Slackで「それでも通知を送信しますか?」と表示される理由と対処法を完全解説

プログラミング・IT

Slackでメッセージを送ろうとしたとき、こんな確認メッセージが表示されたことはありませんか?

「通知は相手が戻りしだい表示されます。それでも通知を送信しますか?」

または

「〇〇人のメンバーに通知されます。本当に送信しますか?」

急いでいるときに表示されると、「え?送っちゃダメなの?」と不安になりますよね。

この記事では、この確認メッセージが表示される理由と、どう対処すべきか、Slackの通知の仕組みを分かりやすく解説していきます。

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  1. 「それでも通知を送信しますか?」が表示される3つの理由
    1. 理由1:相手が「おやすみモード」になっている
    2. 理由2:大人数のチャンネルで@channelや@everyoneを使っている
    3. 理由3:通知スケジュールの時間外
  2. 「それでも通知を送信する」とどうなる?
    1. おやすみモードの相手に送る場合
    2. @channelや@everyoneの場合
  3. いつ「それでも通知を送信」すべき?
    1. 送るべき状況
    2. 送らない方が良い状況
  4. おやすみモードの確認方法
    1. デスクトップ版
    2. メッセージ入力時
  5. おやすみモードの設定方法(自分が使う場合)
    1. 一時的に通知を停止する
    2. 通知スケジュールを設定する(毎日自動)
    3. 通知を再開する
  6. @channelと@everyoneの使い分け
    1. @channel
    2. @here
    3. @everyone
    4. 使用時の注意点
  7. 通知設定のベストプラクティス
    1. 自分の通知設定を最適化する
    2. チームでのマナー
  8. チャンネル別の通知設定
    1. 通知設定の種類
    2. チャンネル通知の変更方法
  9. よくあるトラブルと解決方法
    1. Q. おやすみモード中なのに通知が来る
    2. Q. 確認メッセージが表示されない
    3. Q. 強制通知が送れない
    4. Q. 通知が多すぎて困る
  10. 通知の種類を理解する
    1. バナー通知
    2. サイドバー通知
    3. バッジ通知
    4. 通知音
  11. ワークスペース管理者向け:デフォルトおやすみモード設定
    1. 設定方法
  12. スマートな通知活用のコツ
    1. コツ1:重要度でチャンネルを分ける
    2. コツ2:集中時間を確保する
    3. コツ3:スラッシュコマンドを活用
  13. まとめ:適切な通知設定でストレスフリーに

「それでも通知を送信しますか?」が表示される3つの理由

この確認メッセージは、主に3つの状況で表示されます。

理由1:相手が「おやすみモード」になっている

最もよくあるケースです。

相手が「おやすみモード」(Do Not Disturb:DND)を設定していると、通常の通知は届きません。

このとき、ダイレクトメッセージを送ろうとすると:

「通知は相手が戻りしだい表示されます。それでも通知を送信しますか?」

と表示されます。

おやすみモードとは:

  • Slackの通知を一時停止する機能
  • 集中作業や休憩時間に使う
  • 名前の横に🌙(月)マークが表示される
  • デフォルトで22:00〜翌朝6:00に設定されることが多い

理由2:大人数のチャンネルで@channelや@everyoneを使っている

6人以上のメンバーがいるチャンネルで、@channelや@everyoneを使うと確認メッセージが表示されます。

表示されるメッセージ:

「このメッセージを送信すると、〇〇人のメンバーに通知されます。本当に送信しますか?」

理由:

  • 大人数への一斉通知は迷惑になる可能性がある
  • 誤送信を防ぐため
  • 本当に全員に通知が必要か確認するため

理由3:通知スケジュールの時間外

相手が通知スケジュールを設定していて、その時間外にメッセージを送ろうとする場合も表示されます。

通知スケジュールとは:

  • 通知を受け取る時間帯を設定する機能
  • 例:平日8:00〜22:00のみ通知を受け取る
  • それ以外の時間は自動的におやすみモードになる

「それでも通知を送信する」とどうなる?

確認メッセージで「それでも通知を送信する」をクリックすると:

おやすみモードの相手に送る場合

通知が強制的に送られます。

  • 相手のおやすみモードを無視して通知が届く
  • 緊急時には便利
  • ただし、1日1回までしか強制通知できない

@channelや@everyoneの場合

全員に通知が送られます。

  • チャンネルメンバー全員のSlackに通知音とバナーが表示される
  • オンライン・オフライン関係なく全員に届く
  • 重要な連絡には有効

いつ「それでも通知を送信」すべき?

送るべき状況

以下のような緊急性の高い場合のみ、強制通知を使いましょう:

送るべき例:

  • システム障害などの緊急トラブル
  • 今日中に対応が必要な重要案件
  • 会議の急な時間変更
  • 締め切り直前の確認事項
  • 安全に関わる重要な情報

ポイント:
相手の休息時間や集中時間を尊重しつつ、本当に緊急なら送ってOKです。

送らない方が良い状況

以下の場合は、相手が戻るまで待つか、別の連絡手段を考えましょう:

送らない方が良い例:

  • 急ぎではない質問や相談
  • 明日以降に対応できる内容
  • 単なる情報共有
  • 雑談や挨拶
  • 深夜や早朝の非緊急連絡

おやすみモードの確認方法

相手がおやすみモードかどうかは、簡単に確認できます。

デスクトップ版

  1. サイドバーでメンバーの名前を確認
  2. 名前の横に🌙(月)マークがあればおやすみモード中

メッセージ入力時

ダイレクトメッセージの入力欄に、以下のようなメッセージが表示されます:

「〇〇さんは通知を一時停止しています。〇〇に通知を再開します」

おやすみモードの設定方法(自分が使う場合)

自分がおやすみモードを使いたい場合の設定方法です。

一時的に通知を停止する

デスクトップ版:

  1. 画面左下のプロフィール写真をクリック
  2. 「通知を一時停止する」にカーソルを合わせる
  3. 時間を選択:
  • 30分
  • 1時間
  • 2時間
  • 4時間
  • 明日まで
  • カスタム(自分で時間を設定)

モバイル版:

  1. 画面上部のプロフィール写真をタップ
  2. 「通知を一時停止する」をタップ
  3. 時間を選択

通知スケジュールを設定する(毎日自動)

毎日決まった時間に自動でおやすみモードにする方法です。

デスクトップ版:

  1. プロフィール写真 → 「環境設定」
  2. 「通知」タブを選択
  3. 「通知スケジュールを設定する」をクリック
  4. 曜日ごとに通知を受け取る時間帯を設定
  • 例:平日8:00〜22:00
  • 例:土日は終日おやすみモード
  1. 「保存」をクリック

通知を再開する

デスクトップ版:

  1. プロフィール写真をクリック
  2. 「通知を一時停止する」にカーソル
  3. 「通知を再開する」を選択

@channelと@everyoneの使い分け

大人数への通知には、3種類のメンションがあります。

@channel

アクティブなメンバーだけに通知

  • 現在Slackにログインしているメンバーのみ
  • オフラインの人には通知されない
  • 比較的緊急性が低い連絡に適している

使用例:

  • 「今日のランチ会議、15分後に始めます @channel」
  • 「現在オンラインの方、この資料の確認お願いします @channel」

@here

@channelと同じ

  • アクティブなメンバーだけに通知
  • @channelとまったく同じ動作

@everyone

チャンネルの全メンバーに通知

  • オンライン・オフライン関係なく全員に通知
  • #generalチャンネル専用
  • 最も影響範囲が広い

使用例:

  • 「重要なお知らせ:明日は全社ミーティングがあります @everyone」
  • 「システムメンテナンスのため、本日18時よりサーバー停止します @everyone」

使用時の注意点

確認メッセージが表示される条件:

  • チャンネルメンバーが6人以上の場合

5人以下のチャンネル:

  • 確認メッセージなしで送信される

通知設定のベストプラクティス

自分の通知設定を最適化する

おすすめの設定:

  1. 基本通知は「DM、メンション、キーワードのみ」に設定
  • すべてのメッセージで通知すると多すぎる
  • 自分に関係あるものだけ通知
  1. 通知スケジュールを設定
  • 勤務時間外は自動でおやすみモード
  • ワークライフバランスの向上
  1. 重要なキーワードを設定
  • プロジェクト名
  • 自分の担当領域
  • 緊急を表す言葉

チームでのマナー

送信側のマナー:

  1. おやすみモード中の人には基本的に送らない
  • 緊急時以外は待つ
  1. @channelは本当に必要な時だけ
  • 全員の注意を引く必要があるか考える
  1. 深夜・早朝の送信は控える
  • 急ぎでなければ営業時間内に送る
  1. メンションは必要な人だけに
  • 関係ない人を巻き込まない

受信側のマナー:

  1. おやすみモード中でも、緊急通知は許容する
  • 本当に急ぎなら強制通知も理解する
  1. おやすみモードの時間を明確にする
  • チームに共有しておく
  1. ステータスメッセージを活用
  • 「会議中」「集中作業中」など

チャンネル別の通知設定

チャンネルごとに通知の受け取り方を変更できます。

通知設定の種類

1. すべての新規メッセージ

  • そのチャンネルのすべてのメッセージで通知
  • 重要なプロジェクトチャンネルに適している

2. メンションのみ

  • 自分がメンションされた時だけ通知
  • 通常はこれがおすすめ

3. 通知オフ(ミュート)

  • 通知を一切受け取らない
  • チャンネルは残るが通知されない
  • 参考程度のチャンネルに適している

チャンネル通知の変更方法

デスクトップ版:

  1. チャンネル名を右クリック
  2. 「通知を変更」を選択
  3. 通知レベルを選択:
  • すべての新規メッセージ
  • メンションのみ
  • ミュート

よくあるトラブルと解決方法

Q. おやすみモード中なのに通知が来る

原因:

  • おやすみモード設定が正しくない
  • デバイス側の設定が必要
  • Slackアプリが最新版でない

対処法:

  1. Slackのおやすみモード設定を確認
  2. デバイスのおやすみモード設定を確認
  • Mac:システム環境設定 → 通知
  • Windows:設定 → システム → 通知
  • スマホ:各OS�通知設定
  1. Slackアプリを最新版に更新

Q. 確認メッセージが表示されない

考えられる理由:

  1. チャンネルメンバーが5人以下
  • 6人以上で確認メッセージが表示される
  1. 相手がおやすみモードではない
  • 🌙マークを確認
  1. グループDMでは動作が異なる

Q. 強制通知が送れない

1日1回の制限に達している可能性があります。

  • おやすみモード中の相手への強制通知は1日1回まで
  • 翌日まで待つ必要がある

Q. 通知が多すぎて困る

解決策:

  1. 基本通知を「メンションのみ」に変更
  2. 不要なチャンネルをミュート
  3. キーワード通知を見直す
  • 多すぎる場合は減らす
  1. 通知スケジュールを活用

通知の種類を理解する

Slackには複数の通知方法があります。

バナー通知

  • 画面上部(または下部)にポップアップ表示
  • メッセージのプレビューが見える
  • 数秒で自動的に消える

サイドバー通知

  • チャンネル名が太字になる
  • メンションがある場合は赤いバッジ(数字)
  • Slackを開いていれば常に見える

バッジ通知

  • アプリアイコンに数字が表示される
  • デスクトップとモバイル両方
  • 未読メッセージの数を示す

通知音

  • 新しいメッセージが来ると音が鳴る
  • 11種類から選択可能
  • 完全にオフにも設定できる

ワークスペース管理者向け:デフォルトおやすみモード設定

管理者は、ワークスペース全体のデフォルトおやすみモード時間を設定できます。

設定方法

ワークスペースオーナー/管理者のみ:

  1. ワークスペース名 → 「ツールと設定」 → 「ワークスペースの設定」
  2. 「おやすみモード」セクションを展開
  3. デフォルトの通知停止時間を設定
  • 例:22:00〜翌朝8:00
  1. 「保存」をクリック

注意:

  • 個人で設定を変更すれば、デフォルト設定を上書きできる
  • 強制力はない

スマートな通知活用のコツ

コツ1:重要度でチャンネルを分ける

即座に対応が必要:

  • 通知を「すべての新規メッセージ」に設定

定期的にチェックすればOK:

  • 通知を「メンションのみ」に設定

参考程度:

  • ミュートに設定

コツ2:集中時間を確保する

定期的にフォーカスタイムを設定:

  1. カレンダーに集中作業時間をブロック
  2. その時間はSlackをおやすみモードに
  3. Slackのステータスを「会議中」や「集中作業中」に変更

コツ3:スラッシュコマンドを活用

素早くおやすみモードをオン/オフ:

  • /dnd 30分 → 30分間通知停止
  • /dnd 14:00 → 14:00まで通知停止
  • /dnd off → 通知を再開

まとめ:適切な通知設定でストレスフリーに

「それでも通知を送信しますか?」というメッセージは、Slackの思いやり機能です。

この記事のポイント:

確認メッセージが表示される理由:

  1. 相手がおやすみモード中
  2. 大人数への@channel/@everyone使用(6人以上)
  3. 相手の通知スケジュール時間外

いつ強制通知すべきか:

  • 緊急性が高い場合のみ
  • システム障害、安全、締め切り直前など
  • 相手の休息時間を尊重する

おやすみモードの活用:

  • 通知を一時停止:30分〜明日まで選べる
  • 通知スケジュール:毎日自動で設定
  • 名前に🌙マークが表示される

@メンションの使い分け:

  • @channel / @here:アクティブなメンバーのみ
  • @everyone:全員(#generalチャンネルのみ)
  • 6人以上で確認メッセージが表示される

通知設定のベストプラクティス:

  • 基本は「DM、メンション、キーワードのみ」
  • チャンネルごとに通知レベルを調整
  • 通知スケジュールで自動化

チームマナー:

  • おやすみモード中は緊急時以外送らない
  • @channelは本当に必要な時だけ
  • 深夜・早朝の送信は控える

制限事項:

  • おやすみモード中の相手への強制通知は1日1回まで
  • 翌日にリセット

Slackの通知設定を適切に使いこなせば:

  • 重要な情報を逃さない
  • 無駄な通知に邪魔されない
  • チームメンバーの時間を尊重できる
  • ワークライフバランスが向上する

「それでも通知を送信しますか?」と表示されたら、本当に今送る必要があるか、一度立ち止まって考えましょう。

相手の集中時間や休息時間を尊重しながら、緊急時には遠慮なく通知を送る。

そのバランスこそが、快適なSlackコミュニケーションの鍵です!

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