リモートワークが当たり前になった今、Slackを使ってチームとコミュニケーションを取っている人も多いのではないでしょうか。
メッセージのやり取りだけでは、どうしても感情が伝わりにくいですよね。そんなとき活躍するのが「絵文字」です。
実はSlackでは、最初から用意されている2,000個以上の絵文字だけでなく、自分オリジナルのカスタム絵文字を追加できるんです!
会社のロゴマークや社内の合言葉、よく使うリアクションなどを絵文字にすれば、チャットがもっと楽しく、効率的になります。
この記事では、Slackに絵文字を追加する方法を、誰でもすぐに実践できるよう丁寧に解説していきますね。
Slackで絵文字を追加できるのは誰?

まず知っておきたいのが、自分に絵文字を追加する権限があるかどうかという点です。
基本的に、Slackワークスペースの「メンバー」であれば、誰でもカスタム絵文字を追加できます。ただし「ゲスト」として招待されている人は追加できない設定になっています。
また、ワークスペースのオーナーや管理者が権限を制限している場合もあるんです。もし自分に権限がない場合は、管理者に相談してみましょう。
カスタム絵文字を追加する2つの方法
Slackにカスタム絵文字を追加する方法は、大きく分けて2つあります。どちらも簡単なので、やりやすい方を選んでください。
方法1:メッセージ欄から追加する(一番簡単!)
この方法が最も手軽で、すぐに絵文字を追加できます。
手順:
- Slackのメッセージ入力欄の下にある「😊(スマイルマーク)」アイコンをクリック
- 絵文字一覧が開くので、右上にある「Slack」のアイコンをクリック
- 「絵文字を追加する」ボタンをクリック
- 「画像をアップロード」を選択して、使いたい画像ファイルを選ぶ
- 「名前を付ける」欄に絵文字の名前を入力(この名前で絵文字を呼び出します)
- 「保存」ボタンをクリック
これで完了です!とても簡単ですよね。
方法2:ワークスペース設定から追加する
こちらはより詳細な設定ができる方法です。
手順:
- 画面左上のワークスペース名をクリック
- メニューから「ツールと設定」→「ワークスペースをカスタマイズ」を選択
- ブラウザで絵文字のカスタマイズページが開きます
- 「カスタム絵文字を追加する」をクリック
- 画像をアップロードして名前を付ける
- 「保存」をクリック
この方法なら、すでに追加されている絵文字の一覧も確認できるので、重複を避けやすいのがメリットです。
絵文字に使える画像の条件
どんな画像でも絵文字にできるわけではありません。Slackでは以下の条件が推奨されています。
画像ファイルの条件:
- ファイル形式:JPG、PNG、GIFに対応
- ファイルサイズ:128KB以下が推奨(超えても自動でリサイズされます)
- 画像サイズ:128×128ピクセルの正方形が理想的
- 背景:透明背景がきれいに表示される
- GIFアニメ:最大50フレームまで対応
特に注目したいのが、GIFアニメーションに対応している点です。動く絵文字を作れば、チャットがさらに盛り上がりますよ!
絵文字の名前の付け方のコツ
絵文字の名前は、実際に使うときに「:名前:」という形で入力するため、とても重要です。
良い名前の例:
- 短くて覚えやすい(例:
:ok::thanks::check:) - 日本語でもOK(例:
:了解::確認済み::おつかれ:) - 用途が分かりやすい
- すでに存在する絵文字名と重複しない
避けたい名前:
- 長すぎて入力が面倒
- 記号や数字だらけで覚えにくい
- 他の絵文字と似ていて混乱する
絵文字は、入力するときに「:」を入力すると候補が表示されるので、わかりやすい名前をつけておくと便利ですね。
便利な絵文字作成ツール
「絵文字を自分で作るのは難しそう…」と思った人に朗報です!無料で使える便利なツールがたくさんあります。
絵文字ジェネレーター
日本語で人気なのが「絵文字ジェネレーター」というサイトです。テキストと色を指定するだけで、Slack用の絵文字画像を簡単に作れます。
特に「了解」「確認しました」「ありがとう」といった業務でよく使うフレーズを絵文字化すると、コミュニケーションが格段に効率化されます。
絵文字ジェネレーターの使い方:
- 好きな文字を入力(1〜4文字程度が見やすい)
- 文字色と背景色を選択
- フォントスタイルを選ぶ
- 「生成する」ボタンをクリック
- プレビューを確認して「ダウンロード」
これだけで、プロっぽい絵文字が完成します!
Slackmojis
英語圏で人気なのが「Slackmojis」というサイト。すでに作られた絵文字が大量に公開されていて、気に入ったものをダウンロードしてそのまま使えます。
ミーム、アニメキャラ、スポーツ、ゲームなど、さまざまなカテゴリーの絵文字が揃っていますよ。
絵文字パックを追加する方法
1つずつ絵文字を追加するのが面倒な場合は、絵文字パックを使うのもおすすめです。
絵文字パックは、特定のテーマに沿って作られた絵文字のセットで、一度に複数の絵文字を追加できます。
絵文字パックの追加手順:
- メッセージ欄の「😊」アイコンをクリック
- 「絵文字を追加する」を選択
- 「絵文字パック」タブをクリック
- 好きなパックを選んで「パックを追加」をクリック
Slackが公式に提供している「リモートワーク」パックなどがあり、今後も増えていく予定です。
絵文字にエイリアス(別名)を設定する

既存の絵文字に対して、エイリアス(別名)を設定することもできます。
たとえば、:thumbsup:という絵文字に:ok:という別名を付ければ、どちらの名前でも同じ絵文字が表示されるようになります。
エイリアスの設定手順:
- ワークスペース名をクリック→「ワークスペースをカスタマイズ」
- 絵文字ページで「エイリアスを追加する」をクリック
- 元になる絵文字を選択
- 新しい名前(エイリアス)を入力
- 「保存」をクリック
これで、自分が覚えやすい名前で絵文字を使えるようになります。
追加した絵文字を削除する方法
「間違えて追加してしまった」「もう使わない絵文字がある」という場合は、削除も簡単にできます。
削除手順:
- ワークスペース名をクリック→「ワークスペースをカスタマイズ」
- 「絵文字」タブを開く
- 削除したい絵文字の「×」マークをクリック
- 「絵文字を削除」で確定
ただし、自分が追加した絵文字しか削除できません(管理者は全ての絵文字を削除できます)。
よく使われるカスタム絵文字の例
チームで使うと便利な絵文字をいくつか紹介します。
業務効率化系
:了解::確認済み::承知:– 短い返信の代わりに:読みました::見ました:– 既読確認として:対応中::完了:– タスクの進捗報告に:緊急::重要:– 優先度の表示に
コミュニケーション系
:ありがとう::感謝::助かります:– お礼の気持ちを:おつかれさま::がんばって:– 励ましの言葉に:いいね::最高::すごい:– 褒め言葉として
会社・チーム独自のもの
- 会社のロゴマーク
- チームメンバーの似顔絵
- 社内の合言葉やスローガン
- プロジェクト名やサービス名
絵文字を効果的に使うコツ
せっかく絵文字を追加しても、使われなければ意味がありません。チーム全体で活用するためのコツをお伝えします。
リアクション機能と組み合わせる
Slackには「既読」表示がないため、絵文字リアクションで「読みました」という意思表示ができます。
メッセージの下に表示される絵文字アイコンから、カスタム絵文字でリアクションすることで、簡単に返事ができるんです。
ステータスに設定する
プロフィールのステータスにもカスタム絵文字を使えます。「会議中」「ランチ中」「在宅勤務」などの絵文字を作って状態を知らせると便利です。
チームで共通認識を持つ
絵文字の意味をチーム内で共有しておくことが大切です。たとえば「:check:は確認完了の意味」など、ルールを決めておくと混乱が減ります。
トラブルシューティング
絵文字追加でよくある問題と解決方法をまとめました。
「絵文字を追加する」ボタンが表示されない
原因:
- ゲストとして招待されている
- 管理者が権限を制限している
解決方法:
ワークスペースの管理者に権限の付与を依頼してください。
画像がうまくアップロードできない
原因:
- ファイルサイズが大きすぎる
- 対応していないファイル形式
解決方法:
- 画像を128KB以下に圧縮する
- JPG、PNG、GIF形式に変換する
- オンラインの画像圧縮ツールを使う
絵文字が小さくて見えにくい
原因:
- 画像内の文字が細かすぎる
- 正方形ではない画像を使っている
解決方法:
- 文字数を1〜4文字程度に減らす
- 128×128ピクセルの正方形画像で作成する
- 太めのフォントを使う
絵文字の名前が使えない
原因:
すでに同じ名前の絵文字が存在する
解決方法:
- 別の名前を考える
- 数字を付け加える(例:
:thanks2:) - 絵文字一覧で重複をチェックする
まとめ
Slackのカスタム絵文字は、チームのコミュニケーションを楽しく効率的にする強力なツールです。
この記事のポイント:
- メッセージ欄またはワークスペース設定から簡単に追加できる
- 128KB以下、128×128ピクセルの正方形画像が理想的
- JPG、PNG、GIFに対応(GIFアニメもOK!)
- 絵文字ジェネレーターなどのツールを活用すると簡単
- 絵文字パックで一度に複数追加も可能
- リアクション機能と組み合わせて効率化
まずは「了解」「確認しました」など、よく使うフレーズから始めてみてはいかがでしょうか。
チーム独自の絵文字が増えていくことで、ワークスペース全体の雰囲気も明るくなり、メンバー同士の距離も縮まっていきます。
ぜひ今日からカスタム絵文字を追加して、Slackライフをもっと楽しんでくださいね!

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