Realtek Audio Driverのアンインストール方法|完全削除から再インストールまで徹底解説

「音が出なくなった」「ノイズが入るようになった」「イコライザーが使えない」——こんな音声トラブルに遭遇した時、Realtek Audio Driverを一度アンインストールして再インストールすると解決することがあります。

しかし、ドライバーのアンインストールは少し注意が必要です。間違った方法で削除すると、音が全く出なくなってしまったり、再インストールできなくなったりする可能性があるからです。

今回は、Realtek Audio Driverを安全にアンインストールする方法から、完全削除、再インストールまで、手順を詳しく解説していきます。

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アンインストール前の準備と注意点

ドライバーをアンインストールする前に、必ず確認しておくべき事項があります。

システムの復元ポイントを作成する

万が一アンインストール後に問題が発生した場合に備えて、システムの復元ポイントを作成しておくことを強くお勧めします。

復元ポイントの作成手順

  1. スタートボタンを右クリック
  2. 「システム」を選択
  3. 「システムの保護」をクリック
  4. 「作成」ボタンをクリック
  5. 復元ポイントの名前を入力(例:「Realtek削除前」)
  6. 「作成」をクリック

これで、問題が起きた時に元の状態に戻せるようになります。

再インストール用のドライバーを用意する

アンインストール後にすぐ再インストールできるよう、あらかじめドライバーをダウンロードしておきましょう。

ドライバーの入手先

  • パソコンメーカーの公式サポートページ(最も推奨)
  • マザーボードメーカーの公式サイト(自作PCの場合)

メーカーの公式サイトからダウンロードすれば、使用しているパソコンに最適化されたドライバーが手に入ります。

アンインストールする理由を明確にする

なぜドライバーをアンインストールするのか、理由を明確にしておくことも大切です。

  • 音が出なくなった → 通常のアンインストール後に再インストール
  • ノイズが入る → 通常のアンインストール後に最新ドライバーをインストール
  • イコライザーが表示されない → 完全削除後にメーカー公式ドライバーをインストール
  • 別のサウンドカードを使いたい → 完全削除してからBIOSで無効化

理由によって、適切なアンインストール方法が変わってきます。

通常のアンインストール方法

まずは、基本的なアンインストール方法を説明します。この方法では、ドライバーファイル自体は削除せず、デバイスの登録を解除するだけです。

デバイスマネージャーからのアンインストール

最も一般的で安全な方法です。

手順

  1. スタートボタンを右クリック
  2. 「デバイスマネージャー」を選択
  3. 「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」の左側にある矢印をクリックして展開
  4. 「Realtek High Definition Audio」または「Realtek(R) Audio」を右クリック
  5. 「デバイスのアンインストール」をクリック

ここで重要なのは、表示される確認画面です。

「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除します。」のチェックボックス

このチェックボックスは、初期状態ではオフになっています。オフのまま「アンインストール」をクリックすると、デバイスの登録だけが解除され、ドライバーファイルはパソコン内に残ります。

チェックボックスをオフにした場合(通常のアンインストール)

  • パソコンを再起動すると、自動的にドライバーが再インストールされる
  • 音声トラブルの一時的な解決に有効

チェックボックスをオンにした場合(完全削除)

  • ドライバーファイルも完全に削除される
  • 再起動しても自動的には再インストールされない
  • 古いドライバーを完全に削除したい場合に使用

通常のアンインストール後の流れ

  1. デバイスマネージャーでアンインストール(チェックボックスはオフ)
  2. 「アンインストール」をクリック
  3. デバイス一覧から「Realtek」が消える
  4. パソコンを再起動
  5. 再起動中にWindowsがハードウェアを検出
  6. 自動的にドライバーが再インストールされる
  7. 音が出るようになる

この方法なら、もしアンインストール後に問題が起きても、再起動するだけで元に戻ります。

完全削除の方法

古いドライバーを完全に削除して、新しいドライバーをクリーンインストールしたい場合の手順です。

デバイスマネージャーからの完全削除

手順

  1. スタートボタンを右クリック
  2. 「デバイスマネージャー」を選択
  3. 「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」を展開
  4. 「Realtek High Definition Audio」または「Realtek(R) Audio」を右クリック
  5. 「デバイスのアンインストール」をクリック
  6. 「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除します。」にチェックを入れる
  7. 「アンインストール」をクリック
  8. パソコンを再起動

コントロールパネルからのアンインストール

ドライバーに付属するソフトウェアも一緒に削除したい場合は、この方法を使います。

手順

  1. スタートボタンを右クリック
  2. 「アプリと機能」を選択(Windows 11)または「設定」→「アプリ」を選択(Windows 10)
  3. アプリの一覧から「Realtek High Definition Audio Driver」を探す
  4. クリックして「アンインストール」を選択
  5. 確認画面で「はい」をクリック
  6. アンインストールが完了したら、画面の指示に従って再起動

この方法では、Realtek Audio ConsoleやRealtek HD Audio Managerなどの管理ソフトも一緒に削除されます。

再起動後も自動的に再インストールされてしまう場合の対処法

完全削除したはずなのに、再起動すると勝手にドライバーがインストールされてしまう——これはWindows Updateの機能によるものです。

Windows Updateによる自動インストールを無効化する

方法1:デバイスのインストール設定を変更

  1. キーボードの「Win + R」キーを同時に押す
  2. 「SystemPropertiesHardware.exe」と入力してEnterキーを押す
  3. 「デバイスのインストール設定」をクリック
  4. 「いいえ(デバイスが正常に機能しない可能性があります)」を選択
  5. 「変更の保存」をクリック

方法2:グループポリシーエディタを使用(Windows Pro以上)

  1. 「Win + R」キーを押す
  2. 「gpedit.msc」と入力してEnterキーを押す
  3. 「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「Windowsコンポーネント」→「Windows Update」と進む
  4. 「Windowsの更新プログラムすべてでドライバーを含める」をダブルクリック
  5. 「無効」を選択
  6. 「OK」をクリック

インターネット接続を切断してからインストール

最も確実な方法は、インターネット接続を一時的に切断することです。

手順

  1. LANケーブルを抜く、またはWi-Fiを無効にする
  2. Windows Updateの設定で自動インストールを無効化
  3. Realtek Audio Driverを完全削除
  4. パソコンを再起動
  5. メーカーの公式ドライバーをインストール
  6. インストール完了後、パソコンを再起動
  7. LANケーブルを接続、またはWi-Fiを有効にする

再インストールの方法

ドライバーをアンインストールした後、再インストールする方法を説明します。

自動再インストール(通常のアンインストールの場合)

チェックボックスをオフにして通常のアンインストールを行った場合は、再起動するだけで自動的に再インストールされます。

確認方法

  1. 再起動後、デバイスマネージャーを開く
  2. 「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」を確認
  3. 「Realtek」が再び表示されていればOK

手動再インストール(完全削除の場合)

完全削除した場合は、手動でドライバーをインストールする必要があります。

方法1:メーカー公式サイトからダウンロード

  1. あらかじめダウンロードしておいたドライバーのインストーラーをダブルクリック
  2. セットアップウィザードの指示に従う
  3. 「次へ」や「インストール」をクリックして進める
  4. インストール完了後、再起動を求められたら再起動する

方法2:デバイスマネージャーから自動検索

  1. デバイスマネージャーを開く
  2. 「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」を確認
  3. 音声デバイスが「不明なデバイス」や「High Definition Audio デバイス」として表示されている場合、それを右クリック
  4. 「ドライバーの更新」を選択
  5. 「ドライバーを自動的に検索」を選択
  6. Windowsが適切なドライバーを探してインストール

方法3:ローカルファイルから指定

  1. デバイスマネージャーを開く
  2. 音声デバイスを右クリック→「ドライバーの更新」
  3. 「コンピューターを参照してドライバーを検索」を選択
  4. ダウンロードしたドライバーファイルの保存場所を指定
  5. 「次へ」をクリック
  6. インストール完了後、再起動

Microsoft Storeからアプリをインストール

ドライバーは再インストールできたけど、Realtek Audio Consoleが見つからない場合は、Microsoft Storeから入手できます。

手順

  1. Microsoft Storeを開く
  2. 検索バーに「Realtek Audio Console」または「Realtek Audio Control」と入力
  3. 検索結果から該当アプリを選択
  4. 「入手」または「インストール」をクリック

よくあるトラブルと解決方法

アンインストールや再インストール時によくあるトラブルとその対処法を紹介します。

トラブル1:アンインストール後、音が全く出なくなった

原因
完全削除してしまい、代替ドライバーもインストールされていない状態です。

解決方法

  1. パソコンメーカーの公式サイトから正式なドライバーをダウンロード
  2. ダウンロードしたインストーラーを実行
  3. セットアップウィザードに従ってインストール
  4. 再起動

それでも解決しない場合は、システムの復元ポイントから復元してください。

トラブル2:再インストールがループする

現象
インストーラーを実行すると「既存のドライバーをアンインストールします」と表示され、再起動後も同じメッセージが繰り返される。

原因
Windows Updateが自動的に古いドライバーを再インストールしているため、新しいドライバーのインストールが進まない状態です。

解決方法

  1. インターネット接続を切断(LANケーブルを抜く、Wi-Fiをオフ)
  2. Windows Updateの自動インストールを無効化
  3. 既存のRealtekドライバーを完全削除
  4. 再起動
  5. 新しいドライバーをインストール
  6. インストール完了後、インターネットに再接続

トラブル3:「デバイスを開始できません(コード10)」エラー

原因
ドライバーとハードウェアの不一致や、ドライバーファイルの破損が考えられます。

解決方法

  1. デバイスマネージャーでRealtekデバイスを右クリック
  2. 「デバイスのアンインストール」を選択(チェックボックスはオン)
  3. 再起動
  4. パソコンメーカーまたはマザーボードメーカーの最新ドライバーをインストール
  5. それでも解決しない場合は、BIOSでオンボードオーディオを一度無効化してから再度有効化

トラブル4:イコライザーや設定画面が表示されない

原因
ドライバーはインストールされているが、管理ソフト(Realtek Audio Console)がインストールされていない可能性があります。

解決方法

  1. Microsoft Storeから「Realtek Audio Console」をインストール
  2. それでも表示されない場合は、メーカー独自のオーディオソフトを確認(Waves MaxxAudio、Bang & Olufsenなど)
  3. デバイスのオーディオチップ自体がイコライザー機能に対応していない可能性もある

トラブル5:アンインストールボタンがグレーアウトして押せない

原因
システムに保護されているか、別のプロセスがドライバーを使用中の可能性があります。

解決方法

  1. セーフモードで起動
  2. セーフモード中にデバイスマネージャーからアンインストールを試す
  3. 通常モードで再起動

セーフモードの起動方法

  1. 「設定」→「更新とセキュリティ」→「回復」
  2. 「PCの起動をカスタマイズする」の下にある「今すぐ再起動」をクリック
  3. 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」
  4. 「4」または「F4」キーを押してセーフモードで起動

特殊なケース:別のサウンドカードを使う場合

外付けのサウンドカードやUSB DACを使用する場合、オンボードのRealtek Audioを無効化する方法があります。

BIOSで無効化する方法

最もクリーンな方法は、BIOS(UEFI)でオンボードオーディオを無効化することです。

手順

  1. パソコンを再起動
  2. 起動時にBIOS設定画面に入る(通常はF2、Del、F10キーなど)
  3. 「Advanced」や「Peripherals」などの設定項目を探す
  4. 「Onboard Audio」「HD Audio」などの項目を探す
  5. 「Disabled」に変更
  6. 設定を保存して終了

BIOS画面の構成はマザーボードメーカーによって異なるため、マニュアルを確認してください。

BIOSで無効化した後の手順

  1. Windowsが起動したら、デバイスマネージャーでRealtekデバイスが表示されなくなっていることを確認
  2. 不要であれば、ドライバーとソフトウェアをアンインストール
  3. 外付けサウンドカードやUSB DACを接続
  4. 必要に応じて専用ドライバーをインストール

まとめ

Realtek Audio Driverのアンインストールは、目的に応じて適切な方法を選ぶことが重要です。

音声トラブルの解決が目的なら

  • 通常のアンインストール(チェックボックスオフ)
  • 再起動で自動的に再インストールされる
  • リスクが低く、簡単

古いドライバーを完全に削除したいなら

  • 完全削除(チェックボックスオン)
  • メーカー公式の最新ドライバーを手動でインストール
  • Windows Updateの自動インストールを無効化する必要がある場合も

別のサウンドデバイスを使いたいなら

  • BIOSでオンボードオーディオを無効化
  • その後ドライバーとソフトウェアをアンインストール

アンインストール前には必ずシステムの復元ポイントを作成し、再インストール用のドライバーを事前にダウンロードしておきましょう。万が一トラブルが発生しても、適切な対処法を知っていれば慌てる必要はありません。

音声トラブルの多くは、ドライバーの再インストールで解決できます。この記事を参考に、安全にアンインストールと再インストールを行ってください。

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