Slackの表示がおかしいときの解決方法|画面が真っ白・レイアウト崩れを直す

プログラミング・IT

Slackを開いたら画面が真っ白、文字がぐちゃぐちゃに崩れている、メッセージが表示されない…こんな経験ありませんか?

ビジネスで毎日使うツールだからこそ、表示トラブルはすぐに解決したいですよね。この記事では、Slackの表示がおかしくなる原因と、初心者でもできる解決方法を分かりやすく解説します。


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Slackの表示トラブル、どんな症状がある?

まずは、よくある表示トラブルの症状を確認しましょう。

画面が真っ白になる

Slackを開いても何も表示されず、真っ白な画面だけが表示される症状です。サイドバーやメニューすら見えなくなります。

これはキャッシュ(一時的に保存されたデータ)が壊れていることが主な原因です。キャッシュとは、アプリの動作を速くするために保存される情報のことですね。

レイアウトが崩れる

文字が重なって読めない、ボタンが変な位置にある、メニューが正しく表示されないなど、画面のデザインがおかしくなる症状です。

メッセージが表示されない

Slackにはログインできているのに、チャンネルの会話内容やスレッドが表示されない状態です。接続エラーと似た症状ですが、完全に接続が切れているわけではありません。

画面がちらつく・点滅する

画面が一瞬白くなったり、ちらちらと点滅したりする症状です。特に古いMacBook Pro(2012〜2013年モデル)で発生しやすいとされています。

通知バッジが消えない

すでに読んだメッセージなのに、通知の数字やマークが消えず、太字のまま表示され続ける症状です。


なぜSlackの表示がおかしくなるの?

表示トラブルが起きる原因はいくつかあります。

キャッシュの破損

アプリが保存している一時データが壊れると、正常に表示できなくなります。これが最も多い原因です。

アプリやOSのバグ

Slackのアップデート直後や、パソコンのOS(WindowsやMacの基本システム)の更新後に発生することがあります。

ブラウザの問題

ブラウザ版のSlackを使っている場合、ブラウザの拡張機能(追加機能)やキャッシュが原因で表示がおかしくなることがあります。

ネットワークの不具合

インターネット接続が不安定だったり、会社のファイアウォール(セキュリティの壁)が通信を妨げたりしていることもあります。

Slack側のサーバー問題

まれに、Slack自体のシステムトラブルで表示がおかしくなることもあります。


すぐ試せる!基本的な解決方法

表示トラブルに遭遇したら、まずはこれらの方法を試してみてください。

キャッシュをクリアする(デスクトップアプリ版)

最も効果的な解決方法です。

Windows・Macの場合

  1. Slackアプリを開く
  2. 画面上部のメニューから「ヘルプ」をクリック(Windowsの場合は左上の三本線アイコン)
  3. 「トラブルシューティング」を選択
  4. 「キャッシュを消去し、再起動する」をクリック

これで自動的にアプリが再起動します。数秒待てば、正常な画面に戻るはずです。

キャッシュをクリアする(ブラウザ版)

Google Chromeの場合

  1. 右上の「︙」(3つの点)をクリック
  2. 「その他のツール」→「閲覧履歴を消去」を選択
  3. 「キャッシュされた画像とファイル」にチェック
  4. 「データを削除」をクリック

Microsoft Edgeの場合

  1. 右上の「…」(3つの点)をクリック
  2. 「設定」→「プライバシー、検索、サービス」を選択
  3. 「閲覧データをクリア」で「クリアするデータの選択」をクリック
  4. 「キャッシュされた画像とファイル」を選んで削除

アプリを完全に再起動する

単に閉じるだけでなく、バックグラウンド(裏側)で動いているプロセスも終了させます。

Windowsの場合

  1. タスクマネージャーを開く(Ctrl + Shift + Esc)
  2. Slackを探して右クリック
  3. 「タスクの終了」を選択
  4. もう一度Slackを起動

Macの場合

  1. Command + Q でSlackを終了
  2. アクティビティモニタを開く
  3. Slackのプロセスがあれば強制終了
  4. もう一度Slackを起動

ログアウト&ログイン

一度ログアウトして、数分待ってから再ログインすると解決することがあります。

  1. プロフィール写真をクリック
  2. 「〇〇からサインアウト」を選択
  3. 2〜3分待つ
  4. 再度ログイン

それでも直らないときの対処法

基本的な方法で解決しない場合は、以下を試してください。

キャッシュフォルダを直接削除する(Windows上級者向け)

デスクトップアプリで画面が真っ白のままの場合、キャッシュファイルを手動で削除します。

  1. Slackを完全に終了(タスクマネージャーから強制終了を推奨)
  2. エクスプローラーで以下のパスを開く
   %USERPROFILE%\AppData\Roaming\Slack\Cache
  1. Cacheフォルダ内のファイルをすべて削除(念のためバックアップを推奨)
  2. Slackを再起動

ハードウェアアクセラレーションを無効にする

画面のちらつきや表示の乱れが続く場合に有効です。

  1. Slackの設定を開く
  2. 「詳細設定」を選択
  3. 「ハードウェアアクセラレーションを無効にする」をオン
  4. Slackを再起動

ハードウェアアクセラレーションとは、グラフィック処理をパソコンの専用チップに任せて高速化する機能のことです。

別のデバイスで試す

スマホのSlackアプリで正常に表示されるか確認しましょう。スマホで問題なければ、パソコン側に原因があると分かります。

Slackのステータスページを確認する

Slack側のシステムトラブルかもしれません。公式のステータスページで障害情報を確認できます。

  • Slack System Status(公式)
  • Downdetector(第三者の障害情報サイト)

システム全体に問題がある場合は、復旧を待つしかありません。通常は数時間以内に解決します。


モバイルアプリでの対処法

スマホやタブレットのSlackアプリでも表示トラブルは起こります。

iPhoneの場合

  1. プロフィール写真をタップ
  2. 「環境設定」を選択
  3. 「デバイスとトラブルシューティング」をタップ
  4. 「デバッグとキャッシュのリセット」を選択
  5. 「キャッシュをクリア」をタップ

Androidの場合

  1. プロフィール写真をタップ
  2. 「環境設定」を選択
  3. 「次回の起動時にキャッシュをクリア」をオン
  4. アプリを完全に終了して再起動

アプリを再インストールする

キャッシュクリアで解決しない場合は、アプリをアンインストールして再インストールしてみましょう。


表示トラブルを防ぐ日常的な対策

トラブルを未然に防ぐために、以下の習慣をつけましょう。

定期的にキャッシュをクリアする

月に1回程度、キャッシュをクリアすると動作が安定します。特にSlackを長時間使い続けている場合は効果的です。

Slackを最新バージョンに保つ

古いバージョンには既知のバグが含まれていることがあります。自動更新を有効にしておくのがおすすめです。

使わないときは完全に終了する

バックグラウンドで動かし続けるとメモリ(一時的な作業領域)を圧迫します。使わないときは完全に終了させましょう。

ブラウザ拡張機能を見直す

ブラウザ版を使っている場合、不要な拡張機能が干渉することがあります。広告ブロッカーなどを一時的に無効にしてみてください。

安定したネットワークを使う

不安定なWi-Fiではなく、有線LAN接続や安定したネットワークを使うと表示トラブルが減ります。


こんなときはサポートに連絡

以下の場合は、Slackのサポートチームに問い合わせましょう。

  • すべての解決方法を試しても改善しない
  • 特定のワークスペースだけで問題が起きる
  • エラーメッセージが表示される
  • 仕事に支障が出ている

問い合わせる際は、以下の情報を伝えるとスムーズです。

  • 使っているデバイス(Windows 10、Mac、iPhone など)
  • Slackのバージョン
  • 症状の詳細(いつから、どんな操作で発生するかなど)
  • エラーメッセージのスクリーンショット

まとめ

Slackの表示がおかしいときは、まずキャッシュのクリアと再起動を試してみてください。

ほとんどの表示トラブルはこの2つで解決できます。それでも直らない場合は、ハードウェアアクセラレーションの無効化や、Slackのステータスページでシステム障害を確認しましょう。

定期的なキャッシュクリアとアプリの更新で、快適なSlackライフを送れますよ。

表示トラブルは誰にでも起こりうる問題です。焦らず、この記事の手順を一つずつ試してみてくださいね。

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