Outlookのビュー変更方法【完全ガイド】元に戻す方法も解説

プログラミング・IT

Outlookを使っていて、何かの拍子にメール一覧の表示が変わってしまい、「あれ、いつもと違う…」と困ったことはありませんか?

画面がいつもより狭く感じたり、必要な情報が見えなくなっていたり、メールの並び方が変わっていたり。実はこれ、Outlookの「ビュー」という表示設定が変わってしまったことが原因なんです。

この記事では、Outlookのビューとは何か、どうやって変更するのか、そして元に戻す方法まで、初心者の方にもわかりやすく解説します。

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  1. Outlookの「ビュー」って何?
    1. ビューとは
    2. ビューで設定できること
  2. Outlookの3つの標準ビュー
    1. 1. コンパクトビュー(既定)
    2. 2. シングルビュー
    3. 3. プレビュービュー
  3. ビューを変更する基本手順
    1. ステップ1:「表示」タブを開く
    2. ステップ2:「ビューの変更」をクリック
    3. ステップ3:好きなビューを選択
  4. ビューを元に戻す方法(リセット)
    1. リセット手順
    2. 別の方法:ビューの管理から
  5. 閲覧ウィンドウの位置を変更する
    1. 閲覧ウィンドウとは
    2. 位置の変更方法
    3. どの位置がおすすめ?
  6. メールのプレビュー表示を変更する
    1. プレビュー表示の設定
    2. 変更の適用範囲を選択
  7. 表示される列(項目)をカスタマイズする
    1. 列のカスタマイズ方法
    2. 列を追加する
    3. 列を削除する
    4. 列の並び順を変更する
    5. おすすめの列設定
  8. カスタムビューを作成する
    1. 新しいビューの作成手順
    2. ビューの基本設定
    3. ビューの詳細設定
    4. カスタムビューを保存・使用する
  9. ビューを他のフォルダにコピーする
    1. コピー手順
  10. フォントサイズを変更する
    1. フォントサイズの変更方法
    2. フォントの種類
  11. ダークモードに変更する
    1. ダークモードの設定方法
  12. ビュー変更のトラブルシューティング
    1. Q1:ビューを変更したのに表示が変わらない
    2. Q2:「ビューのリセット」が選択できない(グレーアウトしている)
    3. Q3:列を追加しようとしても追加できない
    4. Q4:カスタムビューを削除したい
    5. Q5:ビューの設定がすぐに元に戻ってしまう
  13. おすすめのビュー設定パターン
    1. パターン1:大量メール処理向け
    2. パターン2:じっくり確認向け
    3. パターン3:集中作業向け
  14. まとめ

Outlookの「ビュー」って何?

まず、「ビュー」という言葉の意味から理解しましょう。

ビューとは

ビュー(View)とは、日本語で「表示方法」「見え方」という意味です。

Outlookでは、メール一覧や予定表、連絡先など、さまざまな情報をどのように画面に表示するかを、自分の好みに合わせて設定できます。この表示の設定全体を「ビュー」と呼んでいます。

ビューで設定できること

Outlookのビューでは、以下のような項目を自由にカスタマイズできます。

  • メール一覧の表示形式(1行か複数行か)
  • メールのプレビュー表示の有無
  • 表示される情報の項目(差出人、件名、受信日時など)
  • 情報の並び順
  • グループ化の方法
  • フォントのサイズや色
  • 閲覧ウィンドウの位置

つまり、ビューを変更することで、自分が作業しやすい画面レイアウトを作ることができるんです。

Outlookの3つの標準ビュー

Outlookには、あらかじめ用意された3つの基本的なビューがあります。

1. コンパクトビュー(既定)

特徴:

  • メール1通あたり3行で表示
  • 1行目:差出人
  • 2行目:件名
  • 3行目:メール本文の冒頭部分

こんな人におすすめ:

  • メールの内容を一覧で確認したい
  • どんなメールか、ざっと把握したい
  • 標準的な使い方をしたい

Outlookを最初に起動したときは、このコンパクトビューになっています。

2. シングルビュー

特徴:

  • メール1通あたり1行で表示
  • 差出人、件名、受信日時が横に並ぶ
  • 表示がすっきりしていて、一度に多くのメールを見られる

こんな人におすすめ:

  • 大量のメールを効率的に処理したい
  • シンプルな表示が好き
  • 画面を広く使いたい

3. プレビュービュー

特徴:

  • シングルビューと似ているが、閲覧ウィンドウが非表示
  • メール一覧が画面全体に広がる
  • メールを開かないと本文が見られない

こんな人におすすめ:

  • メールのタイトルだけで判断したい
  • とにかくメール一覧を広く表示したい
  • メールの詳細は別ウィンドウで開きたい

ビューを変更する基本手順

それでは、実際にビューを変更する方法を説明します。

ステップ1:「表示」タブを開く

Outlookの画面上部にある「表示」タブをクリックします。

このタブには、画面表示に関するすべての設定がまとめられています。

ステップ2:「ビューの変更」をクリック

「表示」タブの左側にある「ビューの変更」ボタンをクリックします。

すると、以下の3つの選択肢が表示されます:

  • コンパクト
  • シングル
  • プレビュー

ステップ3:好きなビューを選択

表示したいビューをクリックすれば、すぐに画面が切り替わります。

試しにいくつか切り替えてみて、自分が一番使いやすいものを選びましょう。

ビューを元に戻す方法(リセット)

「ビューの設定をいじっていたら、変になってしまった…」

そんなときは、ビューをリセットして初期状態に戻しましょう。

リセット手順

  1. 「表示」タブを開く
  2. 「ビューの変更」をクリック
  3. 「ビューのリセット」を選択
  4. 確認メッセージで「はい」をクリック

これで、選択しているビュー(コンパクト、シングル、プレビュー)が初期状態に戻ります。

別の方法:ビューの管理から

もう少し詳しく確認しながらリセットする方法もあります。

手順:

  1. 「表示」タブ「ビューの変更」「ビューの管理」をクリック
  2. 「すべてのビューの管理」ウィンドウが開きます
  3. リセットしたいビュー(例:コンパクト)を選択
  4. 「リセット」ボタンをクリック
  5. 「OK」をクリック

この方法なら、どのビューがカスタマイズされているかも確認できます。

閲覧ウィンドウの位置を変更する

メールの本文を表示する「閲覧ウィンドウ」の位置も変更できます。

閲覧ウィンドウとは

メール一覧の隣に表示される、メール本文のプレビュー画面のことです。

既定では画面の右側に表示されていますが、これを下側に移動したり、非表示にしたりできます。

位置の変更方法

手順:

  1. 「表示」タブを開く
  2. 「閲覧ウィンドウ」ボタンをクリック
  3. 以下から選択:
  • :メール一覧の右側に表示(既定)
  • :メール一覧の下側に表示
  • オフ:閲覧ウィンドウを非表示

どの位置がおすすめ?

右側:

  • 標準的なレイアウト
  • 横長のメールが読みやすい
  • 画面が16:9のワイドモニター向き

下側:

  • 縦長のメールが読みやすい
  • メール一覧を横に広く使える
  • シングルビューと相性が良い

オフ:

  • メール一覧を最大限広く使える
  • メールをダブルクリックして別ウィンドウで開く
  • 画面が小さいノートパソコン向き

メールのプレビュー表示を変更する

コンパクトビューでは、メール本文の冒頭が表示されますが、この表示も変更できます。

プレビュー表示の設定

手順:

  1. 「表示」タブを開く
  2. 「メッセージのプレビュー」をクリック
  3. 以下から選択:
  • 無効:本文のプレビューを非表示
  • 1行:1行だけ表示(既定)
  • 2行:2行表示
  • 3行:3行表示

変更の適用範囲を選択

設定を変更すると、「どのフォルダに適用しますか?」と聞かれます。

  • このフォルダー:現在のフォルダ(受信トレイなど)のみ
  • すべてのメールボックス:すべてのアカウント・フォルダに適用

通常は「すべてのメールボックス」を選んで統一すると使いやすいです。

表示される列(項目)をカスタマイズする

メール一覧に表示される情報(差出人、件名、受信日時など)は、自由に追加・削除できます。

列のカスタマイズ方法

注意: 列の変更は、シングルビューまたはプレビュービューでのみ可能です。コンパクトビューでは設定できません。

手順:

  1. ビューを「シングル」または「プレビュー」に変更
  2. 「表示」タブ「ビューの設定」をクリック
  3. 「ビューの詳細設定」ウィンドウで「列」をクリック

列を追加する

  1. 左側の「使用可能な列」から追加したい項目を選択
  2. 「追加」ボタンをクリック
  3. 右側の「次の順序で表示する」に項目が追加されます
  4. 「OK」をクリック

列を削除する

  1. 右側の「次の順序で表示する」から削除したい項目を選択
  2. 「削除」ボタンをクリック
  3. 「OK」をクリック

列の並び順を変更する

右側のリストで、項目を選択して「上へ」「下へ」ボタンをクリックすると、表示順序を変更できます。

左側に表示したい項目ほど、リストの上に移動させましょう。

おすすめの列設定

よく使われる便利な列:

  • カテゴリ:メールに付けた色分けカテゴリを表示
  • サイズ:メールのファイルサイズを表示
  • フラグの状態:重要フラグの状態を表示
  • フォルダー:メールが保存されているフォルダ名(検索結果で便利)
  • 添付ファイル:添付ファイルの有無をアイコンで表示

カスタムビューを作成する

標準の3つのビューでは満足できない場合、自分専用のビューを新しく作ることもできます。

新しいビューの作成手順

手順:

  1. 「表示」タブ「ビューの変更」「ビューの管理」
  2. 「新規作成」ボタンをクリック
  3. 「新しいビューの作成」ウィンドウが開きます

ビューの基本設定

  1. 「ビューの名前」:わかりやすい名前を付ける(例:「業務用メール」)
  2. 「ビューの種類」:以下から選択
  • テーブル:一般的な表形式(メール向け)
  • タイムライン:時系列表示
  • カード:名刺のような表示(連絡先向け)
  • アイコン:大きなアイコン表示
  1. 「適用先」:このビューを使えるフォルダを選択
  • すべてのメールフォルダ(おすすめ)
  • 現在のフォルダのみ
  1. 「OK」をクリック

ビューの詳細設定

「ビューの詳細設定」ウィンドウで、細かく設定できます。

主な設定項目:

  • :表示する項目を選択
  • グループ化:メールを日付や差出人でグループ分け
  • 並べ替え:メールの並び順を設定
  • フィルター:特定の条件のメールのみ表示
  • その他の設定:フォントサイズ、行間隔など

カスタムビューを保存・使用する

設定が完了したら:

  1. 「OK」をクリック
  2. 「ビューの適用」をクリック

次回からは、「ビューの変更」のメニューに、作成したカスタムビューが表示されるようになります。

ビューを他のフォルダにコピーする

一つのフォルダで設定したビューを、他のフォルダにもコピーできます。

コピー手順

手順:

  1. コピー元のフォルダを開く
  2. 「表示」タブ「ビューの変更」
  3. 「現在のビューを他のメールフォルダーに適用」をクリック
  4. ビューを適用したいフォルダにチェックを入れる
  5. 「サブフォルダーにもビューを適用する」にもチェックを入れると、下層フォルダにも適用されます
  6. 「OK」をクリック

これで、すべてのフォルダで同じビュー設定を使えるようになります。

フォントサイズを変更する

メール一覧のフォントサイズも変更できます。

フォントサイズの変更方法

手順:

  1. 「表示」タブ「ビューの設定」をクリック
  2. 「その他の設定」ボタンをクリック
  3. 「列のフォント」または「行のフォント」をクリック
  4. 好きなフォントとサイズを選択
  5. 「OK」を3回クリックして設定を保存

フォントの種類

列のフォント:

  • メール一覧の見出し部分(差出人、件名など)のフォント

行のフォント:

  • メール一覧の各メール全体のフォント
  • こちらを変更すると、メール一覧全体のサイズが変わります

ダークモードに変更する

Outlookは、目に優しいダークモード(黒背景)にも変更できます。

ダークモードの設定方法

手順:

  1. 「ファイル」タブをクリック
  2. 「Officeアカウント」を選択
  3. 「Officeテーマ」のドロップダウンをクリック
  4. 以下から選択:
  • 濃い灰色:ダークモード
  • :ライトモード(既定)
  • カラフル:Officeのブランドカラー
  • システム設定を使用:Windowsの設定に従う

ダークモードは、夜間や暗い場所での作業時に目の疲れを軽減してくれます。

ビュー変更のトラブルシューティング

Q1:ビューを変更したのに表示が変わらない

A: Outlookを一度閉じて、再起動してみてください。

または、別のビューに切り替えてから、もう一度目的のビューに戻すと反映されることがあります。

Q2:「ビューのリセット」が選択できない(グレーアウトしている)

A: そのビューはすでに初期状態です。

カスタマイズしていないビューは、リセットボタンが無効になっています。

Q3:列を追加しようとしても追加できない

A: コンパクトビューになっていませんか?

列の追加・削除は、シングルビューまたはプレビュービューでのみ可能です。

Q4:カスタムビューを削除したい

手順:

  1. 「表示」タブ「ビューの変更」「ビューの管理」
  2. 削除したいカスタムビューを選択
  3. 「削除」ボタンをクリック
  4. 確認メッセージで「はい」をクリック

注意: 標準の3つのビュー(コンパクト、シングル、プレビュー)は削除できません。

Q5:ビューの設定がすぐに元に戻ってしまう

A: 会社のパソコンで使用している場合、IT管理者によってビューの設定が管理されている可能性があります。

その場合は、設定を変更しても自動的に元に戻されることがあるので、IT部門に確認してみましょう。

おすすめのビュー設定パターン

使用目的に応じた、おすすめのビュー設定をご紹介します。

パターン1:大量メール処理向け

設定:

  • ビュー:シングル
  • 閲覧ウィンドウ:下
  • メッセージプレビュー:無効
  • 並べ替え:受信日時(新しい順)

特徴:
一度に多くのメールを表示でき、素早く処理できます。

パターン2:じっくり確認向け

設定:

  • ビュー:コンパクト
  • 閲覧ウィンドウ:右
  • メッセージプレビュー:2行
  • 並べ替え:受信日時(新しい順)

特徴:
メールの内容を一覧で確認しながら、詳細も読めます。

パターン3:集中作業向け

設定:

  • ビュー:プレビュー
  • 閲覧ウィンドウ:オフ
  • メッセージプレビュー:無効
  • グループ化:カテゴリ別

特徴:
メール一覧を広く使い、必要なメールだけを開いて集中できます。

まとめ

Outlookのビュー変更について、重要なポイントをまとめます。

ビューとは:

  • Outlookの画面表示方法の設定
  • 自分の作業スタイルに合わせてカスタマイズできる

3つの標準ビュー:

  1. コンパクト:3行表示、メール本文のプレビューあり(既定)
  2. シングル:1行表示、すっきりとしたレイアウト
  3. プレビュー:1行表示、閲覧ウィンドウなし

ビューの変更方法:

  • 表示タブ → ビューの変更 → 好きなビューを選択

ビューのリセット方法:

  • 表示タブ → ビューの変更 → ビューのリセット

カスタマイズできる主な項目:

  • 閲覧ウィンドウの位置
  • メッセージプレビューの行数
  • 表示される列(項目)
  • フォントサイズ
  • カラーテーマ(ダークモード)

Outlookのビューは、一度自分好みに設定してしまえば、毎日のメール作業が格段に効率的になります。

最初は標準のビューで試してみて、慣れてきたら少しずつカスタマイズしていくのがおすすめです。

「この情報も表示したい」「もっと見やすくしたい」と思ったら、ぜひこの記事を参考に設定を変更してみてください。

あなたにぴったりのビューが見つかることを願っています!

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