「退職したメンバーをワークスペースから削除したい」「自分のSlackアカウントを削除したい」「チャンネルから特定のメンバーを外したい」
Slackを使っていると、こういった場面に遭遇することがあります。しかし、Slackの「削除」には少し複雑な仕組みがあり、一歩間違えると想定外の結果になってしまうことも。
この記事では、Slackのユーザー削除について、基礎知識から具体的な手順、よくあるトラブルの解決法まで、すべてを詳しく解説します。
Slackの「削除」と「解除」の違い【超重要】

まず最初に理解すべき重要なポイントがあります。Slackには2つの異なる概念があります。
アカウント解除(Deactivate)
アカウント解除とは、ワークスペースへのアクセスを停止させることです。
特徴:
- ユーザーはワークスペースにログインできなくなる
- すべてのチャンネルから自動的に退出
- 全デバイスからサインアウト
- メッセージやファイルは残る
- プロフィール情報(名前、メールアドレスなど)は残る
- 後から復活(再有効化)が可能
例え:無期限の休学
プロフィール削除(Delete)
プロフィール削除とは、個人情報を含むプロフィール情報を完全に削除することです。
削除される情報:
- 氏名
- 表示名(解除後は「@deactivateduser」と表示される)
- プロフィール写真
- メールアドレス
- 電話番号
- 役職名
- カスタムプロフィールフィールド
削除されない情報:
- メッセージの内容
- 送信したファイル
- チャンネルへの投稿
例え:退学(完全にいなくなる)
重要な制限
- 自分ではプロフィール削除できない
- ワークスペースのプライマリーオーナーのみが削除可能
- 自分でできるのは「アカウント解除」まで
- 管理目的での削除は非推奨
- Slack公式は、単なる管理目的でのプロフィール削除を推奨していません
- GDPR、CCPAなどのデータ保護法への対応として使用
ユーザーの削除権限一覧
Slackでは、役割によって削除できる範囲が決まっています。
フリー・プロ・ビジネスプラスプランの場合
| 自分の役割 | 削除できる対象 |
|---|---|
| ワークスペース プライマリーオーナー | メンバー、ゲスト、ワークスペース管理者、ワークスペースオーナー |
| ワークスペースオーナー | メンバー、ゲスト、ワークスペース管理者 |
| ワークスペース管理者 | メンバー、ゲスト |
| 一般メンバー | 自分のみ |
削除できない対象:
- 誰もプライマリーオーナーは削除できない
- プライマリーオーナーを削除したい場合は、まず別の人に権限を譲渡する必要がある
Enterprise Gridプランの場合
| 自分の役割 | 削除できる対象 |
|---|---|
| OrG プライマリーオーナー | メンバー、ゲスト、ワークスペース管理者、ワークスペースオーナー、OrG管理者、OrGオーナー |
| OrGオーナー | メンバー、ゲスト、ワークスペース管理者、ワークスペースオーナー |
| OrG管理者 | メンバー、ゲスト |
制限:
- OrG プライマリーオーナーは削除不可
- ワークスペース プライマリーオーナーは削除不可
管理者が他のメンバーを解除する方法
退職者や契約終了したメンバーのアカウントを解除する手順です。
PC(デスクトップ)での手順
ステップ1:メンバー管理画面を開く
- 左上のワークスペース名をクリック
- メニューから「ツールと設定」にマウスを合わせる
- 「ワークスペースの設定」を選択
- 左サイドバーから「メンバー」をクリック
ステップ2:削除するメンバーを選択
メンバー一覧が表示されます。削除したいメンバーを探しましょう。
検索方法:
- 上部の検索ボックスで名前を検索
- リストをスクロールして探す
ステップ3:アカウント解除を実行
- 削除したいメンバーの右側にある「…」(3つのドット)をクリック
- 「アカウントを解除する」を選択
- 確認画面が表示される:「○○(ユーザー名)を解除しますか?」
- 内容を確認して「解除する」をクリック
ステップ4:完了
これでメンバーのアカウント解除が完了しました。
解除後の状態:
- メンバーは即座にログアウトされる
- ワークスペースにアクセスできなくなる
- メンバー一覧では「解除済みアカウント」として表示される(グレーアウト)
- 本人に通知は送られない
一括解除(複数メンバーを同時に削除)
複数のメンバーを一度に解除したい場合:
- メンバー一覧画面で、解除したいメンバーの左側にあるチェックボックスをオン
- 複数のメンバーを選択
- リスト上部に表示される「解除」ボタンをクリック
- 確認画面で「解除する」をクリック
Enterprise Gridでの解除
Enterprise Gridプランでは、組織レベルでの解除が必要です。
手順:
- サイドバーの組織名をクリック
- 「ツールと設定」→「組織の設定」
- 左サイドバーから「メンバー」を選択
- 解除したいメンバーのチェックボックスをオン
- 上部の「解除」ボタンをクリック
注意点:
- 組織レベルで解除すると、すべてのワークスペースから削除される
- ワークスペース単位での解除はできない(ワークスペースから除外することは可能)
自分のアカウントを解除する方法
自分自身でワークスペースから退出したい場合の手順です。
事前確認事項
アカウントを解除する前に、以下を確認してください:
1. 削除したい投稿の確認
アカウント解除後もメッセージとファイルは残ります。消したいものがあれば、先に削除しておきましょう。
2. 重要データのバックアップ
後で見返したいメッセージやファイルがあれば、スクリーンショットやダウンロードで保存しておきましょう。
3. 管理者権限の確認
自分がワークスペースのプライマリーオーナーの場合、先に他のメンバーに権限を譲渡する必要があります。
4. ゲストアカウントの制限
ゲストユーザーは自分でアカウントを解除できません。オーナーや管理者に依頼してください。
PCでの解除手順
方法1:アカウント設定から
- 右上のプロフィール写真をクリック
- 「プロフィール」を選択
- プロフィール画面で「…」(その他)をクリック
- 「アカウント設定」を選択(ブラウザが開く)
- 下にスクロールして「アカウントを解除する」をクリック
- パスワードを入力して「パスワードの確定」をクリック
- 「はい、アカウントを解除します」をクリック
方法2:直接リンクから
以下のURLに直接アクセスする方法もあります:
https://my.slack.com/account
- 上記URLにアクセス
- 下にスクロールして「アカウントを解除する」
- パスワードを入力して確認
- 「はい、アカウントを解除します」をクリック
スマホアプリでの解除手順
iOS/Androidでの手順:
- Slackアプリを開く
- 画面上部の「あなた」タブをタップ
- 右上のプロフィール写真をタップ
- 「設定」を選択
- 「アカウント設定」をタップ(ブラウザが開く)
- 「アカウントを解除する」まで下にスクロール
- パスワードを入力して確認
- 「はい、アカウントを解除します」をタップ
解除後の状態
即座に起こること:
- アカウントが解除される
- ワークスペースにアクセスできなくなる
- すべてのデバイスからサインアウトされる
- すべてのチャンネルから退出
残るもの:
- 自分が送信したメッセージ
- 自分がアップロードしたファイル
- プロフィール情報(名前、写真など)
注意点:
- 複数のワークスペースに参加している場合、それぞれで個別に解除が必要
- インストールしたアプリは無効になる可能性がある
プロフィール情報を完全に削除する方法

アカウント解除後、プロフィール情報も完全に削除したい場合の手順です。
メンバーが削除を依頼する場合
ステップ1:アカウントを解除
まず、前述の手順でアカウントを解除します。
ステップ2:プライマリーオーナーに連絡
ワークスペースのプライマリーオーナーに、プロフィール情報の削除を依頼します。
メッセージ例:
お疲れ様です。
ワークスペースから退出するにあたり、
プロフィール情報の削除をお願いできますでしょうか。
アカウントは既に解除済みです。
よろしくお願いいたします。
ステップ3:オーナーと連絡が取れない場合
Slackサポートに連絡して、プライマリーオーナーへの転送を依頼できます。
連絡先:feedback@slack.com
メール例:
件名:プロフィール削除リクエストの転送依頼
以下のワークスペースから、私のプロフィール情報を削除したいと考えています。
プライマリーオーナーへリクエスト転送をお願いします。
ワークスペースURL:[ワークスペースのURL]
私のメールアドレス:[Slackアカウントのメールアドレス]
オーナーがプロフィールを削除する場合
プライマリーオーナーは、解除済みメンバーのプロフィール情報を削除できます。
手順:
- 左上のワークスペース名をクリック
- 「ツールと設定」→「ワークスペースの設定」
- 「メンバー」を選択
- 上部のタブで「解除済み」を選択
- 削除したいメンバーの「…」(3つのドット)をクリック
- 「プロフィールを削除する」を選択
- チェックボックスをオンにして確認
- 「プロフィールを削除する」をクリック
削除後の表示:
- メンバーの名前は「@deactivateduser」と表示される
- 過去のメッセージは残るが、誰が送ったかは特定できなくなる
チャンネルからメンバーを外す方法
ワークスペース全体からではなく、特定のチャンネルからだけメンバーを外したい場合の手順です。
PC(デスクトップ)での手順
ステップ1:チャンネルを開く
メンバーを外したいチャンネルを開きます。
ステップ2:メンバーリストを表示
- チャンネル名の右にある「メンバー」アイコン(人のマーク)をクリック
- または、チャンネル詳細を開いて「メンバー」タブを選択
ステップ3:メンバーを外す
- 外したいメンバーを探す
- メンバー名にマウスを合わせる
- 右側に表示される「外す」ボタンをクリック
- 確認画面:「本当に○○を(チャンネル名)から削除しますか?」
- 内容を確認して「外す」をクリック
ステップ4:通知の確認
Slackbotから、外されたメンバーに通知が送られます。これで手続きが完了したことを確認できます。
スマホアプリでの手順
iOS/Androidでの手順:
- チャンネルを開く
- チャンネル名をタップ
- 「メンバー」セクションまでスクロール
- 外したいメンバーをタップ
- 「チャンネルから削除」をタップ
- 確認画面で「削除」をタップ
権限について
パブリックチャンネル:
- デフォルト:ワークスペースのオーナーと管理者のみ
- 設定により、一般メンバーにも権限付与可能
プライベートチャンネル:
- チャンネルメンバー全員が他のメンバーを外せる
- ただし、チャンネル作成者が制限を設定している場合は例外
注意点:
- チャンネルから外しても、ワークスペースからは削除されない
- 外されたメンバーは別のチャンネルには引き続きアクセス可能
- パブリックチャンネルなら、外されたメンバーが再度参加することも可能
解除したアカウントを復活させる方法
間違えて解除してしまった、または再度参加したい場合、アカウントを復活できます。
復活の条件
- アカウントが「解除済み」状態であること
- プロフィール情報が削除されていないこと
- ワークスペースのオーナーまたは管理者が操作すること
復活手順
手順:
- 左上のワークスペース名をクリック
- 「ツールと設定」→「ワークスペースの設定」
- 「メンバー」を選択
- 上部のタブで「解除済み」を選択
- 復活させたいメンバーの「…」(3つのドット)をクリック
- 「アカウントを再開する」を選択
- 確認画面で「再開する」をクリック
復活後の状態
復元されるもの:
- ワークスペースへのアクセス権
- プロフィール情報
- ダイレクトメッセージの履歴
復元されないもの:
- チャンネルへの参加状態(手動で再参加が必要)
- カスタム設定や環境設定
再招待について:
復活ではなく、完全に新しいアカウントとして招待することもできます。この場合:
- 新しい招待リンクを送信
- メンバーが新規登録の手順を踏む
- 過去のメッセージやファイルとの紐付けは失われる
アカウント削除できない場合の対処法
「削除しようとしたけどできない」というトラブルの解決方法です。
ケース1:自分がプライマリーオーナー
症状:
「アカウントを解除する」ボタンが表示されない、またはクリックできない。
原因:
プライマリーオーナーは自分のアカウントを解除できません。
解決方法:
- 他のメンバーにプライマリーオーナー権限を譲渡
- 権限譲渡後、自分のアカウントを解除
権限譲渡の手順:
- ワークスペース名をクリック
- 「ツールと設定」→「ワークスペースの設定」
- 左サイドバーから「権限」を選択
- 「プライマリーオーナー」セクションで「譲渡」をクリック
- 新しいプライマリーオーナーを選択
- 確認して実行
ケース2:ゲストアカウント
症状:
「アカウントを解除する」オプションが見つからない。
原因:
ゲストユーザーは自分でアカウントを解除できません。
解決方法:
ワークスペースのオーナーまたは管理者に連絡して、アカウント解除を依頼してください。
ケース3:Enterprise Gridで必須メンバーシップ
症状:
解除オプションが表示されない。
原因:
Enterprise組織で、ワークスペースのメンバーシップが必須に設定されている。
解決方法:
OrGのオーナーまたは管理者に連絡してください。
ケース4:複数のワークスペースに参加
症状:
アカウントを解除したのに、まだSlackにログインできる。
原因:
Slackアカウントはワークスペースごとに独立しています。1つのワークスペースから解除しても、他のワークスペースには影響しません。
解決方法:
参加しているすべてのワークスペースで、それぞれアカウント解除の手順を実行してください。
確認方法:
- 左上のワークスペース名をクリック
- 「別のワークスペースにログイン」で参加中のワークスペース一覧を確認
ケース5:権限不足
症状:
他のメンバーを解除しようとしたが、「アカウントを解除する」が表示されない。
原因:
自分の役割では、そのメンバーを解除する権限がありません。
解決方法:
- 本記事の「ユーザーの削除権限一覧」を確認
- 必要に応じて、より上位の権限を持つ人に依頼
よくある質問とトラブルシューティング
Q1:削除したメンバーのメッセージも消えますか?
A:いいえ、消えません。
アカウント解除後も、そのメンバーが送信したメッセージとファイルは残ります。これはSlackの仕様です。
理由:
- チームの会話の連続性を保つため
- 重要な情報や決定事項の記録を残すため
メッセージを削除したい場合:
- アカウント解除前に、本人が手動で削除する必要がある
- 解除後は、ワークスペースのオーナーがワークスペースの設定を確認
Q2:削除したことは相手に通知されますか?
A:いいえ、通知されません。
アカウント解除を実行しても、本人に直接の通知は送られません。
ただし:
- ログインしようとすると、アクセスできないことに気づく
- チャンネルのメンバーリストから名前が消える
- ダイレクトメッセージを送ろうとすると、「解除済みアカウント」と表示される
ベストプラクティス:
事前に本人に連絡し、アカウント解除について説明しておくことをおすすめします。
Q3:プロフィール情報を削除すると、過去のメッセージはどうなりますか?
A:メッセージは残りますが、送信者が特定できなくなります。
表示:
- 氏名・表示名:「@deactivateduser」と表示
- プロフィール写真:デフォルトのアイコン
- その他の情報:表示されない
メッセージ内容:
- テキストはそのまま残る
- メッセージ自体は削除されない
Q4:一度削除したアカウントを、同じメールアドレスで再作成できますか?
A:はい、できます。
手順:
- 既存アカウントを解除
- プロフィール情報を削除(オプション)
- 同じメールアドレスで新しい招待を送信
- 新規アカウントとして登録
注意点:
- 新しいアカウントは以前のアカウントとは別物
- 過去のメッセージやファイルとの紐付けは失われる
- 復活(再有効化)とは異なる
Q5:解除されたメンバーのダイレクトメッセージは見られますか?
A:はい、過去のメッセージは引き続き閲覧できます。
確認方法:
Cmd + K(Mac)またはCtrl + K(Windows/Linux)を押す- 解除されたメンバーの名前を検索
- ダイレクトメッセージの履歴が表示される
新しいメッセージ:
- 解除されたメンバーに新しいメッセージを送ることはできない
- 相手はワークスペースにアクセスできないため、返信も来ない
Q6:大量のメンバーを一度に削除できますか?
A:はい、一括選択で複数のメンバーを同時に解除できます。
手順:
- メンバー管理画面を開く
- 解除したいメンバーのチェックボックスをオン
- 「解除」ボタンをクリック
制限:
- 一度に解除できる人数に明確な上限はない
- ただし、大量のメンバーを解除する場合は慎重に
おすすめ:
- 誤って必要なメンバーを選択していないか、複数回確認
- 可能なら、少数ずつ段階的に実行
Q7:解除したアカウントの復活に期限はありますか?
A:明確な期限はありませんが、プロフィール情報が削除されていないことが条件です。
復活可能な期間:
- アカウントが「解除済み」状態のまま → 復活可能
- プロフィール情報が削除済み → 復活不可(新規作成が必要)
ベストプラクティス:
- 一時的な退出なら、解除のみにとどめる
- 完全に去る場合のみ、プロフィール削除を実行
Q8:ゲストユーザーを削除する方法は?
A:通常のメンバーと同じ手順で削除できます。
手順:
- メンバー管理画面を開く
- ゲストユーザーを探す(「ゲスト」と表示されている)
- 「…」メニューから「アカウントを解除する」
ゲストの制限:
- ゲストは自分でアカウントを解除できない
- 必ずオーナーまたは管理者が実行する必要がある
Q9:削除前にメンバーのデータをエクスポートできますか?
A:はい、データエクスポート機能があります。
有料プランの場合:
- ワークスペース名をクリック
- 「ツールと設定」→「ワークスペースの設定」
- 「データのインポート/エクスポート」
- 「エクスポート」タブで期間とチャンネルを指定
- エクスポートを実行
無料プランの場合:
- メッセージとファイルの完全エクスポートはできない
- 手動でスクリーンショットやコピーを保存
Q10:間違えて自分のアカウントを解除してしまいました!
A:慌てず、オーナーまたは管理者に連絡してください。
対処手順:
- ワークスペースのオーナーまたは管理者に連絡
- アカウントの再有効化を依頼
- オーナーが「解除済み」メンバーから復活させる
連絡方法:
- 別の連絡手段(メール、電話など)を使用
- Slackにはアクセスできないため、社内の連絡先を使う
予防策:
- 解除の確認画面をよく読む
- 重要な操作は複数回確認してから実行
ベストプラクティス
メンバー削除時のチェックリスト
削除前にやるべきこと:
- 本人への通知
- 事前に解除することを伝える
- 理由を明確に説明する
- データの引き継ぎ
- 担当していたプロジェクトを確認
- 重要な情報やファイルを別のメンバーに共有
- 権限の確認
- 管理者権限を持っていないか確認
- カスタム絵文字などを作成していないか確認
- 削除するメッセージの確認
- 本人が削除したいメッセージがあるか確認
- 必要なら解除前に削除してもらう
- バックアップ
- 重要な会話の記録を保存
- ファイルをダウンロード
削除後にやるべきこと:
- チーム内での共有
- 関係者に削除したことを伝える
- 後任者や連絡先を明示
- チャンネルの整理
- 削除したメンバーが作成したチャンネルを確認
- 必要に応じてアーカイブ
- アプリや連携の確認
- 削除したメンバーがインストールしたアプリを確認
- 必要なら再設定や再承認
退職時のオフボーディング手順
理想的なタイムライン:
1週間前:
- 退職者と削除スケジュールを確認
- データの引き継ぎ計画を立てる
最終出勤日:
- 重要な情報の引き継ぎを完了
- 削除したいメッセージを本人が削除
- 必要なファイルをバックアップ
退職日の翌日:
- アカウントを解除
- チーム内で共有
1ヶ月後(必要に応じて):
- プロフィール情報の削除を検討
- GDPR/CCPA対応が必要な場合は実行
まとめ
Slackのユーザー削除について、重要なポイントをまとめます。
覚えておくべき3つのポイント:
- 「解除」と「削除」は別物
- 解除:ワークスペースへのアクセスを停止(復活可能)
- 削除:プロフィール情報を完全削除(復活不可)
- メッセージとファイルは残る
- アカウント解除しても、過去の投稿は削除されない
- 消したい場合は、解除前に本人が手動で削除
- 権限によって削除できる範囲が異なる
- 自分の役割を確認
- プライマリーオーナーは自分自身を解除できない
状況別の対応まとめ:
| 状況 | 対応方法 |
|---|---|
| 退職者のアカウント | アカウント解除 → 必要に応じてプロフィール削除 |
| 契約終了したゲスト | アカウント解除(オーナー/管理者が実行) |
| 一時的な休職 | アカウント解除のみ(復活前提) |
| 特定チャンネルからの除外 | チャンネルからメンバーを外す |
| 自分が退出したい | アカウント設定から解除 |
| 完全な個人情報削除 | アカウント解除 → オーナーに削除依頼 |
Slackのユーザー削除は、一見複雑に見えますが、「解除」と「削除」の違いを理解すれば、適切に対応できます。この記事を参考に、安全かつ確実にアカウント管理を行ってください!


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