パソコンでスクリーンショットを撮る方法:初心者でも5分でマスターできる完全ガイド

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パソコンの画面を画像として保存したい時、ありませんか?資料作成や問題の報告、思い出の保存など、スクリーンショットが必要な場面は意外と多いものです。

でも「どのボタンを押せばいいの?」「撮った画像はどこに保存されるの?」と悩む方も少なくありません。そんな疑問を解決するため、今回はパソコンでスクリーンショットを撮る方法を、誰でもわかりやすく解説していきます。

Windows、Mac両方のやり方をカバーしているので、どのパソコンを使っている方でも大丈夫です。基本的な撮影方法から、便利な応用テクニックまで、スクリーンショット撮影のすべてをお伝えします。

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Windowsでスクリーンショットを撮る基本的な方法

Print Screenキーを使う最もシンプルな方法

Windowsパソコンでスクリーンショットを撮る最も基本的な方法は、Print Screen(PrtSc)キーを使うことです。このキーはキーボードの右上付近にあることが多く、「PrtSc」や「PrtScn」と略されています。

全画面をコピーする手順:

  1. 撮影したい画面を表示する
  2. Print Screenキーを1回押す
  3. ペイントやWordなどのアプリを開く
  4. Ctrl + V で貼り付ける
  5. ファイルを保存する

ただし、この方法だけでは画像がクリップボード(一時的な保存場所)にコピーされるだけで、ファイルとして保存されません。別のアプリに貼り付けて保存する必要があります。

アクティブウィンドウだけを撮影する方法

画面全体ではなく、今使っているウィンドウだけを撮影したい場合は、Alt + Print Screenを同時に押します。これにより、選択中のウィンドウのみがスクリーンショットとして保存されます。

例えば、ブラウザを使っているときにAlt + Print Screenを押すと、デスクトップ全体ではなく、そのブラウザウィンドウだけが撮影されます。資料作成時にとても便利な機能です。

Windows + Print Screenで自動保存

毎回ペイントなどに貼り付けるのは面倒という方には、Windows + Print Screenの組み合わせがおすすめです。この方法なら、撮影と同時に画像ファイルとして自動保存されます。

保存場所は「ピクチャ」フォルダ内の「スクリーンショット」フォルダになります。ファイル名は自動的に「スクリーンショット (1)」「スクリーンショット (2)」という形で付けられるので、後から整理しやすいのも特徴です。

Windows 10/11の便利なSnipping Tool活用法

Snipping Toolの基本的な使い方

Windows 10と11には、より高機能なSnipping Tool(切り取りツール)が標準搭載されています。スタートメニューから「Snipping Tool」と検索すれば見つかります。

このツールの優れている点は、画面の一部分だけを自由に選択して撮影できることです。全画面や特定のウィンドウだけでなく、必要な部分だけを切り取れるので、無駄のないスクリーンショットが作成できます。

Snipping Toolの使用手順:

  1. Snipping Toolを起動する
  2. 「新規作成」をクリック
  3. マウスで撮影したい範囲をドラッグして選択
  4. 自動的に編集画面が開く
  5. 必要に応じて編集し、保存する

編集機能を活用した見やすいスクリーンショット作成

Snipping Toolには簡単な編集機能も付いています。撮影後に文字を書き込んだり、重要な部分にマーカーを引いたりできるので、説明資料作りには最適です。

ペン機能では色や太さを変更でき、蛍光ペン機能で重要な部分をハイライトできます。また、消しゴム機能もあるので、間違って書いてしまった部分も簡単に修正可能です。

この章では、Windows標準のスクリーンショット機能を紹介しました。次に、Macでのスクリーンショット撮影方法について詳しく見ていきましょう。

Macでスクリーンショットを撮る方法

基本的なキーボードショートカット

Macでスクリーンショットを撮る方法は、Windowsとは少し異なります。主にCommandキーと他のキーを組み合わせて使用します。

全画面撮影:Command + Shift + 3 画面全体を撮影したい場合は、この3つのキーを同時に押します。撮影された画像は自動的にデスクトップに保存され、「スクリーンショット 日付 時刻.png」という名前が付けられます。

選択範囲撮影:Command + Shift + 4 画面の一部分だけを撮影したい場合は、Command + Shift + 4を押します。カーソルが十字線に変わるので、撮影したい範囲をドラッグして選択してください。マウスを離すと、その範囲がスクリーンショットとして保存されます。

ウィンドウ単位での撮影テクニック

特定のウィンドウだけを撮影したい場合は、Command + Shift + 4を押した後にスペースキーを押します。すると、カーソルがカメラアイコンに変わり、マウスを移動するとウィンドウがハイライト表示されます。

撮影したいウィンドウの上でクリックすると、そのウィンドウだけがきれいに撮影されます。ウィンドウの影も一緒に撮影されるので、見栄えの良いスクリーンショットができあがります。

Touch Barやメニューバーの撮影方法

MacBook ProのTouch Barを撮影したい場合は、Command + Shift + 6を使います。Touch Bar専用のスクリーンショット機能なので、覚えておくと便利です。

また、メニューバーを含めて撮影したい場合は、通常のCommand + Shift + 3を使えば、画面上部のメニューバーも含めて全画面が撮影されます。

この章では、Macでの基本的なスクリーンショット撮影方法を説明しました。次に、撮影したスクリーンショットの効果的な活用方法について見ていきましょう。

スクリーンショットの保存場所と管理方法

Windowsでの保存場所の確認と変更

Windowsでスクリーンショットを撮影した際の保存場所は、使用した方法によって異なります。Windows + Print Screenで撮影した場合は、「ピクチャ」フォルダ内の「スクリーンショット」フォルダに自動保存されます。

保存場所は変更することも可能です。「スクリーンショット」フォルダを右クリックし、「プロパティ」→「場所」タブから別のフォルダを指定できます。作業効率を上げるため、よく使うフォルダに変更するのもおすすめです。

Snipping Toolで撮影した場合は、保存時に任意の場所を指定できます。プロジェクトごとにフォルダを分けて整理すると、後から探しやすくなります。

Macでの保存設定のカスタマイズ

Macのスクリーンショットは、デフォルトではデスクトップに保存されます。しかし、ターミナルというアプリを使って、保存場所を変更することができます。

保存場所の変更方法:

  1. ターミナルを開く
  2. 以下のコマンドを入力:defaults write com.apple.screencapture location ~/Pictures/Screenshots
  3. Enterキーを押す
  4. killall SystemUIServerを実行して設定を反映

この設定により、スクリーンショットが「ピクチャ」フォルダ内の「Screenshots」フォルダに保存されるようになります。

ファイル形式と圧縮の考慮事項

スクリーンショットのファイル形式も重要な要素です。PNGは画質が良く透明度も保持されますが、ファイルサイズが大きくなりがちです。一方、JPEGは圧縮率が高くファイルサイズを小さくできますが、文字がにじんだり画質が劣化したりする場合があります。

用途に応じて使い分けることが大切です。文書や図表のスクリーンショットにはPNG、写真系の画像にはJPEGが適しています。

この章では、スクリーンショットの保存と管理について説明しました。次に、より高度な活用テクニックを紹介します。

高度なスクリーンショット活用テクニック

タイマー撮影とメニュー表示の撮影方法

通常のスクリーンショットでは撮影しにくい場面があります。例えば、右クリックメニューやドロップダウンメニューなどは、スクリーンショットのキーを押すと消えてしまうことがあります。

Macでのタイマー撮影: macOS Mojave以降では、Command + Shift + 5を押すとスクリーンショットのオプション画面が表示されます。ここで「オプション」を選択し、「5秒後」または「10秒後」を選ぶことで、タイマー撮影が可能になります。

Windowsでのメニュー撮影: Windowsでメニューを撮影する場合は、メニューを表示した状態でPrint Screenキーを素早く押します。または、Snipping Toolの遅延機能を使用することで、3秒または10秒の遅延後に撮影することができます。

連続スクリーンショットと自動化

作業手順を説明する資料を作成する際、複数のスクリーンショットを連続で撮影する必要があることがあります。このような場合、効率的な撮影方法を知っていると時間短縮につながります。

Windows 10/11のゲームバー機能(Windows + G)を使えば、画面録画だけでなく、連続的なスクリーンショット撮影も可能です。また、PowerShellやバッチファイルを使用した自動撮影スクリプトを作成することもできます。

高解像度ディスプレイでの注意点

4Kモニターや高DPIディスプレイを使用している場合、スクリーンショットのサイズや画質に注意が必要です。通常よりも大きなファイルサイズになったり、他のデバイスで表示した際に文字が小さくなったりする可能性があります。

このような場合は、撮影後に適切なサイズに縮小したり、画像編集ソフトでDPI設定を調整したりすることが重要です。

この章では、高度なスクリーンショット活用テクニックを紹介しました。次に、よくあるトラブルとその解決方法について説明します。

よくあるトラブルと解決方法

スクリーンショットが撮れない場合の対処法

「Print Screenキーを押しても何も起こらない」という問題は、意外と多く発生します。この場合、いくつかの原因が考えられます。

キーボードの問題: ノートパソコンの場合、Print ScreenキーがFnキーと組み合わせて使用する設定になっていることがあります。「Fn + Print Screen」で試してみてください。また、一部のキーボードでは「Fn + Insert」がPrint Screenの機能を持っている場合もあります。

セキュリティソフトの制限: 一部のセキュリティソフトが、プライバシー保護のためにスクリーンショット機能を制限していることがあります。セキュリティソフトの設定を確認し、必要に応じて例外設定を追加してください。

システムの不具合: Windows Updateの影響で一時的に機能しなくなることがあります。パソコンを再起動することで解決する場合が多いです。

画質が悪い・ぼやける問題の解決

スクリーンショットの画質が期待より悪い場合の対処法を説明します。

表示倍率の確認: Windowsの表示スケールが125%や150%に設定されている場合、スクリーンショットがぼやけることがあります。「設定」→「システム」→「ディスプレイ」で倍率を100%に変更してから撮影すると、鮮明な画像が得られます。

圧縮設定の調整: 画像を別のアプリケーションに貼り付ける際、自動的に圧縮される場合があります。Word やPowerPointに貼り付ける際は、「ファイル」→「オプション」→「詳細設定」で画像の圧縮設定を確認してください。

ファイルサイズが大きすぎる場合の対策

高解像度のディスプレイでスクリーンショットを撮影すると、ファイルサイズが非常に大きくなることがあります。

撮影範囲の調整: 全画面ではなく、必要な部分だけを撮影することで、ファイルサイズを大幅に削減できます。Snipping ToolやMacの部分撮影機能を活用しましょう。

形式変換による圧縮: PNGからJPEGに変換することで、ファイルサイズを30-80%程度削減できます。ただし、文字メインの画像の場合は画質劣化に注意が必要です。

この章では、スクリーンショット撮影時のトラブル対処法を説明しました。最後に、今回の内容をまとめて、効率的な活用方法を提案します。

まとめ:スクリーンショットを使いこなして作業効率をアップ

今回は、パソコンでスクリーンショットを撮る方法について、基本から応用まで詳しく解説してきました。WindowsとMac、それぞれの特徴を理解して使い分けることで、様々な場面で活用できるようになります。

重要なポイントの振り返り:

  • Windows:Print Screenキーが基本、Windows + Print Screenで自動保存、Snipping Toolで部分撮影と編集が可能
  • Mac:Command + Shift + 3で全画面、Command + Shift + 4で部分撮影、Command + Shift + 5で高度な設定が可能
  • 保存先の管理:用途に応じてフォルダを整理し、ファイル形式を使い分ける
  • トラブル対処:キーボード設定、セキュリティソフト、表示倍率を確認する

スクリーンショットは、説明資料の作成、問題の報告、記録の保存など、デジタル時代の必須スキルです。基本的な撮影方法をマスターした後は、タイマー撮影や連続撮影などの高度なテクニックも試してみてください。

特に仕事でパソコンを使う方にとって、効率的なスクリーンショット活用は大幅な時間短縮につながります。今回紹介した方法を実際に試して、自分の作業スタイルに最も適した方法を見つけてください。

画面キャプチャ、画面コピー、画面撮影、スクショなど、様々な呼び方がありますが、基本的な操作は同じです。この記事を参考に、ぜひスクリーンショット機能を使いこなして、日々の作業をより効率的にしていきましょう。

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