「あれ？iPhoneがない！」
そんな焦る瞬間、誰にでも訪れる可能性があります。家の中でうっかり置き忘れたのか、外出先に忘れてきたのか、それとも落としてしまったのか…。
でも安心してください。実はiPhoneには「探す」という便利な機能があって、パソコンからでも簡単に探せるんです。
今回は、PCを使ってiPhoneを探す方法を、初めての方でもわかるように丁寧に解説していきますね。
なぜPCから探すのが便利なの？
iPhoneを探す方法はいくつかありますが、PCから探すメリットをまず知っておきましょう。
大きな画面で位置を確認できる
スマートフォンの小さい画面より、PCの大きなディスプレイの方が地図が見やすいんです。特に細かい場所を特定したいときに便利ですよ。
他のiPhone端末がなくても大丈夫
友達のiPhoneを借りて探すこともできますが、PCならブラウザさえあればOK。自宅や職場、インターネットカフェなど、どこからでもアクセスできます。
落ち着いて操作できる
慌てているときこそ、使い慣れたPCで落ち着いて操作できるのは大きなメリットです。キーボードでの入力もしやすいですしね。
事前に確認！iPhoneの設定は大丈夫？
PCから探す前に、あなたのiPhoneで以下の設定がオンになっている必要があります。
普段から設定しておけば、万が一のときにすぐ探せるので安心です。
必要な設定①：「探す」機能をオンにする
iPhoneの「設定」アプリを開いて、画面の一番上にある自分の名前をタップします。そこから「探す」→「iPhoneを探す」の順に進んで、スイッチがオンになっているか確認してください。
初期設定では基本的にオンになっていますが、念のため確認しておくと良いでしょう。
必要な設定②：位置情報サービスがオン
「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「位置情報サービス」がオンになっている必要があります。これがオフだと、iPhoneの場所を特定できません。
必要な設定③：iCloudにサインイン済み
Apple IDでiCloudにサインインしていることも必須条件です。「設定」を開いて、一番上に自分の名前が表示されていればサインイン済みです。
PCからiPhoneを探す手順を解説
それでは実際に、PCを使ってiPhoneを探す方法を順番に見ていきましょう。
WindowsでもMacでも、基本的な手順は同じです。
ステップ1：iCloud.comにアクセスする
PCのブラウザ（ChromeやEdge、Safariなど）を開いて、以下のURLにアクセスしてください。
または、検索エンジンで「iCloud」と検索して、公式サイトを開いても大丈夫です。
ステップ2：Apple IDでサインインする
iCloudのサインイン画面が表示されるので、探したいiPhoneに登録しているApple IDとパスワードを入力します。
ここで重要なのは、探したいiPhone本体に設定しているApple IDを入力することです。別のApple IDではデバイスを検索できません。
通常は2ファクタ認証のコードが求められますが、「探す」機能を使う場合は画面下にある「デバイスを探す」をクリックすることで、認証コードなしでもアクセスできます。
ステップ3：「探す」または「iPhoneを探す」をクリック
サインインすると、iCloudのメニュー画面が表示されます。そこに「探す」または「デバイスを探す」というアイコンがあるので、それをクリックしてください。
もう一度Apple IDのパスワードを求められる場合があるので、その際は入力してください。
ステップ4：デバイスを選択する
画面上部に「すべてのデバイス」という項目が表示されます。ここをクリックすると、あなたのApple IDに紐づいているすべてのApple製品（iPhone、iPad、Macなど）がリストアップされます。
探したいiPhoneを選択すると、地図上にそのiPhoneの現在位置が表示されますよ。
緑色の点が付いている場合は、現在オンラインで位置情報を取得できている状態です。
灰色の点の場合は、iPhoneの電源が切れているか、インターネットに接続されていない状態を示しています。ただし、電源が切れてから24時間以内（省電力モードの場合は5時間以内）であれば、最後に記録された位置情報が表示されます。
PCからできる4つの便利な機能
iPhoneの位置を確認できたら、次にできることを見ていきましょう。
PCから遠隔操作で、以下の4つの機能が使えます。
機能①：サウンド再生（音を鳴らす）
「サウンド再生」をクリックすると、iPhoneから大きな音が鳴ります。
家の中でどこかに置き忘れた場合に特に便利な機能です。マナーモードに設定していても音が鳴るので、見つけやすくなりますよ。
音は約2分間鳴り続けますが、iPhoneの画面をタップすれば止められます。
機能②：紛失モード
「紛失モード」または「紛失としてマーク」を選択すると、iPhoneにロックをかけられます。
この機能の優れているところは、ロック画面に連絡先や拾ってくれた人へのメッセージを表示できることです。たとえば「拾っていただいた方へ。下記の番号までご連絡ください」といったメッセージと電話番号を設定できるんです。
紛失モードを有効にすると、Apple PayなどのICカード機能も一時停止されるので、不正利用を防げます。
機能③：経路を表示
iPhoneの位置が確認できたら、「経路」をクリックすることで、現在地からiPhoneがある場所までのルートをマップ上に表示できます。
すぐに取りに行ける距離であれば、この機能を使って回収に向かいましょう。
機能④：iPhoneを消去
最終手段として、遠隔操作でiPhoneのデータをすべて消去することもできます。
ただし、この操作を実行すると「探す」機能も使えなくなるため、iPhoneの位置を追跡できなくなってしまいます。そのため、どうしても回収できない場合や、個人情報の流出を最優先で防ぎたい場合にのみ使用してください。
データ消去後も、拾ってくれた人への連絡先やメッセージをロック画面に表示することは可能です。
iPhoneが見つからない場合の対処法
PCで検索してもiPhoneが表示されない場合、いくつかの原因が考えられます。
電源が切れている可能性
iPhoneの電源が完全に切れていると、現在位置は表示されません。ただし、電源が切れてから24時間以内であれば、最後の位置情報が表示されます。
省電力モードになっている場合は、5時間以内が目安です。
「検出したら通知」機能を活用しよう
iPhoneがオフラインの場合は、「検出したら通知」という機能を有効にしておきましょう。これを設定しておけば、iPhoneがインターネットに接続されたタイミングでメール通知が届きます。
充電されて電源が入ったときや、誰かがWi-Fiに接続したときに、すぐに気づけるようになりますよ。
位置情報サービスがオフになっている
もし事前に位置情報サービスをオフにしていた場合、残念ながらiPhoneの場所を特定することはできません。
日頃から位置情報サービスと「探す」機能は必ずオンにしておくことをおすすめします。
Apple IDが間違っている
PCで入力したApple IDが、探したいiPhoneに設定されているものと違う場合も表示されません。複数のApple IDを持っている方は、正しいIDでサインインしているか確認してみてください。
盗難や紛失に遭ったときの注意点
もしiPhoneが盗難に遭った可能性がある場合は、以下の対応も検討してください。
警察への届け出
盗難が疑われる場合は、速やかに警察に届け出ましょう。「探す」機能で確認した位置情報も、警察への報告に役立ちます。
携帯電話会社への連絡
不正利用を防ぐため、契約している携帯電話会社にも連絡して、回線を一時停止してもらうことができます。
Apple IDのパスワード変更
第三者がiCloudやその他のAppleサービスにアクセスできないよう、Apple IDのパスワードを変更することも有効です。
まとめ：万が一に備えて今すぐ設定を確認しよう
PCからiPhoneを探す方法、いかがでしたか？
大切なのは、iPhoneを失くす前に「探す」機能をオンにしておくことです。万が一の事態に備えて、今すぐ設定を確認しておきましょう。
改めて手順をおさらいすると、こんな流れでしたね。
- iCloud.com にアクセス
- Apple IDでサインイン
- 「探す」をクリック
- デバイスを選択して位置確認
- 必要に応じてサウンド再生や紛失モードを使用
iPhoneには大切な写真や連絡先、個人情報がたくさん詰まっています。いざというときに慌てないよう、この記事をブックマークしておくと安心ですよ。
PCからの操作なら、大きな画面で落ち着いて対処できます。ぜひこの機能を活用して、大切なiPhoneを守ってくださいね。
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