SharePoint Onlineを組織全体で効果的に管理するには、SharePoint管理センターの理解が不可欠です。
サイトの作成、権限設定、共有ポリシー、ストレージ管理など、SharePoint環境全体を統制する中心的な役割を担います。
この記事では、SharePoint管理センターの基本から、アクセス方法、主要機能、設定のベストプラクティスまで詳しく解説します。
SharePoint管理センターとは

SharePoint管理センターは、組織のSharePoint Online環境を一元管理するための管理ポータルです。
基本的な役割
SharePoint管理センターを通じて、管理者は以下の操作を実行できます。
主な機能:
- サイトの作成と管理
- ユーザーアクセス権限の設定
- 共有ポリシーの設定
- ストレージ容量の管理
- セキュリティ設定の構成
- レポートとアナリティクスの確認
Microsoft 365管理センターとの違い
SharePoint管理センターとMicrosoft 365管理センターは、役割が異なります。
Microsoft 365管理センター
対象範囲:
- Microsoft 365全体の管理
- SharePoint、Teams、Exchange、OneDriveなどすべてのアプリケーション
主な機能:
- ユーザーの追加・削除
- ライセンスの割り当て
- 組織全体の設定
- 請求管理
- サポートへの問い合わせ
SharePoint管理センター
対象範囲:
- SharePoint Onlineの管理に特化
主な機能:
- SharePointサイトの詳細管理
- サイトコレクションの作成・削除
- 共有設定の詳細構成
- ストレージ制限の設定
- 用語ストアの管理
関係性:
Microsoft 365管理センターが親、SharePoint管理センターが子の関係です。
Microsoft 365管理センターからSharePoint管理センターにアクセスします。
SharePoint管理センターへのアクセス方法
SharePoint管理センターにアクセスするには、適切な権限が必要です。
前提条件
1. 必要なアカウント
- Microsoftの企業アカウント
- SharePoint管理者またはグローバル管理者の権限
2. 必要なライセンス
Microsoft 365の有料プランが必要です。
対応プラン:
- Microsoft 365 Business Basic
- Microsoft 365 Business Standard
- Microsoft 365 E3/E5
- Office 365 E3/E5
アクセス手順
SharePoint管理センターへのアクセス手順を詳しく解説します。
ステップ1: Microsoft 365にサインイン
- https://www.office.com にアクセス
- 企業アカウントでサインイン
- メールアドレス(または電話番号、Skype)とパスワードを入力
ステップ2: Microsoft 365管理センターを開く
- 左側のメニューから「管理」をクリック
- Microsoft 365管理センターが開く
注意:
「管理」メニューが表示されない場合は、管理者権限が付与されていない可能性があります。
IT管理者に権限の確認を依頼してください。
ステップ3: SharePoint管理センターへ移動
- Microsoft 365管理センターの左メニューで「すべて表示」をクリック
- 「管理センター」セクションまでスクロール
- 「SharePoint」をクリック
- SharePoint管理センターが開く
二段階認証の設定
初回アクセス時に「アクションが必要」と表示される場合があります。
二段階認証を設定する場合
- 「次へ」をクリック
- Microsoft Authenticatorアプリをスマートフォンにインストール
- 画面の指示に従って設定を完了
後で設定する場合
- 「後で尋ねる」をクリック
- すぐにSharePoint管理センターにアクセス可能
推奨:
セキュリティ強化のため、二段階認証の設定を推奨します。
直接URLでアクセス
SharePoint管理センターには、直接URLでもアクセスできます。
URL:
https://テナント名-admin.sharepoint.com/_layouts/15/online/AdminHome.aspx
例:
テナント名が「contoso」の場合:
https://contoso-admin.sharepoint.com/_layouts/15/online/AdminHome.aspx
管理者の種類と権限
Microsoft 365には、複数の管理者ロールがあります。
1. グローバル管理者
Microsoft 365で最上位の管理権限を持ちます。
主な権限
- すべてのMicrosoft 365サービスへのフルアクセス
- ユーザーの追加・削除
- すべてのユーザーのパスワードリセット
- ライセンスの割り当て
- 他の管理者ロールの割り当て
- SharePoint管理センターへのアクセス
注意点
セキュリティリスク:
グローバル管理者の数は最小限に抑えることが推奨されます。
推奨:
- 2~4名程度
- 緊急時のみ使用
- 日常業務は専門管理者を使用
2. SharePoint管理者
SharePoint環境に特化した管理者です。
主な権限
- SharePoint管理センターへのアクセス
- サイトの作成と管理
- サイト管理者の指定
- 共有設定の管理
- Microsoft 365グループの管理
- ストレージ制限の設定
制限事項
- SharePoint以外のMicrosoft 365設定は変更不可
- ユーザーの追加・削除はできない
- ライセンスの割り当てはできない
サイトへの自動アクセス
注意:
SharePoint管理者は、すべてのサイトに自動的にアクセスできるわけではありません。
必要に応じて、自分自身にアクセス権を付与する必要があります。
3. サイト管理者
個別のサイトを管理する権限を持ちます。
主な権限
- 特定サイトの設定変更
- サイトメンバーの追加・削除
- サイトコンテンツの管理
- サイトのデザイン変更
特徴
- Microsoft 365の管理者ロール不要
- SharePoint管理センターへのアクセス不要
- サイト単位での権限付与
4. 用語ストア管理者
用語ストアを管理する専門的なロールです。
主な権限
- 用語セットの作成・編集
- 用語の追加・変更
- 用語グループの管理
用語ストアとは:
組織全体で使用する共通用語のディレクトリです。
メタデータの一貫性を保つために使用します。
管理者ロールの割り当て
割り当て方法
- Microsoft 365管理センターを開く
- 「ユーザー」→「アクティブなユーザー」を選択
- 対象ユーザーを選択
- 「ロールの管理」をクリック
- 「SharePoint管理者」を選択
- 「変更を保存」をクリック
注意:
ロール変更後、反映まで約1時間かかる場合があります。
SharePoint管理センターの主要機能
SharePoint管理センターの左側のナビゲーションに表示される主要機能を解説します。
1. ホーム(ダッシュボード)
SharePoint管理センターのトップページです。
主な情報
サイト検索:
- 組織内のすべてのSharePointサイトを検索
- サイト名、URLで検索可能
ストレージ使用状況:
- 使用中のストレージ容量
- 残りの利用可能容量
- グラフィカルな表示
メッセージセンター:
- Microsoftからの最新情報
- SharePointの機能更新
- サーバー状態の通知
サービス正常性:
- SharePoint Onlineの稼働状況
- インシデント情報
- 計画メンテナンス情報
2. サイト
SharePointサイトを管理する中心的な機能です。
アクティブなサイト
現在利用可能なすべてのサイトが表示されます。
表示される情報:
- サイト名
- URL
- 作成日
- 作成者
- プライマリ管理者
- ストレージ使用量
- 最終アクティビティ日
- テンプレートの種類
実行可能な操作:
- サイトの作成
- サイト管理者の追加・削除
- ストレージ制限の変更
- サイト名・URLの変更
- サイトの削除
- ハブサイトへの登録・関連付け
- 共有設定の変更
ビューのカスタマイズ:
SharePoint管理センターには、いくつかの標準ビューがあります。
- すべてのサイト
- Teamsに接続されたサイト
- Microsoft 365グループサイト
- グループのないサイト
- クラシックサイト
- 最大のサイト
- アクティブでないサイト
- 最も人気のある共有サイト
カスタムビューの作成:
- 列をカスタマイズ
- 並べ替えとフィルターを適用
- 「ビューに名前を付けて保存」を選択
- ビュー名を入力
- デフォルトビューとして設定可能
削除されたサイト
削除されたが完全には消去されていないサイトが表示されます。
復元期間:
- チームサイト・コミュニケーションサイト: 93日間
- Teamsチャネルサイト: 30日間(Teamsから復元)
実行可能な操作:
- サイトの復元
- 完全削除
注意:
復元期間を過ぎると、サイトは完全に削除され復元できません。
3. ポリシー
組織全体のSharePoint利用ポリシーを設定します。
共有
外部共有の設定を管理します。
共有レベル(最も制限が緩い → 最も制限が厳しい):
- すべてのユーザー
- 認証なしのゲストリンク(Anyoneリンク)を許可
- 新規および既存のゲストユーザーを許可
- 新規および既存のゲスト
- ゲストユーザーはサインインが必要
- Anyoneリンクは不可
- 既存のゲスト
- すでに組織のディレクトリにいるゲストのみ
- 自分の組織内のユーザーのみ
- 外部共有を完全に無効化
詳細設定:
- ゲストがファイル所有者でないファイルを共有できるようにする
- Anyoneリンクに有効期限を設定
- Anyoneリンクのアクセス許可(表示のみ/編集可能)
- ドメインによる共有の制限
推奨設定:
- 外部共有を完全に無効化するのではなく、「新規および既存のゲスト」を推奨
- 監視とコントロールを実施
アクセス制御
SharePointへのアクセスを制御します。
設定項目:
- 管理されていないデバイス: アクセスをブロックまたは制限
- ネットワークの場所: IPアドレス範囲でアクセス制御
- アイドル時間: 自動サインアウトの設定
4. 設定
SharePoint全体の詳細設定を行います。
タイムゾーン
すべてのサイトのデフォルトタイムゾーンを設定します。
デフォルト:
太平洋標準時(米国)
推奨:
組織の所在地に合わせて変更
- 日本: (UTC+09:00) 大阪、札幌、東京
注意:
ユーザーがライセンスを持っている場合、個人のタイムゾーン設定が優先されます。
サイト作成
ユーザーによるサイト作成の許可を設定します。
オプション:
- ユーザーが新しいサイトを作成できるようにする
- サイト作成を管理者のみに制限
ページ
SharePointページの機能を設定します。
設定項目:
- コメントの有効化
- ソーシャルWeb パーツの有効化
通知
SharePointからの通知設定を管理します。
5. コンテンツサービス
SharePointのコンテンツ関連機能を管理します。
用語ストア
組織全体で使用する共通用語を管理します。
機能:
- 用語セットの作成
- 用語の階層構造の定義
- メタデータの一貫性確保
用語ストア管理者の設定:
- SharePoint管理センター→「設定」→「用語ストア」
- 「用語ストア管理者」に自分を追加
ユーザープロファイル
ユーザー情報と個人用サイトを管理します。
管理項目:
- ユーザープロファイルのプロパティ
- OneDrive管理者の追加・削除
- 一部ユーザーのOneDrive作成を無効化
レコード管理
レコードセンターサイトでレコードを管理します。
機能:
- アーカイブの管理
- コンプライアンス対応
- 保持ポリシーの設定
Business Connectivity Services(BCS)
外部データソースとの接続を管理します。
接続可能なデータソース:
- Azure SQLデータベース
- WCF Webサービス
- その他の外部システム
Secure Store
BCS接続用の資格情報を安全に保存します。
6. 移行
オンプレミスSharePointからSharePoint Onlineへの移行を支援します。
移行マネージャー
機能:
- ファイル共有からMicrosoft 365への移行
- 移行タスクの管理
- 進行状況の監視
SharePoint移行ツール(SPMT)
対象:
- SharePoint Server 2010
- SharePoint Server 2013
- SharePoint Server 2016
- SharePoint Server 2019
特徴:
- 無料ツール
- 使いやすいインターフェース
- 大量データの移行に対応
7. レポート
SharePoint Onlineの使用状況を確認します。
サイト使用状況レポート
確認できる情報:
- サイト別のアクティビティ
- ファイル数
- ストレージ使用量
- ページビュー数
- 一意の訪問者数
Microsoft 365管理センターへのリンク
より詳細なレポートは、Microsoft 365管理センターで確認できます。
SharePoint管理センターでの主な操作

実際の運用で頻繁に行う操作を解説します。
サイトの作成
手順
- SharePoint管理センター→「サイト」→「アクティブなサイト」
- 「作成」をクリック
- サイトの種類を選択
- チームサイト(コラボレーション用)
- コミュニケーションサイト(情報発信用)
- サイト名を入力
- サイトアドレスを入力
- 言語を選択
- サイト所有者を指定
- 「完了」をクリック
サイト管理者の追加
手順
- SharePoint管理センター→「サイト」→「アクティブなサイト」
- 対象サイトを選択(左側の列をクリック)
- 「メンバーシップ」をクリック
- 管理者セクションで「追加」をクリック
- ユーザーを検索して選択
- 「保存」をクリック
ロールの種類
プライマリ管理者:
- サイトの主要な管理者
- 1名のみ
追加の管理者:
- 複数名指定可能
- プライマリ管理者と同等の権限
グループ所有者(Microsoft 365グループサイトの場合):
- グループレベルでの所有者
- サイトの管理権限を持つ
ストレージ制限の変更
手順
- SharePoint管理センター→「サイト」→「アクティブなサイト」
- 対象サイトを選択
- 「ストレージ」タブを選択
- 「ストレージ制限の編集」をクリック
- 新しい制限値を入力(GB単位)
- 「保存」をクリック
デフォルト:
サイトごとに25TBまで
推奨:
組織全体のストレージ容量を考慮して設定
外部共有設定の変更
組織レベルの設定
- SharePoint管理センター→「ポリシー」→「共有」
- SharePointのスライダーを調整
- OneDriveのスライダーを調整(SharePointより制限を緩くできない)
- 「保存」をクリック
サイトレベルの設定
- SharePoint管理センター→「サイト」→「アクティブなサイト」
- 対象サイトを選択
- 「ポリシー」タブ→「外部共有の編集」
- 共有レベルを選択(組織レベルより制限を緩くできない)
- 「保存」をクリック
ハブサイトの登録
ハブサイトは、複数のサイトをグループ化する親サイトです。
手順
- SharePoint管理センター→「サイト」→「アクティブなサイト」
- ハブにするサイトを選択
- 「ハブ」→「ハブサイトとして登録」をクリック
- ハブ名を入力
- 「保存」をクリック
ハブサイトへの関連付け
- 関連付けるサイトを選択
- 「ハブ」→「ハブサイトに関連付ける」
- 関連付けるハブサイトを選択
- 「保存」をクリック
SharePoint管理のベストプラクティス
効果的なSharePoint管理のためのベストプラクティスです。
1. セキュリティとアクセス管理
定期的な権限の見直し
頻度: 四半期ごと
確認項目:
- サイト管理者の適切性
- 外部ユーザーのアクセス権
- 不要になったゲストユーザーの削除
実施方法:
- SharePoint管理センター→「サイト」→「アクティブなサイト」
- 各サイトの「メンバーシップ」を確認
- 不要な権限を削除
外部共有ポリシーの明確化
ガイドラインの策定:
- 外部共有が許可される場合
- Anyoneリンクの使用ルール
- 有効期限の設定
ユーザー教育:
- 外部共有のリスク
- 安全な共有方法
- コンプライアンス要件
2. ストレージ管理
定期的な利用状況確認
頻度: 月次
確認項目:
- ストレージ使用量の推移
- 使用量の多いサイト
- 休眠サイトの特定
対策:
- 不要なサイトの削除
- アーカイブポリシーの策定
- ユーザーへの啓発
最終アクセス日の確認
- SharePoint管理センター→「サイト」→「アクティブなサイト」
- 「最終アクティビティ」列を確認
- 長期間アクセスのないサイトを特定
基準:
- 6ヶ月以上アクセスなし → 所有者に確認
- 1年以上アクセスなし → アーカイブまたは削除検討
3. 監査とコンプライアンス
監査ログの活用
SharePointの監査ログで、不審なアクティビティを監視します。
確認項目:
- ファイルのダウンロード
- 権限の変更
- サイトの削除
- 外部共有の設定変更
確認方法:
- Microsoft 365管理センター→「監査」
- 検索条件を設定(日付、ユーザー、アクティビティ)
- 「検索」をクリック
- 結果を分析
データ損失防止(DLP)ポリシー
設定場所:
Microsoft Purview コンプライアンスポータル
機能:
- 機密情報の検出
- 自動的な保護措置
- ポリシー違反の通知
4. ガバナンスとライフサイクル管理
サイト命名規則の策定
推奨:
- 部門名-プロジェクト名-年度
- 例: 営業部-顧客管理-2025
メリット:
- サイトの識別が容易
- 検索しやすい
- 管理が効率的
サイトライフサイクルポリシー
策定項目:
- サイト作成の承認プロセス
- サイトの定期レビュー
- アーカイブ基準
- 削除基準
5. パフォーマンス最適化
CDNの有効化
Microsoft 365 CDN(コンテンツ配信ネットワーク)を有効化します。
メリット:
- 静的コンテンツの高速配信
- サーバー負荷の軽減
- グローバル展開時に効果的
設定方法:
SharePoint Online Management Shellから実行(PowerShell)
サイトページのパフォーマンス監視
SharePoint用ページ診断ツールを使用します。
ダウンロード:
Chromeまたは Microsoft Edgeブラウザ拡張機能
機能:
- ページ読み込み時間の分析
- パフォーマンスボトルネックの特定
- 改善提案
6. ユーザーサポートとトレーニング
ヘルプデスクの準備
よくある問い合わせ:
- サイトへのアクセス方法
- ファイルの共有方法
- 権限エラーの対処法
推奨:
- FAQページの作成
- SharePoint利用ガイドの整備
- 動画マニュアルの作成
ユーザートレーニング
基本トレーニング:
- SharePointの基本操作
- ファイルのアップロード・ダウンロード
- 共同編集の方法
管理者トレーニング:
- サイト管理者の役割
- 権限設定の方法
- トラブルシューティング
トラブルシューティング
SharePoint管理センターでよくある問題と解決策です。
問題1: 管理センターにアクセスできない
症状
「管理」メニューが表示されない
原因
管理者権限が付与されていない
解決策
- IT管理者(グローバル管理者)に連絡
- SharePoint管理者ロールまたはグローバル管理者ロールの付与を依頼
- 約1時間後に再度アクセス
問題2: サイトが一覧に表示されない
症状
作成したはずのサイトが「アクティブなサイト」に表示されない
原因
特定のURLまたはテンプレートのサイトは表示されない
表示されないサイト:
- 個人用サイト(/personal/)
- アプリカタログサイト(/sites/apps)
- 検索センターサイト
- コンテンツタイプハブ
解決策
該当するサイトの場合は、直接URLでアクセスします。
問題3: サイト管理者を追加できない
症状
「メンバーシップ」から管理者を追加しようとするとエラーが出る
原因
- ユーザーがライセンスを持っていない
- ユーザーが外部ゲスト
解決策
ライセンスの確認:
- Microsoft 365管理センター→「ユーザー」→「アクティブなユーザー」
- 対象ユーザーを選択
- 「ライセンスとアプリ」タブを確認
- 必要に応じてライセンスを割り当て
問題4: 削除したサイトを復元できない
症状
「削除されたサイト」に表示されない
原因
- 復元期間(93日)を過ぎて完全削除された
- Teamsチャネルサイトの場合、30日以上経過
解決策
復元期間内の場合:
- SharePoint管理センター→「サイト」→「削除されたサイト」
- 対象サイトを選択
- 「復元」をクリック
復元期間を過ぎた場合:
残念ながら復元不可能です。
バックアップがある場合は、それを使用します。
問題5: 外部共有ができない
症状
外部ユーザーと共有しようとするとエラーが出る
原因
組織レベルまたはサイトレベルで外部共有が無効化されている
解決策
組織レベルの確認:
- SharePoint管理センター→「ポリシー」→「共有」
- SharePointの共有レベルを確認
- 必要に応じて「新規および既存のゲスト」に変更
サイトレベルの確認:
- SharePoint管理センター→「サイト」→「アクティブなサイト」
- 対象サイトを選択
- 「ポリシー」タブ→「外部共有の編集」
- 共有レベルを確認・変更
問題6: ストレージ容量が足りない
症状
「ストレージ容量の上限に達しました」というメッセージが表示される
解決策
方法1: 不要なファイルを削除
- ストレージ使用量の多いサイトを特定
- 不要なファイルを削除
- ごみ箱を空にする
方法2: ストレージ容量の追加購入
- Microsoft 365管理センター→「課金」→「サービスを購入する」
- 「SharePoint ストレージ」を検索
- 追加容量を購入(1GBずつ)
方法3: サイトをアーカイブ
- アクティブでないサイトを特定
- 必要なファイルをエクスポート
- サイトを削除
まとめ
SharePoint管理センターは、組織のSharePoint Online環境を管理する中心的なツールです。
重要なポイント:
- アクセス方法を理解する
- Microsoft 365管理センター経由でアクセス
- SharePoint管理者またはグローバル管理者の権限が必要
- 直接URLでもアクセス可能
- 管理者ロールを適切に割り当てる
- グローバル管理者は最小限に
- SharePoint管理者を日常業務に使用
- サイト管理者を適切に配置
- 主要機能を活用する
- サイト管理: 作成、削除、権限設定
- ポリシー: 共有設定、アクセス制御
- 設定: タイムゾーン、サイト作成権限
- コンテンツサービス: 用語ストア、ユーザープロファイル
- レポート: 使用状況の監視
- セキュリティを優先する
- 定期的な権限の見直し
- 外部共有ポリシーの明確化
- 監査ログの確認
- DLPポリシーの実装
- ストレージを適切に管理する
- 定期的な利用状況確認
- 休眠サイトの特定と削除
- ストレージ制限の設定
- ガバナンスを確立する
- サイト命名規則
- サイトライフサイクルポリシー
- 承認プロセス
- パフォーマンスを最適化する
- CDNの有効化
- ページ診断ツールの活用
- 定期的な監視
- ユーザーをサポートする
- トレーニングの提供
- FAQとガイドの整備
- ヘルプデスクの準備
SharePoint管理センターを効果的に活用することで、組織全体のコラボレーションとデータ管理を安全かつ効率的に実現できます。
定期的な見直しと改善を行い、ユーザーにとって使いやすく、管理者にとって管理しやすいSharePoint環境を構築しましょう。

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