「SharePoint Onlineって何?」
「Microsoft 365を契約したけど、SharePointをどう使えばいいかわからない」
SharePoint Onlineは、Microsoft 365に含まれる強力な情報共有ツールです。
しかし、多機能すぎて何から始めればいいか迷う人も多いでしょう。
この記事では、SharePoint Onlineとは何か、どんなことができるのか、どんなメリットがあるのかを、初心者にもわかりやすく解説します。
具体的な活用事例や、OneDrive・Teamsとの違いも紹介するので、自社での導入や活用の参考にしてください。
- SharePoint Onlineとは?
- SharePoint OnlineとSharePoint Serverの違い
- SharePoint Onlineの主な機能
- SharePoint Onlineのメリット
- OneDrive・Teamsとの違い
- SharePoint Onlineの料金プラン
- SharePoint Onlineの活用事例
- SharePoint Onlineを始める方法
- よくある質問
- Q1: SharePoint OnlineとSharePoint Serverはどちらを選ぶべきですか?
- Q2: SharePointは難しくないですか?
- Q3: SharePointにはどれくらいのデータを保存できますか?
- Q4: モバイルからも使えますか?
- Q5: 社外の人とファイルを共有できますか?
- Q6: OneDriveとSharePointを併用する必要はありますか?
- Q7: Teamsがあれば、SharePointは不要では?
- Q8: SharePointにバックアップ機能はありますか?
- Q9: SharePointでワークフローを作成するには?
- Q10: SharePointの導入には何日かかりますか?
- まとめ
- 参考情報
SharePoint Onlineとは?

SharePoint Onlineは、Microsoft 365に含まれるクラウド型の情報共有・コラボレーションプラットフォームです。
簡単に言うと
- ファイルを共有・管理できるクラウドストレージ
- 社内ポータルサイトを作成できる
- チームで情報を共有・管理できる
- インターネットがあればどこからでもアクセスできる
Microsoft 365を契約していれば、追加料金なしで利用できます。
SharePointの歴史
SharePointは2001年に誕生し、20年以上の歴史を持つ製品です。
現在では、世界中の20万以上の組織で、1億9000万人以上が利用しています。
当初は文書管理やコラボレーションツールとして始まりましたが、現在では企業のデジタルワークプレイスの中核を担う総合プラットフォームに進化しています。
SharePoint OnlineとSharePoint Serverの違い
SharePointには、大きく分けて2種類があります。
SharePoint Online(クラウド型)
クラウド上で動作するSharePointです。
特徴
- インターネット経由でどこからでもアクセス可能
- サーバーの管理やメンテナンスはMicrosoftが実施
- 常に最新の機能が利用できる
- 初期費用が不要
- Microsoft 365に含まれている
向いている企業
- 中小企業
- リモートワークを推進している企業
- IT部門のリソースが限られている企業
- 素早く導入したい企業
SharePoint Server(オンプレミス型)
自社のサーバーにインストールして使うSharePointです。
特徴
- 社内ネットワークで動作
- サーバーの管理・メンテナンスは自社で実施
- カスタマイズの自由度が高い
- 初期投資とランニングコストが必要
- 最新版はSharePoint Server Subscription Edition
向いている企業
- 大企業
- 高度なセキュリティが必要な企業
- データを社内で管理したい企業
- 既存システムと深く統合したい企業
現在、Microsoftの開発リソースの多くはSharePoint Onlineに向けられており、新機能の多くはOnlineが先行して提供されます。
SharePoint Onlineの主な機能
SharePoint Onlineには、さまざまな機能があります。
ここでは、代表的な機能を紹介します。
1. ポータルサイト作成
社内向けのWebサイト(ポータルサイト)を簡単に作成できます。
作成できるサイトの種類
チームサイト
特定のチームやプロジェクト向けのサイトです。
メンバー間でファイルや情報を共有します。
Microsoft Teamsでチームを作成すると、自動的にチームサイトも作成されます。
コミュニケーションサイト
全社や部門全体に情報を発信するサイトです。
ニュース、お知らせ、社内規定などを掲載します。
ハブサイト
複数のサイトをまとめて管理できるサイトです。
関連するサイトをグループ化して、ナビゲーションを統一できます。
作成方法
- テンプレートを選んで作成
- ドラッグ&ドロップで簡単に編集
- プログラミング知識は不要
2. ドキュメントライブラリ(ファイル共有)
ファイルをクラウド上に保存し、チームで共有できます。
できること
- ファイルのアップロード・ダウンロード
- フォルダの作成・整理
- アクセス権限の設定
- バージョン履歴の管理
- 複数人での同時編集
- ファイルのチェックイン・チェックアウト
対応ファイル
- Word、Excel、PowerPoint
- 画像ファイル
- 動画ファイル
- その他、ほぼすべてのファイル形式
ストレージ容量
- 組織全体で1TB
- ユーザー1人あたり10GB追加
- 合計: 1TB + (ユーザー数 × 10GB)
例: 100人の組織 → 1TB + 1TB = 2TB
3. リスト機能
Excelの表のようにデータを管理できます。
使用例
- タスク管理
- 問い合わせ管理
- 顧客リスト
- 在庫管理
- イベント管理
Excelとの違い
- 複数人で同時にアクセス・編集できる
- データの種類に応じた列を設定できる(テキスト、数値、日付、選択肢、ユーザーなど)
- ビュー(表示形式)を複数作成できる
- 権限を細かく設定できる
4. ページ機能
Webページを作成できます。
できること
- テキスト、画像、動画の配置
- Webパーツの追加(カレンダー、ニュース、ドキュメントなど)
- レイアウトのカスタマイズ
- モバイル対応のレスポンシブデザイン
使用例
- 部署のホームページ
- プロジェクトの進捗報告ページ
- 社内マニュアル
- FAQ
5. 検索機能
SharePoint内のあらゆる情報を検索できます。
検索できる範囲
- ドキュメント(ファイルの中身も検索)
- リスト
- サイト
- ページ
- OneDrive for Business
- Microsoft Teams
検索の特徴
- 全文検索が可能
- メタデータ(タグ)での絞り込み
- ファイルの種類や日付での絞り込み
- AI機能による関連性の高い結果の表示
6. バージョン管理
ファイルの変更履歴を自動保存します。
できること
- 過去のバージョンを確認
- 以前のバージョンに復元
- 誰がいつ変更したかを確認
- 変更内容の比較
メリット
- 誤って上書きしても復元できる
- ファイルの変更履歴を追跡できる
- 監査証跡として利用できる
7. ワークフロー機能
業務プロセスを自動化できます。
標準のワークフロー
- 承認ワークフロー(稟議、申請など)
- フィードバック収集
- 署名収集
Power Automateとの連携
より高度な自動化が可能です。
自動化できる例
- ファイルがアップロードされたら通知
- 承認フローの自動化
- 他のシステムとのデータ連携
- 定期的なレポート作成
8. アンケート機能
簡単にアンケートを作成・収集できます。
回答形式
- 選択肢(単一選択・複数選択)
- 数値入力
- 自由記述
- 日付選択
使用例
- 社内意識調査
- イベント出欠確認
- 顧客満足度調査
- プロジェクトフィードバック
9. アクセス権限の管理
情報へのアクセスを細かく制御できます。
権限レベル
- フルコントロール: すべての操作が可能
- デザイン: サイトのデザイン変更が可能
- 編集: コンテンツの編集が可能
- 投稿: コンテンツの追加・編集が可能
- 読み取り: 閲覧のみ可能
設定できる単位
- サイト全体
- ドキュメントライブラリ
- フォルダ
- 個別ファイル
- リスト
- リストアイテム
10. モバイルアプリ
スマートフォン・タブレットからアクセスできます。
できること
- ファイルの閲覧・編集
- サイトの閲覧
- 検索
- 通知の受信
- オフライン閲覧(一部)
対応OS
- iOS
- Android
SharePoint Onlineのメリット
SharePoint Onlineを導入すると、どんなメリットがあるのでしょうか。
1. 情報の一元管理
組織内の情報を1か所に集約できます。
メリット
- 必要な情報がすぐに見つかる
- 情報の散在を防げる
- 情報の最新版を共有できる
- ファイルサーバーの代替になる
従来の課題を解決
- ファイルがどこにあるかわからない → 検索機能で素早く発見
- バージョンがわからない → 常に最新版を共有
- 誰が持っているかわからない → 中央で管理
2. リモートワークに対応
インターネット環境があれば、どこからでもアクセスできます。
利用シーン
- 自宅からのリモートワーク
- 出張先・外出先
- カフェなどのコワーキングスペース
- 海外からのアクセス
対応デバイス
- Windows PC
- Mac
- スマートフォン(iOS / Android)
- タブレット(iPad / Androidタブレット)
3. リアルタイムでの共同編集
複数人が同時にファイルを編集できます。
できること
- Word、Excel、PowerPointをブラウザ上で編集
- 同時に複数人が編集
- 変更内容がリアルタイムで反映
- 誰が編集しているかが表示される
メリット
- ファイルのやり取りが不要
- 最新版の管理が楽
- 作業効率が向上
- メールでのファイル送信が減る
4. セキュリティの強化
エンタープライズレベルのセキュリティを利用できます。
セキュリティ機能
- データの暗号化(転送時・保存時)
- 多要素認証(MFA)
- アクセス権限の細かい設定
- データ損失防止(DLP)
- 監査ログ
- バックアップ機能
コンプライアンス対応
- GDPR
- ISO 27001
- SOC 2
- HIPAA
Microsoftがセキュリティ対策とアップデートを実施するため、常に最新のセキュリティを維持できます。
5. 初期費用・運用コストの削減
オンプレミス型と比較して、大幅にコストを削減できます。
削減できるコスト
- サーバー購入費用
- サーバー設置場所
- 電気代
- サーバー管理者の人件費
- メンテナンス費用
- バックアップ設備
月額料金のみ
Microsoft 365の月額料金に含まれているため、追加料金は不要です。
6. Office製品との連携
Word、Excel、PowerPointなどとシームレスに連携します。
連携例
- SharePoint上でOfficeファイルを直接編集
- Outlookでスケジュール管理
- Teamsでファイル共有
- OneDriveと同期
メリット
- 使い慣れたツールで作業できる
- 特別な設定やツールが不要
- 学習コストが低い
7. 業務の効率化
さまざまな機能により、業務を効率化できます。
効率化の例
- ワークフローで承認業務を自動化
- 検索機能で情報をすぐに発見
- テンプレートで素早くサイト作成
- モバイルアプリで外出先から作業
削減できる時間
- ファイルを探す時間
- メールでのファイル送受信の時間
- 承認待ちの時間
- 会議の時間(情報共有の会議が減る)
8. スケーラビリティ
組織の成長に合わせて柔軟に拡張できます。
拡張できる要素
- ユーザー数
- ストレージ容量
- サイト数
- 機能
メリット
- 小規模から始められる
- 大規模になっても対応できる
- インフラの再構築が不要
OneDrive・Teamsとの違い
SharePoint Onlineは、OneDriveやTeamsとどう違うのでしょうか。
SharePoint Online vs OneDrive for Business
OneDriveもSharePoint Onlineも、どちらもファイルを保存・共有できます。
しかし、用途が異なります。
| 項目 | SharePoint Online | OneDrive for Business |
|---|---|---|
| 用途 | 組織・チーム向け | 個人向け |
| 主な使い方 | チームでの情報共有 | 個人ファイルの保存 |
| ポータルサイト | 作成可能 | 作成不可 |
| アクセス権限 | 細かく設定可能 | シンプル |
| ストレージ | 組織全体で共有 | 個人ごとに割り当て |
| 同期 | 可能 | 可能 |
| ワークフロー | 利用可能 | 利用不可 |
使い分けの例
- OneDrive: 個人の作業ファイル、下書き、一時ファイル
- SharePoint: チームの共有資料、正式文書、部門資料、プロジェクト資料
技術的な関係
実は、OneDrive for BusinessはSharePointの技術をベースに作られています。
OneDriveの各ユーザーには、SharePointの個人用サイトが割り当てられています。
SharePoint Online vs Microsoft Teams
TeamsとSharePoint Onlineも、どちらも情報共有やコラボレーションに使えます。
| 項目 | SharePoint Online | Microsoft Teams |
|---|---|---|
| 主な用途 | 情報管理・共有 | コミュニケーション |
| 対象 | 大規模・不特定多数 | 個人・チーム |
| チャット | なし | あり |
| ビデオ会議 | なし | あり |
| ファイル共有 | あり | あり(実体はSharePoint) |
| ポータルサイト | 作成可能 | 作成不可 |
| 掲示板 | あり | なし |
| リアルタイム性 | 低い | 高い |
使い分けの例
- SharePoint: 全社への告知、正式な情報共有、ドキュメント管理
- Teams: 日常的なコミュニケーション、会議、カジュアルな情報共有
連携
SharePointとTeamsは深く連携しています。
Teamsでチームを作成すると、自動的にSharePointのチームサイトも作成されます。
Teamsでファイルを共有すると、実際にはSharePointに保存されます。
3つのツールの関係図
【個人の作業】
OneDrive for Business
↓
【チームのコラボレーション】
Microsoft Teams ← 連携 → SharePoint チームサイト
↓
【組織全体への情報発信】
SharePoint コミュニケーションサイト
ベストプラクティス
- 個人の作業ファイルはOneDriveに保存
- チームでの日常的なやり取りはTeamsで実施
- チームの重要文書はTeamsを通じてSharePointに保存
- 組織全体への情報発信はSharePointのコミュニケーションサイトで実施
SharePoint Onlineの料金プラン
SharePoint Onlineは、単体でも利用できますが、通常はMicrosoft 365の一部として利用します。
Microsoft 365に含まれる
以下のMicrosoft 365プランには、SharePoint Onlineが含まれています。
一般企業向け
- Microsoft 365 Business Basic: 月額750円/ユーザー
- Microsoft 365 Business Standard: 月額1,560円/ユーザー
- Microsoft 365 Business Premium: 月額2,750円/ユーザー
大企業向け
- Microsoft 365 E3: 月額4,500円/ユーザー
- Microsoft 365 E5: 月額7,130円/ユーザー
教育機関向け
- Microsoft 365 A1: 無料
- Microsoft 365 A3: 有料
- Microsoft 365 A5: 有料
※価格は2025年1月時点のものです。最新の価格はMicrosoftの公式サイトでご確認ください。
SharePoint Online単体プラン
SharePoint Onlineだけを利用したい場合、単体プランもあります。
- SharePoint Online (Plan 1): 月額650円/ユーザー
- SharePoint Online (Plan 2): 月額1,310円/ユーザー
Plan 1とPlan 2の違い
- Plan 2: より高度な機能が利用可能(コンプライアンス機能、高度な分析など)
おすすめ
通常はMicrosoft 365を契約する方がお得です。
Microsoft 365には、Office アプリ(Word、Excel、PowerPoint)、Teams、OneDriveなども含まれます。
SharePoint Onlineの活用事例
実際に、SharePoint Onlineはどのように活用されているのでしょうか。
1. 社内ポータルサイト
全社員がアクセスする情報のハブとして活用します。
掲載する情報
- 社内ニュース
- 経営メッセージ
- 社内規定・マニュアル
- 各部署へのリンク
- 社内イベント情報
- FAQ
- 休暇申請フォーム
メリット
- 情報が一か所に集約される
- 最新情報がすぐに全社に届く
- 社員が自分で情報を探せる
- 問い合わせが減る
2. プロジェクト管理
プロジェクトごとにサイトを作成し、情報を管理します。
管理する情報
- プロジェクト計画書
- 議事録
- タスクリスト
- 進捗状況
- 成果物
- スケジュール
メリット
- プロジェクトメンバーが常に最新情報を確認できる
- 過去の情報を簡単に検索できる
- 情報の引き継ぎがスムーズ
3. ドキュメント管理
契約書、提案書、マニュアルなどを管理します。
管理できる文書
- 契約書
- 提案書
- 見積書
- 設計書
- 操作マニュアル
- 社内規定
メリット
- バージョン管理で変更履歴を追跡
- 承認ワークフローで稟議を自動化
- アクセス権限で機密情報を保護
- 検索機能で素早く発見
4. ナレッジ共有
社内のノウハウや知識を蓄積・共有します。
共有する情報
- 業務マニュアル
- トラブルシューティング
- ベストプラクティス
- 顧客事例
- 製品情報
メリット
- 属人化を防げる
- 新入社員の教育コストが下がる
- 同じ質問が減る
- 組織全体のスキルが向上
5. 部門サイト
各部門ごとにサイトを作成します。
営業部門
- 営業資料
- 顧客リスト
- 売上データ
- 競合分析
人事部門
- 就業規則
- 休暇申請フォーム
- 社員名簿
- 評価シート
IT部門
- システムマニュアル
- トラブルシューティング
- ライセンス管理
- IT資産管理
6. 外部との共有
社外のパートナーや顧客とも情報を共有できます。
共有する情報
- プロジェクト資料
- 納品物
- 仕様書
- 進捗報告
セキュリティ設定
- 外部ユーザーごとにアクセス権限を設定
- 有効期限を設定
- パスワード保護
- ダウンロード禁止
7. イントラネット構築
従来の社内イントラネットをSharePointで構築します。
機能
- 社内ニュース配信
- 部門ページ
- 社員ディレクトリ
- 社内検索
- リンク集
- カレンダー
メリット
- サーバー構築が不要
- HTMLの知識がなくても作成できる
- モバイル対応
- 常に最新の機能が使える
SharePoint Onlineを始める方法
SharePoint Onlineの利用を開始する手順を説明します。
1. Microsoft 365を契約
すでにMicrosoft 365を契約している場合は、この手順は不要です。
契約方法
- Microsoft公式サイトにアクセス
- プランを選択
- アカウント情報を入力
- 支払い方法を設定
- 契約完了
無料試用版
30日間の無料試用版もあります。
2. SharePointにアクセス
方法1: Microsoft 365ホームからアクセス
- office.comにアクセス
- サインイン
- アプリランチャー(9つの点)をクリック
- 「SharePoint」を選択
方法2: 直接アクセスhttps://組織名.sharepoint.comにアクセス
3. 最初のサイトを作成
手順
- 「+ サイトの作成」をクリック
- サイトの種類を選択(チームサイトorコミュニケーションサイト)
- サイト名を入力
- メンバーを追加(チームサイトの場合)
- 「完了」をクリック
数秒でサイトが作成されます。
4. コンテンツを追加
ページの追加
- 「+ 新規」→「ページ」
- ページ名を入力
- コンテンツを追加(テキスト、画像、Webパーツなど)
- 「発行」をクリック
ファイルのアップロード
- 「ドキュメント」をクリック
- ドラッグ&ドロップでファイルをアップロード
リストの作成
- 「+ 新規」→「リスト」
- リスト名を入力
- 列を追加
- データを入力
よくある質問
Q1: SharePoint OnlineとSharePoint Serverはどちらを選ぶべきですか?
ほとんどの場合、SharePoint Onlineがおすすめです。
SharePoint Onlineを選ぶべき企業
- 初期費用を抑えたい
- 素早く導入したい
- IT部門のリソースが限られている
- リモートワークを推進している
- 常に最新機能を使いたい
SharePoint Serverを選ぶべき企業
- データを社外に出せない規制がある
- 既存システムとの深い統合が必要
- 非常に高度なカスタマイズが必要
- インターネット接続が不安定な環境
Q2: SharePointは難しくないですか?
基本的な使い方は簡単です。
簡単にできること
- ファイルのアップロード・ダウンロード
- サイトの作成(テンプレート使用)
- ページの作成(ドラッグ&ドロップ)
- リストの作成(Excelに似た操作)
やや難しいこと
- 複雑なワークフローの作成
- 高度なカスタマイズ
- 権限設計
最初は簡単な機能から始めて、徐々に高度な機能を学ぶことをおすすめします。
Q3: SharePointにはどれくらいのデータを保存できますか?
ストレージ容量
- 組織全体: 1TB
- ユーザー1人あたり: 10GB追加
- 合計: 1TB + (ユーザー数 × 10GB)
例
- 10人の組織: 1TB + 100GB = 1.1TB
- 100人の組織: 1TB + 1TB = 2TB
- 1000人の組織: 1TB + 10TB = 11TB
追加購入
容量が足りない場合、追加購入も可能です。
ファイルサイズの上限
- 1ファイルあたり: 最大15GB(設定により250GB)
Q4: モバイルからも使えますか?
使えます。
対応デバイス
- iPhone / iPad
- Androidスマートフォン / タブレット
モバイルアプリでできること
- ファイルの閲覧・編集
- サイトの閲覧
- 検索
- 通知の受信
- カメラで撮影した写真をアップロード
制限
- サイトの作成・編集はできない(閲覧のみ)
- 一部の高度な機能は使えない
Q5: 社外の人とファイルを共有できますか?
できます。
共有方法
- 共有したいファイルを選択
- 「共有」をクリック
- メールアドレスを入力
- アクセス権限を設定
- 「送信」をクリック
セキュリティ設定
- 閲覧のみ / 編集可能
- 有効期限の設定
- パスワード保護
- ダウンロード禁止
組織の設定
管理者が外部共有を無効にしている場合、共有できません。
Q6: OneDriveとSharePointを併用する必要はありますか?
併用することをおすすめします。
使い分けの例
- OneDrive: 個人の作業ファイル、下書き
- SharePoint: チームで共有するファイル、正式文書
メリット
- 個人のファイルとチームのファイルが混ざらない
- ファイルの管理がしやすい
- 検索しやすい
OneDriveとSharePointは連携しているため、切り替えも簡単です。
Q7: Teamsがあれば、SharePointは不要では?
Teamsだけでは足りない場合があります。
Teamsが得意なこと
- リアルタイムコミュニケーション
- ビデオ会議
- チャット
- 小規模なファイル共有
SharePointが得意なこと
- 大規模な情報の管理・整理
- ポータルサイトの構築
- 全社への情報発信
- 高度なドキュメント管理
実際は
TeamsとSharePointは裏で連携しています。
Teamsでファイルを共有すると、実際にはSharePointに保存されます。
おすすめ
- 日常的なコミュニケーションはTeams
- 組織的な情報管理はSharePoint
Q8: SharePointにバックアップ機能はありますか?
基本的なバックアップ機能があります。
標準機能
- バージョン履歴: 過去のバージョンに復元可能
- ごみ箱: 削除したファイルを93日間保持
- サイトの復元: 削除したサイトを30日間保持
注意点
完全なバックアップではないため、重要なデータは以下の対策も検討してください。
追加対策
- 定期的にエクスポート
- サードパーティのバックアップサービスを利用
- 重要ファイルのローカルコピー保持
Q9: SharePointでワークフローを作成するには?
2つの方法があります。
方法1: 標準のワークフロー
SharePointに組み込まれている簡単なワークフローです。
利用できるワークフロー:
- 承認ワークフロー
- フィードバック収集
- 署名収集
方法2: Power Automateを使う
より高度で柔軟なワークフローを作成できます。
Power Automateの例
- ファイルがアップロードされたら通知
- 承認が完了したら別のシステムに登録
- 毎月自動でレポートを作成
どちらを使うべきか
- 簡単なワークフロー → 標準のワークフロー
- 複雑なワークフロー → Power Automate
Q10: SharePointの導入には何日かかりますか?
環境により異なりますが、最短で即日可能です。
スピード導入(1日〜1週間)
- テンプレートを使ってサイト作成
- 基本的なファイル共有から開始
- 段階的に機能を追加
標準導入(1〜3か月)
- 要件定義
- サイト設計
- コンテンツ移行
- ユーザートレーニング
- 本稼働
大規模導入(3か月〜)
- 詳細な設計
- カスタマイズ開発
- 既存システムとの統合
- 段階的ロールアウト
おすすめ
小さく始めて、徐々に拡大することをおすすめします。
まとめ
SharePoint Onlineは、Microsoft 365に含まれる強力な情報共有・コラボレーションプラットフォームです。
SharePoint Onlineでできること
- ポータルサイトの作成
- ファイルの共有・管理
- リストでのデータ管理
- ワークフローの自動化
- 検索機能で情報を素早く発見
主なメリット
- 情報の一元管理
- リモートワークに対応
- リアルタイムでの共同編集
- エンタープライズレベルのセキュリティ
- 初期費用・運用コストの削減
- Office製品との連携
他ツールとの違い
- OneDrive: 個人向けファイルストレージ
- Teams: コミュニケーションツール
- SharePoint: 組織的な情報管理プラットフォーム
料金
Microsoft 365に含まれているため、追加料金なしで利用できます。
活用事例
- 社内ポータルサイト
- プロジェクト管理
- ドキュメント管理
- ナレッジ共有
- 部門サイト
始め方
- Microsoft 365を契約
- SharePointにアクセス
- サイトを作成
- コンテンツを追加
ポイント
- 最初は小さく始める
- テンプレートを活用する
- 段階的に機能を追加する
- ユーザーのトレーニングを実施する
SharePoint Onlineは多機能すぎて、最初は戸惑うかもしれません。
しかし、基本的な機能から始めれば、誰でも使えるようになります。
まずは、ファイル共有や簡単なサイト作成から始めてみましょう。
使っていくうちに、徐々に高度な機能も理解できるようになります。
SharePoint Onlineを活用して、組織の情報共有とコラボレーションを効率化しましょう。

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