Safari機能制限(スクリーンタイム)完全ガイド【設定・解除・トラブル対処】

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「子供のiPhoneでSafariの使用時間を制限したい」
「設定したはずなのに、Safariの制限が効かない!」
「Safariの機能制限を解除したいけど、パスコードが分からない…」

iPhoneやiPadのSafariには、スクリーンタイム機能を使って様々な制限をかけることができます。子供のスマホ利用管理や、自分自身の使いすぎ防止に非常に便利な機能です。

ただし、設定方法を間違えると制限が効かなかったり、逆に制限を解除できなくて困ったりすることがあります。

この記事では、Safariの機能制限(スクリーンタイム)の設定方法、制限できない場合の対処法、そして解除方法まで、完全網羅して解説します!

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  1. Safariの機能制限(スクリーンタイム)とは?
    1. スクリーンタイムの基本
    2. Safariで設定できる制限の種類
  2. Safariの使用時間を制限する方法
    1. 手順1: スクリーンタイムを有効にする
    2. 手順2: スクリーンタイム・パスコードを設定(重要!)
    3. 手順3: Safariの使用時間を制限
    4. 制限がかかるとどうなる?
  3. 休止時間を設定する方法
  4. Webコンテンツを制限する方法
    1. 方法1: 成人向けWebサイトを制限
    2. 方法2: 許可されたWebサイトのみ
  5. Safariアプリを無効化する方法
  6. Safariが制限できない!よくある原因と対処法
    1. 原因1: 「使用制限終了時にブロック」がオフ
    2. 原因2: 「常に許可」にSafariが入っている
    3. 原因3: 休止時間が設定されていない
    4. 原因4: スクリーンタイム・パスコードが設定されていない
    5. 原因5: 「すべてのAppとカテゴリ」で制限している
    6. 原因6: スクリーンタイムの設定が同期されていない
    7. 原因7: iOSのバージョンが古い
    8. 原因8: スクリーンタイムの不具合
  7. 「新しいWebサイトを開くたびに制限される」問題の解決法
  8. Safariの機能制限を解除する方法
    1. 方法1: スクリーンタイム・パスコードが分かる場合
    2. 方法2: パスコードを忘れた場合(Apple ID で復旧)
    3. 方法3: すべての設定をリセット
    4. 方法4: iPhoneを初期化(最終手段)
    5. 方法5: 専用ソフトを使用(有料)
  9. ファミリー共有で子供のiPhoneを管理
    1. ファミリー共有のメリット
    2. 子供用Apple IDの作成
    3. 子供のスクリーンタイムを管理
  10. よくある質問
    1. Q1. Safariの制限時間は何時間がおすすめですか?
    2. Q2. Safariを制限しても、Chromeなど他のブラウザは使えますか?
    3. Q3. 「使用制限終了時にブロック」をオンにしないとどうなりますか?
    4. Q4. 休止時間中もSafariを使えるようにできますか?
    5. Q5. スクリーンタイム・パスコードを変更する方法は?
    6. Q6. 子供がスクリーンタイムを勝手に変更できないようにするには?
    7. Q7. ファミリー共有を使わずに子供のiPhoneを管理できますか?
    8. Q8. Safari が制限時間に達する前に警告を表示できますか?
    9. Q9. 学習アプリの制限時間とSafariの制限時間を別々に設定できますか?
    10. Q10. スクリーンタイムを設定すると、iPhone全体が遅くなりますか?
  11. まとめ

Safariの機能制限(スクリーンタイム)とは?

スクリーンタイムの基本

スクリーンタイムは、iOS 12以降に搭載された機能で、アプリの使用時間やWebサイトへのアクセスを管理できます。

旧名称:

  • iOS 11以前: 「機能制限」
  • iOS 12以降: 「スクリーンタイム」

基本的な機能は同じですが、名称と設定場所が変更されました。

Safariで設定できる制限の種類

Safariには主に4つの制限をかけることができます。

1. 使用時間の制限

最も基本的な制限です。

できること:

  • 1日の使用時間を設定(例: 1日1時間まで)
  • 曜日ごとに異なる時間設定
  • 制限時間になったらブロック

例:

  • 平日: 1時間まで
  • 週末: 2時間まで

2. 休止時間の設定

特定の時間帯にSafariを使えなくします。

できること:

  • 就寝時間中の利用をブロック
  • 勉強時間中の利用をブロック

例:

  • 21:00〜翌7:00: Safari使用不可
  • 18:00〜20:00: Safari使用不可(夕食・宿題時間)

3. Webコンテンツの制限

アクセスできるWebサイトを制限します。

できること:

  • 成人向けWebサイトのブロック
  • 特定サイトのみ許可
  • 特定サイトのブロック

3つの制限レベル:

  1. 制限なし: すべてのサイトにアクセス可能
  2. 成人向けWebサイトを制限: 自動的に不適切なサイトをブロック
  3. 許可されたWebサイトのみ: 指定したサイトのみアクセス可能

4. Safariアプリ自体を無効化

Safari自体を使えなくします。

できること:

  • Safariアイコンを非表示にする
  • Safari を完全に使用不可にする

注意:
この場合、別のブラウザ(Chrome、Edgeなど)は使える可能性があります。

Safariの使用時間を制限する方法

最も一般的な「使用時間の制限」を設定する方法を解説します。

手順1: スクリーンタイムを有効にする

ステップ1: iPhoneの「設定」アプリを開く

ステップ2: 「スクリーンタイム」をタップ

ステップ3: まだ有効にしていない場合、「スクリーンタイムをオンにする」をタップ

ステップ4: 「これは自分用のiPhoneです」または「これは子供用のiPhoneです」を選択

ステップ5: 画面の指示に従って設定を完了

手順2: スクリーンタイム・パスコードを設定(重要!)

非常に重要な手順です。これを設定しないと、簡単に制限を解除できてしまいます。

ステップ1: 「設定」→「スクリーンタイム」

ステップ2: 「スクリーンタイム・パスコードを使用」をタップ

ステップ3: 4桁のパスコードを入力

ステップ4: 確認のため、もう一度同じパスコードを入力

ステップ5: Apple IDとパスワードを入力(パスコードを忘れた時の復旧用)

重要:

  • 子供が知らないパスコードを設定する
  • 忘れないようにメモしておく(安全な場所に)
  • Apple IDは必ず設定する(パスコード忘れ対策)

手順3: Safariの使用時間を制限

方法1: アプリ使用時間の制限から設定

ステップ1: 「設定」→「スクリーンタイム」

ステップ2: 「App使用時間の制限」をタップ

ステップ3: 「制限を追加」をタップ

ステップ4: カテゴリ一覧から「Webブラウザ」を探してタップ

  • または、検索バーに「Safari」と入力

ステップ5: 「Safari」にチェックを入れる

ステップ6: 右上の「次へ」をタップ

ステップ7: 時間を設定

  • 例: 1時間0分

ステップ8: 「使用制限終了時にブロック」をオンにする(非常に重要!)

ステップ9: 曜日ごとに異なる時間を設定する場合:

  • 「曜日別に設定」をオンにする
  • 各曜日の時間を個別に設定

ステップ10: 右上の「追加」をタップ

方法2: Safari から直接設定

ステップ1: 「設定」→「スクリーンタイム」

ステップ2: 「すべてのアクティビティを確認する」をタップ

ステップ3: 「よく使われたもの」セクションを確認

ステップ4: 「Safari」をタップ

  • 表示されない場合は「表示を増やす」をタップ

ステップ5: 「制限を追加」をタップ

ステップ6: スクリーンタイム・パスコードを入力

ステップ7: 時間を設定(例: 1時間0分)

ステップ8: 「使用制限終了時にブロック」をオンにする

ステップ9: 右上の「追加」をタップ

制限がかかるとどうなる?

制限時間に達すると:

  1. Safariを開こうとすると「制限時間」画面が表示される
  2. 「制限を無視」または「あと1分」の選択肢が表示される
  3. スクリーンタイム・パスコードを入力しないと使えない

「使用制限終了時にブロック」がオフの場合:

  • 「制限を無視」をタップするとパスコードなしで使える
  • これでは意味がないので、必ずオンにしてください!

休止時間を設定する方法

特定の時間帯にSafariを含むすべてのアプリを制限します。

手順:

ステップ1: 「設定」→「スクリーンタイム」

ステップ2: 「休止時間」をタップ

ステップ3: 「休止時間」のスイッチをオンにする

ステップ4: 「スケジュール」をタップ

ステップ5: 開始時刻と終了時刻を設定

  • 例: 21:00〜翌7:00

ステップ6: 曜日ごとに設定する場合:

  • 「曜日別に設定」をオンにする

ステップ7: 設定を保存

休止時間中の動作:

  • 「常に許可」に設定したアプリ以外は使用不可
  • Safariもデフォルトでは使用不可
  • 通話は可能

注意:
休止時間を設定すると、毎回Safariを開くたびに制限がかかるという現象が起きることがあります。これを防ぐには、Safariを「常に許可」に追加するか、休止時間をオフにしてください。

Webコンテンツを制限する方法

アクセスできるWebサイトを制限します。

方法1: 成人向けWebサイトを制限

ステップ1: 「設定」→「スクリーンタイム」

ステップ2: 「コンテンツとプライバシーの制限」をタップ

ステップ3: スクリーンタイム・パスコードを入力

ステップ4: 「コンテンツ制限」をタップ

ステップ5: 「Webコンテンツ」をタップ

ステップ6: 「成人向けWebサイトを制限」を選択

この設定でできること:

  • Appleが自動的に不適切なサイトをブロック
  • 常に許可するサイトを追加可能
  • 常に許可しないサイトを追加可能

サイトを追加する方法:

常に許可:

  1. 「常に許可」セクションの「Webサイトを追加」をタップ
  2. URLを入力(例: www.apple.com)
  3. 「完了」をタップ

常に許可しない:

  1. 「常に許可しない」セクションの「Webサイトを追加」をタップ
  2. URLを入力
  3. 「完了」をタップ

方法2: 許可されたWebサイトのみ

最も厳しい制限です。指定したサイトのみアクセス可能になります。

ステップ1: 「設定」→「スクリーンタイム」→「コンテンツとプライバシーの制限」

ステップ2: スクリーンタイム・パスコードを入力

ステップ3: 「コンテンツ制限」→「Webコンテンツ」

ステップ4: 「許可されたWebサイトのみ」を選択

ステップ5: デフォルトで登録されているサイト一覧が表示される

  • Apple
  • CBeebies
  • PBS Kids
  • National Geographic Kids
  • Smithsonian

ステップ6: サイトを追加する場合:

  1. 「Webサイトを追加」をタップ
  2. タイトルとURLを入力
  3. 「完了」をタップ

ステップ7: 不要なサイトを削除する場合:

  1. サイトを左にスワイプ
  2. 「削除」をタップ

この設定の効果:

  • リストにないサイトはすべてブロック
  • 検索もできなくなる
  • 非常に厳しい制限なので、必要なサイトをすべて登録する必要がある

Safariアプリを無効化する方法

Safari自体を使用不可にします。

手順:

ステップ1: 「設定」→「スクリーンタイム」

ステップ2: 「コンテンツとプライバシーの制限」をタップ

ステップ3: スクリーンタイム・パスコードを入力

ステップ4: 「許可されたApp」をタップ

ステップ5: 「Safari」のスイッチをオフにする

効果:

  • Safariアイコンがホーム画面から消える
  • Safariを完全に使用不可になる

注意:

  • 別のブラウザ(Chrome、Edgeなど)はインストールできる
  • 別のブラウザも制限したい場合は、App Storeへのアクセスも制限する必要がある

Safariが制限できない!よくある原因と対処法

設定したはずなのに、Safariの制限が効かない場合、以下の原因が考えられます。

原因1: 「使用制限終了時にブロック」がオフ

最も多い原因です!

確認方法:

ステップ1: 「設定」→「スクリーンタイム」→「App使用時間の制限」

ステップ2: 「Safari」をタップ

ステップ3: 「使用制限終了時にブロック」がオンになっているか確認

オフになっている場合:

  • 制限時間になっても「制限を無視」で簡単に解除できてしまう
  • 必ずオンにしてください!

対処法:
「使用制限終了時にブロック」をオンにする

原因2: 「常に許可」にSafariが入っている

「常に許可」に設定されているアプリは、使用時間制限や休止時間の影響を受けません。

確認方法:

ステップ1: 「設定」→「スクリーンタイム」→「常に許可」

ステップ2: アプリ一覧を確認

ステップ3: Safariが含まれているか確認

含まれている場合の対処法:

ステップ1: 「常に許可」画面でSafariをタップ

ステップ2: 「削除」をタップ

ステップ3: これでSafariが「常に許可」から除外される

原因3: 休止時間が設定されていない

使用時間制限だけでは、制限時間外は自由に使えてしまいます。

対処法:

  • 休止時間も併用する
  • または、使用時間を細かく設定

原因4: スクリーンタイム・パスコードが設定されていない

パスコードがないと、簡単に設定を変更できてしまいます。

対処法:
「設定」→「スクリーンタイム」→「スクリーンタイム・パスコードを使用」

原因5: 「すべてのAppとカテゴリ」で制限している

「すべてのAppとカテゴリ」で一括制限すると、個別設定が効かない場合があります。

対処法:

ステップ1: 「設定」→「スクリーンタイム」→「App使用時間の制限」

ステップ2: 「すべてのAppとカテゴリ」のチェックを外す

ステップ3: Safariを個別に選択して制限を設定

原因6: スクリーンタイムの設定が同期されていない

複数のデバイスを使っている場合、設定が同期されていない可能性があります。

対処法:

ステップ1: 「設定」→「スクリーンタイム」

ステップ2: 「デバイス間で共有」がオンになっているか確認

ステップ3: オフの場合、各デバイスで個別に設定

原因7: iOSのバージョンが古い

古いiOSではスクリーンタイム機能に不具合がある場合があります。

対処法:
「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」で最新版に更新

原因8: スクリーンタイムの不具合

まれに、スクリーンタイム自体に不具合が発生することがあります。

対処法:

  1. iPhoneを再起動
  2. スクリーンタイム・パスコードを変更
  3. すべての設定をリセット

「新しいWebサイトを開くたびに制限される」問題の解決法

「休止時間」を設定している場合、Safariで新しいWebサイトを開くたびに制限がかかることがあります。

原因:
休止時間中は、Webサイトが個別に制限される仕様です。

解決法1: 休止時間をオフにする(推奨)

ステップ1: 「設定」→「スクリーンタイム」→「休止時間」

ステップ2: 「休止時間」のスイッチをオフにする

ステップ3: 代わりに「App使用時間の制限」でSafariの使用時間を制限

解決法2: Safariを「常に許可」に追加(非推奨)

この方法は、Safariの制限自体が無効になってしまうため、おすすめしません。

Safariの機能制限を解除する方法

制限を解除したい場合の手順です。

方法1: スクリーンタイム・パスコードが分かる場合

使用時間制限を解除

ステップ1: 「設定」→「スクリーンタイム」→「App使用時間の制限」

ステップ2: 「Safari」をタップ

ステップ3: スクリーンタイム・パスコードを入力

ステップ4: 「制限を削除」をタップ

Webコンテンツ制限を解除

ステップ1: 「設定」→「スクリーンタイム」→「コンテンツとプライバシーの制限」

ステップ2: スクリーンタイム・パスコードを入力

ステップ3: 「コンテンツ制限」→「Webコンテンツ」

ステップ4: 「制限なし」を選択

Safari を再度有効化

ステップ1: 「設定」→「スクリーンタイム」→「コンテンツとプライバシーの制限」

ステップ2: スクリーンタイム・パスコードを入力

ステップ3: 「許可されたApp」をタップ

ステップ4: 「Safari」のスイッチをオンにする

スクリーンタイム自体をオフ

ステップ1: 「設定」→「スクリーンタイム」

ステップ2: 「スクリーンタイムをオフにする」をタップ

ステップ3: スクリーンタイム・パスコードを入力

方法2: パスコードを忘れた場合(Apple ID で復旧)

iOS 13.4以降では、Apple IDで復旧できます。

手順:

ステップ1: 「設定」→「スクリーンタイム」

ステップ2: 「スクリーンタイム・パスコードを変更」をタップ

ステップ3: もう一度「スクリーンタイム・パスコードを変更」をタップ

ステップ4: 「パスコードをお忘れですか?」をタップ

ステップ5: Apple IDとパスワードを入力

ステップ6: 新しいパスコードを設定

注意:

  • パスコード設定時にApple IDを登録していない場合、この方法は使えません

方法3: すべての設定をリセット

パスコードが分からず、Apple IDでも復旧できない場合、最終手段として設定をリセットします。

警告:

  • すべての設定がリセットされる(Wi-Fi、壁紙、通知設定など)
  • データ(写真、メッセージなど)は削除されない
  • 必ずバックアップを取ってから実行

手順:

ステップ1: 「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」

ステップ2: 「リセット」をタップ

ステップ3: 「すべての設定をリセット」をタップ

ステップ4: iPhoneのパスコードを入力

ステップ5: 「すべての設定をリセット」を再度タップして確認

ステップ6: リセットが完了するまで待つ(数分)

ステップ7: iPhoneが再起動する

ステップ8: Wi-Fiなどの設定を再度行う

ステップ9: スクリーンタイムの設定も最初からやり直す

方法4: iPhoneを初期化(最終手段)

本当に最後の手段です。

警告:

  • すべてのデータが削除される
  • 必ずバックアップを取る
  • バックアップを復元すると、スクリーンタイム・パスコードも復元される場合がある

手順:

ステップ1: 「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」

ステップ2: 「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップ

ステップ3: iPhoneのパスコードを入力

ステップ4: Apple IDのパスワードを入力

ステップ5: 「iPhoneを消去」を確認

ステップ6: 初期化が完了したら、新しいiPhoneとして設定

方法5: 専用ソフトを使用(有料)

パスコードが分からない場合、専用のソフトウェアを使う方法もあります。

主なソフト:

  • PassFab iPhone Unlocker
  • Tenorshare 4uKey
  • Dr.Fone – iPhone画面ロック解除

メリット:

  • データを失わずにパスコードを解除できる
  • 初期化不要

デメリット:

  • 有料(数千円)
  • パソコンが必要
  • 100%成功する保証はない

注意:
これらのソフトは、正当な理由(自分のiPhone、親が子供のiPhoneを管理など)でのみ使用してください。

ファミリー共有で子供のiPhoneを管理

子供用のiPhoneを管理する場合、ファミリー共有機能が便利です。

ファミリー共有のメリット

  • ✅ 親のiPhoneから子供のスクリーンタイムを管理できる
  • ✅ 子供がパスコードを知らなくても大丈夫
  • ✅ リアルタイムで使用状況を確認できる
  • ✅ リモートで制限を変更できる

子供用Apple IDの作成

ステップ1: 「設定」→ 画面上部の自分の名前(Apple ID)

ステップ2: 「ファミリー共有」をタップ

ステップ3: 「子供用アカウントを追加」をタップ

ステップ4: 「子供用アカウントを作成」を選択

ステップ5: 子供の生年月日を入力

ステップ6: 画面の指示に従って設定を完了

ステップ7: 子供用のApple IDとパスワードを作成

子供のスクリーンタイムを管理

ステップ1: 親のiPhoneで「設定」→「スクリーンタイム」

ステップ2: 画面上部で子供の名前をタップ

ステップ3: 子供のスクリーンタイム設定を行う

  • App使用時間の制限
  • 休止時間
  • コンテンツとプライバシーの制限

ステップ4: 設定は自動的に子供のiPhoneに反映される

よくある質問

Q1. Safariの制限時間は何時間がおすすめですか?

A. 年齢や用途によって異なりますが、一般的な目安: (1)小学生: 30分〜1時間/日、(2)中学生: 1〜2時間/日、(3)高校生: 2〜3時間/日、(4)大人(自己管理): 1〜2時間/日。ただし、学習や調べ物で使う場合は柔軟に調整しましょう。休日は平日より長めに設定するのもおすすめです。曜日別に設定できるので活用してください。

Q2. Safariを制限しても、Chromeなど他のブラウザは使えますか?

A. はい、Safariの制限は他のブラウザには適用されません。Chromeを使えば制限を回避できてしまいます。対策: (1)App Storeへのアクセスを制限して、新しいブラウザをダウンロードできないようにする、(2)すでにインストールされているブラウザも個別に制限を設定、(3)「Webブラウザ」カテゴリ全体を制限する(Safari、Chrome、Edgeなどすべてが対象)。完全に制限したい場合は、Safariを無効化し、他のブラウザもインストールさせないことが重要です。

Q3. 「使用制限終了時にブロック」をオンにしないとどうなりますか?

A. 制限がほぼ無意味になります。オフの場合: (1)制限時間になると「制限時間」画面が表示される、(2)しかし「制限を無視」ボタンをタップするだけで継続使用可能、(3)パスコードも不要。つまり、子供が簡単に制限を解除できてしまいます。必ずオンにしてください! これをオンにすることで、制限時間後はパスコードを入力しないと使えなくなります。

Q4. 休止時間中もSafariを使えるようにできますか?

A. はい、「常に許可」に追加すればできます。手順: (1)「設定」→「スクリーンタイム」→「常に許可」、(2)「許可されたApp」欄の「+」をタップ、(3)「Safari」を選択。これで休止時間中もSafariが使えます。ただし、これをすると使用時間制限も無効になるため注意。Safari を使いたいが制限も効かせたい場合は、休止時間ではなく「App使用時間の制限」のみを使うことをおすすめします。

Q5. スクリーンタイム・パスコードを変更する方法は?

A. 手順: (1)「設定」→「スクリーンタイム」、(2)「スクリーンタイム・パスコードを変更」をタップ、(3)もう一度「スクリーンタイム・パスコードを変更」をタップ、(4)現在のパスコードを入力、(5)新しいパスコードを2回入力、(6)Apple IDとパスワードを入力(オプションだが推奨)。パスコードを忘れた場合: 「パスコードをお忘れですか?」→ Apple IDとパスワードで復旧できます(iOS 13.4以降)。

Q6. 子供がスクリーンタイムを勝手に変更できないようにするには?

A. 以下の対策が重要: (1)スクリーンタイム・パスコードを必ず設定する、(2)子供に絶対にパスコードを教えない、(3)Apple IDも子供に教えない(パスコード復旧に使われる)、(4)「設定」アプリ自体に制限をかける: 「コンテンツとプライバシーの制限」→「許可されたApp」→「設定」をオフ(これで設定アプリが非表示になる)。ただし、設定アプリを完全に非表示にすると、親も不便になるため注意してください。

Q7. ファミリー共有を使わずに子供のiPhoneを管理できますか?

A. はい、直接子供のiPhoneで設定すればできます。ただし、デメリット: (1)設定変更のたびに子供のiPhoneを手に取る必要がある、(2)リモートで管理できない、(3)リアルタイムで使用状況を確認できない。ファミリー共有のメリット: (1)親のiPhoneから遠隔管理できる、(2)使用状況をいつでも確認、(3)設定変更が簡単。13歳未満の子供の場合は、ファミリー共有を使わないとApple IDを作成できません。可能であれば、ファミリー共有の利用をおすすめします。

Q8. Safari が制限時間に達する前に警告を表示できますか?

A. はい、iOS標準機能で可能です。制限時間の5分前に自動的に通知が表示されます。追加設定は不要で、自動的に機能します。通知内容: 「Safariの制限時間まであと5分です」。これにより、急に使えなくなることを防げます。さらに細かい警告が欲しい場合は、タイマーやリマインダーアプリを併用すると良いでしょう。

Q9. 学習アプリの制限時間とSafariの制限時間を別々に設定できますか?

A. はい、アプリごとに個別設定が可能です。手順: (1)「設定」→「スクリーンタイム」→「App使用時間の制限」、(2)「制限を追加」をタップ、(3)Safariと学習アプリを別々に選択して個別に制限を設定。例: Safari 1時間、学習アプリ(Duolingoなど)3時間。また、「カテゴリ」で制限すると、そのカテゴリ内のすべてのアプリが対象になります。個別に管理したい場合は、アプリを1つずつ選択してください。

Q10. スクリーンタイムを設定すると、iPhone全体が遅くなりますか?

A. いいえ、正常に動作します。スクリーンタイムは非常に軽量な機能で、iPhoneのパフォーマンスにはほとんど影響しません。ただし、以下の場合は注意: (1)古いiPhone(iPhone 6以前)では、わずかに動作が遅く感じることがある、(2)iOSのバグが原因で一時的に遅くなることがある(最新版にアップデート)、(3)多数のアプリで複雑な制限を設定している場合、ごくわずかに影響する可能性。通常の使用では問題ありません。

まとめ

Safariの機能制限(スクリーンタイム)について、重要なポイントをまとめます。

設定できる4つの制限:

  1. 使用時間の制限 – 1日の使用時間を制限
  2. 休止時間 – 特定の時間帯にブロック
  3. Webコンテンツ制限 – アクセスできるサイトを制限
  4. Safari自体を無効化 – アプリを完全にブロック

使用時間制限の設定手順:

  1. スクリーンタイムを有効化
  2. スクリーンタイム・パスコードを設定(重要!)
  3. 「App使用時間の制限」でSafariを選択
  4. 時間を設定
  5. 「使用制限終了時にブロック」をオン(必須!)

制限が効かない主な原因:

  • ❌ 「使用制限終了時にブロック」がオフ
  • ❌ 「常に許可」にSafariが入っている
  • ❌ スクリーンタイム・パスコードが未設定
  • ❌ 「すべてのAppとカテゴリ」で制限している

解除方法:

  • パスコードが分かる: 設定から直接解除
  • パスコードを忘れた: Apple IDで復旧(iOS 13.4以降)
  • どうしても無理: すべての設定をリセット、または初期化

子供のiPhone管理のベストプラクティス:

  • ✅ ファミリー共有を活用
  • ✅ スクリーンタイム・パスコードは絶対に教えない
  • ✅ 定期的に使用状況を確認
  • ✅ 子供と話し合って適切な制限時間を決める
  • ✅ 他のブラウザ(Chrome)も制限する

重要な注意点:

  • スクリーンタイム・パスコードは忘れないようにメモ
  • Apple IDも必ず設定(復旧用)
  • 「使用制限終了時にブロック」は必ずオン
  • バックアップから復元すると、パスコードも復元される場合がある

Safariの機能制限は、適切に設定すれば非常に強力なツールです。子供のスマホ利用管理だけでなく、大人の自己管理にも役立ちます。この記事の手順を参考に、ぜひ活用してください!

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