「Safariのユーザーエージェントって何?」
「Safariで別のブラウザとして認識させる方法は?」
Webサイトの開発やテストをしていると、こんな疑問に出会うことがあります。ユーザーエージェント(User Agent)は、Webブラウザがサーバーに送信する「自己紹介」のようなもので、これを変更することでさまざまな動作確認ができます。
この記事では、Safariのユーザーエージェントの基礎知識から、確認方法、変更方法、そして実用的な活用シーンまで、初心者にもわかりやすく解説していきます。
ユーザーエージェント(User Agent)とは?

ユーザーエージェントの基本
ユーザーエージェント(UA)とは、Webブラウザがウェブサーバーにアクセスする際に送信する文字列情報のことです。この文字列には、以下のような情報が含まれています:
- ブラウザの種類(Safari、Chrome、Firefox など)
- ブラウザのバージョン
- オペレーティングシステム(macOS、iOS、Windows など)
- OSのバージョン
- デバイスの種類(Mac、iPhone、iPad など)
- レンダリングエンジン(WebKitなど)
例:macOS版Safariのユーザーエージェント
Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_15_7) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/18.4.1 Safari/605.1.15
この文字列から、「Intel MacのmacOS 10.15.7上で動作しているSafari 18.4.1」という情報がわかります。
ユーザーエージェントの役割
ユーザーエージェントは、Webサイトとブラウザの間で重要な役割を果たしています:
1. コンテンツの最適化
- サーバーは受け取ったユーザーエージェント情報を元に、適切なコンテンツを配信します
- 例:スマホなら軽量版ページ、PCならフル機能版ページを表示
2. 互換性の確保
- 古いブラウザには対応したレイアウトやコードを送信
- 新しいブラウザには最新機能を活用したコンテンツを配信
3. アクセス解析
- どのデバイス・ブラウザからアクセスされているかを把握
- ユーザー行動の分析に活用
4. セキュリティとアクセス制限
- 特定のブラウザやデバイスのみアクセス許可
- ボットやクローラーの識別
ユーザーエージェントの構成要素
Safariのユーザーエージェント文字列を分解してみましょう:
Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_15_7) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/18.4.1 Safari/605.1.15
| 要素 | 意味 |
|---|---|
Mozilla/5.0 | ブラウザ互換性のための歴史的な識別子 |
Macintosh | デバイスタイプ |
Intel Mac OS X 10_15_7 | CPU(Intel)とOS(macOS 10.15.7) |
AppleWebKit/605.1.15 | レンダリングエンジンとバージョン |
KHTML, like Gecko | エンジンの互換性情報 |
Version/18.4.1 | Safariのバージョン |
Safari/605.1.15 | Safari識別子とWebKitバージョン |
Safariのユーザーエージェントを確認する方法
自分のSafariが現在使っているユーザーエージェントを確認する方法を見ていきましょう。
方法1:開発メニューから確認(Mac)
最も簡単な方法は、Safariの開発メニューを使う方法です。
手順:
- Safariを開く
- メニューバーからSafari > 設定(または環境設定)をクリック
- 詳細タブをクリック
- 「メニューバーに”開発”メニューを表示」にチェックを入れる
- 設定画面を閉じる
- メニューバーに開発メニューが表示される
- 開発 > ユーザエージェントにカーソルを合わせる
- 現在のユーザーエージェントにチェックマークがついている
各ユーザーエージェントにカーソルを合わせると、実際の文字列が黄色い吹き出しで表示されます。
方法2:JavaScript コンソールで確認
Web開発者向けの方法として、JavaScriptコンソールから確認することもできます。
手順:
- 開発メニューを有効にする(上記参照)
- 開発 > Webインスペクタを表示をクリック
- またはショートカット:Command + Option + I
- コンソールタブを選択
- 以下のコードを入力してEnterキー:
navigator.userAgent
すると、現在のユーザーエージェント文字列が表示されます。
方法3:オンラインツールで確認
開発メニューを使わなくても、オンラインツールで簡単に確認できます。
おすすめのツール:
- WhatIsMyBrowser.com
- URL:
https://www.whatismybrowser.com/ - ユーザーエージェント、ブラウザ情報、OS情報を詳しく表示
- UserAgentString.com
- URL:
https://www.useragentstring.com/ - ユーザーエージェントの解析結果を表示
これらのサイトにアクセスするだけで、自動的に現在のユーザーエージェントが表示されます。
方法4:ターミナルコマンドで確認(上級者向け)
macOSのターミナルから、Safariの設定ファイルを確認することもできます。
defaults read com.apple.Safari CustomUserAgent
カスタムユーザーエージェントが設定されている場合、その内容が表示されます。設定されていない場合はエラーメッセージが出ます。
Mac版Safari:ユーザーエージェントの変更方法
Safariでは、簡単にユーザーエージェントを変更できます。これにより、他のブラウザやデバイスからアクセスしているように見せかけることができます。
基本的な変更方法(一時的)
開発メニューから、簡単にユーザーエージェントを切り替えられます。
手順:
- 開発メニューが表示されていることを確認(表示されていない場合は前述の方法で有効化)
- メニューバーから開発 > ユーザエージェントを選択
- リストから使いたいユーザーエージェントをクリック
利用可能な主なユーザーエージェント:
- Safari – Mac(デフォルト)
- Safari – iOS 18.x – iPhone
- Safari – iOS 18.x – iPad
- Google Chrome – Windows
- Google Chrome – Mac
- Microsoft Edge – Windows
- Microsoft Edge – Mac
- Mozilla Firefox – Windows
- Mozilla Firefox – Mac
- Internet Explorer 11(古いバージョンのSafariのみ)
選択すると、そのページが選んだユーザーエージェントで再読み込みされます。
カスタムユーザーエージェントの設定
リストにないユーザーエージェントを使いたい場合は、カスタム設定が可能です。
手順:
- 開発 > ユーザエージェント > その他…を選択
- ダイアログボックスが表示される
- 任意のユーザーエージェント文字列を入力
- OKをクリック
例:Googlebotのユーザーエージェント
Mozilla/5.0 (compatible; Googlebot/2.1; +http://www.google.com/bot.html)
注意点:
- カスタムユーザーエージェントは、別のユーザーエージェントを選択すると上書きされます
- 毎回入力し直す必要があります
ユーザーエージェントを永続的に変更する方法
ターミナルを使って、Safariのユーザーエージェントを恒久的に変更することもできます。
手順:
- ターミナルアプリを開く
- 以下のコマンドを実行:
defaults write com.apple.Safari CustomUserAgent "ユーザーエージェント文字列"
例:Microsoft Edge(Mac)として設定
defaults write com.apple.Safari CustomUserAgent "Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_15_7) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/120.0.0.0 Safari/537.36 Edg/120.0.0.0"
注意事項:
- Safariを再起動すると設定が反映されます
- この設定は、Safariを終了・再起動しても維持されます
- ブラウザを閉じても設定が保持されるため、テスト終了後は必ず元に戻しましょう
設定を元に戻す方法:
defaults delete com.apple.Safari CustomUserAgent
Safari Technology Previewでの注意点
Safari Technology Preview(Safari の開発者向けベータ版)を使用している場合、設定ファイルのパスが異なります:
defaults write com.apple.SafariTechnologyPreview CustomUserAgent "ユーザーエージェント文字列"
iOS/iPadOS版Safari:ユーザーエージェントの制限
残念ながら、iPhone・iPadのSafariには、標準でユーザーエージェントを変更する機能がありません。
iOS版Safariの「デスクトップ用Webサイトを表示」機能
ただし、簡易的な切り替え機能は用意されています。
手順:
- Safariでウェブページを開く
- アドレスバーの左側にあるAAアイコンをタップ
- デスクトップ用Webサイトを表示をタップ
これにより、モバイル版サイトではなくPC版サイトが表示されますが、これは厳密にはユーザーエージェントの変更ではなく、サイト側に「デスクトップ版を要求する」リクエストを送る機能です。
iOS版Safariでユーザーエージェントを変更する方法
本格的にユーザーエージェントを変更したい場合、以下の方法があります:
方法1:Safari拡張機能を使う
App Storeには、ユーザーエージェントを変更できるSafari拡張機能がいくつかあります。
- BrowserMask for Safari(有料)
- Safari拡張として動作
- Chrome、Edge、Firefoxなど複数のユーザーエージェントに切り替え可能
方法2:専用ブラウザアプリを使う
Safari以外のブラウザアプリを使えば、ユーザーエージェントの変更が可能です。
- Sleipnir Mobile(無料・一部有料)
- 日本製ブラウザ
- ユーザーエージェント変更機能を搭載
- Lunascape Mobile(無料)
- 日本製ブラウザ
- ユーザーエージェント設定が可能
使い方例(Sleipnir Mobile):
- Sleipnirアプリをインストール
- 設定 > ユーザーエージェント
- 希望するユーザーエージェントを選択
- Google Chrome(デスクトップ)
- Safari(Mac)
- その他多数
iOS版のユーザーエージェント変更の限界
iOS/iPadOSでは、すべてのブラウザアプリがAppleのWebKitエンジンを使用する必要があるという制約があります。そのため:
- ユーザーエージェント文字列は変更できる
- しかし実際のレンダリングエンジンはWebKitのまま
- 真の意味での「Chrome」や「Firefox」としての動作はできない
ユーザーエージェントの実用的な活用シーン

ユーザーエージェントを変更すると、どんなことができるのでしょうか?
1. Web開発・デザインのテスト
シーン:
レスポンシブWebサイトを開発中、さまざまなブラウザやデバイスでの表示を確認したい。
活用方法:
- Mac上のSafariで、iPhoneやiPadのユーザーエージェントに切り替え
- スマートフォン向けレイアウトの確認
- タブレット向けレイアウトの確認
- Chromeユーザー向けの表示テスト
実際のデバイスがなくても、ある程度の動作確認ができます。
2. ブラウザ互換性のチェック
シーン:
自分のWebサイトが特定のブラウザで正しく表示されるか確認したい。
活用方法:
- IEやEdge、Firefoxのユーザーエージェントに変更
- それぞれのブラウザ向けに配信されるコンテンツを確認
- CSS・JavaScriptの動作確認
注意:
ユーザーエージェントを変更しても、実際のレンダリングエンジンは変わりません。完全な動作確認には、実際のブラウザでのテストが必要です。
3. Safari非対応サイトへのアクセス
シーン:
「Internet Explorer専用」「Chrome専用」などと表示されてアクセスできないサイトがある。
活用方法:
- Safariのユーザーエージェントを、そのサイトが要求するブラウザに変更
- サイトがブラウザ判定を甘く行っている場合、アクセスできる可能性がある
注意:
- 動画のDRM保護など、実際にブラウザ固有の機能が必要な場合は動作しません
- あくまで簡易的なブラウザチェックを回避するための方法です
4. モバイルサイトのPC表示
シーン:
スマホ向けサイトをPCの大画面で見たい。
活用方法:
- iPhoneやAndroidのユーザーエージェントに変更
- モバイル専用コンテンツにアクセス
- アプリダウンロードページなどの確認
逆パターン:
モバイルデバイスからPC版サイトを表示する場合も同様です。
5. SEO対策・クローラーのシミュレーション
シーン:
Googlebot(Googleの検索ロボット)がどのようにサイトを見ているか確認したい。
活用方法:
- Googlebotのユーザーエージェントに変更
- 検索エンジンに配信されるコンテンツを確認
- クローキング(検索エンジンとユーザーで異なるコンテンツを表示すること)の検出
Googlebotのユーザーエージェント例:
Mozilla/5.0 (compatible; Googlebot/2.1; +http://www.google.com/bot.html)
6. 地域制限コンテンツのテスト
シーン:
特定の国や地域でのみ表示されるコンテンツをテストしたい。
活用方法:
- その地域で一般的なブラウザのユーザーエージェントに変更
- 地域判定がユーザーエージェントベースの場合、動作確認が可能
注意:
多くのサイトはIPアドレスベースで地域判定を行うため、ユーザーエージェントだけでは不十分な場合があります。
Safariのユーザーエージェント一覧(2025年版)
主要なSafariのユーザーエージェント文字列をご紹介します。
macOS版Safari
macOS Sequoia(macOS 15)- Safari 18.x
Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_15_7) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/18.4.1 Safari/605.1.15
macOS Sonoma(macOS 14)- Safari 17.x
Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_15_7) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/17.7.1 Safari/605.1.15
Apple Silicon Mac(M1/M2/M3/M4)の場合
Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_15_7) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/18.4.1 Safari/605.1.15
注意点:
- macOS 10.15(Catalina)以降、macOSのバージョンはユーザーエージェント内で「10_15_7」に固定されています
- これはプライバシー保護のための措置で、実際のmacOSバージョンとは異なる場合があります
- Apple SiliconのMacでも「Intel Mac OS X」と表示されます
iOS版Safari
iPhone – iOS 18.x
Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 18_4_0 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/18.4 Mobile/15E148 Safari/604.1
iPad – iOS/iPadOS 18.x
Mozilla/5.0 (iPad; CPU OS 18_4_0 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/18.4 Mobile/15E148 Safari/604.1
iPad Mini
Mozilla/5.0 (iPad; CPU OS 18_4_0 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/18.4 Mobile/15E148 Safari/604.1
注意点:
- iOS 13以降、iPadのSafariはデスクトップ版サイトをデフォルトで要求するようになりました
- そのため、iPadのユーザーエージェントがmacOS版と区別しにくくなっています
その他のAppleデバイス
Apple Watch – watchOS
Mozilla/5.0 (Apple Watch; CPU watchOS 10_4_0 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Mobile/15E148
Apple TV – tvOS
Mozilla/5.0 (Apple TV; CPU tvOS 17_4 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Mobile/15E148
プライバシーとユーザーエージェント
近年、ユーザーエージェントに関するプライバシーの議論が活発化しています。
Appleのプライバシー保護対策
Appleは、ユーザーのプライバシー保護のため、ユーザーエージェント文字列から個人識別可能な情報を削減する取り組みを進めています。
主な変更:
- macOSバージョンの固定化
- macOS 10.15以降、バージョン番号が「10_15_7」に固定
- 実際のOSバージョンを隠すことで、フィンガープリンティング(端末の特定)を防ぐ
- CPUアーキテクチャの統一表記
- Apple Silicon Macでも「Intel Mac OS X」と表示
- ハードウェア情報からの端末特定を困難に
- iOSバージョン情報の簡略化
- iOS版でも詳細なバージョン情報の削減傾向
フィンガープリンティングとは
フィンガープリンティングとは、ユーザーエージェントなど複数の情報を組み合わせて、個々のユーザーやデバイスを特定する技術です。
収集される情報例:
- ユーザーエージェント
- 画面解像度
- インストールされているフォント
- タイムゾーン
- 言語設定
- プラグイン情報
これらを組み合わせることで、Cookie を使わなくてもユーザーを追跡できてしまいます。
ユーザーエージェント変更のリスク
ユーザーエージェントを変更すること自体は危険ではありませんが、いくつかの注意点があります:
1. サイトの正常動作を妨げる可能性
- サイトが想定しないブラウザとして認識される
- レイアウト崩れや機能不全が起こる場合がある
2. 利用規約違反の可能性
- 一部のサービスでは、ユーザーエージェントの偽装を禁止
- アカウント停止などのペナルティを受ける可能性
3. セキュリティリスク
- 古いブラウザのユーザーエージェントに変更すると、古い(脆弱な)コンテンツが配信される場合がある
トラブルシューティング
Safariのユーザーエージェント変更でよくある問題と解決方法を紹介します。
Q1. 開発メニューが表示されない
原因:
設定で開発メニューが有効になっていません。
解決方法:
- Safari > 設定 > 詳細タブ
- 「メニューバーに”開発”メニューを表示」にチェック
- 設定を閉じると開発メニューが表示される
Q2. ユーザーエージェントを変更してもサイトの表示が変わらない
原因1:IPアドレスやCookieで判定されている
多くのサイトは、ユーザーエージェントだけでなく、IPアドレスやCookieも使って判定しています。
解決方法:
- プライベートブラウジングモードで試す
- Cookie を削除してから再度アクセス
原因2:キャッシュが残っている
古いページデータがキャッシュに残っている可能性があります。
解決方法:
- Command + Rで通常の再読み込み
- Command + Shift + Rでキャッシュを無視した再読み込み
- 開発 > キャッシュを空にする
Q3. ユーザーエージェントが勝手に戻ってしまう
原因:
開発メニューからの変更は一時的なものです。
解決方法:
- 永続的に変更したい場合は、ターミナルコマンドを使用
- または、ブラウザ拡張機能を利用
Q4. カスタムユーザーエージェントを入力しても反映されない
原因:
入力した文字列に誤りがある可能性があります。
解決方法:
- ユーザーエージェント文字列をコピー&ペーストで入力
- 余計なスペースや改行が入っていないか確認
- 正しい形式の文字列か確認
Q5. ターミナルコマンドで設定したのに変わらない
原因:
Safariを再起動していない、またはコマンドが正しく実行されていません。
解決方法:
- Safariを完全に終了(Command + Q)
- Safariを再起動
- それでも反映されない場合、ターミナルで以下を確認:
defaults read com.apple.Safari CustomUserAgent
設定した値が表示されればOKです。
Q6. iOS版Safariでユーザーエージェントを変更できない
原因:
iOS版Safariには標準でユーザーエージェント変更機能がありません。
解決方法:
- Safari拡張機能(BrowserMaskなど)を使用
- または、ユーザーエージェント変更対応のブラウザアプリ(Sleipnir、Lunascapeなど)を使用
まとめ:Safariのユーザーエージェントを使いこなそう
Safariのユーザーエージェントについて、詳しく見てきました。最後にポイントをまとめます。
ユーザーエージェントの基本:
- ブラウザがサーバーに送る識別情報
- ブラウザ、OS、デバイスなどの情報が含まれる
- サイト側はこの情報を元にコンテンツを最適化
確認方法:
- 開発メニュー > ユーザエージェント
- JavaScriptコンソール:
navigator.userAgent - オンラインツール(WhatIsMyBrowser.com等)
変更方法(Mac):
- 一時的:開発メニューから選択
- カスタム:「その他…」から任意の文字列を入力
- 永続的:ターミナルコマンド
defaults writeを使用
iOS/iPadの制限:
- 標準機能では変更不可
- Safari拡張機能または専用ブラウザアプリが必要
主な活用シーン:
- Web開発・デザインのテスト
- ブラウザ互換性チェック
- 非対応サイトへのアクセス
- SEO対策・クローラーシミュレーション
注意点:
- ユーザーエージェント変更だけでは完全な動作確認はできない
- プライバシー保護のため、情報が簡略化される傾向
- 一部サービスでは利用規約違反になる可能性
セキュリティとプライバシー:
- Appleはフィンガープリンティング対策を強化中
- macOSバージョンやCPU情報は固定化
- ユーザーエージェントから得られる情報は減少傾向
Safariのユーザーエージェント機能を適切に活用すれば、Web開発やサイトテストの効率が大きく向上します。ただし、ユーザーエージェントを変更してもレンダリングエンジン自体は変わらないため、完全な動作確認には実際のブラウザでのテストが不可欠です。
この記事を参考に、目的に応じてユーザーエージェント機能を使いこなしてみてください!


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