Safariのサイト内検索完全ガイド|iPhone・iPad・Mac対応のページ内検索方法

プログラミング・IT

Safariでウェブページを見ているとき、「このページのどこかに書いてあったはずなのに、見つからない…」と困ったことはありませんか?

長いページをスクロールして目当ての情報を探すのは時間がかかりますし、見落としてしまうこともあります。

そんなときに便利なのが「サイト内検索(ページ内検索)」機能です。この機能を使えば、表示しているページの中から特定のキーワードを一瞬で見つけることができます。

この記事では、iPhone、iPad、Macそれぞれでのサイト内検索の方法を、初心者にも分かりやすく詳しく解説します。複数の方法やショートカット、便利なテクニックまで完全網羅しました!


スポンサーリンク
  1. サイト内検索(ページ内検索)とは?
    1. 基本的な機能
    2. 使用シーン
  2. iPhone:Safariのサイト内検索方法
    1. 方法1:共有メニューから検索【推奨】
    2. 方法2:アドレスバーから検索
    3. アドレスバーの位置について
    4. 検索結果の移動方法
  3. iPad:Safariのサイト内検索方法
    1. 方法1:共有メニューから
    2. 方法2:アドレスバーから
    3. iPadの画面レイアウト
  4. Mac:Safariのサイト内検索方法
    1. 方法1:キーボードショートカット【最速】
    2. 方法2:メニューバーから
    3. 方法3:右クリックメニューから(特定の単語を検索)
    4. Macの便利なキーボードショートカット一覧
  5. 検索のコツとテクニック
    1. テクニック1:部分一致検索
    2. テクニック2:表記の違いに注意
    3. テクニック3:数字の検索
    4. テクニック4:英語の大文字・小文字
    5. テクニック5:複数の単語を含むフレーズ
    6. テクニック6:検索結果が多い場合
  6. よくあるトラブルと解決方法
    1. トラブル1:「ページを検索」が見つからない
    2. トラブル2:キーワードがヒットしない
    3. トラブル3:検索バーが表示されない
    4. トラブル4:検索結果にジャンプしない
    5. トラブル5:日本語入力がおかしい
  7. 他のブラウザとの比較
    1. Chrome(iPhone/Android)
    2. Chrome(Mac/Windows)
    3. Firefox
    4. 共通点
  8. 応用テクニック
    1. 複数タブで検索
    2. プライベートブラウズモードでも使える
    3. リーダー表示と組み合わせる
    4. よく検索する内容はメモしておく
  9. よくある質問
    1. Q1. サイト内検索とGoogle検索の違いは?
    2. Q2. 検索履歴は残る?
    3. Q3. PDFでもページ内検索できる?
    4. Q4. 何件まで検索できる?
    5. Q5. 検索が遅い場合は?
    6. Q6. 英語のページでも使える?
    7. Q7. 音声入力で検索できる?
  10. まとめ

サイト内検索(ページ内検索)とは?

基本的な機能

サイト内検索とは

表示中のウェブページ内から、特定のキーワードや文字列を検索する機能です。

  • 検索したキーワードがハイライト表示される
  • ページ内に何件のキーワードがあるか分かる
  • 該当箇所に素早くジャンプできる

Googleなどの検索との違い

  • ウェブ検索:インターネット全体からページを探す
  • サイト内検索:今見ているページの中だけを探す

使用シーン

こんなときに便利

  • 長い記事の中から特定の情報を探すとき
  • 商品ページで価格や仕様を確認するとき
  • ニュース記事で人名や地名を探すとき
  • 契約書や規約から特定の条項を見つけるとき
  • レシピページで材料や手順を探すとき

iPhone:Safariのサイト内検索方法

方法1:共有メニューから検索【推奨】

最も直感的で分かりやすい方法です。

手順

ステップ1:ページを開く

検索したいウェブページをSafariで表示します。

ステップ2:共有メニューを開く

画面下部中央(またはアドレスバーの右側)にある「共有」ボタン(四角に上向き矢印のアイコン)をタップ

ステップ3:「ページを検索」を選択

表示されたメニューを下にスクロールして「ページを検索」をタップ

ステップ4:キーワードを入力

画面下部に検索バーが表示されるので、探したいキーワードを入力

ステップ5:検索結果を確認

  • 入力したキーワードがページ内で黄色くハイライト表示される
  • 画面下部に「○/○件」と表示される(例:「1/5件」)
  • 上下の矢印ボタンで次の検索結果に移動できる

ステップ6:検索を終了

「完了」をタップして検索バーを閉じる

方法2:アドレスバーから検索

こちらも便利な方法です。

手順

ステップ1:アドレスバーをタップ

画面下部(または上部)のアドレスバーをタップ

ステップ2:URLを消去

アドレスバー内の「×」ボタンをタップして、表示されているURLを消す

ステップ3:キーワードを入力

検索したいキーワードを入力

注意:この時点で「開く」は押さない

ステップ4:「このページ」から検索

キーボードを下にスワイプして閉じるか、画面を少し上にスクロール

「このページ」の欄に表示される「”○○○”を検索」をタップ

(○○○は入力したキーワード)

ステップ5:検索結果を確認

方法1と同様に、キーワードがハイライト表示され、上下矢印で移動できます。

アドレスバーの位置について

iOS 15以降、アドレスバーの位置を選択できます。

確認方法

  1. 「設定」アプリ→「Safari」
  2. 「タブ」の項目を確認
  • タブバー:アドレスバーが画面下部
  • シングルタブ:アドレスバーが画面上部

どちらでも検索方法は同じです。

検索結果の移動方法

上下矢印ボタンの使い方

  • 下向き矢印(↓):次の検索結果に移動
  • 上向き矢印(↑):前の検索結果に戻る

表示される情報

「3/8件」と表示されている場合:

  • 現在3番目の検索結果を表示中
  • 全部で8件の検索結果がある

循環機能

最後の検索結果で下向き矢印を押すと、最初の検索結果に戻ります。


iPad:Safariのサイト内検索方法

iPadのSafariでも、iPhoneとほぼ同じ方法でサイト内検索ができます。

方法1:共有メニューから

手順

  1. 検索したいページを表示
  2. ツールバーの「共有」ボタン(上向き矢印)をタップ
  3. 「ページを検索」を選択
  4. キーワードを入力
  5. 上下矢印で検索結果を移動
  6. 「完了」で終了

方法2:アドレスバーから

手順

  1. アドレスバーをタップ
  2. 「×」でURLを消去
  3. 検索キーワードを入力
  4. 「このページ」欄の「”○○○”を検索」をタップ
  5. 検索結果を確認

iPadの画面レイアウト

iPadは画面が大きいため:

  • ツールバーが画面上部に表示される
  • 検索バーも上部に表示されることが多い
  • 横向きでも縦向きでも同じ方法で使える

Mac:Safariのサイト内検索方法

Macでは、キーボードショートカットを使った素早い検索が可能です。

方法1:キーボードショートカット【最速】

手順

ステップ1:ショートカットキーを押す

Command + F

「Command」キーを押しながら「F」キーを押す

ステップ2:検索バーが表示される

画面右上(または左上)に検索バーが表示される

ステップ3:キーワードを入力

探したいキーワードを入力

ステップ4:検索結果を確認

  • 該当するキーワードが黄色くハイライト表示
  • 検索バーに「○件一致」と表示される

ステップ5:次の結果へ移動

方法A:マウスで操作
検索バーの上下矢印をクリック

方法B:キーボードショートカット

  • 次へCommand + G
  • 前へCommand + Shift + G

ステップ6:検索を終了

  • Escキーを押す
  • または検索バーの「×」をクリック

方法2:メニューバーから

手順

  1. メニューバーで「編集」をクリック
  2. 「検索」にマウスを合わせる
  3. 「検索…」を選択
  4. 検索バーにキーワードを入力
  5. 検索結果を確認

方法3:右クリックメニューから(特定の単語を検索)

手順

  1. ページ内で検索したい単語を選択(ドラッグ)
  2. 選択した単語を右クリック
  3. 「”○○○”を検索」を選択
  4. その単語の検索結果が表示される

Macの便利なキーボードショートカット一覧

Command + F        ページ内検索を開始
Command + G        次の検索結果へ
Command + Shift + G  前の検索結果へ
Esc               検索を終了

「F」の由来

「F」は「Find(見つける)」の頭文字です。多くのアプリで同じショートカットが使えます。


検索のコツとテクニック

テクニック1:部分一致検索

完全一致でなくてもOK

検索は部分一致なので、単語の一部だけでも見つかります。

「スマートフォン」を探すとき:

  • 「スマート」と入力→ヒット
  • 「フォン」と入力→ヒット
  • 「スマホ」と入力→「スマートフォン」はヒットしない(別の表記)

ポイント

見つからないときは、違う言い方で検索してみましょう。

テクニック2:表記の違いに注意

同じ意味でも表記が異なる場合

  • カタカナ:「コンピューター」「コンピュータ」
  • 漢字:「携帯電話」「ケータイ」「けいたい」
  • 略語:「パソコン」「PC」「コンピューター」

対処法

複数のキーワードで検索を試してみる

テクニック3:数字の検索

数字も検索できる

価格、日付、数量なども検索できます。

  • 「2024」→年を探す
  • 「100円」→価格を探す
  • 「第3章」→章番号を探す

テクニック4:英語の大文字・小文字

基本的に区別されない

ほとんどの場合、大文字・小文字は区別されません。

「iPhone」を検索するとき:

  • 「iphone」でもヒット
  • 「IPHONE」でもヒット
  • 「iPhone」でもヒット

テクニック5:複数の単語を含むフレーズ

複数の単語をまとめて検索

スペースを含む文章もそのまま検索できます。

「今すぐ購入」
「お問い合わせはこちら」
「2024年1月」

テクニック6:検索結果が多い場合

該当件数が多すぎるとき

「1/500件」のように結果が多い場合:

  • より具体的なキーワードに変更
  • 複数の単語を組み合わせる
  • 固有名詞で検索する

「価格」→結果が多すぎる
→「販売価格」「定価」など、より具体的に


よくあるトラブルと解決方法

トラブル1:「ページを検索」が見つからない

原因

共有メニューの項目が多すぎて、スクロールが必要な場合があります。

解決方法

共有メニューを開いた後、画面を下にスクロールしてください。「ページを検索」は下の方にあります。

トラブル2:キーワードがヒットしない

原因と対処法

原因1:表記が違う

  • カタカナ、ひらがな、漢字の違い
  • 全角・半角の違い
  • 略語の違い

→ 複数の表記で試す

原因2:画像の中の文字

  • 画像内のテキストは検索対象外
  • PDFの場合も検索できないことがある

→ 目視で確認が必要

原因3:JavaScriptで動的に生成される内容

  • ページ読み込み後に表示される内容は検索できないことがある

→ ページを完全に読み込んでから検索

原因4:単純なタイプミス

  • 入力したキーワードが間違っている

→ スペルを確認

トラブル3:検索バーが表示されない

iPhone/iPad

「ページを検索」をタップしたのに何も起きない場合:

  1. Safariを再起動
  2. デバイスを再起動
  3. iOSを最新版に更新

Mac

Command + Fを押しても何も起きない場合:

  1. Safariを再起動
  2. 別のウィンドウやタブで試す
  3. macOSを最新版に更新

トラブル4:検索結果にジャンプしない

症状

検索結果は表示されるが、該当箇所までスクロールしない。

原因

ページのレイアウトの問題や、JavaScriptの影響。

対処法

  1. ページを再読み込み
  2. 手動でスクロールして確認
  3. 別のブラウザで試す

トラブル5:日本語入力がおかしい

症状

日本語を入力すると文字化けする、変換できない。

対処法

iPhone/iPad

  1. キーボードの種類を確認
  2. 設定→一般→キーボード→キーボードで日本語キーボードが有効か確認

Mac

  1. 入力ソースを確認
  2. システム設定→キーボード→入力ソースで日本語が有効か確認

他のブラウザとの比較

Chrome(iPhone/Android)

ページ内検索の方法

  1. 右上の「⋮」(メニュー)をタップ
  2. 「ページ内検索」を選択
  3. キーワードを入力

Safariとの違い

  • メニューの位置が異なる
  • 基本的な機能は同じ

Chrome(Mac/Windows)

キーボードショートカット

  • MacCommand + F
  • WindowsCtrl + F

Safariと同じ感覚で使えます。

Firefox

キーボードショートカット

  • MacCommand + F
  • WindowsCtrl + F

こちらも同様に使えます。

共通点

ほとんどのブラウザで:

  • ページ内検索機能は標準装備
  • ショートカットキーはほぼ同じ
  • 基本的な使い方も似ている

応用テクニック

複数タブで検索

iPhone/iPad

各タブで個別に検索できます。

  1. タブ1で検索
  2. 別のタブに切り替え
  3. そのタブでも検索可能

検索履歴はタブごとに独立しています。

Mac

複数のタブやウィンドウで同時に検索できます。

  • 各タブで独立してCommand + Fが使える
  • ウィンドウを並べて比較することも可能

プライベートブラウズモードでも使える

すべてのモードで動作

  • 通常モード
  • プライベートブラウズモード
  • リーダー表示

どのモードでも同じ方法で検索できます。

リーダー表示と組み合わせる

リーダー表示とは

広告や余計な要素を非表示にして、記事本文だけを読みやすく表示する機能。

検索と組み合わせる利点

  1. リーダー表示にする(アドレスバー左の「AA」または「リーダー」アイコン)
  2. ページ内検索を実行
  3. 広告などが消えて、本文だけから検索できる

より的確に情報を見つけられます。

よく検索する内容はメモしておく

効率化のコツ

特定のサイトで頻繁に検索する内容があれば:

  1. メモアプリに検索キーワードをリスト化
  2. コピー&ペーストで素早く検索

特に専門用語や固有名詞の検索に便利です。


よくある質問

Q1. サイト内検索とGoogle検索の違いは?

A. 検索する範囲が異なります。

  • サイト内検索:今見ているページの中だけ
  • Google検索:インターネット全体から

サイト内検索は、既に開いているページから情報を探すのに使います。

Q2. 検索履歴は残る?

A. ページ内検索の履歴は基本的に残りません。

  • 通常のウェブ検索履歴とは別
  • プライバシーに配慮した設計
  • 安心して使えます

Q3. PDFでもページ内検索できる?

A. 多くの場合、できます。

SafariでPDFを開いた場合:

  • Command + F(Mac)で検索可能
  • iPhone/iPadでも同様の方法で可能

ただし、画像化されたPDFは検索できません。

Q4. 何件まで検索できる?

A. 制限はありません。

ページ内にある全ての該当箇所が検索されます。数百件、数千件でもOKです。

Q5. 検索が遅い場合は?

A. ページのサイズが原因かもしれません。

対処法

  1. ページの読み込みを完全に待つ
  2. 不要なタブを閉じる
  3. デバイスを再起動
  4. Safariのキャッシュをクリア

Q6. 英語のページでも使える?

A. はい、使えます。

どの言語のページでも同じ方法で検索できます。

  • 日本語
  • 英語
  • 中国語
  • その他の言語

Q7. 音声入力で検索できる?

A. はい、できます。

iPhone/iPad

  1. 検索バーを表示
  2. キーボードのマイクアイコンをタップ
  3. キーワードを話す

Mac

  1. Command + Fで検索バーを表示
  2. Fnキーを2回押す(音声入力開始)
  3. キーワードを話す

まとめ

Safariのサイト内検索について、重要なポイントをまとめます。

基本的な使い方

iPhone/iPad

方法1:共有メニュー

  1. 共有ボタンをタップ
  2. 「ページを検索」を選択
  3. キーワード入力

方法2:アドレスバー

  1. アドレスバーをタップ
  2. キーワード入力
  3. 「このページ」から検索

Mac

最速の方法

  1. Command + F
  2. キーワード入力
  3. Command + Gで次へ移動

検索のコツ

  • 部分一致でOK
  • 表記の違いに注意
  • 具体的なキーワードを使う
  • 複数の表現で試す

便利な機能

  • 検索結果の件数表示
  • 上下矢印で移動
  • ハイライト表示
  • 循環機能

活用シーン

  • 長文記事の情報探索
  • 商品ページの詳細確認
  • ニュース記事のキーワード検索
  • 契約書・規約の条項確認
  • レシピの材料・手順確認

トラブル時の対処

  1. 表記を変えて検索
  2. ページを再読み込み
  3. アプリを再起動
  4. 最新版に更新

キーボードショートカット(Mac)

Command + F          検索開始
Command + G          次へ
Command + Shift + G  前へ
Esc                  終了

覚えておくべきポイント

  • 画像内の文字は検索できない
  • PDFも多くの場合検索可能
  • プライベートモードでも使える
  • 検索履歴は残らない
  • すべてのブラウザで同様の機能がある

サイト内検索を使いこなせば、情報収集の効率が大幅にアップします。長いページでも一瞬で目的の情報を見つけられるので、ぜひ活用してください!

最初は共有メニューから「ページを検索」を選ぶ方法を覚えれば十分です。慣れてきたら、より素早いアドレスバーからの検索やショートカットキーも試してみましょう。

快適なブラウジングライフをお楽しみください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました