「動画を見るときに、Safariのツールバーが邪魔…」
「横画面で全画面表示にしたいのに、やり方がわからない!」
SafariでWebサイトを見るとき、特に動画や写真を楽しむときは、できるだけ大きな画面で見たいですよね。
この記事では、iPhoneやiPadのSafariで横画面(ランドスケープモード)を全画面表示にする方法を、初心者にもわかりやすく解説していきます。画面を最大限に活用して、快適なブラウジング体験を手に入れましょう!
Safariの全画面表示とは?
まず、「全画面表示」が具体的に何を指すのか見ていきましょう。
通常表示と全画面表示の違い
通常のSafari画面では、以下の要素が表示されています。
- アドレスバー(URLが表示される部分)
- ツールバー(戻る・進む・ブックマークなどのアイコン)
- タブバー(複数のタブを切り替えるエリア)
- ステータスバー(時刻・バッテリー・電波状況など)
これらを非表示にすることで、コンテンツだけを表示できる状態が「全画面表示」です。
特に横画面にすると、画面の上下が広く使えるので、動画視聴やゲーム、写真閲覧などがより快適になります。
全画面表示のメリット
- 表示領域が広がり、コンテンツが見やすくなる
- 動画や写真を大画面で楽しめる
- 読書やマンガなど、没入感が増す
- 邪魔な要素が消えて集中しやすい
【iPhone】横画面で全画面表示にする方法
それでは、iPhoneでSafariを横画面の全画面表示にする具体的な手順を見ていきましょう。
準備:画面回転ロックを解除する
まず、iPhoneの画面回転ロックがかかっていないか確認しましょう。ロックがかかっていると、横画面に切り替わりません。
画面回転ロックの解除手順
- 画面右上から下にスワイプしてコントロールセンターを開く(iPhone SE、8以前は下から上にスワイプ)
- 南京錠に矢印がついたアイコンを確認
- アイコンが赤くなっている場合は、タップして解除(グレーになればOK)
- 画面上部に「縦向きのロック:オフ」と表示される
方法1:全画面ボタンを使う(最も簡単)
これが最も簡単で直感的な方法です。
手順
- Safariアプリを開く
- 見たいWebページを表示する
- iPhoneを横向き(ランドスケープモード)に傾ける
- 画面右下に表示される「全画面ボタン」(2つの斜めの矢印アイコン)をタップ
これだけで、ツールバーとステータスバーが非表示になり、全画面表示に切り替わります!
全画面表示を解除するには
- 再度、画面右下の全画面ボタン(透明になっている)をタップ
- または、iPhoneを縦向きに戻す
方法2:ツールバーを非表示にする
「ぁあ」アイコンから手動でツールバーを非表示にする方法です。
タブバー形式の場合(画面下部にタブがある場合)
- 画面下部のツールバーにある「ぁあ」アイコンをタップ
- メニューから「ツールバーを非表示」をタップ
シングルタブ形式の場合(画面上部にアドレスバーがある場合)
- 画面上部のツールバーにある「ぁあ」アイコンをタップ
- メニューから「ツールバーを非表示」をタップ
横画面でツールバーを非表示にすると、ステータスバーも一緒に非表示になり、完全な全画面表示になります。
ツールバーを再表示するには
- 画面上部または下部のアドレス部分(ツールバーがあった場所)をタップ
方法3:画面をスクロールして自動的に非表示
Safariには、スクロール中にツールバーを自動的に隠す機能があります。
手順
- Webページを下方向にスクロール
- スクロール中、ツールバーが自動的に非表示になる
- 静止状態になると全画面表示が維持される
ただし、この方法では画面を上にスクロールすると、ツールバーが再表示されます。
【iPad】横画面で全画面表示にする方法
iPadでも同様に全画面表示ができますが、iPhoneとは少し手順が異なります。
準備:画面の向きをロックする(オプション)
iPadを横置きにしても、体の向きを変えると画面も回転してしまうことがあります。横画面をキープしたい場合は、画面の向きをロックしましょう。
手順
- iPadを横向きにする
- 画面右上から下にスワイプしてコントロールセンターを開く
- 南京錠のアイコンをタップ
- アイコンが赤くなり、「画面の向きのロック:オン」と表示される
これで、iPadを縦置きにしても横画面のままになります。
iPadでツールバーを非表示にする
iPadには、iPhoneのような専用の全画面ボタンはありません。代わりに、ツールバーを非表示にすることで全画面表示を実現します。
手順
- Safariアプリを開く
- 見たいWebページを表示する
- iPadを横向きにする
- 画面上部のアドレスバー左側にある「ぁあ」アイコンをタップ
- メニューから「ツールバーを非表示」をタップ
これで、アドレスバーやツールバーが消えて、コンテンツだけが表示されます。
ツールバーを再表示するには
- 画面上部(ツールバーがあった位置)をタップ
Split Viewが邪魔な場合
iPadでSplit View(画面分割)が有効になっていると、全画面表示が制限されることがあります。
Split Viewを解除する手順
- 画面上部の「…」(3点メニュー)をタップ
- 「フルスクリーン」または「Split Viewを終了」を選択
これで、Safariがフルスクリーン表示に戻ります。
全画面表示できないときの対処法
「手順通りにやってみたけど、全画面表示にならない!」そんなときは、以下をチェックしてみましょう。
チェック1:画面回転ロックを確認
画面回転ロックがオンになっていると、横画面に切り替わりません。
もう一度コントロールセンターを開いて、南京錠アイコンがグレーになっているか確認しましょう。
チェック2:対応していないWebサイト
一部のWebサイトでは、全画面表示に対応していない場合があります。
特に、モバイル専用にデザインされたサイトや、特定の表示方法を指定しているサイトでは、全画面ボタンが表示されないことがあります。
別のWebサイトで試してみて、全画面表示ができるか確認してみましょう。
チェック3:Safariを再起動
Safariアプリが一時的に不具合を起こしている可能性があります。
Safariを再起動する手順
- ホームボタンをダブルクリック(またはiPhone X以降は画面下部から上にスワイプして中央で止める)
- Safariのプレビューを上にスワイプして終了
- ホーム画面からSafariを再度起動
チェック4:デバイスを再起動
設定が正しく反映されない場合は、デバイス自体を再起動してみましょう。
iPhoneの再起動
- iPhone X以降:音量ボタン(どちらか)とサイドボタンを同時に長押し→スライダーをドラッグ
- iPhone SE、8以前:サイドボタン(または上部ボタン)を長押し→スライダーをドラッグ
iPadの再起動
- 上部ボタンを長押し→スライダーをドラッグ
チェック5:iOSのバージョンを確認
古いバージョンのiOSでは、全画面表示の機能に制限がある場合があります。
iOSのバージョン確認・アップデート
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」→「ソフトウェアアップデート」をタップ
- 利用可能なアップデートがあればインストール
チェック6:アクセシビリティ設定を確認
ズーム機能や表示設定が有効になっていると、全画面表示に影響することがあります。
確認手順
- 「設定」アプリを開く
- 「アクセシビリティ」をタップ
- 「ズーム機能」がオフになっているか確認
- 「表示とテキストサイズ」で不要な補助表示がないか確認
全画面表示をもっと活用する方法
全画面表示の基本がわかったら、さらに快適に使うためのテクニックも覚えておきましょう。
ホーム画面に追加して専用アプリのように使う
よく使うWebサイトは、ホーム画面に追加することで、アプリのように全画面で起動できます。
手順
- Safariで目的のWebページを開く
- 画面下部の共有ボタン(四角に上向き矢印)をタップ
- 「ホーム画面に追加」を選択
- 名前を編集して「追加」をタップ
ホーム画面に追加されたアイコンをタップすると、ツールバーなしの全画面で開くことがあります(サイトによります)。
デスクトップ用Webサイトを表示
モバイル版のサイトでは全画面表示がうまく機能しないことがあります。そんなときは、デスクトップ版を表示してみましょう。
手順
- アドレスバー左の「ぁあ」アイコンをタップ
- 「デスクトップ用Webサイトを表示」を選択
デスクトップ版なら、より大きな画面レイアウトで表示されることがあります。
リーダー表示を活用
記事を読むときは、「リーダー表示」を使うと、広告やサイドバーが消えて、テキストだけを快適に読めます。
手順
- 対応するWebページで、アドレスバー左の「ぁあ」アイコンをタップ
- 「リーダーを表示」を選択
リーダー表示は全画面表示と組み合わせることで、より没入感のある読書体験ができます。
動画再生時の全画面表示
YouTube や動画サイトでは、動画プレーヤー自体に全画面ボタンがあります。
Safari の全画面表示と、動画プレーヤーの全画面表示を組み合わせることで、最大限の視聴体験が得られます。
手順
- Safariで横画面にして全画面表示にする
- 動画プレーヤーの全画面ボタンもタップ
これで、画面全体が動画で埋め尽くされます!
縦画面でもツールバーを非表示にできる?
横画面だけでなく、縦画面(ポートレートモード)でもツールバーを非表示にすることができます。
縦画面での非表示方法
手順
- Safariで縦画面のまま「ぁあ」アイコンをタップ
- 「ツールバーを非表示」を選択
これで、縦画面でもアドレスバーやツールバーが消えます。
ただし、縦画面ではステータスバー(時刻や電池残量)は残ります。ステータスバーまで消すには、横画面にする必要があります。
縦画面と横画面の切り替え時の挙動
注意点として、縦画面で非表示にしてから横画面に回転すると、ツールバーが再表示されることがあります。
逆に、横画面で全画面表示にしてから縦画面に戻すと、全画面表示が解除されることが多いです。
これは仕様なので、画面を回転するたびに全画面表示を設定し直す必要があるかもしれません。
よくある質問(Q&A)
Q1:全画面表示にすると、アドレスバーが消えて戻れなくなりませんか?
いいえ、大丈夫です。画面上部や下部(ツールバーがあった位置)をタップすれば、いつでもツールバーを再表示できます。
Q2:iPad Proでも同じ方法で全画面表示できますか?
はい、iPad ProでもiPadと同じ方法で全画面表示ができます。画面が大きい分、全画面表示の恩恵もより大きく感じられるでしょう。
Q3:全画面表示にすると、ブックマークや履歴にアクセスできなくなりますか?
一時的にアクセスできなくなりますが、ツールバーを再表示すれば、通常通り使えます。
Q4:全画面ボタンが表示されないのはなぜ?
以下の理由が考えられます。
- 画面回転ロックがオンになっている
- 縦画面のままになっている(横画面にする必要がある)
- そのWebサイトが全画面表示に対応していない
Q5:全画面表示を常にオンにすることはできますか?
残念ながら、Safari全体で「常に全画面表示」という設定はありません。ページごと、または画面の向きを変えるたびに設定する必要があります。
Q6:古いiPhoneでも全画面表示できますか?
iOS 6以降を搭載したiPhoneであれば、全画面表示機能が使えます。ただし、最新のiOSにアップデートすることをおすすめします。
まとめ
Safariで横画面を全画面表示にする方法について解説してきました。
この記事のポイントをおさらいしましょう
- iPhoneでは横画面にして右下の全画面ボタンをタップするだけ
- 「ぁあ」アイコンから「ツールバーを非表示」を選ぶ方法もある
- iPadでは全画面ボタンがないので、ツールバーを手動で非表示にする
- 全画面表示できない場合は、画面回転ロックやiOSバージョンを確認
- ホーム画面追加やリーダー表示と組み合わせるとさらに便利
全画面表示を使いこなせば、SafariでのWebブラウジングがもっと快適になります。
動画視聴、写真閲覧、記事を読むとき、ゲームをプレイするときなど、さまざまな場面で活用してみてください。画面いっぱいにコンテンツが表示されると、スマホやタブレットの魅力がさらに引き出されますよ!
ぜひ今日から、Safariの全画面表示を活用して、より没入感のあるブラウジング体験を楽しんでください!


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