Slackの夜間通知をオフにする方法|おやすみモード完全ガイド

夜中にSlackの通知音で目が覚めてしまった経験はありませんか?

リモートワークが普及し、時差のあるチームメンバーとの仕事が増えた今、夜間の通知問題は深刻です。睡眠を妨げられると、翌日のパフォーマンスにも影響が出てしまいます。

でも安心してください。Slackには「おやすみモード(Do Not Disturb)」という便利な機能があります。この記事では、夜間の通知を止める方法から、勤務時間外のワークライフバランスを守る設定まで、詳しく解説していきます。


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  1. おやすみモード(Do Not Disturb)とは
    1. 基本的な機能
    2. デフォルトの設定時間
    3. 他のメンバーからの見え方
  2. PC版での通知スケジュール設定方法
    1. 通知スケジュールとは
    2. デスクトップからの設定手順
    3. もう一つの設定方法
  3. スマホ版での通知スケジュール設定方法
    1. iPhone(iOS)での設定
    2. Android版での設定
    3. 設定のコツ
  4. 一時的な通知停止(今すぐ使う方法)
    1. 急な会議や集中作業時に便利
    2. デスクトップでの一時停止
    3. スマホでの一時停止
    4. スラッシュコマンドで素早く操作
  5. おやすみモード中の緊急連絡
    1. 本当に急ぎの場合の対処法
    2. 上書き通知の制限
    3. 本当に緊急なら電話も検討
  6. VIPリストの活用
    1. 特定の人からは常に通知を受け取る
    2. VIPリストの設定方法(PC)
    3. VIPリストの注意点
  7. ワークスペース管理者向け設定
    1. デフォルトのおやすみモード時間を設定
    2. フリー・プロ・ビジネスプランの場合
    3. Enterprise Gridプランの場合
  8. デバイスごとの通知設定の違い
    1. PCとスマホで別々に設定可能
    2. モバイル通知の遅延設定
  9. 特定のチャンネルをミュートする
    1. チャンネル別の通知管理
    2. ミュートの設定方法
    3. ミュートに適したチャンネル
  10. ワークライフバランスの重要性
    1. なぜ夜間通知をオフにすべきか
    2. 勤務時間の明確化
    3. 緊急対応が必要な職種の場合
  11. プロフィールで勤務時間を共有
    1. 勤務時間をプロフィールに記載
    2. タイムゾーンの設定
  12. よくある質問と回答
    1. Q. おやすみモード中にメッセージは受信されている?
    2. Q. おやすみモード解除時に溜まった通知は一斉に来る?
    3. Q. 24時間ずっと通知を受け取りたい場合は?
    4. Q. ワークスペース管理者が設定したデフォルト時間は変更できる?
    5. Q. おやすみモード中でもSlackを開いたら通知は来る?
    6. Q. 相手がおやすみモード中かどうか確認する方法は?
    7. Q. 休暇中はどう設定すればいい?
  13. まとめ

おやすみモード(Do Not Disturb)とは

基本的な機能

おやすみモード(DND)は、Slackからの通知を一時的に停止する機能です。

この機能を使うと、指定した時間帯は以下のようになります。

  • プッシュ通知が届かない
  • 通知音が鳴らない
  • バナー表示もされない
  • ただし、メッセージ自体は受信している

つまり、メッセージは後で確認できるけど、今は邪魔されないということです。

デフォルトの設定時間

Slackのおやすみモードは、初期設定で夜10時(22:00)から朝8時(8:00)まで自動的にオンになります。

多くの人にとって妥当な就寝時間ですが、ライフスタイルに合わせて自由に変更できます。

他のメンバーからの見え方

おやすみモード中は、あなたの名前の横に🌙(おやすみモードアイコン)が表示されます。

これにより、他のメンバーは「今は返信できない時間なんだな」と理解できます。無用な催促を防げるわけです。


PC版での通知スケジュール設定方法

通知スケジュールとは

「通知スケジュール」は、毎日自動的におやすみモードをオン・オフする機能です。

一度設定すれば、毎回手動で切り替える必要がありません。仕事終わりに自動で通知がオフになり、朝になると自動でオンになるんです。

デスクトップからの設定手順

Slackデスクトップアプリでの設定方法を説明します。

ステップ1:環境設定を開く

  1. 画面右上の自分のプロフィールアイコンをクリック
  2. 「環境設定」を選択
  3. 左メニューから「通知」を選択

ステップ2:通知スケジュールを設定

  1. 下にスクロールして「通知スケジュール」セクションを探す
  2. 「通知を許可」のドロップダウンメニューをクリック
  3. 「毎日」「平日」「カスタム」から選択

ステップ3:時間帯を指定

  • 「毎日」を選んだ場合:開始時間と終了時間を設定
  • 「平日」を選んだ場合:月〜金の開始・終了時間を設定
  • 「カスタム」を選んだ場合:曜日ごとに個別設定

設定は自動保存されます。完了したら画面を閉じればOKです。

もう一つの設定方法

プロフィールアイコンから直接設定することもできます。

  1. 画面右上のプロフィールアイコンをクリック
  2. 「通知を一時停止する」にカーソルを合わせる
  3. 「通知スケジュールを設定する」を選択
  4. 表示された画面で時間帯を設定

こちらの方が素早くアクセスできて便利です。


スマホ版での通知スケジュール設定方法

iPhone(iOS)での設定

iPhoneアプリでの設定手順です。

  1. Slackアプリを開く
  2. 画面下の「あなた」タブをタップ
  3. 「通知」を選択
  4. 「通知スケジュール」をタップ
  5. 画面上部の「通知を許可」をタップ
  6. 「毎日」「平日」「カスタム」から選択
  7. 開始時間と終了時間を設定

注意点
iOSアプリでは、終了時間に「真夜中(24:00)」の選択肢がありません。そのため、例えば「23:59」を終了時間にすると、23:59〜24:00の1分間は通知がオフになってしまいます。

Android版での設定

Android版も基本的に同じ手順です。

  1. Slackアプリを開く
  2. 画面右下の「あなた」をタップ
  3. 「通知」をタップ
  4. 「通知スケジュール」を選択
  5. 通知を許可する時間帯を設定

Android版も設定は自動保存されます。

設定のコツ

勤務時間に合わせて設定するのがおすすめです。

例1:通常の会社員の場合

  • 通知許可:平日 9:00〜18:00
  • 休日と夜間は自動的におやすみモード

例2:夜型フリーランスの場合

  • 通知許可:毎日 14:00〜翌3:00
  • 朝〜昼は睡眠時間なのでオフ

一時的な通知停止(今すぐ使う方法)

急な会議や集中作業時に便利

毎日のスケジュールとは別に、「今だけ通知を止めたい」という場面もあります。

会議中、ランチタイム、集中作業時など、一時的に通知をオフにする方法を紹介します。

デスクトップでの一時停止

  1. 画面右上のプロフィールアイコンをクリック
  2. 「通知を一時停止する」にカーソルを合わせる
  3. 以下から選択:
  • 30分間
  • 1時間
  • 2時間
  • 翌日まで
  • カスタム(自分で時間を指定)

選択した時間が経過すると、自動的に通知が再開されます。

スマホでの一時停止

  1. 「あなた」タブを開く
  2. 「通知を一時停止する」をタップ
  3. 停止する時間を選択

こちらも選択するだけで簡単に設定できます。

スラッシュコマンドで素早く操作

もっと素早く設定したい人は、スラッシュコマンドを使いましょう。

メッセージ入力欄に以下のように入力します。

通知を一時停止

  • /dnd 1時間 → 1時間停止
  • /dnd 17:00まで → 17時まで停止
  • /dnd 明日まで → 翌日まで停止

通知を再開

  • /dnd off → すぐに通知を再開

覚えておくと便利ですよ。


おやすみモード中の緊急連絡

本当に急ぎの場合の対処法

おやすみモード中でも、緊急の場合は相手に通知を送れます。

相手がおやすみモード中にメンション(@名前)を送ると、Slackbotが確認メッセージを表示します。

○○さんはおやすみモード中です。
緊急の場合、この通知を今すぐ送信しますか?

「送信」を選択すると、おやすみモードを上書きして通知が届きます。

上書き通知の制限

ただし、この上書き通知は1日に1回までです。

何度も緊急連絡を送ることはできません。本当に急ぎの時だけ使うようにしましょう。

本当に緊急なら電話も検討

もし何度も連絡が必要なほど緊急なら、電話などの別の手段を使うことも考えてください。

Slackは基本的に非同期コミュニケーションツール。即座の返信を期待するツールではありません。


VIPリストの活用

特定の人からは常に通知を受け取る

「上司からの連絡だけは夜でも受け取りたい」というケースもあるでしょう。

そんな時は「VIPリスト」機能が便利です。VIPに設定した人からのDMは、おやすみモード中でも通知されます。

VIPリストの設定方法(PC)

  1. 画面右上のプロフィールアイコンをクリック
  2. 「環境設定」を選択
  3. 「通知」セクションを開く
  4. 「通知を一時停止中でも通知する」の項目を探す
  5. 「VIPを管理」をクリック
  6. VIPに追加したいメンバーを選択

VIPリストの注意点

VIPリストは便利ですが、使いすぎると意味がなくなります。

本当に必要な1〜2人だけにしておきましょう。全員をVIPにしたら、おやすみモードの意味がありませんからね。


ワークスペース管理者向け設定

デフォルトのおやすみモード時間を設定

管理者は、ワークスペース全体のデフォルト時間を設定できます。

これにより、新しいメンバーが参加した時点で適切な時間設定がされているようにできます。

フリー・プロ・ビジネスプランの場合

ワークスペースオーナーまたは管理者が設定します。

  1. 画面左上のワークスペース名をクリック
  2. 「ツールと設定」→「ワークスペースの設定」を選択
  3. ブラウザで設定ページが開く
  4. 「おやすみモード」の項目を展開
  5. デフォルトの時間帯を設定
  6. 「保存」をクリック

Enterprise Gridプランの場合

組織オーナーまたは管理者が設定します。

  1. サイドバーから「管理者」をクリック
  2. 「ワークスペース設定」を選択
  3. 「設定」タブをクリック
  4. 「おやすみモード」の横の「展開」をクリック
  5. 時間帯を設定して保存

ただし、個々のメンバーは自分の設定でこれを上書きできます。強制ではなく、あくまでデフォルト値です。


デバイスごとの通知設定の違い

PCとスマホで別々に設定可能

実は、PCとスマホで異なる通知設定ができます。

例えば:

  • PC:すべてのメッセージを通知
  • スマホ:メンションのみ通知

このように使い分けると、外出中はスマホの通知を減らせます。

モバイル通知の遅延設定

PCでSlackを開いている時は、スマホに通知を送らない設定もできます。

デフォルトの動作

  • PCが操作されていない:1分後にスマホに通知
  • PCが10分以上無操作:スマホに通知

設定方法(PC)

  1. 環境設定を開く
  2. 「通知」セクションを選択
  3. 「モバイル通知を送信」の項目を探す
  4. 「すぐに」または「遅らせる」を選択

これで、重複通知を防げます。


特定のチャンネルをミュートする

チャンネル別の通知管理

すべてのチャンネルの通知をオフにしたくない場合は、特定のチャンネルだけミュートできます。

ミュートするとどうなる?

  • そのチャンネルの通知が来なくなる
  • 未読があっても太字にならない
  • チャンネルリストの下部にグレーで表示
  • ただし、自分へのメンションは通知される

ミュートの設定方法

  1. ミュートしたいチャンネルを右クリック
  2. 「チャンネル通知設定を変更」を選択
  3. 「ミュート」を選択

これで、そのチャンネルは静かになります。

ミュートに適したチャンネル

以下のようなチャンネルはミュートがおすすめです。

  • 投稿頻度が高い雑談チャンネル
  • ボットからの通知が多いチャンネル
  • 参考程度に見たいチャンネル
  • 自分が主担当ではないプロジェクト

必要な時だけ自分から見に行けばいいチャンネルですね。


ワークライフバランスの重要性

なぜ夜間通知をオフにすべきか

夜間の仕事通知は、睡眠の質を下げることが研究で示されています。

悪影響

  • 睡眠の中断による疲労
  • 常にオンライン状態のストレス
  • プライベート時間の侵食
  • バーンアウトのリスク増加

勤務時間の明確化

通知スケジュールを設定することで、自分の勤務時間を明確にできます。

これは自分だけでなく、チームメンバーにとってもプラス。お互いの境界線を尊重できるようになります。

緊急対応が必要な職種の場合

もちろん、職種によっては夜間対応が必要な場合もあります。

そんな時は:

  • VIPリストで特定の人だけ通知許可
  • オンコール当番制を導入
  • 緊急時は電話にするルールを決める

完全に遮断するのではなく、本当の緊急時だけ対応できる仕組みを作りましょう。


プロフィールで勤務時間を共有

勤務時間をプロフィールに記載

タイムゾーンが異なるチームで働いている場合、プロフィールに勤務時間を書いておくと親切です。

プロフィール編集方法

  1. プロフィールアイコンをクリック
  2. 「プロフィールを編集」を選択
  3. 「What I do」または「その他の情報」欄に記載

記載例

勤務時間:平日 9:00-18:00(JST)
緊急連絡:メールまたは電話にてお願いします

タイムゾーンの設定

タイムゾーンを正確に設定すれば、他のメンバーがあなたの現地時間を確認できます。

  1. 環境設定を開く
  2. 「言語と地域」を選択
  3. タイムゾーンを設定

これで、プロフィールを見た人に「今は夜中だな」と分かってもらえます。


よくある質問と回答

Q. おやすみモード中にメッセージは受信されている?

A. はい、受信されています。

おやすみモードは通知を止めるだけで、メッセージ自体は普通に受信しています。モード解除後にまとめて確認できます。

Q. おやすみモード解除時に溜まった通知は一斉に来る?

A. いいえ、一斉には来ません。

解除した時点で未読のメッセージが表示されますが、通知音やバナーが連続で表示されることはありません。

Q. 24時間ずっと通知を受け取りたい場合は?

A. 通知スケジュールをオフにするか、24時間カバーする設定にします。

方法1:スケジュールを無効化
環境設定の「通知スケジュール」で、時間設定のチェックを外す

方法2:24時間に設定

  • 毎日
  • 開始:00:00
  • 終了:23:59

ただし、健康のためには勤務時間外はオフにすることをおすすめします。

Q. ワークスペース管理者が設定したデフォルト時間は変更できる?

A. はい、個人の設定で上書きできます。

管理者が設定したのはあくまでデフォルト値。各自が自分のライフスタイルに合わせて変更できます。

Q. おやすみモード中でもSlackを開いたら通知は来る?

A. Slackを開いて確認している時は、おやすみモード中でも新着メッセージは表示されます。

ただし、プッシュ通知や音は鳴りません。能動的に見ている分には問題なく使えます。

Q. 相手がおやすみモード中かどうか確認する方法は?

A. 名前の横にアイコンが表示されます。

🌙マークが表示されていたら、その人はおやすみモード中。できれば急ぎでないメッセージは避けましょう。

Q. 休暇中はどう設定すればいい?

A. 長期休暇の場合は別の準備が必要です。

  • ステータスを「休暇中」に設定
  • 代理人を指定
  • 自動返信を設定
  • 重要なチャンネルから一時的に退出

詳しくはSlackの公式ガイド「休暇前の準備」を参照してください。


まとめ

Slackの夜間通知設定について、重要なポイントをおさらいしましょう。

基本設定

  • おやすみモードで通知を一時停止
  • デフォルトは夜10時〜朝8時
  • 通知スケジュールで自動化
  • PCとスマホで別々に設定可能

設定方法

  • PC:環境設定→通知→通知スケジュール
  • スマホ:あなた→通知→通知スケジュール
  • 一時停止:プロフィールアイコン→通知を一時停止
  • スラッシュコマンド:/dnd で素早く操作

便利な機能

  • VIPリストで特定の人は常に通知
  • チャンネルごとにミュート設定
  • 緊急時は1日1回だけ上書き通知可能
  • プロフィールで勤務時間を共有

ワークライフバランス

  • 夜間通知は睡眠の質を下げる
  • 勤務時間と休息時間の境界線を明確に
  • チーム全体で尊重する文化を作る
  • 緊急時の連絡手段は別途確保

Slackは便利なツールですが、四六時中つながっている必要はありません。適切に通知を管理して、仕事とプライベートのメリハリをつけましょう。

特に夜間の通知をオフにすることは、睡眠の質を守り、翌日のパフォーマンスを高めることにつながります。この記事を参考に、あなたに合った通知設定を見つけてください。

健康的な働き方で、より生産的なSlackライフを送りましょう!

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