Slackで通知なしで送る方法を完全解説!相手に迷惑をかけない3つのテクニック

プログラミング・IT

Slackで仕事をしていると、こんな悩みありませんか?

「今すぐメッセージを送りたいけど、相手はもう退勤してるから通知が行くのは悪いな…」
「休日に思いついたアイデアがあるけど、週明けまで覚えてられないかも…」
「相手が集中している時間だから、邪魔したくない…」

実は、Slack公式には「通知なしで送る」という専用機能は存在しません。

でも大丈夫!相手に配慮しながらメッセージを送る方法がいくつかあります。この記事では、相手を邪魔せずにメッセージを送る実践的な方法を3つ紹介しますね。

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方法1:送信予約機能を使う【一番おすすめ!】

最も確実で簡単な方法が、Slackの「送信予約機能」です。

送信予約機能とは?

メッセージを書いた時間ではなく、指定した日時に自動的に送信してくれる機能のこと。例えば土曜日の夜に書いたメッセージを、月曜日の朝9時に送信するように設定できます。

パソコン(PC・Mac)での使い方

  1. いつも通りメッセージを入力
  2. 送信ボタンの右側にある「∨」(下向き矢印)をクリック
  3. 送信したい時間を選択
  • 「30分後」「明日の午前9時」などのプリセットから選べる
  • 「カスタム時間」で自由に日時を設定できる
  1. 設定完了

カスタム時間では、1分単位で細かく時間指定できます(手入力すればOK)。

スマホアプリでの使い方

  1. メッセージを入力
  2. 送信アイコン(紙飛行機マーク)を長押し
  3. 「送信を予約」をタップ
  4. 日時を選択して完了

注意:普通にタップするとすぐ送信されてしまうので、必ず長押ししましょう!

予約したメッセージの確認・編集方法

PC版

  1. 左上の「下書き&送信済み」をクリック
  2. 「スケジュール済み」タブを選択
  3. 予約一覧が表示される

ここから以下の操作ができます:

  • メッセージの編集
  • 送信日時の変更
  • 今すぐ送信
  • 予約の削除

スマホ版

  1. ホームタブから「下書き&送信済み」をタップ
  2. 「スケジュール済み」を選択
  3. メッセージを長押しで編集可能

送信予約機能のメリット

相手にバレません

これが最大のメリット。予約投稿で送られたメッセージには「予約投稿です」という表示が一切出ません。相手には普通のメッセージとして届きます。

適切な時間に届けられる

  • 平日の朝9時〜10時(業務開始後すぐ)
  • 昼休み明けの13時〜14時
  • 相手のタイムゾーンに合わせた時間

など、相手が確認しやすいタイミングを狙えます。

自分も気を使わなくていい

「あとで送ろう」と思って忘れる心配がなくなります。思いついた時にすぐ書いて、送信時刻だけ指定すればOK。

使えないケース

残念ながら、スレッドへの返信には送信予約が使えません。スレッド内では予約機能のボタンが表示されないんです。

スレッドで予約送信したい場合は、新規メッセージとして予約投稿してから、後で手動でスレッドに移動させる必要があります(少し面倒ですね)。

方法2:メッセージを編集してメンションを追加する【裏技】

これは少しテクニカルな方法ですが、知っておくと便利です。

やり方

  1. メンション(@ユーザー名)をつけずにメッセージを送信
  2. 送信後すぐにメッセージを編集
  3. 編集画面で@ユーザー名を追加
  4. 保存

すると、相手にプッシュ通知は届きませんが、未読バッジ(赤いマーク)は表示されます。

つまり、相手がSlackを開いた時には気づいてもらえるけど、スマホに通知音が鳴ったりバナー通知が出たりはしません。

この方法のメリット・デメリット

メリット

  • すぐに送れる(送信予約の設定が不要)
  • プッシュ通知が行かないので相手を邪魔しない

デメリット

  • 編集時に「メッセージの編集中は通知が送られません」という警告が出て少しドキッとする
  • DMでは使えない(DMは@なしでも自動的に通知が行くため)
  • 編集したことが履歴に残る(「編集済み」と表示される)
  • 未読バッジは表示されるので、完全に気づかれないわけではない

この方法を使う場面

「今すぐ伝えたいけど、相手が会議中や集中作業中だから通知音で邪魔したくない」という時に便利です。

ただし、Slackの仕様変更で将来的に編集時も通知が飛ぶようになる可能性があるので、過信は禁物。基本的には送信予約を使う方が確実です。

方法3:外部アプリ「Regarding」を使う【上級者向け】

Slackには、通知なしメッセージ専用の外部アプリ「Regarding」があります。

Regardingとは?

/reコマンドで送信したメッセージが、相手の設定した時間にまとめて通知される仕組みです。

使い方

  1. Slack App Directoryから「Regarding」をインストール
  2. メッセージ入力時に /re コマンドを使う
/re 明日の会議資料できました FYI
/re この件について意見を聞かせてください Question
/re 週末までにレビューお願いします ToDo

Regardingの特徴

  • FYI(参考情報)、Question(質問)、ToDo(タスク)の3種類に自動分類
  • 受信者は自分で通知を受け取る時間を設定できる
  • 緊急度の低いメッセージに最適

デメリット

  • 有料アプリ(5ユーザーまで無料、それ以上は有料)
  • チーム全体で導入しないと効果が薄い
  • 使い方を覚える必要がある

個人的には、まず送信予約機能から使い始めることをおすすめします。

番外編:おやすみモード(DND)を活用する

実は、受信側の設定で通知をコントロールする方法もあります。

おやすみモード(Do Not Disturb)とは?

指定した時間帯の通知を自動的にオフにする機能。デフォルトでは22:00〜8:00に設定されています。

設定方法

  1. プロフィール写真をクリック
  2. 「通知を一時停止する」にカーソルを合わせる
  3. 時間を選択するか、カスタム設定

チームでの活用方法

チーム全体で「おやすみモードを設定しましょう」というルールを作れば、送る側も気を使わずにメッセージを送れます。

例えば、

  • 平日は22:00〜9:00をおやすみモード
  • 土日は終日おやすみモード

などと決めておけば、「相手がおやすみモード設定してるなら、いつ送っても大丈夫」という安心感が生まれます。

ただし、おやすみモード機能を知らない・使っていない人も多いので、過信は禁物です。

どの方法を使えばいいの?使い分けのポイント

通常のビジネス連絡 → 送信予約

圧倒的にこれがおすすめ。簡単で確実、相手にもバレません。

緊急ではないけど今すぐ送りたい → メッセージ編集

送信予約の設定が面倒な時や、相手が数時間後には見るだろうという場面で使えます。

チーム全体で通知を減らしたい → Regarding導入

本格的に通知の問題に取り組みたいチーム向け。

受信側でコントロールしたい → おやすみモード推奨

チームメンバー全員におやすみモード設定を推奨しましょう。

送信予約の便利な活用例

せっかくなので、送信予約機能の活用例もいくつか紹介します。

1. 異なるタイムゾーンのメンバーへの連絡

海外メンバーがいるチームでは、相手の業務時間に合わせて送信予約すると喜ばれます。

例:シドニーオフィスのメンバーに連絡したい
→ 日本時間の15時(シドニー時間の17時)に送信予約

2. 週明けのリマインダー

金曜日に「来週月曜やることリスト」を作成して、月曜の朝9時に自分宛に送信予約。完璧なリマインダーになります。

3. 定期的なお知らせ

毎週月曜日の朝9時に「週次MTGの議題」を投稿する場合、前週のうちに作成して送信予約しておけば、当日バタバタしません。

4. 休暇中の連絡

休暇前に「〇〇の件で質問があれば△△さんに連絡してください」というメッセージを、休暇初日の朝に送信予約しておくと親切です。

よくある質問

Q. 送信予約したメッセージは、自分がオフラインでも送信されますか?

A. はい、送信されます。Slackのサーバー側で管理されているので、パソコンやスマホの電源がオフでも大丈夫です。

Q. 送信予約は相手にバレますか?

A. バレません。送信されたメッセージには「予約投稿」という表示は一切出ません。ただし、ピッタリ9:00など、キリの良い時間だと「もしかして予約?」と思われる可能性はあります。気になる人は9:03など中途半端な時間に設定しましょう。

Q. 送信予約の最短時間は?

A. 5分後からです。1分後や2分後には設定できません。

Q. グループDMでも送信予約できますか?

A. できます。チャンネル、個別DM、グループDMすべてで使えます。ただしスレッドへの返信だけは使えません。

Q. 送信予約したメッセージを間違えて削除してしまいました

A. 送信予約を削除すると、そのメッセージは送信されません。再度作成して予約し直す必要があります。

まとめ:相手を気遣いながらSlackを使いこなそう

Slackで「通知なしで送る」方法は以下の3つです。

  1. 送信予約機能:一番おすすめ。簡単・確実・バレない
  2. メッセージ編集でメンション追加:裏技的な方法。プッシュ通知は行かない
  3. Regarding:外部アプリ。チーム全体での導入が必要

個人的には、まず送信予約機能から使い始めることを強くおすすめします。

設定は超簡単(送信ボタンの右の矢印をクリックするだけ)で、効果は抜群です。

相手の業務時間を尊重しながらも、自分の都合の良い時にメッセージを書けるので、双方にとってストレスフリーなコミュニケーションが実現します。

「あとで送ろう」と思って忘れてしまった経験、誰にでもあるはず。送信予約を使えば、その心配もゼロになりますよ。

今日からさっそく送信予約機能を活用して、スマートなSlack運用を始めましょう!

補足:チームでルールを決めるのも大切

技術的な方法も大事ですが、チーム全体で「業務時間外のメッセージは気にしないでOK」「おやすみモードを設定しよう」などのルールを決めることも重要です。

送る側も受け取る側も、お互いが快適に働ける環境を作っていきましょう。

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