き表示されます。
複数デバイスで参加
PCとスマホの両方で参加可能
使用例:
- PCで画面共有しながら、スマホで移動
- 会議室のPCで参加しながら、個人のスマホで補足
切り替え方法:
- 既にPCで参加中
- スマホからハドルに参加しようとする
- 「ここで参加」をタップ
- 自動的にスマホに切り替わる
逆も可能:
スマホからPCへの切り替えも同様に簡単です。
通知音とデフォルト設定
カスタマイズ可能な設定
設定場所:
プロフィール写真→「環境設定」→「ハドル」
設定項目:
- ハドル通知音の変更
- 1人でハドルにいる時に音楽を再生(iOS)
- 電話のように持ち上げて聞く(Raise to listen)
ハドルミーティングの終了方法
自分だけ退出する
PCの場合:
ハドル画面で「退出」ボタンをクリック。
スマホの場合:
「退出」をタップ、またはチャンネルヘッダーのヘッドホンアイコンをタップ。
効果:
自分だけがハドルから抜け、他の参加者は継続できます。
ハドル全体を終了
自動終了:
最後の1人が退出すると、ハドルミーティングは自動的に終了します。
注意点:
「ハドルを終了」という明示的なボタンはありません。全員が退出すれば自然に終了します。
ハドルミーティングの活用シーン
1. 短時間の相談・質問
シーン:
「ちょっと確認したいことがあるんだけど、今いい?」
メリット:
- テキストで説明するより早い
- 誤解を防げる
- 即座に疑問を解決
例:
- コードの書き方を教えてもらう
- デザインの方向性を確認
- タスクの優先順位を相談
2. ブレインストーミング
シーン:
新しいアイデアをチームで出し合いたい。
メリット:
- 自由に意見を言い合える
- リアルタイムで反応できる
- アイデアが次々と生まれる
ハドルの使い方:
- 音声で話しながら、専用スレッドにキーワードをメモ
- 画面共有でマインドマップを作成
- 絵文字リアクションで賛否を表明
3. 急なトラブル対応
シーン:
サーバーがダウンした、バグが発生したなど、緊急事態。
メリット:
- 即座に集まって対応できる
- リアルタイムで情報共有
- 迅速な意思決定
例:
- エンジニアチームが集まって原因調査
- 画面共有でエラーログを確認
- 対応策を話し合って即実行
4. デイリースタンドアップ
シーン:
毎朝のチーム状況共有。
メリット:
- Zoomを立ち上げる手間不要
- 5〜10分で終わる
- カメラオフでOK
流れ:
- 毎朝9時にハドル開始
- 各自が今日のタスクを報告
- 簡単な質疑応答
- 10分で終了
5. リモートワークの孤独解消
シーン:
1人で作業していて寂しい、誰かと話したい。
メリット:
- オフィスの雑談を再現
- 気軽に話せる
- 心理的なつながりを感じられる
使い方:
- 「雑談チャンネル」でハドルを常時オープン
- 作業しながら参加
- 話したいときに話す、黙っていてもOK
6. ペアプログラミング・デザインレビュー
シーン:
2人で一緒に作業したい。
メリット:
- 画面共有しながらリアルタイムで作業
- その場でフィードバック
- 効率的に進められる
活用:
- 画面共有でコードを見せながら説明
- 相手の画面に注釈を書き込む
- 音声で議論しながら改善
7. クライアントとの打ち合わせ(Slack Connect)
シーン:
外部パートナーやクライアントと短い打ち合わせ。
メリット:
- Zoomリンクを送る手間不要
- Slack内で完結
- カジュアルに話せる
条件:
Slack Connectで相手の組織とつながっている必要があります。
8. 「バーチャルオフィス」として
シーン:
チーム全員がリモートだけど、オフィス感を出したい。
使い方:
- チーム専用チャンネルで常時ハドルをオープン
- 作業中は常に接続(マイクはミュート)
- 話したいときにミュート解除
- まるで同じ部屋にいるような感覚
よくある質問とトラブルシューティング
Q1:ヘッドホンマークが表示されません
A:いくつかの原因が考えられます。
原因1:機能がまだ有効になっていない
ハドルミーティングは段階的に展開されています。まだ利用できない場合があります。
対処法:
- アプリを再起動する
- ブラウザの場合は
Cmd/Ctrl + Rでリフレッシュ - アプリを最新版にアップデート
原因2:無料プランで3人以上のチャンネル
無料プランでは1対1のみなので、3人以上のチャンネルではヘッドホンマークが表示されません。
原因3:有料プランユーザーに招待してもらう
有料プランのユーザーがハドルを開始して招待すると、無料プランユーザーも参加できるようになります。
Q2:音声が聞こえません
A:以下を確認してください。
確認1:マイク・スピーカーの設定
- デバイスの音量が適切か確認
- Slackがマイク・スピーカーにアクセスできるか確認(システム設定)
確認2:Slack内の設定
- ハドル画面で「…」→「設定」
- 正しいマイク・スピーカーが選択されているか確認
確認3:ミュート状態
- 自分または相手がミュートになっていないか確認
- マイクアイコンに斜線が入っていたらミュート中
確認4:ブラウザの権限
ブラウザ版の場合、ブラウザがマイク・スピーカーへのアクセスを許可しているか確認。
Q3:画面共有ができません
A:以下を確認してください。
確認1:2人まで共有可能
既に2人が画面共有している場合、追加で共有できません。誰かが共有を停止するのを待ちましょう。
確認2:システム権限
- Mac:システム環境設定→セキュリティとプライバシー→画面収録
- Slackに画面収録の権限を付与
確認3:ブラウザの場合
ブラウザが画面共有をサポートしているか確認(Chrome、Firefoxは対応)。
Q4:ハドル中にメッセージを送りたい
A:専用スレッドを使いましょう。
手順:
- ハドル画面でスレッドアイコンまたは矢印アイコンをクリック
- メッセージを入力して送信
- ハドル参加者全員が見られる
活用:
- リンクを共有
- ファイルをアップロード
- 決定事項を記録
Q5:ハドルが終了できません
A:以下を試してください。
方法1:普通に退出
「退出」ボタンをクリック。全員が退出すれば自動終了します。
方法2:アプリを再起動
- デスクトップアプリを完全に終了して再起動
- ブラウザの場合はタブを閉じて再度開く
方法3:強制終了
- タスクマネージャー(Windows)またはアクティビティモニタ(Mac)からSlackを終了
Q6:ハドルの履歴を確認したい
A:ハドル自体の通話履歴は残りませんが、以下は確認できます。
確認できるもの:
- 専用スレッドのメッセージ
- 共有されたリンクやファイル
- キャンバスのメモ
場所:
ハドルが実施されたチャンネルやDMのメッセージ履歴に残ります。
Q7:大人数のチャンネルでハドルを開始したら、全員に通知が行きますか?
A:はい、行きます。ただし、警告が表示されます。
150人以上のチャンネル:
ハドルを開始しようとすると、「150人以上のチャンネルでハドルを開始しますが、よろしいですか?」と警告が表示されます。
対策:
- 小規模なチャンネルで実施
- DMで個別に招待
- リンクを共有して、必要な人だけ参加してもらう
Q8:ハドル中に別の作業はできますか?
A:はい、できます。
方法:
- ハドルはバックグラウンドで継続
- 別のチャンネルを開いてメッセージ確認
- 別のアプリで作業
注意点:
- 音声は常に聞こえる状態
- 発言するときはミュート解除を忘れずに
Q9:外部のゲストもハドルに参加できますか?
A:条件付きで可能です。
条件1:Slack Connectで接続
Slack Connectを使って外部組織と接続している必要があります。
条件2:有料プランユーザーが開始
有料プランのユーザーがハドルを開始すれば、外部ゲストも参加できます。
参加方法:
- 通常のメンバーと同じ手順
- ハドルリンクを共有して招待
Q10:録画・録音はできますか?
A:ハドルミーティング自体には録画・録音機能はありません。
現状:
ハドルは「その場限りの会話」を想定しているため、録画・録音機能は提供されていません。
代替案:
- 重要な内容は専用スレッドやキャンバスにメモ
- 正式な会議が必要なら、ZoomやGoogle Meetを使用
- 第三者の録画ツールを使用(ただし、参加者全員の同意が必要)
ハドルミーティングのマナーとベストプラクティス
やるべきこと
1. 開始前にチャットで一言
「これからハドル開始します!〇〇の件、話せる方いらっしゃいますか?」
突然ハドルを開始するより、事前に一言あると親切です。
2. マイクの確認
開始したら、最初に「聞こえますか?」と確認しましょう。
3. 時間を意識
ハドルは短時間が基本。30分を超えそうなら、正式な会議にシフト。
4. 決定事項は専用スレッドにメモ
話しながら、重要なポイントをスレッドに書き留めましょう。
5. 退出時に一言
「お疲れ様でした!」と言ってから退出すると印象が良いです。
やってはいけないこと
1. 夜遅くや早朝の突然のハドル
営業時間外にいきなりハドルを開始するのは避けましょう。
2. 長時間の占有
1〜2時間もハドルを続けるのは、本来の用途から外れます。
3. 無言で参加し続ける
何も発言しないなら、退出するか、チャットで質問しましょう。
4. 大音量で音楽を流す
バックグラウンドの音楽が他の参加者の邪魔にならないよう注意。
5. プライベートな会話を公開チャンネルで
個人的な話題は、DMでハドルを開始しましょう。
まとめ
Slackのヘッドホンマーク(ハドルミーティング機能)について、重要なポイントをまとめます。
覚えておくべき5つのポイント:
- ヘッドホンマークの意味
- ハドルミーティングの開始・参加を示すアイコン
- チャンネルやDMから即座に音声会話を開始できる
- ハドルの特徴
- ワンクリックで開始、自由な出入り
- 音声中心(ビデオはオプション)
- 短時間・カジュアルな会話に最適
- 主な機能
- 音声・ビデオ通話
- 画面共有(最大2人)
- 専用スレッド・キャンバス
- 絵文字リアクション
- 料金プラン
- 無料:1対1のみ
- 有料:最大50人まで
- 活用シーン
- 短時間の相談・質問
- ブレインストーミング
- 急なトラブル対応
- リモートワークの雑談
状況別の使い分け:
| 状況 | 使用ツール | 理由 |
|---|---|---|
| 5分以内の相談 | ハドル | 最も手軽 |
| 10〜30分の打ち合わせ | ハドル | ビデオなしでOK |
| 30分以上の会議 | Zoom/Google Meet | 正式な会議向き |
| 顔を見て話したい | ハドル(ビデオオン)またはZoom | どちらでも可 |
| 録画が必要 | Zoom/Google Meet | ハドルは録画不可 |
| 外部の人と | Slack Connect経由のハドル | 社内と同じ使い勝手 |
最後に:
ハドルミーティングは、リモートワークやハイブリッドワークにおいて、オフィスでの「ちょっといい?」という気軽なコミュニケーションを実現する画期的な機能です。
適切に活用することで:
- チーム内のコミュニケーションが活性化
- 意思決定のスピードが向上
- リモートワークの孤独感を解消
- 形式的な会議を減らせる
Slackのヘッドホンマークを見つけたら、ぜひ気軽に参加してみてください。きっと、あなたのチームワークがさらに良くなるはずです!


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