「Slackでピン留めしたメッセージ、もう不要だから外したい」
「でも、どうやって削除するんだっけ?」
ピン留めは便利な機能ですが、古くなった情報をそのままにしていると、かえって分かりにくくなってしまいます。この記事では、Slackのピン留めを外す方法を、パソコン版とスマホ版の両方で詳しく解説します。
削除できない時の対処法や、他の人のピン留めを外す際の注意点もカバーしているので、安心して読み進めてください。
Slackのピン留めを外すべきタイミング

まず、どんな時にピン留めを外すべきか考えてみましょう。
情報が古くなった時
プロジェクトの目標や方針が変わった場合、古い情報をピン留めしたままだと混乱の原因になります。
例えば、納期が変更されたのに、以前の納期がピン留めされたままだと、誰かが間違った情報を見てしまう可能性があります。
プロジェクトが終了した時
プロジェクトが完了したら、関連するピン留めは不要です。
次のプロジェクトのために、チャンネルをクリーンな状態にリセットしましょう。過去のプロジェクトの情報は、必要であれば検索で見つけられます。
ピン留めが100個に近づいた時
Slackでは、1つのチャンネルに最大100個までしかピン留めできません。
この上限に近づいたら、本当に必要なものだけを残して、他は外すタイミングです。定期的に整理する習慣をつけると良いでしょう。
一時的な情報だった時
「今週の会議は15時から」のような一時的な情報は、期限が過ぎたらすぐに外しましょう。
期限切れの情報がピン留めされていると、「これってまだ有効なの?」と混乱を招きます。
【パソコン版】ピン留めを外す2つの方法
パソコンでSlackを使っている場合、ピン留めを外す方法は2つあります。
方法1:メッセージから直接外す
最も基本的な方法です。
手順:
- ピン留めを外したいメッセージにマウスカーソルを合わせる
- 右側に表示される「…」(その他)アイコンをクリック
- メニューから「チャンネルからピンを外す」を選択(DMの場合は「会話からピンを外す」)
- 確認画面が表示されたら「ピン留めしたアイテムを外す」をクリック
これだけで、ピン留めが解除されます。
ピン留めされたメッセージは薄いピンク色で表示されているので、見つけやすいはずです。
方法2:ピン留め一覧から外す
複数のピン留めを一度に確認しながら削除したい時は、こちらが便利です。
手順:
- チャンネル画面の上部にある「○ピン留めアイテム」をクリック(○には数字が入ります)
- 右側にピン留め一覧が表示される
- 外したいメッセージの右上にある「×」ボタンをクリック
- 「ピン留めしたアイテムを外す」で確認
この方法なら、複数のピン留めを見比べながら、不要なものを選んで削除できます。
もう一つの方法:
ピン留め一覧内で、外したいメッセージにカーソルを合わせて「…」アイコンをクリックし、「チャンネルからピンを外す」を選択することもできます。
【スマホ版】ピン留めを外す方法
スマホアプリでも、ピン留めの削除は簡単です。
iPhone・Androidどちらも基本は同じ
方法1:メッセージから直接外す
- ピン留めを外したいメッセージを長押し
- メニューが表示されるので「会話からピンを外す」をタップ
これでピン留めが解除されます。
方法2:ピン留め一覧から外す
- チャンネルまたはDM画面の右上にある「詳細」をタップ
- 「ピン留めアイテム」または「ピン留め」タブを選択
- 外したいメッセージを長押し
- 「会話からピンを外す」または「削除」をタップ
スマホの場合、「長押し」がポイントです。長押しするとメニューが表示されるので、そこから削除できます。
他人のピン留めを外す時の重要な注意点
Slackのピン留めは、基本的にチャンネルメンバーなら誰でも外すことができます。でも、注意すべきことがあります。
外すとその人に通知が届く
他のメンバーがピン留めしたメッセージを外すと、そのメンバーにSlackbotから通知が届きます。
通知内容:「〇〇さんが、あなたがピン留めしたメッセージを外しました」
つまり、誰が外したのかバレてしまうわけです。
まずは確認を取ろう
他人のピン留めを外す前に、可能であればその人に一言確認を取りましょう。
良い確認の例:
「〇〇さん、このピン留めメッセージはもう不要だと思うのですが、外しても大丈夫ですか?」
特にチームリーダーや上司がピン留めしたものを外す場合は、必ず確認した方が無難です。
誤って外してしまった時は
間違って他人のピン留めを外してしまった場合は、すぐに謝罪して、必要なら再度ピン留めしましょう。
メッセージは削除されるわけではないので、もう一度ピン留めすれば元に戻せます。
ピン留めを一括削除する方法はある?
残念ながら、Slackにはピン留めを一括で削除する公式機能はありません。
1つずつ手動で削除するしかない
大量のピン留めを整理したい場合でも、1つずつ手動で外していく必要があります。
少し手間ですが、整理しながら「これは本当に必要かな?」と考えられるので、逆にメリットとも言えます。
効率的に削除するコツ
複数のピン留めを削除する場合は、ピン留め一覧を開いて作業するのがおすすめです。
手順:
- 「○ピン留めアイテム」をクリックして一覧を表示
- 上から順番に確認しながら、不要なものの「×」をクリック
- 繰り返す
スクロールしながら1つずつ外すより、一覧で見た方が効率的です。
ピン留めが削除できない!原因と対処法
「ピン留めを外そうとしても削除できない」というトラブルもあります。
原因1:権限がない
一部のワークスペースでは、管理者がピン留めの削除権限を制限している場合があります。
対処法:
- ワークスペースの管理者に確認する
- 自分のアカウント権限を確認する
- どうしても外したい場合は、管理者に削除を依頼する
原因2:メッセージ自体が削除されている
ピン留めされたメッセージが既に削除されている場合、ピン留めだけが残っていることがあります。
対処法:
- ピン留め一覧から「×」ボタンで削除を試みる
- それでも消えない場合は、アプリを再起動する
原因3:アプリの不具合
Slackアプリに一時的な不具合が発生している可能性もあります。
対処法:
- アプリを再起動する
- ブラウザ版で試してみる(アプリ版で問題がある場合)
- アプリを最新版にアップデートする
- キャッシュをクリアする
それでも解決しない場合は、Slackのサポートに問い合わせましょう。
原因4:ネットワーク接続の問題
インターネット接続が不安定だと、削除操作が反映されないことがあります。
対処法:
- Wi-Fiや通信環境を確認する
- 接続が安定してから再度試す
ピン留めの管理をスムーズにする5つのコツ
ピン留めの削除で困らないために、日頃から管理を工夫しましょう。
コツ1:ピン留めする時にルールを決める
チーム内で「いつまで有効か」「誰が管理するか」のルールを決めておくと、後で楽です。
例:
- 期限付きの情報には、メッセージに「〇月〇日まで有効」と書く
- 月初めにピン留めを見直す担当者を決める
- プロジェクト終了時は全てのピン留めを削除する
コツ2:定期的に整理する
月に1回など、定期的にピン留めを見直す習慣をつけましょう。
カレンダーに「ピン留め整理の日」を設定しておくのもおすすめです。古くなった情報を放置しないことが大切です。
コツ3:本当に重要なものだけをピン留め
何でもかんでもピン留めしていると、管理が大変になります。
「チーム全員が頻繁に見る必要がある情報」だけに絞りましょう。目安として、1チャンネルあたり5〜10個程度が適切です。
コツ4:期限が来たら即削除
一時的な情報(会議の時間、締切など)は、期限が過ぎたらすぐに削除しましょう。
「後で削除しよう」と思っていると、忘れてしまいがちです。気づいた時に即行動するのがコツです。
コツ5:チャンネル説明に管理方針を書く
チャンネルの説明欄に、ピン留めの管理方針を書いておくと親切です。
例:
「ピン留めは現在進行中のプロジェクト情報のみ。終了したものは各自で削除してください」
新しいメンバーが参加した時にも、ルールが分かりやすくなります。
ピン留めを外した後の代替手段

「ピン留めは外したいけど、情報自体は保存しておきたい」という場合もありますよね。
方法1:ブックマーク(保存)機能を使う
個人的に後で見返したいメッセージは、ピン留めではなくブックマーク機能を使いましょう。
手順:
- メッセージにカーソルを合わせる
- 「…」アイコンをクリック
- 「後で参照できるよう保存する」を選択
ブックマークしたメッセージは、サイドバーの「保存済みアイテム」に表示されます。自分だけが見られるので、他のメンバーには通知されません。
方法2:Canvasに情報をまとめる
プロジェクトの重要情報は、Canvasにまとめておくのもおすすめです。
Canvasなら、複数の情報を1つのドキュメントとして整理できます。ピン留めを外しても、必要な情報はCanvasで確認できます。
方法3:スレッドで会話を続ける
特定のメッセージについて議論が続く場合は、スレッド機能を使いましょう。
スレッドなら、関連する会話がまとまって見やすくなります。ピン留めしなくても、スレッドを辿れば情報を見つけられます。
よくある質問
Q1. ピン留めを外すと、メッセージ自体も削除される?
A. いいえ、削除されません。
ピン留めを外しても、メッセージ自体はチャンネルに残ります。ただ、ピン留め一覧から消えるだけです。必要なら検索で見つけられますし、再度ピン留めすることもできます。
Q2. 自分がピン留めしたものだけを削除できる?
A. いいえ、フィルター機能はありません。
ピン留め一覧には、誰がピン留めしたかに関わらず、全てのアイテムが表示されます。自分のものだけを削除したい場合は、手動で見分ける必要があります。
Q3. 削除したピン留めを元に戻せる?
A. はい、簡単に戻せます。
ピン留めを外しても、メッセージは残っているので、もう一度同じメッセージをピン留めすればOKです。ただし、「誰がいつピン留めしたか」という履歴は残りません。
Q4. 他人のピン留めを勝手に外すのはマナー違反?
A. 状況によります。
明らかに古い情報や不要なものなら、外しても問題ないでしょう。ただし、上司やチームリーダーがピン留めしたものは、一言確認を取った方が無難です。
Q5. ピン留めを外した履歴は残る?
A. Slackのログには記録されますが、通常は見られません。
管理者が特別な権限を使えば確認できる可能性はありますが、一般ユーザーは見られません。ただし、他人のピン留めを外した場合は、その人に通知が届きます。
Q6. スマホとPCで同時に外したらどうなる?
A. 問題ありません。
Slackはクラウドで同期されているので、どのデバイスで外しても、全デバイスに反映されます。重複して削除されることはありません。
まとめ:適切なピン留め管理でSlackをもっと使いやすく
Slackのピン留めを外す方法は、とてもシンプルです。
この記事のポイント:
- パソコンでは「…」メニューから「チャンネルからピンを外す」
- スマホでは長押しして「会話からピンを外す」
- ピン留め一覧からも削除可能
- 他人のピン留めを外すと通知が届くので注意
- 一括削除機能はないので、1つずつ手動で削除
- 定期的に整理する習慣が大切
ピン留めは、チーム全体で共有する重要情報を管理する便利な機能です。でも、使いっぱなしで整理しないと、かえって情報が見つけにくくなってしまいます。
定期的に不要なピン留めを外して、常に最新の情報だけが表示されるようにしましょう。
今すぐ自分のチャンネルを見て、不要になったピン留めがないかチェックしてみませんか?きっと、もっとSlackが使いやすくなるはずです。

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