SharePointリストへのデータインポート完全ガイド!ExcelやCSVから簡単にリストを作成する方法

プログラミング・IT

「Excelのデータを大量にSharePointリストに登録したい」
「CSVファイルからSharePointリストを作成する方法がわからない」

SharePointリストを使い始めると、こんな悩みに直面することがあります。

SharePointリストは、データを整理・管理するための非常に便利な機能です。
しかし、データを1件ずつ手入力するのは非効率的ですよね。

この記事では、ExcelやCSVファイルからSharePointリストにデータをインポートする方法を、わかりやすく解説します。
新しいリストを作成する方法から、既存のリストにデータを追加する方法まで、複数の手順を紹介します。

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  1. SharePointリストとは?
  2. インポート方法の種類
    1. 方法1: ExcelファイルからSharePointリストを新規作成
    2. 方法2: CSVファイルからSharePointリストを新規作成
    3. 方法3: 既存のSharePointリストにデータを追加
  3. 方法1: ExcelファイルからSharePointリストを新規作成
    1. 事前準備: Excelファイルをテーブル形式にする
    2. SharePointリストにエクスポート
    3. SharePointでリストを確認
  4. 方法2: CSVファイルからSharePointリストを新規作成
    1. 手順
    2. CSV形式の注意点
  5. 方法3: 既存のSharePointリストにデータを追加(グリッドビュー)
    1. グリッドビューを使った貼り付け
    2. 注意点
  6. 方法4: Microsoft Accessを使って既存リストにインポート(上級者向け)
    1. 手順
  7. データインポート時の重要な注意点
    1. 1. タイトル列は必須
    2. 2. 列の内部名に注意
    3. 3. データ型の自動判定
    4. 4. 選択肢列のインポート
    5. 5. ユーザー列のインポート
    6. 6. ファイルサイズと行数の制限
    7. 7. インポート中のエラー
  8. インポート後の確認事項
    1. 1. データ件数の確認
    2. 2. データ内容の確認
    3. 3. 列の表示順序の調整
  9. リストのエクスポート(バックアップ)
    1. ExcelにエクスポートExport to Excel)
    2. CSVにエクスポート
  10. よくある質問
    1. Q1: 新規リストを作成せず、既存リストにインポートできますか?
    2. Q2: インポートに失敗します。なぜですか?
    3. Q3: 日付が正しくインポートされません
    4. Q4: 先頭の「0」が消えてしまいます
    5. Q5: 大量のデータ(1万行以上)をインポートできますか?
    6. Q6: CSVとExcel、どちらが良いですか?
    7. Q7: インポート後に列の型を変更できますか?
    8. Q8: インポートしたリストを削除したらどうなりますか?
  11. まとめ
  12. 参考情報

SharePointリストとは?

SharePointリストは、SharePointの中でデータを整理・管理するための機能です。
Excelの表に似ていますが、より高度な機能を持っています。

SharePointリストの特徴

  • 複数人で同時にデータを編集できる
  • データの種類に応じた列の設定が可能(テキスト、日付、選択肢など)
  • 並べ替え、フィルター、検索が簡単
  • バージョン履歴が自動保存される
  • 他のMicrosoft 365アプリと連携できる

使用例

  • 顧客リスト
  • タスク管理
  • 在庫管理
  • 問い合わせ管理
  • プロジェクト進捗管理

インポート方法の種類

SharePointリストにデータをインポートする方法は、大きく分けて3つあります。

方法1: ExcelファイルからSharePointリストを新規作成

Excelファイルのデータを使って、新しいSharePointリストを作成します。
最も簡単で確実な方法です。

方法2: CSVファイルからSharePointリストを新規作成

CSVファイルから直接SharePointリストを作成できます。
Excelよりも簡単な手順で完了します。

方法3: 既存のSharePointリストにデータを追加

すでに作成したSharePointリストに、追加でデータをインポートします。
グリッドビューやMicrosoft Accessを使う方法があります。

それでは、それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。

方法1: ExcelファイルからSharePointリストを新規作成

Excelのデータから新しいSharePointリストを作成する方法です。

事前準備: Excelファイルをテーブル形式にする

SharePointにインポートする前に、Excelファイルをテーブル形式に変換する必要があります。

手順

  1. Excelファイルを開く
  2. インポートしたいデータ範囲を選択する ヘッダー行(列名)も含めて選択してください
  3. 「ホーム」タブから「テーブルとして書式設定」をクリック
  4. 好きなテーブルスタイルを選択
  5. 「先頭行をテーブルの見出しとして使用する」にチェックを入れる
  6. 対象範囲を確認して「OK」をクリック

テーブル形式に変換されると、データに色がついて、フィルターボタンが表示されます。

重要なポイント

  • 先頭行は必ず列名(見出し)にする
  • データの型を統一する(日付は日付形式、数値は数値形式)
  • 空白の行や列は削除する
  • 特殊文字(半角スラッシュ、コロンなど)は列名に使わない

SharePointリストにエクスポート

Excelからデータをエクスポートします。

手順

  1. テーブルの中のセルをクリックして、テーブルを選択状態にする
  2. 「テーブルデザイン」タブをクリック
  3. 「エクスポート」グループの「テーブルをSharePointリストにエクスポート」をクリック

Excel 2021以降の場合
「エクスポート」→「テーブルをSharePointリストにエクスポート」

  1. 「テーブルをSharePointリストにエクスポート」ダイアログが開きます
  2. 「アドレス」欄にSharePointサイトのURLを入力

例: https://会社名.sharepoint.com/sites/サイト名

  1. 「名前」欄にリストの名前を入力

例: 「顧客リスト」「在庫管理」など

  1. (オプション)「新しいSharePointリストへの読み取り専用接続を作成する」にチェックを入れると、ExcelとSharePointが連携します
  2. 「次へ」をクリック
  3. 列の型(データ型)が自動的に判定されます 必要に応じて変更できます:
  • 1行テキスト
  • 数値
  • 日付と時刻
  • はい/いいえ
  • 選択肢
  1. 「完了」をクリック
  2. 「テーブルが正しく発行されました」というメッセージが表示されたら成功です
  3. 「OK」をクリック

SharePointサイトを開くと、新しいリストが作成されています。

SharePointでリストを確認

  1. SharePointサイトにアクセス
  2. 左メニューの「サイトコンテンツ」をクリック
  3. 作成したリスト名をクリック

リストが開き、Excelのデータがすべて登録されています。

初期表示について
Excelからエクスポートした場合、リストは「グリッドビュー」で表示されます。
通常のリスト表示に戻すには、「グリッドビューを終了」をクリックしてください。

方法2: CSVファイルからSharePointリストを新規作成

CSVファイルから直接SharePointリストを作成する方法です。
Excelより手順が簡単です。

手順

  1. SharePointサイトにアクセス
  2. 「新規」→「リスト」をクリック
  3. 「CSVから」を選択
  4. 「ファイルをアップロード」をクリック
  5. CSVファイルを選択して「開く」をクリック
  6. プレビュー画面が表示されます
  7. 各列のデータ型を確認・変更 列名の下にあるドロップダウンから選択できます:
  • テキスト
  • 数値
  • 日付
  • はい/いいえ
  • ユーザー
  • 選択肢
  1. リスト名を入力
  2. 「作成」をクリック

数秒〜数分でリストが作成され、CSVのデータがすべて登録されます。

CSV形式の注意点

文字コード
CSVファイルをExcelで開くと文字化けする場合があります。
これは文字コードの問題ですが、SharePointにインポートする際は問題ありません。

カンマの扱い
データの中にカンマ(,)が含まれている場合は、ダブルクォート(“)で囲む必要があります。

例:

名前,住所
山田太郎,"東京都千代田区丸の内1-1-1, 〇〇ビル"

方法3: 既存のSharePointリストにデータを追加(グリッドビュー)

すでに作成済みのSharePointリストに、Excelのデータを追加する方法です。

グリッドビューを使った貼り付け

手順

  1. Excelで追加したいデータをコピー ヘッダー行は含めず、データ部分だけをコピーしてください
  2. SharePointリストを開く
  3. コマンドバーの「グリッドビューで編集」をクリック
  4. リストの最後の空白行をクリック
  5. Ctrl + V(Mac: Command + V)で貼り付け
  6. データが貼り付けられます
  7. 「グリッドビューを終了」をクリック

貼り付けのコツ

  • 一度に大量のデータを貼り付けると、処理が重くなります
  • 100行ずつなど、小分けにして貼り付けることをおすすめします
  • 列の順番を、Excelとリストで一致させておくとスムーズです

注意点

列の型に注意
リストの列の型とExcelのデータの型が一致している必要があります。

例:

  • SharePointの列が「日付」なのに、Excelで「文字列」になっている → エラー
  • SharePointの列が「選択肢」なのに、Excelに選択肢にない値がある → エラー

必須列
SharePointリストに必須項目(*)がある場合、その列には必ずデータを入力する必要があります。

方法4: Microsoft Accessを使って既存リストにインポート(上級者向け)

大量のデータ(数千件以上)を既存のSharePointリストにインポートする場合、Microsoft Accessを使う方法が便利です。

手順

  1. Microsoft Accessを起動
  2. 「外部データ」タブをクリック
  3. 「新しいデータソース」→「オンラインサービスから」→「SharePointリスト」を選択
  4. SharePointサイトのURLを入力
  5. 「リンクテーブルを作成してソースデータにリンクする」を選択
  6. 「OK」をクリック
  7. サイト内のリスト一覧が表示されます
  8. インポート先のリストをチェック
  9. 「OK」をクリック
  10. リンクテーブルが作成されます
  11. リンクテーブルをダブルクリックで開く
  12. Excelからデータをコピー&ペースト

Accessを使うことで、大量のデータを効率的にインポートできます。

利点

  • 数千件のデータでもスムーズに処理できる
  • データの更新や削除も簡単
  • SQLクエリでデータを加工してからインポートできる

データインポート時の重要な注意点

1. タイトル列は必須

SharePointリストには、デフォルトで「タイトル」という列があります。
この列は必須項目なので、データが入っていないとエラーになります。

対処法

  • Excel/CSVファイルに「タイトル」列を追加する
  • または、SharePointリスト側でタイトル列を非必須に変更する

2. 列の内部名に注意

SharePointリストの列には、「表示名」と「内部名」があります。

表示名: リストに表示される名前
内部名: システム内部で使われる名前

インポートする際、特にPowerShellやAPIを使う場合は、内部名を使う必要があります。

内部名の確認方法

  1. リストの「設定」→「リストの設定」をクリック
  2. 「列」セクションから確認したい列名をクリック
  3. ブラウザのアドレスバーに表示されるURLを確認

Field=列の内部名 と表示されています。

注意点

  • 日本語の列名を使うと、内部名は「field_1」のような名前になる
  • スペースを含む列名は、内部名では「x0020」に変換される
  • Excelからインポートした場合も、内部名は自動採番される

3. データ型の自動判定

SharePointは、インポートするデータを見て、自動的に列の型を判定します。

よくある問題

  • 郵便番号(7桁の数字)が「数値」として認識される
  • 電話番号の先頭の「0」が消える
  • 日付形式が正しく認識されない

対処法
インポート時に列の型を手動で確認・変更してください。

4. 選択肢列のインポート

リストに「選択肢」列がある場合、インポートするデータは、あらかじめ設定された選択肢と完全に一致する必要があります。

例:
SharePointの選択肢: 「完了」「進行中」「未着手」
Excelのデータ: 「完了」「進行中」「未着手」
→ OK

Excelのデータ: 「完了」「進行中」「未実施」
→ NG(「未実施」は選択肢にないのでエラー)

5. ユーザー列のインポート

「ユーザーまたはグループ」列にデータをインポートする場合、ユーザー名は組織のEntra ID(旧Azure AD)に登録されている必要があります。

正しい形式

  • メールアドレス: yamada@company.com
  • 表示名: 山田 太郎(完全一致が必要)

ユーザー名が正しく認識されないとエラーになります。

6. ファイルサイズと行数の制限

Excel/CSVファイル

  • ファイルサイズ: 大きすぎると処理が重くなる
  • 推奨: 1ファイルあたり1万行以内

大量データの場合

  • ファイルを分割してインポート
  • Accessやプログラミング(PowerShell、Power Automate)を使う

7. インポート中のエラー

インポート中にエラーが発生した場合、エラーメッセージを確認してください。

よくあるエラー

  • 「必須列が空です」→ タイトル列など必須項目にデータがない
  • 「データ型が一致しません」→ 列の型とデータの型が違う
  • 「選択肢にない値です」→ 選択肢列に未登録の値がある
  • 「ユーザーが見つかりません」→ ユーザー列のユーザー名が間違っている

インポート後の確認事項

データをインポートした後、以下を確認しましょう。

1. データ件数の確認

Excelの行数とSharePointリストの項目数が一致しているか確認します。

リストの右下に「1 – 30 / 500項目」のように表示されます。

2. データ内容の確認

いくつかの項目を開いて、データが正しくインポートされているか確認します。

特に:

  • 日付が正しいか
  • 選択肢が正しく設定されているか
  • 数値に桁区切りが入っているか
  • ユーザー名が正しく表示されているか

3. 列の表示順序の調整

インポート直後は、列の順序が意図したものと異なる場合があります。

順序変更方法

  1. 「ビュー」→「ビューの書式設定」をクリック
  2. 「列の編集」で順序を変更
  3. 「保存」をクリック

リストのエクスポート(バックアップ)

インポートの逆に、SharePointリストからExcelやCSVにエクスポートすることもできます。

ExcelにエクスポートExport to Excel)

  1. リストを開く
  2. 「エクスポート」→「Excelにエクスポート」をクリック
  3. query.iqyファイルがダウンロードされます
  4. ファイルを開くと、Excelにデータが表示されます

注意点
query.iqyファイルは、SharePointリストへのリンクです。
ファイル自体にはデータが含まれていません。
リストが削除されると、ファイルを開いてもデータは表示されません。

CSVにエクスポート

  1. リストを開く
  2. 「エクスポート」→「CSVにエクスポート」をクリック
  3. CSVファイルがダウンロードされます

利点
CSVファイルには実際のデータが含まれています。
リストを削除しても、ファイルにはデータが残ります。

制限
最大30,000行までエクスポートできます。

よくある質問

Q1: 新規リストを作成せず、既存リストにインポートできますか?

既存リストにインポートする方法は限られています。

方法1: グリッドビューでコピー&ペースト(100行程度まで推奨)
方法2: Microsoft Accessを使う(大量データ向け)
方法3: Power Automateで自動化する
方法4: PowerShellスクリプトを使う(上級者向け)

SharePointの標準機能では、既存リストへの一括インポートは簡単ではありません。

Q2: インポートに失敗します。なぜですか?

よくある原因

  • Excelファイルがテーブル形式になっていない
  • 列名に特殊文字が含まれている
  • データ型が統一されていない
  • ファイルサイズが大きすぎる
  • 必須列にデータが入っていない

まずはシンプルなデータ(数行のみ)でテストしてみてください。

Q3: 日付が正しくインポートされません

Excelの日付形式とSharePointの日付形式が異なる場合があります。

対処法

  1. Excelで日付列を選択
  2. セルの書式設定を開く
  3. 「日付」形式を選択(例: yyyy/mm/dd)
  4. 再度インポートを試す

Q4: 先頭の「0」が消えてしまいます

郵便番号や電話番号など、先頭に「0」がある数字は、Excelで数値として認識され、「0」が消えることがあります。

対処法

  1. Excelで該当列を選択
  2. セルの書式設定を「文字列」に変更
  3. データを入力し直す
  4. SharePointにインポート時、列の型を「1行テキスト」に設定

Q5: 大量のデータ(1万行以上)をインポートできますか?

可能ですが、方法を選ぶ必要があります。

推奨方法

  • Excelからエクスポート: 数万行まで可能(時間はかかる)
  • Microsoft Access: 数千〜数万行に適している
  • PowerShell: 数万〜数十万行に適している
  • Power Automate: 継続的なインポートに適している

処理時間は、データ量やネットワーク速度によって大きく変わります。
5万行で20〜30分程度かかることもあります。

Q6: CSVとExcel、どちらが良いですか?

CSVのメリット

  • インポートが簡単
  • ファイルサイズが小さい
  • どんなアプリでも開ける

Excelのメリット

  • データ型を明確に設定できる
  • Excelから直接エクスポートできる
  • SharePointとの連携が可能

シンプルなデータならCSV、複雑なデータならExcelがおすすめです。

Q7: インポート後に列の型を変更できますか?

一部の列の型は、インポート後でも変更できます。

変更可能な例

  • 「1行テキスト」→「複数行テキスト」
  • 「数値」→「1行テキスト」

変更できない例

  • 「1行テキスト」→「選択肢」(既存データが選択肢にない場合)
  • 「1行テキスト」→「ユーザー」

列の型を変更する場合は、リストの設定から行います。

Q8: インポートしたリストを削除したらどうなりますか?

リストを削除すると、データもすべて削除されます。

復元方法

  1. サイトの「ゴミ箱」を開く
  2. 削除したリストを選択
  3. 「復元」をクリック

ゴミ箱には93日間保持されます。
それを過ぎると完全に削除され、復元できなくなります。

まとめ

SharePointリストへのデータインポート方法をまとめます。

新しいリストを作成する場合

  1. Excelから: テーブル形式にして「テーブルをSharePointリストにエクスポート」
  2. CSVから: SharePointで「新規」→「リスト」→「CSVから」

既存のリストにデータを追加する場合

  1. 少量データ: グリッドビューでコピー&ペースト
  2. 大量データ: Microsoft Accessを使う
  3. 継続的: Power Automateで自動化

重要なポイント

  • Excelはテーブル形式に変換してから使う
  • 列の型(データ型)を正しく設定する
  • タイトル列は必須
  • 大量データは小分けにするか、専用ツールを使う
  • インポート後は必ずデータを確認する

よくあるエラーへの対処

  • 「必須列が空」→ タイトル列にデータを入れる
  • 「データ型が一致しない」→ Excel/リストの列の型を確認
  • 「インポートが完了しない」→ データ量を減らして再試行
  • 「先頭の0が消える」→ 文字列形式に変更

SharePointリストは、大量のデータを整理・管理するのに非常に便利です。
最初は戸惑うかもしれませんが、一度覚えてしまえば、データ管理が格段に効率化されます。

まずは小さなデータでテストして、操作に慣れることから始めましょう。

参考情報

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