Slackアカウント削除・解除の完全ガイド!退会方法から注意点まで徹底解説

転職や退職、プロジェクト終了などで、Slackのワークスペースから退会したい。でも、どうやって辞めればいいのかわからない──。

「アカウント削除ってどこから?」
「退会したら今までのメッセージはどうなる?」
「本当に個人情報は消えるの?」

実は、Slackには「解除」と「削除」という2つの概念があり、それぞれ意味が大きく異なります。間違った方法で退会すると、個人情報が残り続けてしまう可能性もあるんです。

この記事では、Slackアカウントの解除・削除の違いから、具体的な手順、注意点まで完全に解説します。安心して退会できるよう、しっかりサポートします。

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  1. 【重要】Slackの「解除」と「削除」の違い
    1. アカウント解除(Deactivate)とは
    2. プロフィール削除(Delete)とは
    3. サインアウト(Sign Out)との違い
  2. 【PC版】自分でアカウントを解除する方法
  3. 【重要】アカウント解除前に必ず確認すること
    1. 1. 削除したいメッセージやファイルがないか
    2. 2. 管理者への連絡
    3. 3. 複数のワークスペースに参加していないか
    4. 4. 重要な情報のバックアップ
  4. プライマリーオーナーの場合の注意点
    1. プライマリーオーナー権限を譲渡する方法
    2. ワークスペース全体を削除する場合
  5. プロフィール情報を完全に削除する方法
    1. 一般メンバーの場合
    2. プライマリーオーナーがメンバーのプロフィールを削除する方法
  6. スマホアプリからの退会方法
    1. スマホで退会する方法
    2. スマホアプリからサインアウトする方法
  7. 管理者がメンバーのアカウントを解除する方法
    1. フリー・プロ・ビジネスプラスプランの場合
    2. Enterprise Gridの場合
  8. 解除したアカウントを復活させる方法
    1. 再開の条件
    2. 管理者による再開手順
    3. 再開できない場合
  9. アカウント解除・削除に関するよくある質問(FAQ)
  10. 有料プランを解約したい場合
    1. プランをダウングレードする方法
  11. アカウント解除時のトラブルシューティング
    1. トラブル1:「アカウントを解除する」ボタンが表示されない
    2. トラブル2:スマホアプリで解除オプションが見つからない
    3. トラブル3:パスワードを忘れた
    4. トラブル4:管理者に連絡が取れない
  12. まとめ:安全にSlackを退会するために

【重要】Slackの「解除」と「削除」の違い

まず最初に理解しておくべきなのが、Slackにおける「解除(Deactivate)」と「削除(Delete)」の違いです。

アカウント解除(Deactivate)とは

ワークスペースからログアウトし、アクセスできなくする操作です。

特徴

  • 自分で実行できる
  • ワークスペースにアクセスできなくなる
  • プロフィール情報は残る
  • 送信したメッセージやファイルも残る
  • 管理者による再開が可能

イメージ:会社を退職して、社員証を返却した状態。建物には入れなくなるが、過去の業務記録は会社に残っている。

プロフィール削除(Delete)とは

プロフィール情報(名前、写真、メールアドレスなど)を完全に削除する操作です。

特徴

  • プライマリーオーナーまたはSlackへの依頼が必要
  • プロフィール情報が完全に消える
  • 送信したメッセージやファイルは残る(発信者名が「@deactivateduser」と表示される)
  • 復元不可能

イメージ:社員名簿から氏名や連絡先を完全に削除。ただし、過去の業務報告書などには「退職者」として記録が残る。

サインアウト(Sign Out)との違い

サインアウトは一時的にログアウトするだけで、いつでも再ログインできます。アカウント自体は有効なままです。

操作再ログインプロフィール情報メッセージ・ファイル
サインアウトいつでも可能残る残る
アカウント解除管理者の再開が必要残る残る
プロフィール削除不可(新規作成が必要)消える残る(発信者名は非表示)

【PC版】自分でアカウントを解除する方法

一般メンバーが自分でできるのは「アカウント解除」までです。以下の手順で実行できます。

手順

ステップ1:アカウント設定にアクセス

  1. Slackのデスクトップアプリまたはブラウザ版を開く
  2. 画面左上のワークスペース名をクリック
  3. 「プロフィールを表示する」を選択

ステップ2:アカウント設定を開く

  1. 右側に表示されるプロフィール画面で「…」(その他)をクリック
  2. 「アカウント設定」を選択
  3. 新しいタブでアカウント設定ページが開く

別の方法:直接 https://my.slack.com/account にアクセスすることもできます。

ステップ3:アカウント解除を実行

  1. ページを下にスクロール
  2. 「アカウントを解除する」ボタンをクリック
  3. パスワードを入力
  4. 「パスワードの確定」をクリック
  5. 最終確認で「はい、アカウントを解除します」をクリック

完了:アカウントが即座に解除され、ワークスペースにアクセスできなくなります。

【重要】アカウント解除前に必ず確認すること

アカウント解除を実行する前に、以下の点を必ず確認してください。

1. 削除したいメッセージやファイルがないか

アカウント解除後も、あなたが投稿したメッセージやアップロードしたファイルはワークスペースに残り続けます。

削除したい場合

  • ワークスペースの設定で許可されていれば、解除前に自分で削除できます
  • メッセージにカーソルを合わせ→「…」→「メッセージを削除」
  • ファイルも同様に削除可能

2. 管理者への連絡

アカウント解除後にプロフィール情報も削除したい場合は、事前に管理者(プライマリーオーナー)に相談しておきましょう。

また、業務の引き継ぎ事項がある場合は、メールなど別の連絡手段を確保しておくことも重要です。

3. 複数のワークスペースに参加していないか

複数のワークスペースに参加している場合、各ワークスペースで個別にアカウント解除が必要です。

確認方法

  • 画面左上のワークスペース名をクリック
  • 参加している他のワークスペースが表示される
  • それぞれのワークスペースで同じ手順を繰り返す

4. 重要な情報のバックアップ

必要な会話履歴やファイルがあれば、スクリーンショットを撮るか、別の場所に保存しておきましょう。

プライマリーオーナーの場合の注意点

ワークスペースを作成したプライマリーオーナーは、そのままではアカウント解除ができません。

プライマリーオーナー権限を譲渡する方法

手順

  1. 画面左上のワークスペース名をクリック
  2. 「設定と管理」→「ワークスペースの設定」を選択
  3. 「権限」タブを開く
  4. 「プライマリーオーナー」の横にある「権限を譲渡する」をクリック
  5. 譲渡先のメンバーを選択
  6. 確認して譲渡を実行

権限譲渡後、あなたのステータスが「オーナー」に変更されます。その後、通常のメンバーと同じ手順でアカウント解除が可能になります。

ワークスペース全体を削除する場合

今後誰もそのワークスペースを使わない場合は、ワークスペースごと削除することもできます。

手順

  1. 「設定と管理」→「ワークスペースの設定」
  2. 「設定」タブを開く
  3. 下にスクロールして「ワークスペースを削除する」をクリック
  4. 確認メッセージに従って削除を実行

注意:ワークスペースを削除すると、すべてのメッセージ、ファイル、設定が完全に削除され、復元できません。

プロフィール情報を完全に削除する方法

アカウント解除だけでは、プロフィール情報(名前、写真、メールアドレスなど)は残ります。これらも削除したい場合は、以下の手順が必要です。

一般メンバーの場合

  1. アカウントを解除(前述の手順で実行)
  2. プライマリーオーナーに連絡
  • ワークスペース設定ページでプライマリーオーナーの連絡先を確認
  • プロフィール情報の削除を依頼
  1. プライマリーオーナーが削除を実行
  • または、プライマリーオーナーがSlack(feedback@slack.com)に削除を依頼

プライマリーオーナーがメンバーのプロフィールを削除する方法

手順

  1. 画面左上のワークスペース名をクリック
  2. 「ツールと設定」→「メンバー管理」を選択
  3. 削除したいメンバー(解除済み)の横にある「…」をクリック
  4. 「プロフィールを削除する」を選択
  5. 確認ボックスにチェックを入れ、「プロフィールを削除する」をクリック

注意:プロフィール削除後は復元できません。

スマホアプリからの退会方法

実は、スマホアプリからは直接アカウント解除ができません。

スマホで退会する方法

方法1:スマホのブラウザを使う

  1. スマホのブラウザ(Safari、Chromeなど)でSlackにアクセス
  2. https://my.slack.com/account にアクセス
  3. PC版と同じ手順でアカウント解除

方法2:PCを使う

パソコンがある環境なら、PC版で解除するのが最も確実です。

スマホアプリからサインアウトする方法

退会ではなく一時的にサインアウトしたい場合:

  1. Slackアプリを開く
  2. 画面下部の「ホーム」タブをタップ
  3. 画面右上のプロフィール写真をタップ
  4. 「設定」をタップ
  5. 下にスクロールして「(ワークスペース名)からサインアウト」をタップ

管理者がメンバーのアカウントを解除する方法

ワークスペースの管理者やオーナーは、メンバーのアカウントを解除できます。

フリー・プロ・ビジネスプラスプランの場合

手順

  1. デスクトップのサイドバーで「管理者」をクリック
  2. 「ワークスペースの設定」→「メンバー」を選択
  3. 解除したいメンバーの横にある「…」をクリック
  4. 「アカウントを解除する」を選択
  5. 確認して実行

Enterprise Gridの場合

オーガナイゼーションレベルでの解除

  1. オーガナイゼーション名をクリック
  2. 「ツールと設定」→「オーガナイゼーションの設定」
  3. 「メンバーディレクトリ」→「メンバー」
  4. 解除するメンバーにチェック
  5. 「解除する」をクリック

注意:解除されたメンバーには通知が送られません。

解除したアカウントを復活させる方法

「やっぱりもう一度使いたい」となった場合、アカウントの再開は可能ですか?

再開の条件

自分ではできません。ワークスペースのオーナーまたは管理者に依頼する必要があります。

管理者による再開手順

  1. 「設定と管理」→「メンバー管理」
  2. 「解除済み」タブを選択
  3. 再開したいメンバーを見つける
  4. 「アカウントを再開する」をクリック

再開できない場合

プロフィール情報が削除されている場合は、再開ではなく新規アカウントとして招待する必要があります。

アカウント解除・削除に関するよくある質問(FAQ)

Q:アカウント解除後、送信したメッセージはどうなりますか?

A:ワークスペースに残ります。メッセージ自体は削除されず、他のメンバーが引き続き閲覧できます。ただし、プロフィール情報を削除した場合、発信者名は「@deactivateduser」と表示されます。

Q:複数のワークスペースに参加していますが、まとめて解除できますか?

A:できません。各ワークスペースで個別にアカウント解除の手続きが必要です。

Q:アカウント解除とプロフィール削除、どちらをすべきですか?

A:一般的には「アカウント解除」で十分です。個人情報保護やコンプライアンス、セキュリティ上の理由がある場合のみ、プロフィール削除を検討しましょう。Slack公式も、管理目的でのプロフィール削除は推奨していません。

Q:無料プランでもアカウント解除できますか?

A:はい、できます。プランに関係なく、同じ手順でアカウント解除が可能です。

Q:解除後、同じメールアドレスで新しいアカウントを作れますか?

A:はい、可能です。同じワークスペースに再度招待されれば、同じメールアドレスで参加できます。

Q:プライベートチャンネルのメッセージも残りますか?

A:はい、残ります。アカウント解除やプロフィール削除を行っても、プライベートチャンネルを含むすべてのメッセージが保持されます。

Q:解除されたことは他のメンバーに通知されますか?

A:いいえ、通知は送られません。ただし、あなたのアカウントが「解除済み」と表示されるようになるため、他のメンバーは気づくことができます。

Q:アカウント解除ができない場合はどうすればいいですか?

A:以下を確認してください。

  • プライマリーオーナーの場合、先に権限を譲渡する必要がある
  • スマホアプリではなくPC版を使用する
  • Enterprise Gridで必須メンバーシップが設定されている場合は、管理者に相談

Q:退職後もしばらくワークスペースに情報が残るのは問題ないですか?

A:基本的には問題ありません。業務上のやりとりは会社の資産として残ることが一般的です。ただし、個人的な内容や機密情報がある場合は、解除前に削除しておくことをおすすめします。

有料プランを解約したい場合

アカウント解除とは別に、有料プランを解約したい場合の方法も紹介します。

プランをダウングレードする方法

手順

  1. デスクトップで「設定と管理」→「プランと請求」を開く
  2. 「プランと請求の詳細を表示する」をクリック
  3. 「プランを変更する」を選択
  4. 無料プランを選択
  5. 確認して変更を実行

注意:無料プランでは、メッセージ履歴が過去90日分までに制限されます。

アカウント解除時のトラブルシューティング

トラブル1:「アカウントを解除する」ボタンが表示されない

原因と対処法

  • プライマリーオーナーの場合:先に権限を譲渡する
  • Enterprise Gridの必須メンバーの場合:オーナーや管理者に相談
  • ゲストの場合:管理者に解除を依頼

トラブル2:スマホアプリで解除オプションが見つからない

対処法

  • スマホのブラウザ(Safari、Chromeなど)でSlackにアクセス
  • または、PCから操作する

トラブル3:パスワードを忘れた

対処法

  1. ログイン画面で「パスワードを忘れた場合」をクリック
  2. 登録メールアドレスを入力
  3. 送信されたリセットリンクから新しいパスワードを設定
  4. 再度アカウント解除の手順を実行

トラブル4:管理者に連絡が取れない

対処法

  • Slackサポート(feedback@slack.com)に連絡
  • ワークスペースURL、メールアドレス、状況を説明
  • Slackが代わりにプライマリーオーナーに転送

まとめ:安全にSlackを退会するために

Slackからの退会は、正しい手順を踏めば簡単に実行できます。

基本の流れ

  1. 削除したいメッセージやファイルを事前に削除
  2. 管理者への連絡や引き継ぎを済ませる
  3. アカウント設定から「アカウントを解除する」を実行
  4. 必要に応じてプライマリーオーナーにプロフィール削除を依頼

覚えておくべき重要ポイント

  • 「解除」と「削除」は異なる操作
  • 送信したメッセージやファイルは残る
  • スマホアプリからは直接解除できない(PC版が必要)
  • 複数ワークスペースの場合は個別に解除が必要
  • プライマリーオーナーは権限譲渡が先
  • 再開は管理者への依頼が必要

プロフィール削除が必要なケース

  • 個人情報保護の観点から完全削除したい
  • コンプライアンス上の理由
  • セキュリティ上の懸念がある

ただし、一般的な退職や異動の場合は、アカウント解除だけで十分です。過度な削除は、ワークスペースの使い勝手を損なう可能性があるため、Slack公式も推奨していません。

この記事の手順に従って、安心してSlackを退会してください。不明点があれば、まずはワークスペースの管理者に相談することをおすすめします!

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