SharePointの閲覧履歴を確認する方法を徹底解説|アクセスログと利用状況の分析

プログラミング・IT

SharePointで「誰がいつファイルを見たのか」「どのページが閲覧されているのか」を確認したいと思ったことはありませんか。
情報共有の効果測定やセキュリティ管理において、閲覧履歴の確認は非常に重要です。

この記事では、SharePointの閲覧履歴を確認する複数の方法から、具体的な手順、活用方法、制限事項まで詳しく解説します。

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  1. SharePointの閲覧履歴とは
    1. 確認できる情報
    2. 閲覧履歴確認の重要性
  2. SharePointで閲覧履歴を確認する方法
    1. 方法1: ホバーカードで閲覧者を確認
    2. 方法2: サイトの利用状況レポート
    3. 方法3: ページアナリティクス
    4. 方法4: Microsoft Purview監査ログ
    5. 方法5: SharePointサイトコレクションの監査ログ
    6. 方法6: Microsoft 365管理センター
    7. 方法7: Power BIでの可視化
  3. 閲覧履歴の制限事項
    1. 1. ホバーカードの制限
    2. 2. リストアイテムの閲覧履歴
    3. 3. データ更新のタイムラグ
    4. 4. ゲストユーザー
    5. 5. PDFのレンダリング
    6. 6. 除外されるファイル拡張子
  4. 閲覧履歴の活用方法
    1. 1. コンテンツの効果測定
    2. 2. サイト構成の最適化
    3. 3. セキュリティとコンプライアンス
    4. 4. 情報発信のタイミング最適化
    5. 5. ユーザートレーニングの改善
    6. 6. サイトのライフサイクル管理
  5. 閲覧履歴確認のベストプラクティス
    1. 1. 目的を明確にする
    2. 2. 適切な方法を選択する
    3. 3. 定期的なモニタリング
    4. 4. データの保管
    5. 5. プライバシーへの配慮
    6. 6. ユーザーへの周知
    7. 7. 権限管理
    8. 8. アクションプランの作成
  6. トラブルシューティング
    1. Q1. ホバーカードに閲覧者が表示されない
    2. Q2. サイトの利用状況が表示されない
    3. Q3. 監査ログに目的のイベントが表示されない
    4. Q4. リストアイテムの閲覧者が確認できない
    5. Q5. 古いデータが消えてしまった
  7. まとめ
  8. 参考情報

SharePointの閲覧履歴とは

SharePointの閲覧履歴とは、ファイル、ページ、サイトに対するユーザーのアクセス状況を記録したデータです。

確認できる情報

SharePointでは、以下のような情報を確認できます。

  • 誰が閲覧したか: ファイルやページを見たユーザー
  • いつ閲覧したか: アクセスした日時
  • 何が閲覧されたか: ファイル、ページ、リストアイテム
  • 閲覧数: 総閲覧数や一意の閲覧者数
  • 滞在時間: ページに費やした平均時間
  • デバイス: アクセスに使用したデバイスの種類

閲覧履歴確認の重要性

閲覧履歴を確認することで、以下のメリットがあります。

1. 情報共有の効果測定

  • 重要な通知が読まれているか確認
  • コンテンツの人気度を把握
  • 情報の届き方を改善

2. セキュリティ管理

  • 不正アクセスの検出
  • 機密情報へのアクセス監視
  • コンプライアンスの遵守

3. サイト運営の改善

  • 人気コンテンツの把握
  • ユーザー行動の分析
  • サイト構造の最適化

4. 業務効率化

  • 未読者への督促
  • ドキュメントの利用状況把握
  • 不要ファイルの特定

SharePointで閲覧履歴を確認する方法

SharePointには、閲覧履歴を確認する複数の方法があります。

方法1: ホバーカードで閲覧者を確認

最も簡単な方法は、ファイルやページのホバーカードを確認することです。

SharePoint閲覧者機能とは

SharePoint閲覧者(SharePoint Viewers)機能を有効にすると、ホバーカードに閲覧者の名前が表示されます。

表示される情報

  • 閲覧数
  • 最近の閲覧者(最大25名)
  • いいね数
  • コメント数

確認手順

  1. SharePointサイトでドキュメントライブラリまたはページを開く
  2. ファイル名またはページタイトルにカーソルを合わせる
  3. ホバーカード(情報カード)が表示される
  4. 「詳細」をクリック
  5. 閲覧者の名前と閲覧数が表示される

メリット

  • 簡単かつ迅速に確認できる
  • 特別な権限不要
  • リアルタイムの情報

デメリット

  • 直近25名までしか表示されない
  • 古い閲覧履歴は自動的に削除される
  • Excelへのエクスポート不可
  • 詳細な分析には不向き

SharePoint閲覧者機能の有効化(管理者向け)

この機能を使用するには、SharePoint管理者が有効化する必要があります。

手順:

  1. SharePoint管理センターにサインイン
  2. 左側メニューから「ポリシー」を選択
  3. 「共有」をクリック
  4. 「SharePoint閲覧者」の項目を探す
  5. 「サイトのメンバーにサイトのファイルまたはページを閲覧したユーザーの名前を表示します」をオンにする
  6. 「保存」をクリック

方法2: サイトの利用状況レポート

サイト全体の利用状況を包括的に確認する方法です。

確認できる情報

  • 一意の閲覧者数(ユニークビジター)
  • サイト訪問数
  • ユーザーあたりの平均滞在時間
  • 人気のコンテンツ
  • デバイス別の使用状況
  • 時間帯別の使用状況
  • 外部ユーザーとの共有状況

確認手順

  1. SharePointサイトを開く
  2. 設定アイコン(歯車マーク)をクリック
  3. 「サイトの利用状況」を選択

または

  1. サイトのコンテンツページを開く
  2. 上部ナビゲーションバーの「サイトの利用状況」をクリック

利用可能な期間

  • 過去7日間
  • 過去30日間
  • 過去90日間

注意: サイトの利用状況ページでは、閲覧した日から過去90日間のデータのみ確認できます。

レポートの種類

1. 一意の閲覧者

訪問頻度に関係なく、サイトへの個別訪問者の合計数を表示します。

  • 日別の傾向グラフ
  • 期間内の総閲覧者数
  • 前期間との比較

2. サイト訪問数

ページ、ドキュメント、ニュースへの訪問総数を表示します。

  • 同じユーザーの複数回訪問もカウント
  • リフレッシュやクリックも含む

3. ユーザーあたりの平均滞在時間

モダンSharePointサイトページとニュース投稿に費やされた実際の時間の傾向を表示します。

  • ページがアクティブな時間のみ計測
  • 最小化やバックグラウンド時間は除外

4. 人気のあるコンテンツ

過去7日間で最も閲覧されたコンテンツを表示します。

  • サイトページ
  • ニュース投稿
  • ドキュメント

5. デバイス別の使用状況

どのデバイスからアクセスされているか確認できます。

  • デスクトップ
  • モバイルWeb
  • モバイルアプリ
  • タブレット
  • その他

6. 時間帯別の使用状況

時間帯ごとの訪問傾向を表示します。

  • 過去7日間、30日間、90日間
  • ローカルタイムゾーンで表示
  • 濃い色は閲覧が多い時間帯

7. 外部ユーザーとの共有

組織外と共有されているファイルのリストを表示します。

  • Excelファイルとしてエクスポート可能
  • ファイルパス、権限、ユーザー情報を含む

アクセス権限

サイトの利用状況レポートは、以下のユーザーが閲覧できます。

  • サイト管理者
  • サイト所有者
  • サイトメンバー
  • サイト訪問者

つまり、ほとんどのユーザーが確認可能です。

利用状況レポートのExportエクスポート

過去90日間の利用状況レポートをExcelファイルとして保存できます。

手順:

  1. サイトの利用状況ページを開く
  2. 画面右上の「レポートの発行」または「Export report」をクリック
  3. Excelファイルがダウンロードされる

Excelファイルの内容:

  • 全体的なトラフィック: 日別の閲覧者数と訪問数
  • 人気のあるコンテンツ: 閲覧の多いページやファイル
  • デバイス別の使用状況: デバイスごとの利用率
  • 時間別の使用状況: 時間帯ごとのアクセス状況

活用方法:

  • 90日を超えるデータの長期保管
  • 詳細な分析やグラフ作成
  • 他のデータとの組み合わせ
  • レポート作成や共有

方法3: ページアナリティクス

個別のページやニュース投稿の詳細な分析データを確認できます。

確認できる情報

  • ページビュー数
  • 一意の閲覧者数
  • ページ滞在時間
  • リンククリック数(クリック率)
  • 時間帯別のトラフィック
  • 配信チャネル別の閲覧状況(Outlook、SharePoint、Teams、Viva Engage)

確認手順

  1. SharePointページまたはニュース投稿を開く
  2. ページ上部の「分析」または「Analytics」をクリック
  3. 詳細なアナリティクスダッシュボードが表示される

期間の選択

  • 24時間(Viva Suiteライセンス必要)
  • 7日間
  • 30日間
  • 90日間
  • 365日間(Viva Suiteライセンス必要)
  • 12ヶ月
  • ページ作成からの全期間

データのエクスポート

ページアナリティクスのデータは、以下の形式でエクスポートできます。

1. 画像としてコピー

  • 特定のグラフを画像として保存
  • ドキュメントやメールに貼り付け可能

2. Excelにエクスポート

  • すべてのデータをExcelファイルで取得
  • 詳細な分析が可能

3. PowerPointにエクスポート

  • プレゼンテーション用のスライドを生成
  • グラフと表が含まれる

注意: 詳細な分析機能の一部は、Microsoft Viva SuiteまたはViva Communications and Communitiesライセンスが必要です。

Viva Suiteで利用可能な追加機能

  • 時間別トレンド(24時間)
  • 365日分の日別データ
  • リアクション数
  • プロモーション数
  • リンククリック数
  • チャネル別の詳細(Outlook、SharePoint、Teams、Viva Engage)

方法4: Microsoft Purview監査ログ

最も詳細なアクセス履歴を確認できる方法です。

Microsoft Purview監査ログとは

Microsoft 365全体のユーザーアクティビティを記録するシステムです。
SharePointだけでなく、Teams、OneDrive、Exchangeなどのサービスの操作も記録されます。

確認できる情報

  • ユーザーの詳細な操作履歴
  • ファイルの閲覧、編集、削除
  • 権限変更
  • 共有設定の変更
  • ダウンロード
  • タイムスタンプ
  • IPアドレス

アクセス権限

監査ログを検索するには、以下のいずれかのロールが必要です。

  • View-Only Audit Logs(監査ログの表示のみ)
  • Audit Logs(監査ログ)
  • Microsoft 365グローバル管理者

監査ログの有効化

監査ログを使用するには、事前に有効化が必要です。

手順:

  1. Microsoft Purview コンプライアンスポータルにサインイン
  2. 左側メニューから「ソリューション」→「監査」を選択
  3. 「監査の記録を開始する」をクリック

監査ログは、有効化後24時間以内にアクティビティの記録を開始します。

監査ログの検索手順

  1. Microsoft Purview コンプライアンスポータルにアクセス
  2. 「監査」を選択
  3. 検索条件を設定
  • 日付範囲
  • ユーザー
  • アクティビティ(例: ファイルのアクセス、ファイルのダウンロード)
  • サイトまたはファイルのURL
  1. 「検索」をクリック
  2. 検索結果を確認
  3. 必要に応じてCSV形式でエクスポート

主なSharePointアクティビティ

  • ファイルのアクセス: ファイルが開かれた
  • ファイルのダウンロード: ファイルがダウンロードされた
  • ファイルの変更: ファイルが編集された
  • ファイルの削除: ファイルが削除された
  • ファイルのアップロード: ファイルがアップロードされた
  • フォルダーの作成: フォルダーが作成された
  • 共有の作成: 共有リンクが作成された
  • 権限の変更: アクセス許可が変更された

監査ログの保持期間

  • E3/E5ライセンス: 90日間(標準)
  • E5アドオンライセンス: 最大10年間(長期保持)

重要: 必要に応じて定期的にエクスポートして保管してください。

方法5: SharePointサイトコレクションの監査ログ

SharePoint自体にも独自の監査機能があります。

特徴

  • サイトコレクション単位でのログ記録
  • サイトコレクション所有者が実行可能
  • Excelブックとしてレポート出力

Microsoft Purview監査ログとの違い

項目Microsoft PurviewSharePoint監査
範囲Microsoft 365全体単一サイトコレクション
実行権限監査ログロール必要サイトコレクション所有者
出力形式CSVExcelブック
検索機能高度な検索基本的なレポート

監査ログの有効化

  1. サイトコレクションのルートサイトを開く
  2. 設定アイコン→「サイトの設定」を選択
  3. 「サイトコレクションの管理」セクションの「サイトコレクションの監査ログ設定」をクリック
  4. 「監査ログ記録を有効化する」にチェック
  5. 記録するイベントを選択
  6. 「OK」をクリック

監査ログレポートの種類

  • コンテンツの変更: ドキュメントの変更、削除、チェックアウト
  • 削除: 削除されたコンテンツ
  • コンテンツタイプとリストの変更: コンテンツタイプの追加、編集、削除
  • ポリシーの変更: 情報管理ポリシーの変更
  • 有効期限と廃棄: 期限切れコンテンツの削除
  • 監査設定: 監査設定の変更

注意: SharePoint Onlineの監査ログでは、「コンテンツの表示」イベントはキャプチャされません。

レポートの表示手順

  1. サイトの設定→「サイトの設定」を開く
  2. 「サイトコレクションの管理」から「監査ログレポート」を選択
  3. 表示したいレポートを選択
  4. 保存先ライブラリを指定
  5. レポートが生成される
  6. Excelファイルとして開いて確認

方法6: Microsoft 365管理センター

組織全体のSharePoint利用状況を確認する方法です。

確認できる情報

  • すべてのSharePointサイトの活動状況
  • アクティブユーザー数
  • ファイルの総数
  • ストレージ使用量
  • サイトごとの詳細情報

アクセス権限

Microsoft 365管理者権限が必要です。

確認手順

  1. Microsoft 365管理センターにサインイン
  2. 左側メニューから「レポート」→「使用状況」を選択
  3. 「SharePoint」タブを選択
  4. 期間を選択(7日、30日、90日、180日)
  5. レポートを確認

サイト使用状況レポート

「サイト使用状況」タブでは、以下の情報を確認できます。

  • サイトURL
  • サイト所有者
  • 最終アクティビティ日
  • ファイル数
  • アクティブファイル数
  • ストレージ使用量(MB)
  • ストレージ割り当て(MB)
  • ページビュー
  • 訪問ページ数

データのエクスポート

「エクスポート」をクリックすると、CSVファイルでダウンロードできます。

方法7: Power BIでの可視化

より高度な分析とビジュアル化を実現する方法です。

Microsoft 365 Usage Analytics Power BIアプリ

Microsoft 365の利用状況データをPower BIのインタラクティブなツールで可視化します。

有効化手順

1. Microsoft 365管理センターで使用状況分析を有効化

  1. Microsoft 365管理センターにサインイン
  2. 「設定」→「組織の設定」を選択
  3. 「サービス」タブから「レポート」を選択
  4. 「Microsoft 365使用状況分析」のチェックボックスをオンにする
  5. 「保存」をクリック

2. Power BIでアプリを接続

  1. Power BIにサインイン
  2. 「アプリ」→「アプリを取得」をクリック
  3. 「Microsoft 365 Usage Analytics」を検索
  4. アプリをインストール
  5. テナントIDを入力して接続
  6. 認証方法はOAuth2を選択
  7. サインインして接続

3. SharePoint使用状況を確認

  1. Power BIアプリで「Product Usage」を選択
  2. 「SharePoint」タブを開く
  3. サイト、ユーザー、ファイルの使用状況サマリーが表示される

メリット

  • インタラクティブなグラフとチャート
  • カスタムダッシュボードの作成
  • 複数サービスの統合分析
  • 詳細なフィルタリングとドリルダウン
  • データのエクスポートと共有

閲覧履歴の制限事項

SharePointの閲覧履歴には、いくつかの制限があります。

1. ホバーカードの制限

  • 表示人数: 直近25名まで
  • 保持期間: 古い履歴は自動的に削除される
  • エクスポート不可: データの抽出ができない

2. リストアイテムの閲覧履歴

重要な制限: SharePoint Onlineでは、リストアイテムの閲覧履歴は確認できません。

  • ホバーカードではリストアイテムの閲覧者は表示されない
  • 監査ログでも「アイテムの表示」イベントは記録されない

回避策:

  • ページにリストを埋め込んで、ページの閲覧者を確認
  • 「いいね」列を追加して、閲覧後にユーザーに押してもらう

3. データ更新のタイムラグ

  • 利用状況データは過去60分以内の活動を含まない
  • レポートは24時間ごとに更新される
  • リアルタイムではない

4. ゲストユーザー

  • ゲストユーザーでサイト所有者権限を持つ場合、サイト分析や利用状況データにアクセスできない
  • ゲストと匿名ユーザーの閲覧は、2019年3月以降のサイトでは含まれる

5. PDFのレンダリング

サードパーティツールを使用してSharePoint Onlineライブラリから PDFファイルをレンダリングする場合、これらの閲覧は記録されません。

6. 除外されるファイル拡張子

一部のレポートでは、以下のような特定のファイル拡張子が除外されます。

  • .jpg、.gif、.jpeg、.png、.svg

閲覧履歴の活用方法

閲覧履歴データを効果的に活用する方法を紹介します。

1. コンテンツの効果測定

人気コンテンツの特定

  • 閲覧数の多いページやファイルを把握
  • 人気の理由を分析
  • 成功パターンを他のコンテンツに適用

未読コンテンツの特定

  • 重要な通知が読まれているか確認
  • 未読者リストを作成
  • フォローアップや督促

2. サイト構成の最適化

ユーザー行動の分析

  • よく閲覧されるページへのアクセス経路を確認
  • 使われていないページを特定
  • ナビゲーションの改善

デバイス別の最適化

  • モバイルからのアクセスが多い場合は、モバイル最適化を強化
  • デスクトップ中心の場合は、詳細なコンテンツを充実

3. セキュリティとコンプライアンス

異常なアクセスの検出

  • 深夜や休日の不審なアクセス
  • 予想外のユーザーからのアクセス
  • 大量ダウンロードの監視

外部共有の管理

  • 外部ユーザーとの共有ファイルを定期的に確認
  • 不要な共有を削除
  • 共有ポリシーの見直し

監査証跡の確保

  • 定期的に監査ログをエクスポートして保管
  • コンプライアンス要件への対応
  • インシデント発生時の調査

4. 情報発信のタイミング最適化

時間帯別分析の活用

  • アクセスが多い時間帯を把握
  • ニュース投稿のタイミングを最適化
  • 重要な通知の配信時間を調整

5. ユーザートレーニングの改善

利用状況の把握

  • どの機能が使われているか確認
  • 使われていない機能を特定
  • トレーニング内容の見直し

6. サイトのライフサイクル管理

不要サイトの特定

  • 90日以上アクセスがないサイトを特定
  • プロジェクト終了後の整理
  • ストレージの最適化

閲覧履歴確認のベストプラクティス

効果的な閲覧履歴管理のためのベストプラクティスを紹介します。

1. 目的を明確にする

閲覧履歴を確認する目的を明確にしましょう。

  • セキュリティ監視
  • コンテンツ効果測定
  • ユーザー行動分析
  • コンプライアンス対応

2. 適切な方法を選択する

目的に応じて最適な方法を選びましょう。

目的推奨方法
簡易的な閲覧者確認ホバーカード
サイト全体の傾向把握サイトの利用状況
詳細な操作履歴Microsoft Purview監査ログ
組織全体の分析Microsoft 365管理センター
高度な可視化Power BI

3. 定期的なモニタリング

  • 週次または月次でレポートを確認
  • 傾向の変化を把握
  • 異常の早期発見

4. データの保管

  • 監査ログは90日間のため、定期的にエクスポート
  • 利用状況レポートを月次で保存
  • 長期的なトレンド分析のためのデータ蓄積

5. プライバシーへの配慮

  • 閲覧履歴の確認は正当な目的のみに使用
  • ユーザーのプライバシーを尊重
  • 過度な監視は避ける

6. ユーザーへの周知

  • 閲覧履歴が記録されることを周知
  • 組織のポリシーを明確化
  • 透明性のある運用

7. 権限管理

  • 閲覧履歴へのアクセス権限を適切に管理
  • 必要最小限のユーザーに制限
  • 定期的な権限の見直し

8. アクションプランの作成

  • データを見るだけでなく、改善につなげる
  • 課題を特定し、具体的な対策を実施
  • PDCAサイクルを回す

トラブルシューティング

閲覧履歴の確認で問題が発生した場合の対処法です。

Q1. ホバーカードに閲覧者が表示されない

原因:

  • SharePoint閲覧者機能が有効化されていない
  • 表示する権限がない

解決策:

  1. SharePoint管理者にSharePoint閲覧者機能の有効化を依頼
  2. サイトメンバー以上の権限があることを確認

Q2. サイトの利用状況が表示されない

原因:

  • 権限が不足している
  • サイトが新しすぎてデータがない

解決策:

  1. サイトメンバー以上の権限があることを確認
  2. サイト作成後、数日待ってから確認
  3. ブラウザのキャッシュをクリア

Q3. 監査ログに目的のイベントが表示されない

原因:

  • 監査ログが有効化されていない
  • 検索条件が適切でない
  • データ収集に時間がかかっている

解決策:

  1. 監査ログが有効化されているか確認
  2. 日付範囲を広げて検索
  3. アクティビティの種類を「すべてのアクティビティ」に変更
  4. 有効化後24時間以上経過してから確認

Q4. リストアイテムの閲覧者が確認できない

原因:

  • SharePoint Onlineの仕様上の制限

解決策:

  • ページにリストを埋め込んで、ページの閲覧者として確認
  • 「いいね」列を追加して、閲覧確認を依頼
  • サードパーティツールの利用を検討

Q5. 古いデータが消えてしまった

原因:

  • 保持期間を超えた
  • ホバーカードは直近25名のみ

解決策:

  • 定期的にレポートをエクスポートして保管
  • 監査ログを90日ごとにダウンロード
  • 長期保持が必要な場合はE5アドオンライセンスを検討

まとめ

SharePointの閲覧履歴を確認する方法は複数あり、目的に応じて使い分けることが重要です。

重要なポイント:

  1. 複数の確認方法を理解する
  • ホバーカード: 簡易的な確認
  • サイトの利用状況: サイト全体の傾向
  • ページアナリティクス: ページごとの詳細
  • Microsoft Purview監査ログ: 詳細な操作履歴
  • Microsoft 365管理センター: 組織全体の分析
  • Power BI: 高度な可視化
  1. 制限事項を把握する
  • ホバーカードは直近25名まで
  • リストアイテムの閲覧履歴は確認不可
  • データ更新に最大60分のタイムラグ
  1. 目的に応じた活用
  • コンテンツ効果測定
  • セキュリティ監視
  • サイト運営改善
  • コンプライアンス対応
  1. 定期的なモニタリング
  • 週次または月次でレポート確認
  • データの定期的なエクスポート
  • 傾向分析と改善実施
  1. プライバシーへの配慮
  • 正当な目的での使用
  • ユーザーへの周知
  • 適切な権限管理

SharePointの閲覧履歴機能を適切に活用することで、情報共有の効果を最大化し、セキュリティを強化できます。

まずは簡単なホバーカードやサイトの利用状況から始めて、必要に応じて監査ログやPower BIなどの高度な機能を活用していくことをお勧めします。

定期的なモニタリングと分析を通じて、より効果的なSharePoint運用を実現しましょう。

参考情報

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