Slackチャンネルからメンバーを削除する方法|PC・スマホ別に完全解説

プログラミング・IT

Slackを使っていて、「このチャンネルからあの人を外したいな」と思ったことはありませんか?

プロジェクトが終わったり、チーム編成が変わったりすると、チャンネルのメンバーを整理する必要が出てきます。でも、いざやろうとすると「あれ、どうやるんだっけ?」となりがちですよね。

この記事では、Slackのチャンネルからメンバーを削除する方法を、パソコンとスマホの両方で詳しく解説していきます。権限の話や注意点も含めて、あなたの疑問を全部解決しますよ。

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チャンネルとワークスペース、どっちから削除するの?

まず最初に理解しておきたいのが、「チャンネルからの削除」と「ワークスペースからの削除」は別物だということです。

チャンネルからの削除は、特定のチャンネルだけからメンバーを外す操作。削除されたメンバーは、そのチャンネルの過去メッセージやファイルが見られなくなりますが、他のチャンネルには残り続けます。

一方、ワークスペースからの削除(アカウント解除)は、そのメンバーをワークスペース全体から完全に外す操作。すべてのチャンネルから削除され、Slackにログインできなくなります。

今回は「チャンネルからの削除」にフォーカスして説明していきますね。

削除できる権限を持っているか確認しよう

チャンネルからメンバーを削除できるかどうかは、あなたの役割によって決まります。

パブリックチャンネル(公開チャンネル)の場合:

  • ワークスペースのオーナー
  • ワークスペースの管理者
  • ワークスペースのメンバー(設定によって許可されている場合)

プライベートチャンネル(非公開チャンネル)の場合:

  • そのチャンネルに参加しているすべてのメンバー

つまり、プライベートチャンネルのほうが自由度が高いんです。パブリックチャンネルは、基本的に管理権限を持つ人だけが操作できます。

もし削除ボタンが見当たらない場合は、権限がない可能性が高いです。その場合は、ワークスペースの管理者に相談してみましょう。

パソコンからチャンネルメンバーを削除する方法

パソコン版Slackでメンバーを削除する方法は2つあります。どちらも簡単なので、やりやすいほうを選んでください。

方法1:メンバー一覧から削除する

  1. 削除したいメンバーがいるチャンネルを開きます
  2. 画面右上にある「プロフィール写真の集まり」をクリックします
  3. メンバー一覧が表示されるので、削除したい人の名前にマウスを合わせます
  4. 名前の横に表示される「…」(3点アイコン)をクリックします
  5. 「チャンネルから外す」を選択します
  6. 確認画面が出てくるので、間違いがなければ「外す」をクリックします

これで完了です!

方法2:スラッシュコマンドで削除する

ちょっと上級者向けですが、コマンドを使う方法もあります。

  1. 削除したいメンバーがいるチャンネルを開きます
  2. メッセージ入力欄に /remove @メンバー名 と入力します
  3. 「@」を入力すると候補が表示されるので、削除したいメンバーを選びます
  4. Enterキーを押して送信します

この方法は慣れると素早く操作できるので、複数人を削除する場合に便利ですよ。

スマホからチャンネルメンバーを削除する方法

スマホアプリからも削除できますが、デスクトップ版とは少し手順が違います。

iPhoneの場合

  1. Slackアプリを開いて、該当するチャンネルをタップします
  2. チャンネル名をタップしてチャンネル詳細を開きます
  3. 「メンバー」をタップします
  4. 削除したいメンバーを探してタップします
  5. 「…」(3点アイコン)をタップして「チャンネルから削除」を選びます

Androidの場合

基本的な流れはiPhoneと同じですが、コマンド方式もおすすめです。

  1. 該当するチャンネルを開きます
  2. メッセージ入力欄に /remove @メンバー名 と入力します
  3. 候補からメンバーを選択します
  4. 紙飛行機アイコン(送信ボタン)をタップします

スマホの場合、画面が小さいのでコマンド方式のほうがスムーズに操作できることもあります。

削除されたメンバーには通知が届く?

はい、削除されたメンバーには通知が届きます。

Slackbot(スラックボット)から「〇〇チャンネルから削除されました」というメッセージが自動的に送られるんです。これは避けることができません。

つまり、こっそり削除することはできないということですね。もし削除する理由を説明する必要がある場合は、事前に本人へダイレクトメッセージで伝えておくとスムーズです。

削除されたメンバーは、そのチャンネルの過去のメッセージやファイルも見られなくなります。重要な情報がある場合は、削除前に必要なファイルを共有しておくことをおすすめします。

特殊なケース:#generalチャンネルについて

Slackには「#general」という特別なチャンネルがあります。これはワークスペースに参加している全員が自動的に入るチャンネルです。

実は、#generalチャンネルからメンバーを個別に削除することはできません。これはSlackの仕様なんです。

もし#generalチャンネルから特定のメンバーを外したい場合は、そのメンバーをワークスペース全体から削除(アカウント解除)する必要があります。

ただし、ゲストユーザーの場合は話が別です。シングルチャンネルゲストやマルチチャンネルゲストに変更すれば、#generalチャンネルへのアクセスを制限できます。

ワークスペースからメンバーを完全に削除する方法

「チャンネルからだけじゃなくて、ワークスペース全体から削除したい」という場合もありますよね。

これは「アカウント解除」と呼ばれる操作で、管理者権限が必要です。

パソコンからの手順

  1. 画面左上のワークスペース名をクリックします
  2. 「設定と管理」にマウスを合わせます
  3. 「メンバーを管理する」を選択します
  4. 削除したいメンバーの右側にある「…」をクリックします
  5. 「アカウントを解除する」を選びます
  6. 確認画面で「解除する」をクリックします

この操作を行うと、そのメンバーは:

  • すべてのチャンネルから削除されます
  • Slackにログインできなくなります
  • 過去のメッセージは残りますが、プロフィールは「解除済みアカウント」と表示されます

退職者や長期休暇のメンバーを削除する際に使う機能です。

よくあるトラブルと解決方法

削除ボタンが見当たらない

考えられる原因は3つです。

原因1:権限がない
パブリックチャンネルの場合、管理者権限がないと削除できません。ワークスペースのオーナーか管理者に依頼しましょう。

原因2:スマホアプリから操作している
一部の削除操作は、デスクトップ版でしかできない場合があります。パソコンのブラウザ版かデスクトップアプリを試してみてください。

原因3:#generalチャンネルを削除しようとしている
前述のとおり、#generalチャンネルからの個別削除はできません。

削除したのにまだチャンネルに表示される

Slackの表示が更新されていない可能性があります。以下を試してください。

  • ページを再読み込みする(ブラウザ版の場合)
  • アプリを再起動する
  • 数分待ってから再度確認する

それでも解決しない場合は、実は削除操作が完了していないかもしれません。もう一度手順を確認してみましょう。

間違って削除してしまった

大丈夫です。削除したメンバーは、もう一度チャンネルに追加し直すことができます。

ただし、プライベートチャンネルの場合は注意が必要です。一度削除されたメンバーを再度追加するには、チャンネルメンバーが手動で招待する必要があります。

チャンネル整理のベストプラクティス

メンバー削除だけでなく、チャンネル全体の整理も考えてみましょう。

定期的にメンバーをチェックする

プロジェクト終了後や人事異動後は、チャンネルメンバーを見直すタイミングです。不要になったメンバーを放置すると、情報漏洩のリスクにもつながります。

アーカイブ機能を活用する

使わなくなったチャンネル自体を「アーカイブ」(保管)することもできます。アーカイブすると、過去のメッセージは検索できますが、新しい投稿はできなくなります。

プロジェクト終了後のチャンネルなどは、メンバーを一人ずつ削除するより、チャンネルごとアーカイブしたほうが効率的ですよ。

チャンネルの説明文を更新する

メンバー構成が変わったら、チャンネルの説明文(トピック)も更新しましょう。「このチャンネルは誰のため?何のため?」が明確だと、無駄なメンバー追加も減ります。

セキュリティ面での注意点

メンバー削除は、セキュリティの観点からも重要です。

退職者や契約終了者は速やかに削除する
会社を離れた人がSlackにアクセスできる状態は、セキュリティリスクです。人事部門と連携して、退職日当日に削除できる体制を整えましょう。

プロジェクト終了後の外部パートナー
外部の協力会社や個人事業主とSlack Connectで連携している場合、プロジェクト終了後は必ず削除しましょう。

定期的な監査を行う
大きなワークスペースでは、誰がどのチャンネルにいるのか把握しきれなくなります。管理者は定期的にメンバーリストをチェックして、不要なアクセス権限がないか確認することが大切です。

まとめ

Slackのチャンネルからメンバーを削除する方法について解説してきました。

要点をおさらいしましょう:

  • チャンネルからの削除とワークスペースからの削除は別物です
  • パブリックチャンネルは管理者権限が必要、プライベートチャンネルは誰でも削除可能です
  • パソコンでは「メンバー一覧」または「/removeコマンド」で削除できます
  • スマホからも削除可能ですが、一部操作はデスクトップ版が必要です
  • 削除されたメンバーには通知が届きます
  • #generalチャンネルからは個別削除できません

チャンネルメンバーの適切な管理は、円滑なコミュニケーションとセキュリティの両面で重要です。この記事を参考に、あなたのSlackワークスペースを整理整頓してみてください。

何か困ったことがあれば、Slackのヘルプセンターも活用できます。画面左上のメニューから「ヘルプ」を選べば、公式サポートにアクセスできますよ。

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