「SlackのQRコードってどうやってパソコンに出すの？」と悩んでいませんか？
パソコンでSlackを使っているとき、スマホにも同じワークスペースを追加したい場面ってありますよね。実は、PCでQRコードを表示すれば、スマホで読み取るだけで簡単に連携できるんです。
この記事では、PCでSlackのQRコードを表示する方法を、画面の操作手順から実際の使い方まで、わかりやすく解説します。
PCでSlackのQRコードを表示する基本的な方法
PCでSlackのQRコードを表示する手順は、とてもシンプルです。まずは、最も一般的な方法から見ていきましょう。
デスクトップアプリでの表示手順
SlackのデスクトップアプリをPCにインストールしている場合、以下の手順でQRコードを表示できます。
手順1：Slackデスクトップアプリを起動する
パソコンでSlackデスクトップアプリを開いてください。すでにログインしている状態であることを確認しましょう。
手順2：ワークスペース名をクリック
画面左上（サイドバーの上部）にあるワークスペース名をクリックします。会社名やチーム名が表示されている部分ですね。
手順3：「モバイルでサインイン」を選択
表示されたメニューの中から「モバイルでサインイン」という項目を探してクリックしてください。英語表記の場合は「Sign in on mobile」となっています。
手順4：QRコードが表示される
画面にQRコードが表示されます。このQRコードは、スマホのSlackアプリで読み取ることで、自動的にワークスペースが連携される仕組みです。
手順5：スマホでスキャン
スマートフォンのSlackアプリを開き、「QRコードをスキャン」機能を使ってパソコン画面のQRコードを読み取れば完了です。
ブラウザ版での表示方法
デスクトップアプリではなく、ブラウザでSlackを使っている場合も同じ手順でQRコードを表示できます。
手順1：ブラウザでSlackにアクセス
Google ChromeやEdge、Safariなどのブラウザで、Slackのワークスペースを開いてください。
手順2：ワークスペース名をクリック
ブラウザ版でも、画面左上のワークスペース名をクリックします。
手順3：「モバイルでサインイン」を選択
メニューから「モバイルでサインイン」を選びましょう。
手順4：QRコードを確認
ブラウザの画面にQRコードが表示されるので、スマホで読み取ってください。
QRコードを表示する際の注意点
PCでQRコードを表示するとき、いくつか気をつけたいポイントがあります。
ログイン状態を確認する
QRコードを表示するには、PCでSlackにすでにログインしている必要があります。ログインしていない状態では、「モバイルでサインイン」のメニューが表示されません。
まずは通常の方法（メールアドレスとパスワード、またはGoogle/Apple IDなど）でPCからログインしてから、QRコードを表示しましょう。
正しいワークスペースを選ぶ
複数のワークスペースに参加している場合、どのワークスペースのQRコードを表示するか間違えないように注意してください。
QRコードは、現在開いているワークスペース専用のものです。間違ったワークスペースのQRコードをスキャンすると、意図しないワークスペースがスマホに追加されてしまいますよ。
QRコードの有効期限
セキュリティのため、表示されたQRコードには有効期限があります。通常は15分程度ですが、時間が経ちすぎるとQRコードが無効になります。
もし「QRコードの有効期限が切れました」というエラーが出た場合は、もう一度「モバイルでサインイン」メニューから新しいQRコードを表示し直してください。
画面の明るさを調整する
スマホでQRコードを読み取る際、パソコン画面が暗すぎると、うまくスキャンできないことがあります。
QRコードを表示したら、パソコンの画面の明るさを最大またはそれに近い設定にすることをおすすめします。読み取りがスムーズになりますよ。
QRコード表示がうまくいかない時の対処法
「メニューに『モバイルでサインイン』が出てこない…」「QRコードが表示されない…」そんなトラブルが起きた場合の解決策を紹介します。
メニューに「モバイルでサインイン」が表示されない
原因1：ログインしていない
PCでSlackにログインしていない場合、このメニューは表示されません。まずはログインしてから試してみてください。
原因2：古いバージョンのSlackを使っている
Slackアプリが古いバージョンだと、QRコード機能が使えない可能性があります。最新版にアップデートしましょう。
デスクトップアプリの更新方法：
- Windowsの場合：Slackアプリを開き、画面左上のワークスペース名をクリック→「ヘルプ」→「更新プログラムを確認」
- Macの場合：画面上部のメニューバーから「Slack」→「更新プログラムを確認」
ブラウザの場合：
ブラウザ版は常に最新版が使われるので、ページを再読み込みすればOKです。
QRコードが正しく表示されない
QRコードが途中までしか表示されない、または画面が真っ白になる場合は、次の方法を試してください。
対処法1：ブラウザやアプリを再起動する
一度Slackを完全に終了させて、もう一度開いてみましょう。
対処法2：キャッシュをクリアする
ブラウザのキャッシュが原因の場合もあります。ブラウザの設定から、キャッシュと履歴をクリアしてみてください。
対処法3：別のブラウザを試す
ブラウザ版を使っている場合、Google Chrome、Microsoft Edge、Safariなど、別のブラウザで開いてみると解決することがあります。
画面解像度が低すぎる
パソコンの画面解像度が低すぎると、QRコードが正しく表示されないことがあります。推奨される解像度は1024×768ピクセル以上です。
設定を確認して、可能なら解像度を上げてみてください。
スマホでQRコードをスキャンする方法
PCでQRコードを表示したら、次はスマホで読み取る作業です。こちらも簡単な手順で完了します。
iPhoneでのスキャン方法
手順1：Slackアプリを開く
App Storeからダウンロードした公式Slackアプリを開きます。
手順2：サインイン画面へ
すでに他のワークスペースにログインしている場合は、画面下の「あなた」タブから「ワークスペースを追加」をタップしてください。
手順3：「QRコードをスキャン」を選択
サインイン方法の選択画面で、「QRコードをスキャン」というオプションをタップします。
手順4：カメラが起動
スマホのカメラが自動的にオンになります。Slackアプリに初めてカメラへのアクセスを許可するよう求められた場合は、「許可」を選んでください。
手順5：QRコードを読み取る
パソコン画面に表示されているQRコードにカメラを向けます。自動的に認識されて、ログインが完了しますよ。
Androidでのスキャン方法
手順1：Slackアプリを起動
Google Play ストアからインストールした公式Slackアプリを開きます。
手順2：ワークスペースを追加
すでにログインしている場合は、「ワークスペースを追加」をタップしてください。
手順3：「QRコードをスキャン」を選択
サインイン方法のオプションから「QRコードをスキャン」を選びます。
手順4：カメラ権限を許可
初回はカメラへのアクセス許可を求められるので、「許可」をタップしましょう。
手順5：スキャン実行
パソコンのQRコードに向けてカメラをかざせば、自動的にログインされます。
QRコード表示の便利な活用シーン
PCでQRコードを表示できると、どんな場面で便利なのでしょうか？具体的な活用例を紹介します。
新しいデバイスへの追加
新しいスマホやタブレットを購入したとき、Slackのワークスペースをすぐに追加したい場面がありますよね。
PCでQRコードを表示して読み取れば、メールアドレスやパスワードを入力する手間なく、数秒でログインできます。
複数のワークスペースを一気に追加
複数のワークスペースに参加している場合、ひとつずつ手入力でログインするのは大変です。
PCで各ワークスペースのQRコードを順番に表示して、スマホでスキャンしていけば、短時間ですべてのワークスペースを追加できますよ。
チームメンバーのオンボーディング
会社やチームに新しいメンバーが加わったとき、Slackへの参加をサポートする場合にも便利です。
PCで画面共有しながらQRコードを表示すれば、メンバーは自分のスマホで読み取るだけ。説明もシンプルになりますね。
外出先でのログイン
外出先で自分のノートパソコンを使っているとき、スマホにもSlackを入れたい場合があります。
カフェや移動中など、QRコードを使えば周りの人にパスワードを見られる心配もなく、安全にログインできます。
よくある質問（FAQ）
PCでのQRコード表示に関して、よく寄せられる質問をまとめました。
Q1: QRコードは何回でも表示できますか？
はい、何度でも表示できます。ただし、一度表示したQRコードには有効期限があるので、時間が経ったら新しいものを表示し直してください。
Q2: 同じQRコードを複数のスマホで読み取れますか？
はい、できます。同じQRコードを複数のスマホやタブレットでスキャンすることで、複数のデバイスに同じワークスペースを追加できます。
Q3: QRコードのスクリーンショットを撮って保存できますか？
技術的には可能ですが、おすすめしません。QRコードには有効期限があるため、保存しても後で使えなくなります。また、セキュリティ上のリスクもあるので、その場ですぐに読み取るようにしましょう。
Q4: PCでQRコードを表示するのに料金はかかりますか？
いいえ、無料です。Slackの基本機能として、どのプラン（無料・有料問わず）でも利用できます。
Q5: ブラウザ版とデスクトップアプリ、どちらがおすすめですか？
どちらでも同じようにQRコードを表示できますが、デスクトップアプリの方が動作が安定しているのでおすすめです。
Q6: 会社のセキュリティポリシーでQRコードログインが禁止されていますか？
会社によっては、セキュリティ上の理由でQRコードログインを制限している場合があります。不明な場合は、IT部門に確認してみてください。
Q7: QRコードが表示されるまでどのくらい時間がかかりますか？
通常、「モバイルでサインイン」をクリックしてから1〜2秒で表示されます。もし数秒待っても表示されない場合は、インターネット接続を確認してみましょう。
セキュリティに関する注意事項
PCでQRコードを表示する際、セキュリティ面でも気をつけたいポイントがあります。
信頼できる環境で表示する
公共のパソコンや、他の人が見ている可能性がある場所では、QRコードの表示に注意してください。
QRコードを悪意のある第三者にスキャンされると、あなたのワークスペースに不正にアクセスされる可能性があります。
QRコード表示後はすぐに閉じる
スマホでスキャンが完了したら、PC画面のQRコードはすぐに閉じましょう。
表示したままにしておくと、他の人が勝手にスキャンしてしまうリスクがあります。
2要素認証（2FA）の併用
Slackでは、2要素認証（2FA）を設定することで、さらにセキュリティを強化できます。
QRコードログインと2FAを組み合わせることで、万が一QRコードが第三者に読み取られても、追加の認証が必要になるため安全性が高まりますよ。
共用パソコンでは使わない
会社の共用パソコンやネットカフェなど、複数の人が使うPCでは、QRコードログインは避けた方が無難です。
ログアウトを忘れてしまうと、次に使う人があなたのアカウントにアクセスできてしまう可能性があります。
その他のPC・スマホ連携方法
QRコード以外にも、PCとスマホでSlackを連携させる方法があります。参考までにご紹介しますね。
メールアドレスとパスワード
最も基本的な方法です。スマホアプリでメールアドレスとパスワードを入力してログインします。
メリット：確実にログインできる
デメリット：入力が面倒、パスワードを覚えておく必要がある
確認コード方式
メールアドレスを入力すると、確認コードがメールで送られてくる方式です。
メリット：パスワード不要
デメリット：メールの到着を待つ必要がある
Google/Apple ID連携
GoogleアカウントやApple IDを使ってログインする方法です。
メリット：すでに持っているアカウントで簡単にログイン可能
デメリット：SlackとGoogle/Appleのアカウントが紐づく
ワークスペースURLを直接入力
ワークスペースのURL（例：yourcompany.slack.com）をスマホのブラウザで開いて、そこからログインする方法もあります。
メリット：PCがなくてもログイン可能
デメリット：URLを正確に入力する必要がある
これらの方法と比較すると、QRコードログインは最も簡単でスピーディーです。PCとスマホの両方が手元にある状況なら、QRコード方式が断然おすすめですよ。
まとめ
PCでSlackのQRコードを表示する方法は、とてもシンプルです。
ワークスペース名をクリックして「モバイルでサインイン」を選ぶだけで、画面にQRコードが表示されます。あとはスマホで読み取れば、あっという間にPC・スマホ間でSlackが連携されますよ。
この記事の重要ポイント：
- PCのSlackでワークスペース名→「モバイルでサインイン」でQRコード表示
- デスクトップアプリとブラウザ版、どちらでも使える
- QRコードには15分程度の有効期限がある
- 画面の明るさを上げるとスキャンしやすい
- セキュリティのため、信頼できる環境で使うこと
- 複数デバイスへの追加や新メンバーのオンボーディングに便利
QRコードを活用すれば、Slackの利便性がさらにアップします。
外出先でも社内でも、PCとスマホをスムーズに連携させて、チームコミュニケーションをもっと快適にしましょう！
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