「予約したメッセージ、ちゃんと設定できてるかな?」「送信前に内容を確認したい」そんな風に思ったことはありませんか?
Slackの送信予約機能は便利ですが、予約した後で「どこで確認できるの?」「編集や削除はできるの?」と疑問に感じる方も多いはずです。
この記事では、Slackで予約したメッセージの確認方法から、編集・削除の手順、さらによくある疑問まで、分かりやすく解説します。
送信予約とは?基本をおさらい

まず、Slackの送信予約機能について簡単におさらいしましょう。
送信予約機能とは
送信予約(スケジュール送信)は、メッセージを作成した後、指定した日時に自動的に送信できる機能です。
主な特徴
- 最大120日先まで予約可能
- 1分単位で送信時刻を指定できる
- チャンネル、ダイレクトメッセージの両方で利用可能
- 送信前なら編集・削除が可能
どんなときに使う?
- 時差のあるチームへの連絡:相手の業務時間に合わせて送信
- 深夜や早朝の作業時:相手を気遣って翌朝に送信予約
- リマインダー:会議や締切前に自動通知
- 定期的な連絡:毎週決まった時間の報告など
【PC版】送信予約の確認方法
デスクトップ版(Mac・Windows共通)での確認方法を説明します。
方法1:サイドバーから確認
最も一般的な確認方法です。
手順
- 左サイドバーの上部にある「下書き&送信済み」をクリック
- 「スケジュール済み」タブを選択
- 予約したメッセージの一覧が表示されます
表示される情報
- メッセージの内容(一部)
- 送信予定の日時
- 送信先(チャンネル名またはユーザー名)
方法2:チャンネル内の通知から確認
予約設定直後に表示される方法です。
手順
- メッセージを予約すると、チャンネルの下部に通知が表示されます
- 「メッセージは、○月○日の○時○分に△△へ送信されます」というメッセージが出ます
- その下の「送信日時を設定したメッセージをすべて表示する」をクリック
- 予約メッセージの一覧画面に移動します
この通知は予約設定直後にのみ表示されるので、後から確認したい場合は方法1を使いましょう。
一覧画面でできること
「スケジュール済み」画面では、以下の操作が可能です:
- 確認:メッセージ内容と送信予定時刻を確認
- 編集:メッセージ内容を修正
- 日時変更:送信予定時刻を変更
- 今すぐ送信:予約をキャンセルして即座に送信
- 削除:予約を完全に取り消す
【スマホ版】送信予約の確認方法
スマホアプリ(iOS・Android共通)での確認手順です。
確認手順
手順
- Slackアプリを開く
- 画面下部の「ホーム」タブをタップ
- 上部にある「下書き&送信済み」をタップ
- 「スケジュール済み」タブを選択
- 予約したメッセージの一覧が表示されます
または
- メッセージ予約直後に表示される通知をタップ
- 「スケジュール済みのメッセージすべてを表示する」をタップ
スマホでの表示内容
PC版と同様に、以下の情報が表示されます:
- メッセージの本文(一部または全文)
- 送信予定日時
- 送信先
予約メッセージの編集方法
内容を変更したい場合の編集手順を解説します。
PC版での編集
手順
- 「下書き&送信済み」→「スケジュール済み」を開く
- 編集したいメッセージにマウスカーソルを合わせる
- 右側に表示されるアイコンの中から「ペン」アイコンをクリック
- メッセージ編集画面が開きます
- 内容を修正
- 「変更を保存」をクリック
スマホ版での編集
手順
- 「ホーム」→「下書き&送信済み」→「スケジュール済み」を開く
- 編集したいメッセージを長押し
- 「編集」をタップ
- 内容を修正
- 「保存」または「完了」をタップ
編集時の注意点
- 送信予定時刻の5分前まで編集可能
- 添付ファイルの追加・削除も可能
- 絵文字やメンションも自由に変更できます
送信日時の変更方法
予定が変わって送信時刻を変更したい場合の手順です。
PC版での日時変更
手順
- 「スケジュール済み」画面を開く
- 変更したいメッセージにマウスカーソルを合わせる
- 「時計」アイコンをクリック
- 新しい送信日時を選択
- プリセットの選択肢から選ぶ
- 「カスタム時間」で細かく指定
- 「日時を変更」をクリック
スマホ版での日時変更
手順
- 「スケジュール済み」画面を開く
- 対象のメッセージを長押し
- 「日時を変更」をタップ
- カレンダーから新しい日時を選択
- 確定
変更可能な範囲
- 最短:現在時刻から数分後
- 最長:120日先まで
- 時刻:1分単位で指定可能
予約メッセージの削除(キャンセル)方法
送信予約を完全に取り消したい場合の手順です。
PC版での削除
方法1:個別削除
- 「スケジュール済み」画面を開く
- 削除したいメッセージにマウスカーソルを合わせる
- 右端の「三点リーダー(…)」アイコンをクリック
- 「削除」を選択
方法2:送信を取り消して下書きに戻す
- 同じく三点リーダーアイコンをクリック
- 「予約を解除して下書きに保存」を選択
- メッセージは削除されず、下書きとして保存されます
スマホ版での削除
手順
- 「スケジュール済み」画面を開く
- 削除したいメッセージを長押し
- 「削除」または「キャンセル」をタップ
- 確認画面で「削除」を選択
削除の注意点
- 送信予定時刻の5分前まで削除可能
- 削除すると完全に消え、復元できません
- 下書きに戻す場合は、後から再度予約設定が可能
今すぐ送信する方法

予約を待たずに、すぐに送信したい場合の手順です。
PC版での即時送信
手順
- 「スケジュール済み」画面を開く
- 対象のメッセージにマウスカーソルを合わせる
- 「紙飛行機」アイコンをクリック
- 確認画面で「今すぐ送信」を選択
メッセージは即座に送信され、予約は自動的に削除されます。
スマホ版での即時送信
手順
- 「スケジュール済み」画面を開く
- 対象のメッセージを長押し
- 「今すぐ送信」をタップ
- 確認して送信
予約メッセージに関するよくある質問
送信予約について、よくある疑問にお答えします。
Q1:予約投稿は相手にバレる?
A:バレません。
受信者側では、通常のメッセージとまったく同じように表示されます。
- 予約投稿であることを示すマークや通知は一切表示されない
- メッセージのタイムスタンプは送信された時刻(予約した時刻)
- 相手が予約投稿かどうかを判断する方法はありません
安心して使えますね。
Q2:PCを閉じていても送信される?
A:送信されます。
予約メッセージはSlackのサーバー側で管理されているため:
- PCの電源を切っていても送信されます
- Slackアプリを閉じていても送信されます
- インターネットに接続していなくても送信されます
予約した時刻になれば、自動的にメッセージが送信されます。
Q3:スレッドへの返信は予約できる?
A:できません。
現時点では、スレッド内への返信に予約投稿機能は使えません。
代替案
- チャンネル本体に予約投稿してから、手動でスレッドに移動
- リマインダー機能を併用
- 通常のチャンネル投稿として予約
将来のアップデートで対応される可能性はあります。
Q4:複数の予約を一度に確認できる?
A:できます。
「スケジュール済み」画面では、すべての予約メッセージが一覧表示されます。
表示内容
- 送信予定時刻順に並ぶ(近い順)
- チャンネルやDMごとにフィルターはできない
- 検索機能はない(スクロールして探す)
複数の予約がある場合は、送信日時を確認しながら管理しましょう。
Q5:予約できる件数に制限はある?
A:公式の制限数は明記されていませんが、実用上は問題ありません。
通常の使い方であれば、予約件数を気にする必要はないでしょう。
ただし、以下の制限があります:
- 1つのメッセージは120日先まで予約可能
- 同時に数十件程度なら問題なく予約できる
Q6:タイムゾーンはどうなる?
A:自分のタイムゾーンで設定されます。
予約設定時に表示される時刻は、自分のSlackアカウントに設定されているタイムゾーンに基づきます。
例
- 日本にいる人が「午前9時」に設定→日本時間の午前9時に送信
- 海外チームメンバーには、その人の現地時刻で時差分ずれて届く
異なるタイムゾーンのメンバーに送る場合は、相手の時刻を確認して予約しましょう。
Q7:予約メッセージの履歴は残る?
A:送信後は通常のメッセージと同じ扱いです。
予約メッセージが送信されると:
- チャンネルやDMに通常通り表示される
- 送信履歴として「送信済み」タブに記録される
- 予約だった痕跡は一切残らない
後から「これは予約投稿だった」と確認する方法はありません。
予約メッセージのトラブルシューティング
よくあるトラブルと解決方法を紹介します。
予約したメッセージが見つからない
原因と対策
原因1:違うワークスペースで確認している
複数のワークスペースを使っている場合、予約したワークスペースと確認しているワークスペースが違う可能性があります。
対策:正しいワークスペースに切り替える
原因2:既に送信された
予約時刻が過ぎていて、既に送信済みかもしれません。
対策:「送信済み」タブを確認
原因3:誤って削除した
気づかないうちに削除してしまった可能性があります。
対策:残念ながら復元はできないので、再度作成が必要
予約メッセージが送信されない
原因と対策
原因1:時刻設定ミス
予約時刻が過去や、意図しない日時になっている。
対策:「スケジュール済み」で送信日時を再確認
原因2:ワークスペースの制限
管理者が予約機能を制限している可能性(まれ)。
対策:ワークスペース管理者に確認
原因3:Slackのサーバー障害
極めてまれですが、Slackのサービス障害の可能性。
対策:https://status.slack.com でサービス状況を確認
編集できない
原因と対策
原因1:送信5分前を過ぎた
送信予定時刻の5分前を過ぎると、編集・削除ができなくなります。
対策:送信を待つか、サポートに相談
原因2:アプリの不具合
アプリが一時的に不調の可能性。
対策
- Slackアプリを再起動
- デバイスを再起動
- アプリを最新版にアップデート
通知が表示されない
メッセージ予約後の確認通知が出ない場合:
対策
- 問題なく予約はされているので、「下書き&送信済み」から確認
- 通知設定を確認(Slack設定→通知)
- アプリを最新版にアップデート
予約メッセージの活用テクニック
より効果的に使うためのコツを紹介します。
テクニック1:定期的な確認を習慣化
おすすめ方法
- 毎朝、「スケジュール済み」を確認する習慣をつける
- 週の初めに、その週の予約メッセージを見直す
- 予定変更があったら、すぐに予約も修正
これで送信ミスを防げます。
テクニック2:メッセージにメモを残す
予約メッセージの本文の最後に、自分用のメモを入れておく方法です。
例
明日の会議のリマインドです。
資料準備も忘れずに!
(※送信前にこのメモは削除)
送信前に編集してメモ部分を削除すればOKです。
テクニック3:複数の予約を時間差で設定
関連する複数のメッセージを時間差で予約すると効果的です。
例:プロジェクト進捗確認の場合
- 1日目 午前9時:「今週の進捗確認をお願いします」
- 3日目 午後3時:「進捗報告の締切は明日までです」
- 4日目 午後5時:「ご報告ありがとうございました」
段階的なコミュニケーションが自動化できます。
テクニック4:緊急度に応じて使い分け
予約投稿が向いているケース
- 定型的な連絡
- リマインダー
- 時差を考慮した連絡
- 深夜・早朝の作業時
即座に送るべきケース
- 緊急の連絡
- すぐに返信が必要な質問
- リアルタイムの会話
状況に応じて使い分けましょう。
まとめ
Slackの送信予約の確認・管理は、いくつかの簡単な手順で行えます。
確認方法
- PC版:左サイドバー「下書き&送信済み」→「スケジュール済み」
- スマホ版:「ホーム」タブ→「下書き&送信済み」→「スケジュール済み」
できること
- 予約メッセージの内容と送信日時を確認
- メッセージ内容の編集
- 送信日時の変更
- 予約の削除
- 今すぐ送信
重要なポイント
- 予約投稿は相手にバレない
- PCを閉じていても送信される
- 送信5分前まで編集・削除可能
- スレッドへの返信は予約不可
- 120日先まで予約可能
トラブル対策
- 定期的に「スケジュール済み」を確認
- 送信日時を間違えないよう注意
- アプリは常に最新版に保つ
送信予約機能を上手に活用して、より効率的なコミュニケーションを実現しましょう!


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