PowerPointで作成したテンプレート(.potx形式)の保存場所は、WindowsとMacで異なります。
この記事では、それぞれの保存先と、テンプレートの正しい保存方法をくわしく説明します。
「テンプレートを作ったのに、どこに保存されたかわからない」「作ったテンプレートが見つからない」といった悩みを解決しましょう!
Windowsでのテンプレート保存

保存される場所(自動設定)
PowerPointでテンプレートとして保存すると、自動的に以下のフォルダーに保存されます:
C:\Users\ユーザー名\Documents\Custom Office Templates
ポイント:「ユーザー名」の部分は、あなたのパソコンのユーザー名に置き換わります。
保存されたテンプレートの使い方
このフォルダーに保存されたテンプレートは、PowerPointの以下の手順でかんたんに使えます:
- PowerPointを開く
- 「ファイル」をクリック
- 「新規作成」を選択
- 「個人用」タブをクリック
- 保存したテンプレートが表示される
Windows版での保存手順
- 手順1:ファイルを準備 テンプレートにしたいプレゼンテーションをPowerPointで開きます。
- 手順2:保存メニューを開く 「ファイル」メニューから「名前を付けて保存」を選択します。
- 手順3:ファイル形式を変更 「ファイルの種類」で「PowerPoint テンプレート(*.potx)」を選択します。
- 手順4:保存場所の確認 保存先が自動的に「Custom Office Templates」フォルダーに切り替わることを確認します。
- 手順5:名前を付けて保存 わかりやすいファイル名を入力し、「保存」ボタンをクリックします。
これで、次回PowerPointを開いたときに「個人用」タブから選択できるようになります。
? Macでのテンプレート保存
保存される場所(自動設定)
MacのPowerPointでテンプレートとして保存すると、以下のフォルダーに保存されます:
/Users/ユーザー名/Library/Group Containers/UBF8T346G9.Office/User Content/Templates/
注意:このフォルダーは通常は見えない設定になっています。Finderで直接アクセスするには、「移動」メニューから「フォルダへ移動」を選んで、上記のパスを入力してください。
Mac版での保存手順
手順1:ファイルを準備 テンプレートにしたいプレゼンテーションをPowerPointで開きます。
手順2:テンプレート保存を選択 「ファイル」メニューから「テンプレートとして保存」を選択します。
手順3:ファイル形式を確認 「ファイル形式」で「PowerPoint テンプレート(*.potx)」が選択されていることを確認します。
手順4:保存場所の確認 保存先が自動的にテンプレートフォルダーに設定されることを確認します。
手順5:名前を付けて保存 わかりやすいファイル名を入力し、「保存」ボタンをクリックします。
保存が完了すると、PowerPointの「新規作成」→「個人用」タブから使用できるようになります。
? 保存したテンプレートの活用方法

テンプレートを使って新しいプレゼンテーションを作る
手順1:PowerPointを開く PowerPointアプリケーションを起動します。
手順2:新規作成を選択 「ファイル」メニューから「新規作成」を選択します。
手順3:個人用タブを開く 画面上部の「個人用」タブをクリックします。
手順4:テンプレートを選択 保存したテンプレートの一覧が表示されるので、使いたいものをクリックします。
手順5:新しいプレゼンテーションが作成 テンプレートを基にした新しいプレゼンテーションが自動的に作成されます。
テンプレートが見つからないときの対処法
Windowsの場合
- エクスプローラーで「Custom Office Templates」フォルダーを直接確認
- PowerPointの設定で「個人用テンプレートの場所」を確認
Macの場合
- Finderで「フォルダへ移動」を使って直接フォルダーを確認
- PowerPointの環境設定でテンプレートの場所を確認
? 知っておきたい!テンプレートとテーマの違い
テンプレート(.potx)とは?
- 内容:スライドの内容、レイアウト、デザインすべてを含む
- 用途:新しいプレゼンテーションのベースとして使用
- 特徴:文字や画像も含めて、すべてがセットになっている
テーマ(.thmx)とは?
- 内容:フォント、色、効果などのデザイン要素のみ
- 用途:既存のプレゼンテーションにデザインを適用
- 特徴:見た目だけを変更したいときに便利
どちらを使えばいい?
テンプレートがおすすめの場合
- 会社のプレゼンテーション用ひな形を作りたい
- いつも同じような構成でプレゼンを作る
- スライドの内容も含めて保存したい
テーマがおすすめの場合
- 既存のプレゼンテーションの見た目だけ変えたい
- 色やフォントの組み合わせだけ保存したい
- 複数のプレゼンテーションに同じデザインを適用したい
? 便利な活用テクニック

組織内でテンプレートを共有する方法
ネットワークドライブを活用
- 共有フォルダーにテンプレートを保存
- チーム全員が同じテンプレートを使用可能
- 更新も一括で管理できる
OneDriveやSharePointを活用
- クラウド上でテンプレートを共有
- どこからでもアクセス可能
- バージョン管理も自動で行える
テンプレートの管理のコツ
わかりやすい名前を付ける
- 「営業用プレゼンテーション_2024」
- 「月次報告書テンプレート」
- 「新商品紹介用スライド」
定期的に見直す
- 古いテンプレートは削除する
- 会社のブランドガイドラインに合わせて更新する
- 使用頻度の高いものを整理する
フォルダーで分類する
- 用途別(営業用、報告用、研修用など)
- 部署別(営業部、企画部、総務部など)
- 時期別(2024年版、2025年版など)
まとめ:テンプレートを効果的に活用しよう
PowerPointのテンプレート機能を使いこなすことで、プレゼンテーション作成の時間を大幅に短縮できます。
重要なポイント
- Windowsは「Custom Office Templates」フォルダー
- Macは「User Content/Templates」フォルダー
- 保存したテンプレートは「個人用」タブから使用
- テンプレートとテーマの使い分けが重要
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