Slackで別のチャンネルに転送する方法を完全解説!メッセージ共有の全技術

「このメッセージ、別のチャンネルでも共有したいな」
「プライベートチャンネルの内容を他のメンバーにも知らせたい」

Slackを使っていると、こんな場面によく遭遇しますよね。

実は、Slackには別のチャンネルにメッセージを転送・共有する便利な機能がいくつもあるんです。今回は、基本的な転送方法から、自動化テクニック、プライベートチャンネルの取り扱いまで、徹底的に解説していきます。

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  1. Slackのメッセージ転送とは?基本を理解しよう
    1. 転送と共有の違い
    2. 転送されたメッセージはどう表示される?
  2. 基本的なメッセージ転送方法(PC版)
    1. 方法1:転送アイコンを使う
    2. 方法2:メニューから転送
    3. 転送時のコメント追加のコツ
  3. スマホアプリでの転送方法
    1. iPhoneでの転送手順
    2. Androidでの転送手順
  4. リンクをコピーして共有する方法
    1. リンクコピーの手順
    2. リンク共有の特徴
    3. 転送アイコンとリンクコピーの使い分け
  5. プライベートチャンネルのメッセージ転送
    1. プライベートチャンネルからの転送制限
    2. プライベートチャンネルのリンク共有
    3. プライベート情報の扱いに注意
  6. スレッド内のメッセージを転送する
    1. スレッド内メッセージの転送方法
    2. スレッドをチャンネルにも投稿したい場合
  7. 複数のメッセージをまとめて転送
    1. 残念ながら一括転送機能はない
    2. 方法1:リンクを複数コピペ
    3. 方法2:スクリーンショットを使う
    4. 方法3:まとめメッセージを作る
  8. 絵文字リアクションで自動転送(Reacji Channeler)
    1. Reacji Channelerとは?
    2. Reacji Channelerの設定方法
    3. Reacji Channelerの活用例
    4. Reacji Channelerの制限
    5. 設定を削除・確認する方法
  9. 自動転送の設定(Zapier・自動化ツール)
    1. Zapierを使った自動転送
    2. 使用シーン
    3. 注意点
  10. よくある質問と答え
    1. Q1: 転送したメッセージは編集できる?
    2. Q2: 転送したことは相手に通知される?
    3. Q3: 転送を取り消せる?
    4. Q4: ファイルも一緒に転送される?
    5. Q5: 転送できるメッセージ数に制限はある?
    6. Q6: 削除されたメッセージの転送はどうなる?
    7. Q7: 他のワークスペースには転送できる?
  11. 転送機能を使う時のマナーとルール
    1. 転送時のマナー
    2. 会社やチームのルールを作る
  12. まとめ:転送機能を使いこなしてSlackをもっと便利に

Slackのメッセージ転送とは?基本を理解しよう

転送と共有の違い

まず、Slackにおける「転送」と「共有」について整理しましょう。

実は、Slack公式では「メッセージを転送する」という機能名になっています。でも、実質的には「別のチャンネルでメッセージを共有する」という意味です。

転送(共有)でできること

  • メッセージを別のチャンネルにコピー
  • ダイレクトメッセージ(DM)への共有
  • 元のメッセージへのリンクを維持
  • 追加コメントを付けて転送

元のメッセージは消えず、コピーが作られるイメージですね。

転送されたメッセージはどう表示される?

転送されたメッセージには、こんな特徴があります。

表示の特徴

  • 引用符(縦線)が付く
  • 「○○が共有しました」という表示
  • 元の投稿者と投稿日時が表示される
  • 「メッセージを確認する」リンクが付く

このリンクをクリックすると、元のチャンネルの元のメッセージにジャンプできます。文脈を確認したい時に便利ですね。

基本的なメッセージ転送方法(PC版)

それでは、実際にメッセージを別のチャンネルに転送してみましょう。

方法1:転送アイコンを使う

一番シンプルな方法です。

手順

  1. 転送したいメッセージにカーソルを合わせる
  2. 転送アイコン(→)をクリック
  • メッセージの右側に表示されるアイコン
  • 「メッセージを転送する」というツールチップが表示される
  1. 転送先を選択
  • ドロップダウンメニューから選択
  • チャンネル名またはメンバー名を入力して検索
  • 複数の候補が表示される
  1. 必要に応じてコメントを追加
  • 「メッセージを追加」欄に入力
  • なぜ共有するのか、背景情報など
  1. 「転送する」をクリック

これで完了です!

方法2:メニューから転送

もう一つの方法は、メッセージメニューからの転送です。

手順

  1. メッセージにカーソルを合わせる
  2. 「・・・」(三点リーダー)をクリック
  • 「その他」メニューが開く
  1. 「メッセージを転送する」を選択
  2. 以降は方法1と同じ

メニューから操作する方が、他の機能も見えて便利な場合もあります。

転送時のコメント追加のコツ

転送する時に追加するコメントは、以下のような内容がおすすめです。

コメント例

  • 「参考情報です」
  • 「こちらの件、皆さんにも共有します」
  • 「決定事項なので営業チャンネルにも共有」
  • 「FYI(参考まで)」
  • 「この方向で進めることになりました」

なぜ共有するのか、一言添えると親切ですね。

スマホアプリでの転送方法

外出先でも、スマホから簡単に転送できます。

iPhoneでの転送手順

  1. 転送したいメッセージを長押し
  2. 「メッセージを転送する」をタップ
  3. 転送先を選択
  • チャンネルまたはメンバーを選ぶ
  • 検索も可能
  1. コメントを追加(任意)
  2. 「送信」をタップ

Androidでの転送手順

基本的にはiPhoneと同じです。

  1. 転送したいメッセージを長押し
  2. 「メッセージを転送する」を選択
  3. 「#チャンネル名」をタップして転送先を選択
  4. コメントを追加(任意)
  5. 紙飛行機アイコンをタップして送信

スマホでもPC版とほぼ同じように使えますよ。

リンクをコピーして共有する方法

もう一つ便利な方法が、メッセージのリンクをコピーして共有する方法です。

リンクコピーの手順

PC版

  1. メッセージにカーソルを合わせる
  2. 「・・・」メニューをクリック
  3. 「リンクをコピー」を選択
  4. 転送したいチャンネルやDMでペースト
  5. Enterキーを押して送信

スマホ版

  1. メッセージを長押し
  2. 「メッセージのリンクをコピーする」をタップ
  3. 転送したいチャンネルやDMでペースト
  4. 送信アイコンをタップ

リンク共有の特徴

リンクを貼り付けると、こんな風に表示されます。

表示内容

  • メッセージのプレビュー
  • 投稿者名
  • 投稿日時
  • チャンネル名

クリックすると、元のメッセージにジャンプします。

転送アイコンとリンクコピーの使い分け

方法おすすめの場面
転送アイコンコメント付きで共有したい時
リンクコピー複数のチャンネルに共有したい時
リンクコピー外部ツール(メールなど)にも貼りたい時
転送アイコン正式に引用したい時

状況に応じて使い分けましょう。

プライベートチャンネルのメッセージ転送

プライベートチャンネルの転送には、特別なルールがあります。

プライベートチャンネルからの転送制限

重要な制限

  • プライベートチャンネルのメッセージは、パブリックチャンネルには転送できない
  • プライベートチャンネル同士なら転送可能
  • プライベートチャンネルからDMへの転送は可能

これはセキュリティのためです。プライベート(非公開)の情報が、パブリック(公開)の場に漏れないようにしているんですね。

プライベートチャンネルのリンク共有

リンクをコピーして貼り付ける場合は、少し違います。

パブリックチャンネルに貼った場合

  1. リンクを貼り付けると、2つのオプションが表示される
  • メッセージを表示する
  • リンクのみ表示する
  1. 「メッセージを表示する」を選ぶと
  • プライベートチャンネルのメンバーには内容が見える
  • メンバー以外には「このメッセージを表示する権限がありません」と表示される
  1. 「リンクのみ表示する」を選ぶと
  • 全員にリンクだけが表示される
  • クリックすると、メンバーのみ内容を確認できる

プライベート情報の扱いに注意

プライベートチャンネルの内容を共有する時は、慎重に判断しましょう。

確認すべきこと

  • その情報は本当に共有していいのか
  • 誰が見ることになるのか
  • 元のチャンネルのメンバーは了承しているか

誤って機密情報を共有してしまわないよう、気をつけてくださいね。

スレッド内のメッセージを転送する

スレッド(返信)の中のメッセージも転送できます。

スレッド内メッセージの転送方法

手順は通常のメッセージと同じです。

  1. スレッド内のメッセージにカーソルを合わせる
  2. 転送アイコンまたはメニューから転送
  3. 転送先を選択して送信

スレッドをチャンネルにも投稿したい場合

「スレッドで返信したけど、これチャンネル全体にも見せたいな」という時、ありますよね。

解決方法

実は、スレッド内の自分のメッセージを、同じチャンネルに転送できます。

  1. スレッド内のメッセージを転送
  2. 転送先に同じチャンネルを選択
  3. 「転送する」をクリック

すると、スレッド内のメッセージがチャンネルのメインに投稿されます。

活用シーン

  • スレッドで話し合った結論を共有
  • 「以下にも投稿する」のチェックを忘れた時の救済策
  • 重要な情報を埋もれさせたくない時

これ、意外と知られていない便利機能なんです。

複数のメッセージをまとめて転送

一つ一つ転送するのは面倒…そんな時の方法です。

残念ながら一括転送機能はない

現時点では、Slackの標準機能で複数のメッセージを一度に選択して転送する機能はありません

でも、いくつか工夫する方法があります。

方法1:リンクを複数コピペ

  1. 1つ目のメッセージのリンクをコピー
  2. 転送先のチャンネルにペースト
  3. 続けて2つ目のメッセージのリンクをコピー
  4. 同じチャンネルにペースト
  5. 繰り返す

手間はかかりますが、確実です。

方法2:スクリーンショットを使う

複数のメッセージをまとめて見せたい場合:

  1. 該当部分のスクリーンショットを撮る
  2. 画像として転送先チャンネルに投稿
  3. 必要に応じて元のチャンネルへのリンクも添える

注意点

  • 検索できなくなる
  • リンクが機能しない
  • 画像なので編集できない

緊急時の手段として覚えておきましょう。

方法3:まとめメッセージを作る

  1. 新しいメッセージを作成
  2. 複数のメッセージのリンクをまとめて記載
  3. 説明を加える
  4. 転送する

以下の3件について報告します:
- 予算について: [リンク1]
- スケジュールについて: [リンク2]  
- メンバー体制について: [リンク3]

これが一番スマートですね。

絵文字リアクションで自動転送(Reacji Channeler)

Slackには、絵文字リアクション(reacji)を使った自動転送機能があります。

Reacji Channelerとは?

特定の絵文字をリアクションとして付けると、自動的に別のチャンネルにメッセージがコピーされる機能です。

仕組み

  1. 事前に「この絵文字→このチャンネル」と設定
  2. 誰かがメッセージにその絵文字でリアクション
  3. 自動的に指定チャンネルにコピーされる

ワンクリックで転送できるので、とても便利です。

Reacji Channelerの設定方法

1. アプリをインストール

  1. Slack App Directoryで「Reacji Channeler」を検索
  2. 「Slackに追加」をクリック
  3. 「許可する」をクリック

注意: ワークスペースの管理者権限が必要です。

2. 設定を追加

チャンネルで以下のコマンドを実行:

/reacji-channeler add :絵文字名: #転送先チャンネル名

/reacji-channeler add :heavy_check_mark: #決定事項

これで、✅(チェックマーク)のリアクションを付けると、自動的に「#決定事項」チャンネルにコピーされます。

Reacji Channelerの活用例

活用例1:重要な決定を記録

  • 設定: :gavel:(小槌)→ #important-decisions
  • 使い方: 重要な決定に小槌の絵文字をつける
  • 効果: すべての決定事項が一箇所に集まる

活用例2:良いアイデアを集約

  • 設定: :bulb:(電球)→ #great-ideas
  • 使い方: 良いアイデアに電球の絵文字
  • 効果: アイデア集が自動的にできる

活用例3:緊急対応が必要な件

  • 設定: :rotating_light:(パトライト)→ #urgent
  • 使い方: 緊急案件にパトライトの絵文字
  • 効果: 対応チームがすぐに気づける

Reacji Channelerの制限

できないこと

  • プライベートチャンネルからの転送(セキュリティ上の理由)
  • DMからの転送
  • 自動で転送先を変える

できること

  • パブリックチャンネル間の転送のみ

セキュリティは守られるので安心です。

設定を削除・確認する方法

設定を削除

/reacji-channeler remove :絵文字名: #チャンネル名

設定を確認

/reacji-channeler list

現在の設定一覧が表示されます。

自動転送の設定(Zapier・自動化ツール)

もっと高度な自動転送が必要な場合は、外部ツールを使います。

Zapierを使った自動転送

ZapierはSlackと連携できる自動化ツールです。

できること

  • 特定のチャンネルの全メッセージを別チャンネルに自動転送
  • キーワードを含むメッセージだけを転送
  • 複数チャンネルに同時転送
  • 他のツール(Gmail、Googleスプレッドシートなど)とも連携

基本的な設定例

  1. Zapierで新しいZapを作成
  2. トリガー: 「Slack – New Message Posted to Channel」
  3. アクション: 「Slack – Send Channel Message」
  4. 転送元と転送先のチャンネルを設定
  5. 有効化

使用シーン

シーン1:問い合わせ管理

  • #customer-supportのメッセージを自動的に#全体共有にコピー

シーン2:チーム間連携

  • #開発チームの「リリース」を含むメッセージを#営業チームに転送

シーン3:バックアップ

  • 重要チャンネルのメッセージを別チャンネルに全自動でバックアップ

注意点

費用

  • Zapierは有料プランが必要な場合がある(無料プランでも試せる)

設定の複雑さ

  • 初回設定には多少の学習が必要

メンテナンス

  • 定期的に動作確認が必要

よくある質問と答え

メッセージ転送に関するよくある疑問にお答えします。

Q1: 転送したメッセージは編集できる?

A: いいえ、転送後のメッセージは編集できません。

転送されたメッセージは「引用」として扱われるため、元のメッセージを変更しても転送先には反映されません。

もし内容を変えたい場合は:

  1. 転送したメッセージを削除
  2. 修正した後、再度転送

Q2: 転送したことは相手に通知される?

A: 転送先のチャンネルメンバーには通知されますが、元のメッセージの投稿者には特に通知されません

ただし、元のメッセージが見える場所にいる人は、「誰かが共有しました」という表示を見ることができます。

Q3: 転送を取り消せる?

A: はい、転送したメッセージは削除できます。

  1. 転送先のチャンネルで、転送したメッセージを見つける
  2. メッセージにカーソルを合わせる
  3. 「・・・」→「メッセージを削除」

元のメッセージには影響しません。

Q4: ファイルも一緒に転送される?

A: はい、メッセージに添付されたファイルも一緒に転送されます。

ファイルへのリンクが転送されるので、転送先でもファイルにアクセスできます。

Q5: 転送できるメッセージ数に制限はある?

A: 特に制限はありませんが、短時間に大量のメッセージを転送すると、Slackの利用制限に引っかかる可能性があります。

常識的な範囲で使えば問題ありません。

Q6: 削除されたメッセージの転送はどうなる?

A: 元のメッセージが削除されても、転送先のメッセージは残ります。

ただし、「メッセージを確認する」リンクをクリックすると、「メッセージが見つかりません」と表示されます。

Q7: 他のワークスペースには転送できる?

A: いいえ、標準機能では同じワークスペース内のみ転送可能です。

別のワークスペースに共有したい場合は:

  • スクリーンショットを撮って共有
  • 内容をコピペして再投稿
  • 外部ツール(Zapierなど)を使用

転送機能を使う時のマナーとルール

便利な転送機能ですが、使い方には気をつけたいポイントがあります。

転送時のマナー

1. 必要な転送だけにする

むやみに転送すると、通知が増えて迷惑になります。

良い例

  • 重要な決定事項を関係者に共有
  • 他のチームにも役立つ情報を転送

悪い例

  • 雑談を複数のチャンネルにコピー
  • 同じ内容を何度も転送

2. 転送理由を添える

なぜ転送するのか、一言添えると親切です。

  • 「営業チームにも関係する内容なので共有します」
  • 「参考情報として」
  • 「決定事項なので記録用チャンネルにも投稿」

3. プライバシーに配慮

プライベートチャンネルやDMの内容は、慎重に扱いましょう。

確認すべきこと

  • 本人の許可を得ているか
  • 機密情報が含まれていないか
  • 共有範囲は適切か

会社やチームのルールを作る

転送に関するルールを決めておくと、トラブルを防げます。

ルール例

1. 転送の基準

  • 重要度が高い情報のみ転送する
  • 3つ以上のチャンネルに転送する時は上司に確認

2. 禁止事項

  • 個人情報を含むメッセージの無断転送禁止
  • プライベートチャンネルの内容をパブリックに転送しない

3. 推奨事項

  • 転送時は必ず理由を添える
  • 緊急の場合を除き、営業時間内に転送

こうしたルールをチームで共有しておきましょう。

まとめ:転送機能を使いこなしてSlackをもっと便利に

Slackのメッセージ転送機能について、詳しく解説してきました。最後にポイントをおさらいしましょう。

基本的な転送方法

  • 転送アイコン(→)を使う
  • メニューから「メッセージを転送する」を選ぶ
  • リンクをコピーして貼り付ける

転送の特徴

  • コメントを付けて転送できる
  • 元のメッセージへのリンクが残る
  • 引用符付きで表示される

プライベートチャンネルの制限

  • パブリックチャンネルには直接転送できない
  • リンク共有なら一部可能(権限による表示制御)

便利な機能

  • Reacji Channeler: 絵文字で自動転送
  • Zapier: 高度な自動化
  • スレッドから同じチャンネルへの転送

使い分け

  • 単発の共有: 転送アイコン
  • 複数箇所への共有: リンクコピー
  • 定期的な転送: Reacji Channelerや自動化ツール

マナー

  • 必要な転送だけにする
  • 理由を添える
  • プライバシーに配慮

メッセージの転送機能を上手に使えば、情報共有がとてもスムーズになります。

重要な決定事項を関係者全員に伝えたり、良いアイデアをチーム全体で共有したり、部門を超えた情報連携を促進したり…活用シーンは無限大です。

ぜひこの記事を参考に、Slackの転送機能を使いこなしてくださいね。チーム全体のコミュニケーションが、もっと円滑になりますよ!

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