「新しいメンバーをチャンネルに追加したいけど、やり方が分からない…」
Slackを使い始めたばかりだと、チャンネルへのメンバー招待で戸惑うことがありますよね。ワークスペースとチャンネルの違いも混乱しやすいポイントです。
でも安心してください。この記事を読めば、Slackのチャンネル招待について、基本から応用まで全て理解できます。
デスクトップ版とモバイル版、両方の手順を画像付きで解説していくので、初心者の方でもすぐに実践できますよ。
まず知っておきたい:ワークスペースとチャンネルの違い

チャンネルへの招待方法を説明する前に、基本的な用語を整理しておきましょう。
ワークスペース
ワークスペースとは、Slackの「作業空間全体」のことです。会社やチーム全体が使う大きな枠組みと考えてください。
例えば「○○株式会社」「△△プロジェクトチーム」といった単位で作られます。
チャンネル
チャンネルは、ワークスペースの中にある「個別の会話スペース」です。部署、プロジェクト、話題ごとに分けて使います。
例えば営業部チャンネル、開発チーム用チャンネル、雑談チャンネルなど、目的に応じて自由に作成できます。
招待の2つのパターン
Slackでメンバーを招待する場合、2つのパターンがあります。
パターン1:ワークスペースへの招待
まだワークスペースに参加していない人(社外の人や新入社員など)を招待する場合です。この場合、まずワークスペースに招待してから、特定のチャンネルに追加する流れになります。
パターン2:チャンネルへの招待
既にワークスペースに参加している人を、特定のチャンネルに招待する場合です。この記事では主にこちらを解説していきます。
つまり、チャンネルに招待できるのは、既にワークスペースメンバーになっている人だけということです。
パブリックチャンネルとプライベートチャンネル
チャンネルには2種類あり、招待方法が少し異なります。
パブリックチャンネル
ワークスペースの全メンバーが見られるオープンなチャンネルです。チャンネル名の横に # マークが付いています。
誰でも自由に参加できるため、招待しなくてもメンバーが自主的に参加できます。
プライベートチャンネル
限られたメンバーだけが参加できる非公開チャンネルです。チャンネル名の横に 🔒(鍵マーク) が付いています。
メンバーが勝手に参加することはできず、必ず既存メンバーからの招待が必要です。
【デスクトップ版】チャンネルへの招待方法
それでは実際の招待手順を見ていきましょう。まずはパソコン(デスクトップアプリまたはブラウザ版)での方法です。
基本的な招待手順
ステップ1:チャンネルを開く
左側のサイドバーから、メンバーを追加したいチャンネルをクリックして開きます。
ステップ2:メンバー追加ボタンをクリック
チャンネル画面の右上を見てください。メンバーのプロフィール画像が並んでいる部分があります。
その横にある 「メンバーを追加」アイコン(人型のアイコンに+マークが付いたもの)をクリックしましょう。
ステップ3:招待したい人を選ぶ
検索ボックスが表示されるので、招待したい人の名前またはメールアドレスを入力します。
候補が表示されたら、クリックして選択してください。複数人を同時に選ぶこともできますよ。
ステップ4:追加ボタンをクリック
招待したい人を全員選んだら、「追加」または「招待」ボタンをクリックします。
これで招待完了です。招待された人には通知が届き、すぐにチャンネルに参加できるようになります。
少人数を招待する場合
数人を招待する場合は、上記の基本手順で十分です。名前を1人ずつ入力して選択していけばOKです。
有料プランを使っている場合は、ユーザーグループを使って一度に複数人を招待することもできます。
大人数を一括で招待する場合
10人以上の大人数を招待したい時は、事前準備をしておくとスムーズです。
事前準備:名前リストを作る
招待したいメンバーの名前またはメールアドレスのリストを用意します。
- 別のチャンネルからコピー
- Excelやスプレッドシートから持ってくる
- メールの連絡先リストを使う
いずれかの方法でリストを作っておきましょう。
一括招待の手順
- チャンネルを開いて「メンバーを追加」をクリック
- 検索ボックスに、準備したリスト(名前またはメールアドレス)をまとめてペースト
- 「追加」ボタンをクリック
Slackが自動的にリストを認識して、該当するメンバー全員を一度に招待してくれます。
一度に最大1,000人まで招待できますよ。
【モバイル版】チャンネルへの招待方法
スマホアプリからも、チャンネルにメンバーを招待できます。
スマホでの招待手順
ステップ1:チャンネルを開く
招待したいチャンネルをタップして開きます。
ステップ2:チャンネル名をタップ
画面上部に表示されているチャンネル名をタップしてください。チャンネルの詳細画面が開きます。
ステップ3:「メンバーを追加」を選択
チャンネル詳細画面に「メンバーを追加」というメニューがあるので、タップします。
ステップ4:招待したい人を検索
検索ボックスに、招待したい人の名前またはメールアドレスを入力します。
候補が表示されたら、タップして選択してください。
ステップ5:「追加」をタップ
招待したい人を全員選んだら、画面右上の「追加」ボタンをタップして完了です。
モバイル版の注意点
スマホアプリでも基本的な招待はできますが、大量のメンバーを一括で招待する場合は、デスクトップ版の方が便利です。
リストのコピー&ペーストがしやすいですからね。
招待を受ける側の操作(参加方法)
招待された人は、どうやってチャンネルに参加するのでしょうか。
自動的に参加する場合
通常、チャンネルに招待されると自動的にメンバーに追加されます。特に承認の操作は必要ありません。
招待されたチャンネルは、サイドバーの「チャンネル」セクションに表示されるようになります。
通知を確認する
招待されると、Slackの通知が届きます。通知をクリックすれば、そのままチャンネルを開けますよ。
メールでも招待の通知が届く場合があります(設定によります)。
パブリックチャンネルへの自主参加

実は、パブリックチャンネルの場合、招待を待たずに自分で参加することもできます。
チャンネルを検索して参加する方法
ステップ1:チャンネルを検索
サイドバーの「チャンネル」の横にある「+」ボタンをクリックします。
または「Slackをブラウズする」から「チャンネル」を選択してください。
ステップ2:参加したいチャンネルを選ぶ
参加可能なチャンネルの一覧が表示されます。
目的のチャンネルを見つけたら、「参加」ボタンをクリックするだけです。
スラッシュコマンドで参加
もっと速く参加したい場合は、スラッシュコマンドが便利です。
任意のチャンネルのメッセージ入力欄に、以下のように入力してEnterキーを押します。
/join #チャンネル名
例:/join #営業部
これだけで指定したチャンネルに即座に参加できます。
招待できる人・できない人
チャンネルへの招待には、いくつかルールがあります。
招待できる人
基本的に、以下の人がチャンネルにメンバーを招待できます。
パブリックチャンネルの場合:
- そのチャンネルに既に参加しているメンバー
- ワークスペースの管理者
プライベートチャンネルの場合:
- そのチャンネルに既に参加しているメンバー
- チャンネル作成者
- ワークスペースの管理者(設定による)
招待できない場合
以下のような場合は、チャンネルに招待できません。
ワークスペースメンバーではない
社外の人など、まだワークスペースに参加していない人は、チャンネルに直接招待できません。まずワークスペースに招待する必要があります。
自分がチャンネルメンバーではない
自分が参加していないチャンネルに、他の人を招待することはできません。
まず自分がチャンネルに参加してから、他のメンバーを招待しましょう。
権限の制限
ワークスペースの設定によっては、一般メンバーの招待権限が制限されている場合があります。その場合は管理者に相談してください。
ゲストユーザーの招待について
社外の人と一時的に協働したい場合、ゲストアカウントを使う方法もあります。
ゲストアカウントとは
ゲストアカウントは、特定のチャンネルだけにアクセスできる制限付きのアカウントです。
通常のメンバーと違い、指定されたチャンネル以外は見ることができません。
ゲスト招待の種類
シングルチャンネルゲスト
1つのチャンネルだけにアクセスできるゲストです。無料プランでも使えます(有料プランのみの場合もあります)。
マルチチャンネルゲスト
複数のチャンネルにアクセスできるゲストです。有料プランでのみ利用可能で、通常メンバーと同じ料金がかかります。
ゲストの招待方法
注意:ゲストの招待はデスクトップ版のみ可能です。モバイルアプリからはできません。
- ワークスペース名をクリック
- 「設定と管理」→「メンバーを招待する」を選択
- メールアドレスを入力
- ドロップダウンメニューから「ゲスト」を選択
- アクセスさせるチャンネルを指定
- 必要に応じて有効期限を設定
- 「招待を送信」をクリック
Slack Connectでの外部組織との連携
取引先や協力会社など、別の組織の人とチャンネルを共有したい場合は、Slack Connectという機能を使います。
Slack Connectとは
異なるワークスペース間でチャンネルを共有できる機能です。有料プランで利用できます。
お互いのワークスペースを統合するのではなく、特定のチャンネルだけを共有する形になります。
Slack Connectでの招待方法
- チャンネルを作成(または既存チャンネルを選択)
- チャンネル名の横にある下向き矢印をクリック
- 「外部組織を招待」を選択
- 相手のメールアドレスを入力して招待メールを送信
- 相手が承諾すれば、チャンネルが共有される
設定によっては、管理者の承認が必要な場合もあります。
トラブルシューティング
チャンネル招待でよくあるトラブルと解決方法です。
招待ボタンが見つからない
原因1:自分がチャンネルメンバーではない
自分が参加していないチャンネルでは、招待ボタンは表示されません。まず自分がチャンネルに参加しましょう。
原因2:権限がない
ワークスペースの設定で、一般メンバーの招待が制限されている可能性があります。管理者に確認してください。
招待したい人が検索に出てこない
原因1:メールアドレスが非表示になっている
プロフィール設定でメールアドレスを非公開にしている場合、メールアドレスでの検索ができません。名前で検索してみてください。
原因2:ワークスペースメンバーではない
その人がまだワークスペースに参加していない可能性があります。ワークスペースへの招待が必要です。
招待メールが届かない
確認ポイント1:スパムフォルダ
迷惑メールフォルダに振り分けられていないか確認してもらいましょう。
確認ポイント2:メールアドレスの入力ミス
招待時に入力したメールアドレスが正しいか確認してください。
確認ポイント3:招待の有効期限
招待メールは送信後30日間有効です。期限が切れている場合は、管理者に再送信を依頼しましょう。
一括招待がうまくいかない
リストをペーストしても認識されない場合は、以下を確認してください。
- 名前またはメールアドレスが1行に1つずつ入力されているか
- 余計な記号やスペースが入っていないか
- 既にチャンネルに参加しているメンバーが含まれていないか
よくある質問
チャンネル招待に関してよく聞かれる質問をまとめました。
Q. チャンネルから退出させることはできますか?
A. はい、できます。チャンネルメンバーの一覧から、退出させたい人の名前の横にある「…」メニューをクリックし、「チャンネルから削除」を選択してください。ただし、プライベートチャンネルの場合、削除できるのは管理者またはチャンネル作成者のみです。
Q. 招待を取り消すことはできますか?
A. ワークスペースへの招待の場合、管理者は保留中の招待を取り消すことができます。ただし、既にチャンネルに参加してしまったメンバーについては、招待の取り消しではなく「チャンネルから削除」を行う必要があります。
Q. 自分がチャンネルから招待されたか確認する方法は?
A. 招待されるとSlackの通知が届きます。また、サイドバーの「チャンネル」セクションに新しいチャンネルが追加されているかどうかで確認できます。
Q. プライベートチャンネルに招待されたことを他の人に知られますか?
A. いいえ。プライベートチャンネルへの招待は、そのチャンネルのメンバーだけが知ることができます。ワークスペースの他のメンバーには通知されません。
Q. 一度に何人まで招待できますか?
A. Slackでは一度に最大1,000人までチャンネルに招待できます。それ以上の人数を招待したい場合は、複数回に分けて招待する必要があります。
Q. モバイルアプリから大人数を一括招待できますか?
A. 技術的には可能ですが、リストのコピー&ペーストがしにくいため、あまり実用的ではありません。大人数の一括招待はデスクトップ版を使うことをおすすめします。
Q. 無料プランでもゲスト招待はできますか?
A. Slackの無料プランでは、ゲスト機能は利用できません。ゲストを招待するには有料プランへのアップグレードが必要です。ただし、Slack Connectの一部機能は無料プランでも利用できる場合があります。
まとめ:スムーズなチャンネル招待でチーム連携を強化
Slackのチャンネル招待方法、いかがでしたか?
最後に、今日紹介した内容をおさらいしておきましょう。
チャンネル招待の基本
- チャンネルに招待できるのはワークスペースメンバーのみ
- パブリックチャンネルとプライベートチャンネルで手順が少し異なる
- 一度に最大1,000人まで招待可能
招待の手順(デスクトップ版)
- チャンネルを開く
- 右上の「メンバーを追加」アイコンをクリック
- 名前またはメールアドレスで検索
- 「追加」ボタンをクリック
招待の手順(モバイル版)
- チャンネルを開く
- 画面上部のチャンネル名をタップ
- 「メンバーを追加」を選択
- 招待したい人を検索して選択
- 「追加」をタップ
覚えておきたいポイント
- 大人数の一括招待はリストを事前に用意すると便利
- パブリックチャンネルは自主参加も可能
- 社外の人にはゲストアカウントやSlack Connectを使う
- ゲスト招待はデスクトップ版のみ対応
- 招待メールの有効期限は30日間
チャンネルへの招待は、Slackを使いこなす上で最も基本的な操作の一つです。
適切なメンバーを適切なチャンネルに招待することで、情報共有がスムーズになり、チーム全体の生産性が向上します。
新しいプロジェクトが始まった時、新メンバーが入ってきた時、この記事を参考にして、スムーズな招待を実践してくださいね!

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