Realtek HD Audio ManagerやRealtek Audio Consoleをクリックしても起動しない、または起動しようとするとエラーが出る——そんな問題に直面していませんか?
この記事では、Realtek Audioが起動しない原因と、具体的な解決方法を分かりやすく解説します。初心者の方でも安心して対処できるよう、画面の操作手順を詳しく説明していきます。
- まず確認:どのバージョンを使っていますか?
- Realtek Audioが起動しない主な原因
- 【対処法1】Realtek HD Audio Universal Serviceを有効化(最重要)
- 【対処法2】手動で実行ファイルから起動する
- 【対処法3】コントロールパネルから起動(レガシー版)
- 【対処法4】高速スタートアップを無効化する
- 【対処法5】ドライバーを更新する
- 【対処法6】ドライバーを再インストールする
- 【対処法7】メーカーサイトから最新ドライバーをインストール
- 【対処法8】Microsoft StoreからRealtek Audio Consoleを再インストール
- 【対処法9】通知領域のアイコンを有効化(レガシー版)
- よくあるエラーと解決方法
- トラブルシューティング:それでも起動しない場合
- 代替ソフトウェア:Realtek Audioの代わりに使えるツール
- まとめ:Realtek Audio起動問題の解決手順
まず確認:どのバージョンを使っていますか?

Realtek Audioには主に2種類のバージョンがあります。
Realtek HD Audio Manager(レガシー版)
- 旧タイプのドライバー(HDAドライバー)
- コントロールパネルから起動
- タスクトレイにアイコンが表示される
- Windows 7/8/10で広く使われていた
Realtek Audio Console(UAD版)
- 新しいタイプのドライバー(UADドライバー)
- Microsoft Storeアプリとして動作
- Windows 10/11で主流
- モダンなUIデザイン
どちらを使っているか確認する方法
- スタートメニューを開く
- すべてのアプリを確認
- 「Realtek Audio Console」があればUAD版
- コントロールパネルに「Realtek HD Audio Manager」があればレガシー版
それでは、それぞれの対処方法を見ていきましょう。
Realtek Audioが起動しない主な原因
1. Realtek HD Audio Universal Serviceが無効になっている
最も多い原因です。このサービスが停止していると、Realtek Audio Consoleが起動できません。
2. スタートアップで無効化されている
タスクマネージャーのスタートアップで無効になっていると、起動できないことがあります。
3. 高速スタートアップの影響
Windows 10/11の高速スタートアップ機能により、ドライバーやサービスが正常に読み込まれないことがあります。
4. ドライバーの破損または古いバージョン
ドライバーファイルが破損している、またはバージョンが古いと起動できません。
5. 実行ファイルが見つからない
ドライバーはインストールされているが、実行ファイルが削除されているか、パスが変わっている可能性があります。
【対処法1】Realtek HD Audio Universal Serviceを有効化(最重要)
この方法が最も効果的です。まずこれを試してください。
手順:サービスを確認して開始する
- キーボードの「Ctrl」+「Shift」+「Esc」を同時に押す
- タスクマネージャーが開く
- 「サービス」タブをクリック
- 一覧から「Realtek HD Audio Universal Service」または「RtkAudioUniversalService」を探す
- サービスの状態を確認:
- 「実行中」と表示されている場合:サービスは正常
- 何も表示されていない場合:サービスが停止している
- 停止している場合、サービスを右クリック
- 「開始」をクリック
- サービスが「実行中」になったことを確認
- Realtek Audio Consoleを起動してみる
スタートアップで有効化する
サービスを起動できたら、次回起動時も自動的に開始されるようにスタートアップで有効化します。
- タスクマネージャーを開く(Ctrl + Shift + Esc)
- 「スタートアップ」タブをクリック
- 一覧から以下のいずれかを探す:
- Realtek HD Audio Manager
- Realtek HD Audio Universal Service
- RtkAudioUniversalService
- 見つかったら右クリック
- 「有効化」をクリック
- パソコンを再起動
【対処法2】手動で実行ファイルから起動する
自動起動がうまくいかない場合、手動で実行ファイルを起動できます。
方法1:エクスプローラーから起動
手順
- キーボードの「Windowsキー」+「E」を同時に押す
- エクスプローラーが開く
- アドレスバーに以下を入力してEnterキーを押す:
C:\Program Files\Realtek\Audio\HDA
- フォルダが開く
- 以下の実行ファイルのいずれかを探してダブルクリック:
- RtkNGUI64.exe(最も一般的)
- RAVCpl64.exe
- RAVBg64.exe
- RtkAudUService64.exe(サービス用)
どのファイルを使うべきか
- 最初に「RtkNGUI64.exe」を試す
- なければ「RAVCpl64.exe」を試す
- それでもなければ「RAVBg64.exe」を試す
方法2:ファイル名を指定して実行から起動
手順
- キーボードの「Windowsキー」+「R」を同時に押す
- 「ファイル名を指定して実行」が開く
- 以下を入力してEnterキーを押す:
C:\Program Files\Realtek\Audio\HDA\RtkNGUI64.exe
実行ファイルが見つからない場合
フォルダ内に実行ファイルがない場合、ドライバーが正しくインストールされていません。この場合は「対処法5:ドライバーを再インストール」に進んでください。
【対処法3】コントロールパネルから起動(レガシー版)
Realtek HD Audio Manager(レガシー版)を使っている場合、コントロールパネルから起動できます。
手順
- キーボードの「Windowsキー」+「R」を同時に押す
controlと入力してEnterキーを押す- コントロールパネルが開く
- 右上の「表示方法」を「アイコン」または「小さいアイコン」に変更
- 「Realtek HD Audio Manager」を探してクリック
見つからない場合は、実行ファイルから起動するか、ドライバーを再インストールしてください。
【対処法4】高速スタートアップを無効化する
高速スタートアップが原因でサービスやドライバーが正常に読み込まれないことがあります。
手順(Windows 10/11共通)
- キーボードの「Windowsキー」+「X」を同時に押す
- 「電源オプション」をクリック
- 右ペインの「電源の追加設定」をクリック
- 左側のメニューから「電源ボタンの動作を選択する」をクリック
- 「現在利用可能でない設定を変更します」をクリック
- 「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外す
- 「変更の保存」をクリック
- パソコンを再起動
再起動後、Realtek Audioが起動するか確認してください。
【対処法5】ドライバーを更新する
ドライバーが古いと起動しないことがあります。
手順:デバイスマネージャーから更新
- キーボードの「Windowsキー」+「X」を同時に押す
- 「デバイスマネージャー」をクリック
- 「サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー」を展開
- 「Realtek High Definition Audio」または「Realtek(R) Audio」を右クリック
- 「ドライバーの更新」をクリック
- 「ドライバーを自動的に検索」を選択
- Windowsが自動的に最新ドライバーを検索してインストール
- インストール完了後、パソコンを再起動
【対処法6】ドライバーを再インストールする

更新でも解決しない場合、ドライバーを一度削除して再インストールします。
手順
ステップ1:ドライバーをアンインストール
- デバイスマネージャーを開く
- 「サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー」を展開
- 「Realtek High Definition Audio」を右クリック
- 「デバイスのアンインストール」をクリック
- 重要:「このデバイスのドライバー ソフトウェアを削除します」のチェックは外す
- 「アンインストール」をクリック
ステップ2:パソコンを再起動
再起動後、Windowsが自動的にドライバーを再インストールします。
ステップ3:再インストールを確認
- デバイスマネージャーを開く
- 「Realtek High Definition Audio」が表示されているか確認
- Realtek Audioを起動してみる
自動再インストールされない場合
- デバイスマネージャーを開く
- 上部メニューの「操作」をクリック
- 「ハードウェア変更のスキャン」をクリック
- Windowsが自動的にドライバーを検出してインストール
【対処法7】メーカーサイトから最新ドライバーをインストール
自動インストールがうまくいかない場合、メーカーの公式サイトから最新ドライバーを入手します。
手順1:パソコンの型番を確認
- キーボードの「Windowsキー」+「R」を同時に押す
msinfo32と入力してEnterキーを押す- 「システム情報」が開く
- 「システムの製造元」と「システム モデル」をメモ
手順2:メーカーサイトでドライバーをダウンロード
主要メーカーのサポートページ
- ASUS: https://www.asus.com/jp/support/
- MSI: https://jp.msi.com/support/
- Gigabyte: https://www.gigabyte.com/Support
- ASRock: https://www.asrock.com/support/
- Dell: https://www.dell.com/support/
- HP: https://support.hp.com/jp-ja
- Lenovo: https://support.lenovo.com/jp/ja/
- NEC: https://support.nec-lavie.jp/
- 富士通: https://www.fmworld.net/cs/azbyclub/qanavi/
ダウンロード手順
- メーカーのサポートページにアクセス
- 製品の型番を入力して検索
- 「ドライバー」または「ダウンロード」セクションを開く
- 「オーディオ」または「Realtek Audio」を探す
- 最新バージョンをダウンロード
手順3:ドライバーをインストール
- ダウンロードしたファイルを実行
- セットアップウィザードが起動
- 画面の指示に従ってインストール
- インストール完了後、パソコンを再起動
- Realtek Audioを起動してみる
【対処法8】Microsoft StoreからRealtek Audio Consoleを再インストール
UAD版(Realtek Audio Console)を使っている場合、Microsoft Storeから再インストールできます。
方法1:Microsoft Storeから検索
- Microsoft Storeを開く
- 検索ボックスに「Realtek Audio Console」と入力
- 検索結果に表示されない場合があるので注意
注意:検索で見つからないことがある
Microsoft Storeの検索では、なぜかRealtek Audio Consoleが表示されないことがよくあります。その場合は以下の直リンクを使用してください。
方法2:直リンクからインストール(推奨)
以下のリンクから直接アクセスできます:
Realtek Audio Console(直リンク)
ms-windows-store://pdp/?ProductId=9P2B8MCSVPLN
アクセス方法
- キーボードの「Windowsキー」+「R」を同時に押す
- 上記のリンクをコピーして貼り付ける
- Enterキーを押す
- Microsoft Storeが開き、Realtek Audio Consoleのページが表示される
- 「入手」または「インストール」をクリック
- インストール完了後、アプリを起動
アンインストールしてから再インストール
既にインストールされている場合、一度アンインストールしてから再インストールすると問題が解決することがあります。
手順
- 「スタート」→「設定」→「アプリ」→「アプリと機能」を開く
- 「Realtek Audio Console」を探す
- クリックして「アンインストール」を選択
- アンインストール完了後、上記の直リンクから再インストール
【対処法9】通知領域のアイコンを有効化(レガシー版)
Realtek HD Audio Manager(レガシー版)の場合、通知領域(タスクトレイ)にアイコンを表示できます。
手順
- コントロールパネルを開く
- 表示方法を「アイコン」に変更
- 「Realtek HD Audio Manager」をクリック
- 「i」アイコン(情報アイコン)をクリック
- 「通知領域にアイコンを表示する」にチェックを入れる
- 「OK」をクリック
これで、タスクトレイにRealtek HD Audio Managerのアイコンが表示されるようになります。
よくあるエラーと解決方法
エラー1:「RPCサービスに接続できません」
症状
Realtek Audio Consoleを起動すると、くるくる回った後に「RPCサービスに接続できません」というエラーが表示される。
原因
Realtek HD Audio Universal Serviceが起動していない、またはRealtek AudioとAudio Consoleを紐付けるサービスが有効になっていません。
解決方法
- タスクマネージャーを開く(Ctrl + Shift + Esc)
- 「サービス」タブをクリック
- 「Realtek HD Audio Universal Service」を探す
- 右クリックして「開始」をクリック
- 「スタートアップ」タブに切り替え
- 「Realtek HD Audio Universal Service」を探す
- 右クリックして「有効化」をクリック
- パソコンを再起動
- Realtek Audio Consoleを起動
エラー2:クリックしても何も起こらない
症状
Realtek Audio Manager/Consoleをクリックしても、何も表示されない。
原因
実行ファイルが見つからない、またはドライバーが正しくインストールされていない可能性があります。
解決方法
- 実行ファイルから直接起動を試す(対処法2)
- ドライバーを再インストール(対処法6)
- メーカーサイトから最新ドライバーをインストール(対処法7)
エラー3:起動してもすぐに閉じる
症状
Realtek Audioが一瞬起動するが、すぐに閉じてしまう。
原因
ドライバーの破損、または高速スタートアップの影響が考えられます。
解決方法
- 高速スタートアップを無効化(対処法4)
- ドライバーを再インストール(対処法6)
- セーフモードで起動してみる
エラー4:「このアプリは使用できません」
症状
Realtek Audio Consoleを起動すると「このアプリは使用できません」と表示される。
原因
Microsoft Storeアプリの破損、またはドライバーとの不一致が考えられます。
解決方法
- Microsoft StoreからRealtek Audio Consoleをアンインストール
- 直リンクから再インストール(対処法8)
- ドライバーを最新版に更新(対処法7)
トラブルシューティング:それでも起動しない場合
方法1:Windowsトラブルシューティングツールを実行
- 「スタート」→「設定」→「更新とセキュリティ」を開く
- 「トラブルシューティング」をクリック
- 「オーディオの再生」を選択
- 「トラブルシューティング ツールの実行」をクリック
- 画面の指示に従って進める
方法2:システムファイルチェッカーを実行
システムファイルが破損している可能性があります。
手順
- 「スタート」を右クリック
- 「Windows PowerShell(管理者)」または「コマンドプロンプト(管理者)」をクリック
- 以下のコマンドを入力してEnterキーを押す:
sfc /scannow
- スキャンが完了するまで待つ(10〜30分程度)
- 完了後、パソコンを再起動
方法3:Windowsを最新の状態にアップデート
- 「スタート」→「設定」→「更新とセキュリティ」を開く
- 「Windows Update」をクリック
- 「更新プログラムのチェック」をクリック
- 利用可能な更新があればインストール
- インストール完了後、再起動
方法4:システムの復元
最終手段として、Realtek Audioが正常に動作していた時点にシステムを復元します。
手順
- キーボードの「Windowsキー」+「R」を同時に押す
rstrui.exeと入力してEnterキーを押す- 「システムの復元」が開く
- 「次へ」をクリック
- Realtek Audioが正常だった日付の復元ポイントを選択
- 「次へ」→「完了」をクリック
- 「はい」をクリックして復元を開始
注意
- 復元ポイント以降にインストールしたソフトウェアは削除される可能性がある
- 個人ファイルは影響を受けない
代替ソフトウェア:Realtek Audioの代わりに使えるツール
どうしてもRealtek Audioが起動しない場合、代替のオーディオ設定ツールを使用できます。
Equalizer APO(無料・高機能)
イコライザー機能が充実した無料ソフトウェアです。
ダウンロード
https://sourceforge.net/projects/equalizerapo/
特徴
- 完全無料
- 高度なイコライザー設定が可能
- システム全体のオーディオに適用
- Realtek Audioがなくても動作
Windowsの標準サウンド設定
基本的な音量調整やデバイス選択は、Windowsの標準機能でも可能です。
アクセス方法
- タスクバーのスピーカーアイコンを右クリック
- 「サウンドの設定を開く」をクリック
- 出力デバイスの選択や音量調整が可能
できること
- 出力デバイスの選択
- 音量調整
- アプリごとの音量設定
- オーディオの詳細設定
できないこと
- 高度なイコライザー設定
- マイクのノイズキャンセリング
- サラウンド設定
- デバイスの詳細な調整
まとめ:Realtek Audio起動問題の解決手順
最も効果的な対処方法(優先順位順)
1. Realtek HD Audio Universal Serviceを有効化(最優先)
- タスクマネージャーの「サービス」タブで確認
- 停止していたら「開始」をクリック
- スタートアップで「有効化」
2. 手動で実行ファイルから起動
- C:\Program Files\Realtek\Audio\HDA\RtkNGUI64.exe を実行
- 起動できればサービスの問題
3. 高速スタートアップを無効化
- 電源オプションから設定
- 再起動して確認
4. ドライバーを更新または再インストール
- デバイスマネージャーから操作
- メーカーサイトから最新版を入手
5. Microsoft Storeから再インストール(UAD版の場合)
- 直リンクを使用
- アンインストールしてから再インストール
症状別の推奨対処法
「RPCサービスに接続できません」と表示される場合
→ 対処法1(サービスの有効化)
クリックしても何も起こらない場合
→ 対処法2(手動起動)→ 対処法6(再インストール)
起動してもすぐに閉じる場合
→ 対処法4(高速スタートアップ無効化)→ 対処法6(再インストール)
コントロールパネルに表示されない場合
→ 対処法2(手動起動)→ 対処法8(Microsoft Storeから再インストール)
予防策
1. 定期的にドライバーを更新
- メーカーサイトで最新版を確認
- 月に1回程度チェック
2. 不要なスタートアップ無効化に注意
- Realtek関連のサービスは無効にしない
- タスクマネージャーで慎重に選択
3. 高速スタートアップを無効にしておく
- オーディオドライバーの安定性が向上
- 起動時間は若干長くなるが、トラブルが減る
4. システムの復元ポイントを定期的に作成
- 問題が発生しても安心
- 週に1回程度作成するのが理想
Realtek Audioが起動しない問題は、ほとんどの場合、サービスの無効化や高速スタートアップが原因です。まずは簡単な方法から順に試していけば、必ず解決できます。
最も重要なのは、Realtek HD Audio Universal Serviceが正しく起動しているかを確認することです。この記事の「対処法1」から順に試してみてください。


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