SharePointを使用していると、突然「404 FILE NOT FOUND」や「404 NOT FOUND」というエラーメッセージに遭遇することがあります。
昨日まで問題なくアクセスできていたサイトやファイルが開けなくなると、焦ってしまいますよね。
この記事では、SharePoint 404エラーが発生する原因と、具体的な解決方法を分かりやすく解説します。
SharePoint 404エラーとは

404エラーは、アクセスしようとしたページやファイルがサーバー上に存在しないことを示すHTTPステータスコードです。
SharePointでこのエラーが表示される場合、サイト、ファイル、またはページが見つからない状態になっています。
似たエラーに「403 Forbidden」がありますが、これは「アクセス権限がない」ことを示すエラーです。
404エラーは「そもそもページが存在しない」ことを意味する点で異なります。
SharePoint 404エラーの主な原因
SharePointで404エラーが発生する原因は複数あります。
以下、代表的なケースを見ていきましょう。
1. サイトそのものが削除された
誰かがSharePointサイト全体を削除してしまった場合、そのサイトにアクセスすると404エラーが表示されます。
この場合は「404 FILE NOT FOUND」というメッセージが表示されることが多いです。
Microsoft TeamsのチームサイトやMicrosoft 365グループを削除すると、関連するSharePointサイトも同時に削除されてしまいます。
2. ホームページが削除された
サイト自体は存在するものの、ホームページ(通常はHome.aspx)が削除されている場合も404エラーになります。
この場合は「404 NOT FOUND」と表示されることが一般的です。
サイトの他のページは正常に開けるのに、メインURLだけエラーになる場合は、ホームページの削除が原因の可能性が高いです。
3. ファイルやページが移動・削除された
特定のファイルやページにアクセスしようとして404エラーが出る場合、そのファイルが移動または削除されている可能性があります。
4. URLの入力ミス
単純なタイプミスや、URLの大文字・小文字の違いでもエラーになることがあります。
ブックマークや保存したリンクが古い場合も、404エラーの原因になります。
5. ファイルパスの長さ制限超過
SharePointには、ファイルパスの長さに400文字という制限があります。
この制限を超えると、ファイルにアクセスできなくなることがあります。
パス長は、サイト名、ドキュメントライブラリ名、フォルダ名、ファイル名を含めた相対URLで計算されます。
テナント名(例: https://company.sharepoint.com)は文字数に含まれません。
例えば、https://company.sharepoint.com/sites/ProjectA/Shared Documents/2025/Folder1/Folder2/Document.docxの場合、太字部分の/sites/ProjectA/Shared Documents/2025/Folder1/Folder2/Document.docxが400文字以内である必要があります。
6. アクセス権限の問題
本来は403エラーが表示されるべき状況でも、サーバーの設定によっては404エラーが返されることがあります。
閲覧権限がない場合、セキュリティ上の理由でファイルの存在自体を隠すために404を返す設定になっている場合があります。
7. ルートサイトコレクションの削除
ルートサイトコレクション(https://テナント名.sharepoint.com)を削除すると、SharePointアプリからのアクセス時に404エラーが発生します。
SharePoint管理センターの「アクティブなサイト」からはアクセス可能ですが、通常のURLからはアクセスできなくなります。
SharePoint 404エラーの解決方法
エラーの原因に応じて、以下の方法を試してみてください。
方法1: URLを確認する
まず基本的なことですが、URLにタイプミスがないか確認しましょう。
特に以下の点をチェックしてください。
- スペルミス
- 大文字・小文字の違い
- 余分なスペースや記号
ブックマークやお気に入りからアクセスしている場合は、SharePointのホームページから改めてアクセスしてみることをお勧めします。
方法2: ごみ箱から復元する(ファイルやページの場合)
削除されたファイルやページは、SharePointのごみ箱から復元できます。
手順
- SharePointサイトにアクセス
- 左側のメニューから「ごみ箱」をクリック
- 復元したいファイルやページを選択
- 「復元」をクリック
ごみ箱に表示されない場合は、サイトコンテンツページから直接ごみ箱にアクセスする方法もあります。
以下のURLをブラウザに貼り付けてアクセスしてください。
https://テナント名.sharepoint.com/sites/サイト名/_layouts/15/RecycleBin.aspx?view=5
重要: 「テナント名」と「サイト名」は実際のものに置き換えてください。
方法3: サイトコンテンツページから確認する(ホームページ削除の場合)
サイトにアクセスできないが、サイト自体は存在している場合は、以下の手順を試してください。
手順
- サイトのURLの末尾に
/_layouts/15/viewlsts.aspxを追加してアクセス 例:https://テナント名.sharepoint.com/sites/サイト名/_layouts/15/viewlsts.aspx - サイトコンテンツページが表示されたら、「サイトページ」ライブラリがあるか確認
- ごみ箱をクリックし、Home.aspxまたはそれらしいページがないか確認
- 見つかったら選択して「復元」をクリック
これで、ホームページが復元されサイトに正常にアクセスできるようになります。
方法4: 削除されたサイトを復元する(管理者向け)
サイト全体が削除されている場合は、SharePoint管理者が以下の手順で復元できます。
手順
- Microsoft 365管理センターにサインイン
- 左側のメニューから「すべてを表示」→「管理センター」→「SharePoint」を選択
- SharePoint管理センターで「サイト」→「削除されたサイト」をクリック
- 復元したいサイトを選択
- 「復元」をクリック
チームサイトの場合、Microsoft 365グループ、Teams、Plannerなども一緒に復元されます。
注意: 削除されたサイトは93日間保持されます。
この期間を過ぎると完全に削除され、復元できなくなります。
方法5: ルートサイトコレクションの復元(管理者向け)
ルートサイトコレクションを誤って削除した場合は、以下の方法で復元します。
手順
- SharePoint管理センターにアクセス
- 「削除されたサイト」ページに移動
- ルートサイトコレクション(
https://テナント名.sharepoint.com)を選択 - 「復元」をクリック
削除されたサイトの一覧にルートサイトコレクションが存在しない場合は、従来のSharePoint管理センターからサイトを新規作成すると、強制的にルートサイトコレクションが再作成されます。
方法6: ブラウザのキャッシュをクリアする
古いキャッシュやCookieが原因で404エラーが表示される場合があります。
以下の方法を試してみてください。
- ブラウザのキャッシュとCookieをクリア
- サインアウトしてから再度サインイン
- プライベートウィンドウ(シークレットモード)で開く
- 別のブラウザで試す
方法7: ファイルパスを短縮する
パス長の制限(400文字)を超えている場合は、以下の対策を検討してください。
対策方法
- フォルダ階層を浅くする
- フォルダ名やファイル名を短くする
- ドキュメントライブラリ名を短縮する(URLは後から変更可能)
- サイト名を短くする
フォルダの深い階層にファイルを保存している場合、より浅い場所に移動するだけでも効果があります。
方法8: アクセス権限を確認する
ファイルやページへのアクセス権限がない可能性もあります。
サイト管理者に連絡して、適切な権限が付与されているか確認してもらいましょう。
方法9: リダイレクト設定を確認する(管理者向け)
サイトのURLが変更された場合、リダイレクト設定がされていないと404エラーになります。
SharePoint管理センターの「サイトリダイレクトの管理」で、新しいURLへのリダイレクトが正しく設定されているか確認してください。
SharePoint 404エラーを予防する方法

エラーが発生しないよう、普段から以下の点に注意しましょう。
1. サイトやページを簡単に削除しない
特にホームページや重要なページは、誤って削除しないよう注意が必要です。
サイトの所有者権限を持つユーザーを最小限にすることで、誤削除のリスクを減らせます。
2. 重要なページに削除防止の権限設定をする
キーとなるSharePointページには、通常のメンバーが削除できないよう固有の権限を設定することをお勧めします。
3. ファイルの命名規則を統一する
ファイル名やフォルダ名に以下のルールを設けると、パス長の問題を防げます。
- 不要に長い名前を避ける
- フォルダ階層は3〜4層程度に抑える
- ドキュメントライブラリのURL名は短く設定する
4. リンクを定期的に確認する
SharePoint内のリンクや、Teamsやメールに貼られたリンクが古くなっていないか定期的に確認しましょう。
5. 保持ポリシーを設定する(Microsoft Purview)
Microsoft Purviewの保持ポリシーを設定すると、誤削除を防ぐことができます。
6. 変更を加える前にバックアップを取る
サイト構造やファイルに大きな変更を加える前は、念のためバックアップを取っておくと安心です。
まとめ
SharePointの404エラーは、サイトやファイルの削除、ホームページの削除、パス長の制限超過など、さまざまな原因で発生します。
多くの場合、ごみ箱からの復元やSharePoint管理センターでの操作で解決できます。
サイトコンテンツページ(/_layouts/15/viewlsts.aspx)に直接アクセスする方法を覚えておくと、トラブル時に役立ちます。
エラーを予防するには、削除操作に注意し、ファイル名やフォルダ構造をシンプルに保つことが大切です。
もし自分で解決できない場合は、SharePoint管理者に相談してください。
削除から93日以内であれば、ほとんどのサイトやファイルは復元可能です。

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