Slackを使い始めようと思ったあなた、こんな疑問はありませんか?
「アカウントの作り方が分からない」
「ワークスペースって何?アカウントとどう違うの?」
「招待されたけど、何をすればいいの?」
実は、Slackのアカウント作成には、他のサービスとちょっと違う独特のルールがあります。でも大丈夫!この記事では、初心者の方でも迷わずアカウントを作成できるように、分かりやすく解説していきます。
所要時間はたったの5分。さっそく始めましょう!
Slackのアカウント作成の「特殊なルール」とは?

まず、Slackを始める前に知っておくべき大事なことがあります。
アカウントだけでは作れない!?
多くのサービスでは、「まずアカウントを作ってから、チームやグループに参加する」という流れですよね。
でも、Slackは違います。
Slackでは:
- アカウントの作成 = ワークスペースへの参加
- ワークスペースなしには、アカウントは作れない
つまり、Slackアカウントを作るには、必ず何かしらの「ワークスペース」に参加する必要があるんです。
ワークスペースって何?
ワークスペースとは、簡単に言うと「チームの仕事場」のことです。
例えば:
- 会社全体のワークスペース
- プロジェクトごとのワークスペース
- 趣味のサークルのワークスペース
- フリーランス仲間のワークスペース
ワークスペースの中には、さらに「チャンネル」という細かい部屋があって、話題ごとに会話を分けられます。
アカウント作成には2つの方法がある
Slackでアカウントを作る方法は、大きく分けて2つあります:
方法1:新しいワークスペースを作成する
- 自分がリーダーになって、新しいチームのワークスペースを立ち上げる
- 会社でSlackを導入する担当者などが行う
方法2:既存のワークスペースに参加する
- すでにあるワークスペースに招待してもらって参加する
- ほとんどの人はこちら
この記事では、両方の方法を詳しく解説します!
方法1:新しいワークスペースを作成してアカウントを作る
自分でチームを立ち上げる場合の手順です。
ステップ1:Slackの公式サイトにアクセス
- ブラウザを開く
- 以下のURLにアクセス:
https://slack.com/intl/ja-jp/get-started
または、Googleで「Slack 登録」と検索して、公式サイトを開く
- 「ワークスペースを作成する」または「新しいワークスペースを作成」をクリック
ステップ2:メールアドレスを入力
- 仕事用のメールアドレスを入力
- 個人用でも大丈夫ですが、できれば仕事用がおすすめ
- 「続行」または「Continue」をクリック
または、他のアカウントでサインイン:
- 「Googleで続行する」をクリック
- Googleアカウントを選択
- 「Appleで続行する」をクリック
- Apple IDでサインイン
ステップ3:確認コードを入力
- 登録したメールアドレスに6桁の確認コードが届きます
- メールの件名:「Slackの確認コード」または「Your confirmation code for Slack」
- メールを開いて、6桁のコードを確認
- Slackの画面に戻って、コードを入力
- 「ワークスペースを作成」または「Create a Workspace」をクリック
注意:
確認コードには時間制限があります!メールが届いたら、すぐに入力してください。
ステップ4:ワークスペース名を決める
- 「ワークスペースの名前は何ですか?」と聞かれます
- 分かりやすい名前を入力:
- 会社名(例:株式会社ABC)
- チーム名(例:マーケティングチーム)
- プロジェクト名(例:新商品開発プロジェクト)
- 「次へ」をクリック
ポイント:
後から変更できるので、深く考えすぎなくて大丈夫です。
ステップ5:最初のチャンネルを作る
- 「今取り組んでいるプロジェクトは?」と聞かれます
- チャンネル名になる内容を入力:
- 例:「新商品ローンチ」「ウェブサイトリニューアル」「毎日の雑談」
- 「次へ」をクリック
これが、ワークスペース内の最初のチャンネルになります。
ステップ6:チームメンバーを招待(スキップ可能)
- 「一緒に働く人のメールアドレスを入力してください」と表示されます
- チームメンバーのメールアドレスを入力
- 複数のアドレスを入力できます
- カンマ(,)で区切って入力
- 「招待を送信」をクリック
または、スキップ:
- 「後で招待する」をクリック
- 後からいつでもメンバーを招待できます
ステップ7:完了!
おめでとうございます!これで、あなた専用のワークスペースとアカウントが作成されました。
Slackのメイン画面が表示されます。
方法2:既存のワークスペースに参加してアカウントを作る
すでにあるワークスペースに参加する場合の手順です。
パターンA:招待メールから参加
ステップ1:招待メールを確認
- ワークスペースの管理者やメンバーから、招待メールが届きます
- メールの件名は以下のような感じ:
- 「○○さんから[ワークスペース名]への招待が届いています」
- 「Join [ワークスペース名] on Slack」
- メールを開く
ステップ2:招待リンクをクリック
- メール内の「参加する」または「Join Now」ボタンをクリック
- ブラウザでSlackのページが開きます
ステップ3:アカウント情報を入力
- 氏名を入力
- 本名でも、ニックネームでもOK
- パスワードを設定
- 8文字以上
- 英字、数字、記号を組み合わせると安全
- 「アカウントを作成する」または「Create Account」をクリック
または、他のアカウントでサインイン:
画面に「Googleで続行する」や「Appleで続行する」のボタンがあれば、それをクリックすることもできます。
ステップ4:プロフィールを設定(推奨)
アカウント作成後、プロフィールを設定しましょう:
- 画面左下の自分のアイコンをクリック
- 「プロフィールを編集」を選択
- 以下を設定:
- プロフィール写真:顔写真やアバター
- 表示名:ニックネームや呼ばれたい名前
- 役職:あなたの職種や役割
- 電話番号:任意
- 「変更を保存」をクリック
パターンB:ワークスペースのURLから参加
招待メールが見つからない場合、ワークスペースのURLを直接入力して参加できる場合があります。
ステップ1:サインインページにアクセス
- ブラウザで以下にアクセス:
https://slack.com/signin
- メールアドレスを入力
- 「続行」をクリック
ステップ2:確認コードを入力
- メールに届いた6桁の確認コードを入力
ステップ3:ワークスペースを選択
- 参加可能なワークスペースのリストが表示されます
- 参加したいワークスペースの横にある「起動」または「Open」をクリック
リストにない場合:
- 「ここから新しいワークスペースにサインインする」をクリック
- ワークスペースのURLを入力:
- 例:
your-company.slack.com
- 「続行」をクリック
サインイン方法の選択肢(まとめ)

Slackでは、3つの方法でアカウントを作成・サインインできます。
1. メールアドレス
メリット:
- どのメールアドレスでも使える
- シンプルで分かりやすい
デメリット:
- 毎回確認コードの入力が必要な場合がある
- パスワードを管理する必要がある
2. Googleアカウント
メリット:
- パスワードを覚える必要がない
- サインインが速い
- Googleアカウントを既に持っていれば便利
デメリット:
- Googleアカウントが必要
3. Appleアカウント
メリット:
- Apple IDを使ってサインイン
- パスワード管理が不要
- Apple製品ユーザーには便利
デメリット:
- Apple IDが必要
おすすめ:
仕事用なら、会社のメールアドレスで登録するのが一般的です。個人的な使用なら、GoogleやAppleアカウントでもOK!
アカウント作成後にやるべき初期設定
アカウントを作成したら、以下の設定をしておくと快適に使えます。
1. プロフィールを充実させる
なぜ大事?
チームメンバーがあなたのことを認識しやすくなります。
設定方法:
- 画面左下の自分のアイコンをクリック
- 「プロフィール」→「プロフィールを編集」を選択
- 以下を入力:
- プロフィール写真:顔が分かる写真がベスト
- フルネーム:本名
- 表示名:呼ばれたい名前やニックネーム
- 役職:例「マーケティング担当」「エンジニア」
- 電話番号:任意
- タイムゾーン:自動設定されますが、確認しておく
- 「変更を保存」をクリック
2. 通知設定を調整
デフォルトだと通知が多すぎる!
設定方法:
- 画面左下の自分のアイコンをクリック
- 「設定」→「通知」を選択
- 「通知のタイミング」を選ぶ:
- すべての新しいメッセージ:すべてのメッセージで通知(うるさい!)
- ダイレクトメッセージ、メンション、キーワード:自分宛てだけ通知(おすすめ)
- 何も通知しない:すべての通知をオフ
- 「おやすみモード」のスケジュールも設定:
- 就寝時間や休日に通知をオフにできる
3. デスクトップアプリをインストール
ブラウザ版よりも、デスクトップアプリの方が使いやすいです。
インストール方法:
- ブラウザ版Slackで、画面左上のワークスペース名をクリック
- 「デスクトップアプリをダウンロード」を選択
- または、以下にアクセス:
https://slack.com/intl/ja-jp/downloads
- 自分のOSに合ったバージョンをダウンロード
詳しくは、別記事「SlackをWindowsにインストールする方法」をご覧ください。
4. スマホアプリもインストール
外出先でもSlackを使いたいなら、スマホアプリも入れておきましょう。
iPhoneの場合:
- App Storeで「Slack」を検索
- 「入手」をタップ
- インストール後、開いてサインイン
Androidの場合:
- Google Play Storeで「Slack」を検索
- 「インストール」をタップ
- インストール後、開いてサインイン
複数のワークスペースに参加する方法
Slackでは、1つのメールアドレスで複数のワークスペースに参加できます。
新しいワークスペースを追加
デスクトップアプリの場合:
- 画面左上のワークスペース名をクリック
- 「ワークスペースを追加」を選択
- 次のいずれかを選択:
- 「サインイン」:既存のワークスペースに参加
- 「新規作成」:新しいワークスペースを作る
- メールアドレスを入力して、確認コードを受け取る
- 参加可能なワークスペースが表示されるので、選択
ワークスペース間を切り替える
デスクトップアプリの場合:
画面左端に、参加しているワークスペースのアイコンが縦に並んでいます。
- アイコンをクリックするだけで、簡単に切り替えられます
ブラウザ版の場合:
- 画面左上のワークスペース名をクリック
- 「ワークスペースを切り替える」を選択
- 移動したいワークスペースを選ぶ
注意:
ワークスペースごとに別々のアカウントが作られます。同じメールアドレスでサインインしますが、プロフィールや設定はワークスペースごとに独立しています。
よくあるトラブルと解決方法
Q1. 確認コードが届かない
A. 以下を確認してください:
- 迷惑メールフォルダをチェック
- Slackからのメールが迷惑メールに振り分けられている可能性
- メールアドレスが正しいか確認
- スペースや全角文字が入っていないか
- @の前後が正しいか
- 受信設定を確認
- 「@slack.com」からのメールを受信できるように設定
- もう一度「確認コードを再送信」をクリック
Q2. ワークスペースに参加できない
A. 以下の原因が考えられます:
- 招待メールの有効期限が切れている
- 招待した人に、もう一度招待してもらう
- メールアドレスが承認されていない
- 会社のドメイン(@company.com)のみ許可されている場合がある
- 管理者に確認してもらう
- ワークスペースが削除された
- 管理者に確認
Q3. パスワードを忘れた
A. 簡単にリセットできます:
- サインイン画面で「パスワードを忘れた場合」をクリック
- メールアドレスを入力
- メールに届いたリンクをクリック
- 新しいパスワードを設定
Q4. 既にアカウントがあると言われる
A. そのメールアドレスで、すでに別のワークスペースに参加している可能性があります。
- サインイン画面でメールアドレスを入力
- 確認コードを入力
- 参加しているワークスペースのリストが表示される
- 新しいワークスペースもそこに表示されているはず
Q5. GoogleやAppleアカウントでサインインできない
A. 以下を確認:
- ブラウザのポップアップブロックを無効化
- サインインウィンドウがブロックされている可能性
- 別のブラウザを試す
- Chrome、Firefox、Edgeなど
- キャッシュとCookieをクリア
- それでもダメなら、メールアドレスでサインイン
無料プランと有料プランの違い
Slackには、無料プランと有料プランがあります。
フリープラン(無料)
できること:
- メッセージ送受信(過去90日分のみ閲覧可能)
- ファイル共有(5GBまで)
- 1対1のビデオ通話
- 10個のアプリ連携
制限:
- 過去90日より古いメッセージは見られない
- グループビデオ通話は15分まで
こんな人におすすめ:
- 小規模チーム
- Slackを試してみたい人
- 個人プロジェクト
有料プラン
プロプラン:
- メッセージ履歴無制限
- ファイルストレージ無制限
- グループビデオ通話無制限
- アプリ連携無制限
- ゲスト招待機能
- 料金:月額925円/ユーザー
ビジネスプラスプラン:
- プロプランの全機能
- SAML認証
- データエクスポート
- 24時間サポート
- 料金:月額1,600円/ユーザー
エンタープライズグリッド:
- 大企業向け
- 料金:要問い合わせ
まとめ:Slackアカウントを作成して、チームワークを始めよう!
お疲れさまでした!これで、Slackのアカウント作成と初期設定ができました。
この記事のポイントをおさらい:
- Slackではアカウント作成とワークスペース参加が同時に行われる
- ワークスペースなしにはアカウントは作れない
- 新規ワークスペースの作成と既存ワークスペースへの参加、2つの方法がある
- メール、Google、Appleアカウントでサインインできる
- 確認コードの入力が必要(時間制限あり)
- プロフィール設定と通知設定が重要
- 1つのメールアドレスで複数のワークスペースに参加可能
- フリープランでも十分使える
Slackを使うメリット:
- メールより速くてカジュアル
- チャンネルで会話が整理される
- ファイル共有が簡単
- ビデオ通話も可能
- 2,200以上のアプリと連携
- どのデバイスからもアクセスできる
アカウントができたら、さっそくチームメンバーとコミュニケーションを始めましょう!最初は機能が多くて戸惑うかもしれませんが、使っていくうちにすぐに慣れます。
次のステップ:
- チャンネルを作成・参加する
- 最初のメッセージを送ってみる
- ファイルを共有してみる
- ビデオ通話を試してみる
それでは、快適なSlackライフを!

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