Slackで引用を使う方法|ショートカットキーで一発入力!メッセージを見やすく整理

プログラミング・IT

Slackで複数の話題が同時進行していると、「どのメッセージに対する返信なのか分からない…」ってことありませんか?

そんな時に便利なのが引用機能です。

引用を使えば、相手のメッセージを明確に示しながら返信できるので、会話の流れが一目で分かります。長いやり取りの中でも、「これについての返信だよ」と視覚的に伝えられるんです。

今回は、Slackで引用を使う3つの方法と、作業効率を上げるショートカットキーを詳しくご紹介します。

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  1. 引用と返信、共有の違いを理解しよう
    1. 引用(引用符)とは?
    2. スレッド返信とは?
    3. メッセージ共有(転送)とは?
  2. 【方法1】記号で引用を入れる|最もシンプルな基本技
    1. 具体的な手順
    2. 複数行の引用も簡単にできる
    3. 引用と通常テキストを混ぜて使える
  3. 【方法2】ショートカットキーを使う|作業効率を大幅アップ
    1. ショートカットキーの組み合わせ
    2. 実際の使い方
    3. テキストを選択してからショートカットも使える
  4. 【方法3】書式設定ツールバーを使う|視覚的に分かりやすい
    1. 具体的な手順
    2. 書式設定ツールバーが表示されない場合
    3. 他の書式と組み合わせられる
  5. 過去のメッセージを引用する実践テクニック
    1. テクニック1:コピペで過去のメッセージを引用
    2. テクニック2:複数の引用を組み合わせる
    3. テクニック3:二重引用で階層を作る
  6. 引用機能の実用的な活用シーン
    1. 活用シーン1:質問への返信
    2. 活用シーン2:会議の議事録作成
    3. 活用シーン3:外部ツールやメールからの引用
  7. 引用が反映されない時のトラブルシューティング
    1. チェック1:半角の「>」を使っているか?
    2. チェック2:「>」の後ろにスペースがあるか?
    3. チェック3:改行の入れ方は正しいか?
    4. チェック4:Slackアプリは最新版か?
  8. スマホ(モバイルアプリ)でも引用を使える?
    1. スマホでの基本的な入力方法
    2. スマホでの改行方法
    3. スマホでも書式設定ツールバーが使える
  9. メッセージリンクを使った引用との使い分け
    1. メッセージリンクとは?
    2. メッセージリンクの作成方法
    3. 引用符とメッセージリンクの使い分け
  10. よくある質問(FAQ)
    1. Q1. 引用の中で太字や斜体を使える?
    2. Q2. 引用部分の色を変えられる?
    3. Q3. 画像やファイルも引用できる?
    4. Q4. 引用を削除するにはどうすればいい?
    5. Q5. 引用のショートカットキーを変更できる?
    6. Q6. 引用したメッセージを編集したら、引用元も変わる?
  11. 便利なショートカットキー一覧
    1. 書式設定のショートカット
    2. 操作のショートカット
    3. 新しいメッセージ入力のコツ
  12. まとめ|引用機能でSlackのコミュニケーションをもっとスムーズに

引用と返信、共有の違いを理解しよう

まず最初に、Slackには似たような機能が3つあるので、その違いを整理しておきましょう。

引用(引用符)とは?

メッセージの一部をグレーの縦線付きで表示する機能です。

メールの返信のように、相手の文章を引っ張ってきて「この部分について話しています」と示すことができます。

表示例:

このプロジェクトの締切はいつですか?

引用は自分で好きなテキストを選んで、見やすく強調できるのが特徴です。

スレッド返信とは?

特定のメッセージに紐づけて、別の会話スペースを作る機能です。

メインのチャンネルを汚さず、関連する議論をまとめられます。スレッドの中でさらに引用を使うこともできますよ。

メッセージ共有(転送)とは?

過去のメッセージをそのまま別のチャンネルや人に転送する機能です。

送信者の名前や投稿時間も含めて、メッセージ全体が共有されます。

使い分けのコツ:

  • 引用:メッセージの一部に注目して返信したい時
  • スレッド返信:関連する議論を整理してまとめたい時
  • 共有・転送:メッセージ全体を他の人に見せたい時

【方法1】記号で引用を入れる|最もシンプルな基本技

一番基本的で簡単なのが、記号を使う方法です。

具体的な手順

引用したい部分の先頭に、半角の「>」(大なり記号)を入力します。

入力例:

>明日の会議は何時からですか?
10時からです。

表示結果:

明日の会議は何時からですか?

10時からです。

引用部分には自動的にグレーの縦線が表示され、通常のテキストと区別されます。

複数行の引用も簡単にできる

以前は複数行引用する時に「>>>」と3つ入力する必要がありましたが、現在は「>」1つで複数行の引用ができます。

入力例:

>次回のミーティングアジェンダ
>1. プロジェクト進捗確認
>2. 予算の見直し
>3. 次月のスケジュール

各行の先頭に「>」を付ければ、全体が引用として表示されます。

引用と通常テキストを混ぜて使える

引用部分と自分のコメントを組み合わせることで、より分かりやすいメッセージが作れます。

入力例:

田中さんからの質問:
>新機能のリリース日はいつですか?

来週水曜日を予定しています。
詳細は別途共有しますね。

このように、引用で相手の言葉を明示してから自分の返信を書くと、とても分かりやすくなります。

【方法2】ショートカットキーを使う|作業効率を大幅アップ

キーボード操作が得意な方には、ショートカットキーが断然おすすめです。

ショートカットキーの組み合わせ

すでに入力したテキストを引用に変えたい時は、以下のショートカットを使います。

Macの場合:

Command(⌘)+ Shift + >

Windows/Linuxの場合:

Ctrl + Shift + 9

一部の環境では「Ctrl + Shift + >」でも動作します。

実際の使い方

  1. メッセージ入力欄にテキストを入力する
  2. 引用にしたい行にカーソルを置く
  3. ショートカットキーを押す

これだけで、その行が引用形式に変わります!

テキストを選択してからショートカットも使える

複数行を一気に引用にしたい場合は、対象のテキストを選択してからショートカットキーを押すと効率的です。

手順:

  1. 引用にしたいテキストをドラッグして選択
  2. Command + Shift + >(Mac)または Ctrl + Shift + 9(Windows)
  3. 選択部分が一気に引用になる

【方法3】書式設定ツールバーを使う|視覚的に分かりやすい

記号やショートカットを覚えるのが面倒な方には、ツールバーが便利です。

具体的な手順

  1. メッセージ入力欄に引用したいテキストを入力
  2. 引用にしたい部分をドラッグして選択
  3. メッセージ入力欄下部の書式設定ツールバーから引用ボタン(”アイコン)をクリック

選択した部分が引用形式に変わります。

書式設定ツールバーが表示されない場合

メッセージ入力欄の右下にある「Aa」ボタンをクリックすると、書式設定ツールバーが表示されます。

再度クリックすれば非表示にもできるので、画面を広く使いたい時は隠しておくのもおすすめです。

他の書式と組み合わせられる

書式設定ツールバーでは、引用以外にも以下の書式を簡単に設定できます。

  • 太字(Bボタン)
  • 斜体(Iボタン)
  • 打ち消し線(Sボタン)
  • コード(ボタン)
  • 箇条書き
  • 番号付きリスト

引用の中に太字やコードを入れることもできるので、より表現力豊かなメッセージが作れますよ。

過去のメッセージを引用する実践テクニック

ここからは、実際の業務で役立つ引用テクニックをご紹介します。

テクニック1:コピペで過去のメッセージを引用

誰かが過去に送ったメッセージの一部を引用したい場合は、コピペが便利です。

手順:

  1. 引用したいメッセージの該当部分をドラッグして選択
  2. 右クリック→「コピー」(または Ctrl/Command + C)
  3. 新しいメッセージ入力欄で「>」を入力
  4. 半角スペースを入れてからペースト(Ctrl/Command + V)

入力例:

> プロジェクトの予算は50万円以内で
了解しました。その範囲で見積もりを作成します。

テクニック2:複数の引用を組み合わせる

複数人の発言を引用して、まとめて返信することもできます。

入力例:

>田中さん:予算の上限を教えてください
>佐藤さん:スケジュールも気になります

予算は100万円以内、納期は来月末を予定しています。
詳細は明日の会議で共有しますね。

このように複数の質問をまとめて引用すれば、回答も整理しやすくなります。

テクニック3:二重引用で階層を作る

「>>」のように大なり記号を2つ重ねると、二重の引用線が表示されます。

入力例:

>山田さん:
>>鈴木さんが提案した新機能について
>とても良いアイデアだと思います

私も賛成です!次回のスプリントに入れましょう。

会話の流れを視覚的に分かりやすく表現できます。

引用機能の実用的な活用シーン

引用機能は、こんな場面で特に役立ちます。

活用シーン1:質問への返信

複数の質問が含まれるメッセージに対して、1つずつ丁寧に答える時に便利です。

例:

>Q1. 納期はいつですか?
A1. 3月末を予定しています。

>Q2. 予算はどのくらいですか?
A2. 約80万円です。

>Q3. メンバーは何名必要ですか?
A3. 最低3名、できれば5名欲しいです。

どの質問に対する答えなのかが一目瞭然ですね。

活用シーン2:会議の議事録作成

会議中の発言を引用して、議事録を作成する時にも活用できます。

例:

【マーケティング会議 - 2025/12/13】

>田中部長:今月の売上目標は達成できそうか?
営業チームより:現状95%達成見込みです。

>鈴木課長:新規顧客の獲得状況は?
マーケチームより:今月10社と商談中です。

誰がどんな発言をしたのかが記録として残ります。

活用シーン3:外部ツールやメールからの引用

Slack以外のソース(メール、Webサイト、ドキュメントなど)からテキストをコピーして引用することもできます。

例:

お客様からのフィードバック:
>アプリの起動が遅い時があります。
>特に朝一番の使用時に顕著です。

技術チームで調査します。
優先度を高めに設定しましょう。

外部情報を明確に区別できるので、情報源が混乱しません。

引用が反映されない時のトラブルシューティング

「引用がうまく表示されない…」という時は、以下をチェックしてみてください。

チェック1:半角の「>」を使っているか?

NG例(全角):

>この文章を引用

OK例(半角):

>この文章を引用

必ず半角の大なり記号(>)を使ってください。全角では引用になりません。

チェック2:「>」の後ろにスペースがあるか?

「>」の直後に半角スペースを入れないと、引用として認識されないことがあります。

反映されない例:

>引用テキスト(スペースなし)

反映される例:

> 引用テキスト(スペースあり)

「>」と文字の間に半角スペースを1つ入れましょう。

チェック3:改行の入れ方は正しいか?

複数行の引用を作る時は、各行の先頭に「>」を付ける必要があります。

正しい例:

>1行目の引用
>2行目の引用
>3行目の引用

間違った例:

>1行目の引用
2行目(これは引用にならない)
3行目(これも引用にならない)

チェック4:Slackアプリは最新版か?

古いバージョンのSlackでは、一部の書式設定が正しく表示されないことがあります。

アプリストアやSlackの公式サイトから最新版にアップデートしてみてください。

スマホ(モバイルアプリ)でも引用を使える?

Slackのモバイルアプリでも、引用機能は問題なく使えます。

スマホでの基本的な入力方法

PC版と同じく、「>」記号を使います。

手順:

  1. メッセージ入力欄をタップ
  2. 半角の「>」を入力
  3. 半角スペースを入力
  4. 引用したいテキストを入力
  5. 送信

スマホでの改行方法

スマホで改行する時は、キーボードの改行ボタンをタップします。

引用を続けたい場合は、改行後に再度「> 」を入力してください。

スマホでも書式設定ツールバーが使える

テキストを選択すると、太字・斜体・打ち消し線などと一緒に引用のオプションも表示されます。

PC版と同じように、タップするだけで引用形式に変換できますよ。

メッセージリンクを使った引用との使い分け

Slackには、引用符とは別に「メッセージリンク」という機能もあります。

メッセージリンクとは?

過去のメッセージへの直接リンクを貼り付ける機能です。

クリックすると、元のメッセージにジャンプできます。

メッセージリンクの作成方法

  1. 参照したいメッセージにカーソルを合わせる
  2. 右上の「…」(その他のアクション)をクリック
  3. 「リンクをコピー」を選択
  4. 新しいメッセージ入力欄にペースト

リンクを貼ると、メッセージのプレビューが自動的に表示されます。

引用符とメッセージリンクの使い分け

状況おすすめ
メッセージの一部だけ参照したい引用符(>)
メッセージ全体の文脈を伝えたいメッセージリンク
誰がいつ発言したか示したいメッセージリンク
自分の言葉で要約して伝えたい引用符(>)
別チャンネルのメッセージを参照メッセージリンク

組み合わせ技も有効:

田中さんの提案について
[メッセージリンク]

特にこの部分が重要だと思います:
>新規顧客獲得に注力すべき

賛成です!来週から実行しましょう。

よくある質問(FAQ)

Q1. 引用の中で太字や斜体を使える?

A. はい、使えます。

>*重要なお知らせ*
>明日は _臨時休業_ になります

引用の中でも、他の書式設定を自由に組み合わせられます。

Q2. 引用部分の色を変えられる?

A. 残念ながら、Slackの標準機能では引用部分の色変更はできません。

引用は常にグレーの縦線と薄いグレーの背景で表示されます。

Q3. 画像やファイルも引用できる?

A. 画像やファイル自体を引用符で囲むことはできませんが、画像の説明テキストを引用することは可能です。

画像を参照したい場合は、メッセージリンク機能を使うのがおすすめです。

Q4. 引用を削除するにはどうすればいい?

A. メッセージを編集して、「>」記号を削除するだけです。

  1. 自分のメッセージにカーソルを合わせる
  2. 「…」メニューから「メッセージを編集」を選択
  3. 「>」記号を削除
  4. 保存

Q5. 引用のショートカットキーを変更できる?

A. いいえ、Slackのショートカットキーはカスタマイズできません。

デフォルトのショートカットキーのみ使用可能です。

Q6. 引用したメッセージを編集したら、引用元も変わる?

A. いいえ、変わりません。

引用はテキストのコピーなので、引用元のメッセージが編集・削除されても、引用した内容は変わりません。

便利なショートカットキー一覧

引用以外にも、覚えておくと便利なショートカットキーをまとめました。

書式設定のショートカット

機能MacWindows/Linux
太字⌘ + BCtrl + B
斜体⌘ + ICtrl + I
打ち消し線⌘ + Shift + XCtrl + Shift + X
引用⌘ + Shift + >Ctrl + Shift + 9
コード⌘ + Shift + CCtrl + Shift + C
リンク⌘ + Shift + UCtrl + Shift + U

操作のショートカット

機能MacWindows/Linux
チャンネル検索⌘ + KCtrl + K
絵文字を追加⌘ + Shift + \Ctrl + Shift + \
ファイルをアップロード⌘ + UCtrl + U
スレッドで返信TT
リアクションを追加RR
メッセージを編集EE
すべてのショートカット表示⌘ + /Ctrl + /

新しいメッセージ入力のコツ

改行したい時は「Shift + Enter」を使いましょう。

単に「Enter」だけを押すとメッセージが送信されてしまうので、複数行のメッセージを作成する時は注意が必要です。

まとめ|引用機能でSlackのコミュニケーションをもっとスムーズに

Slackの引用機能を使えば、複雑な会話も整理整頓できます。

引用を入れる3つの方法:

  1. 記号で入力:「> 」(半角の大なり記号+スペース)
  2. ショートカットキー:⌘/Ctrl + Shift + > または 9
  3. 書式設定ツールバー:テキストを選択して引用ボタン

どの方法も簡単なので、自分に合ったやり方を選んでください。

引用機能の活用で得られる効果:

  • 質問と回答の対応関係が明確になる
  • 長い会話でも文脈を見失わない
  • 議事録や要点整理がしやすくなる
  • 複数人での議論が整理される
  • チーム全体のコミュニケーション効率が向上

ショートカットキーを覚えれば、さらに作業効率がアップします。ぜひ日常業務で積極的に使ってみてくださいね!


関連する便利な機能もチェック:

  • スレッド返信:関連する議論をまとめる
  • メッセージリンク:過去のメッセージを直接参照
  • ピン留め:重要なメッセージを固定表示
  • リマインダー:後で確認したいメッセージを通知
  • メッセージ転送:メッセージを別チャンネルに共有

これらの機能と引用を組み合わせれば、Slackでのコミュニケーションがもっと快適になりますよ!

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