Outlookで送受信できない時の完全解決ガイド|エラーコード別の対処法を徹底解説

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重要なメールを送ろうとしたら「メッセージを送信できませんでした」というエラー。朝、出勤してメールをチェックしようとしたら、新着メールが一切受信されない。

ビジネスでメールが使えないと、本当に困りますよね。取引先への返信が遅れたり、重要な情報を見逃したりする不安もあります。

この記事では、Outlookで送受信できない原因を特定し、エラーメッセージやエラーコード別に具体的な解決方法を、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。


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  1. Outlookの送受信の仕組み
    1. 正常な受信の流れ
    2. 正常な送信の流れ
    3. 送受信できない時に起きていること
  2. よくあるエラーメッセージと意味
    1. 受信時のエラーメッセージ
    2. 送信時のエラーメッセージ
    3. エラーコード一覧
  3. 受信できない場合の解決方法
    1. 手順1:インターネット接続を確認
    2. 手順2:手動で送受信を実行
    3. 手順3:受信サーバー設定を確認
    4. 手順4:パスワードを確認・再入力
    5. 手順5:受信トレイの容量を確認
    6. 手順6:セキュリティソフトの設定確認
  4. 送信できない場合の解決方法
    1. 手順1:送信トレイを確認
    2. 手順2:SMTP設定を確認
    3. 手順3:添付ファイルのサイズを確認
    4. 手順4:送信元アドレスを確認
    5. 手順5:プロバイダのOP25B規制を確認
    6. 手順6:エラーメッセージの詳細を確認
  5. 送受信両方できない場合
    1. 原因1:ネットワークの問題
    2. 原因2:アカウント設定の全般的な問題
    3. 原因3:Outlookプロファイルの破損
  6. エラーコード別の詳細な解決方法
    1. エラー 0x800CCC92(ログオン失敗)
    2. エラー 0x80042109(SMTPサーバー接続失敗)
    3. エラー 0x800CCC0F(接続が切断された)
    4. エラー 0x800CCC78/0x800CCC79(認証エラー)
  7. 特定のメールプロバイダ別の設定
    1. Gmail
    2. Outlook.com / Hotmail
    3. Yahoo!メール
  8. 予防策と定期的なメンテナンス
    1. 定期的に実施すべきこと
    2. トラブル予防のチェックリスト
  9. よくある質問(FAQ)
    1. Q1. 受信はできるのに、送信だけできません。
    2. Q2. 特定の相手にだけメールが送信できません。
    3. Q3. Webメールでは送受信できるのに、Outlookではできません。
    4. Q4. エラーコード 0x8004010F が出ます。
    5. Q5. 急に送受信できなくなりました。何も設定を変えていません。
    6. Q6. 会社のメールが自宅から送受信できません。
  10. まとめ|原因を特定して確実に解決

Outlookの送受信の仕組み

まず、正常な送受信の流れを理解しておきましょう。

正常な受信の流れ

1. メールサーバーに問い合わせ

  • Outlookが定期的にメールサーバーをチェック
  • または「送受信」ボタンを手動でクリック

2. 認証

  • メールアドレスとパスワードで認証
  • サーバーが本人確認

3. メールの取得

  • 受信サーバー(POP3/IMAP)から新着メールをダウンロード
  • Outlookの受信トレイに表示

4. 完了

  • 新着メールが表示される
  • 通知が来る

正常な送信の流れ

1. 送信ボタンをクリック

  • メールを作成して「送信」をクリック
  • 送信トレイに一時保存

2. 送信サーバーに接続

  • SMTPサーバーに接続
  • 認証を実施

3. メールの送信

  • 送信サーバーがメールを配送
  • 相手のメールサーバーへ転送

4. 完了

  • 「送信済みアイテム」フォルダに移動
  • 送信トレイから削除される

送受信できない時に起きていること

この流れのどこかで問題が発生しています。

よくある問題箇所

  • 認証に失敗(パスワード間違いなど)
  • サーバーに接続できない(ネットワーク問題)
  • サーバー設定が間違っている
  • メールサイズが大きすぎる
  • セキュリティソフトがブロック

よくあるエラーメッセージと意味

エラーメッセージから原因を特定しましょう。

受信時のエラーメッセージ

「タスク ‘[メールアドレス] – 受信中’ でエラーが報告されました」

意味

  • 受信サーバーとの通信で問題発生

主な原因

  • パスワードが間違っている
  • サーバー設定が正しくない
  • インターネット接続の問題

「サーバーへの接続がタイムアウトしました」

意味

  • サーバーからの応答がない

主な原因

  • ネットワークの問題
  • サーバーがダウンしている
  • ファイアウォールでブロックされている

「セキュリティで保護されたパスワード認証でログオンできませんでした」

意味

  • 認証方式の設定が間違っている

主な原因

  • サーバー設定の認証方式が不適切
  • セキュリティ設定の問題

送信時のエラーメッセージ

「メッセージを送信できませんでした」

意味

  • 送信サーバーとの通信で問題発生

主な原因

  • SMTP設定が間違っている
  • 送信サーバーの認証失敗
  • ポート番号の間違い

「送信者のメールアドレスが拒否されました」

意味

  • 送信元メールアドレスが認証されていない

主な原因

  • Fromアドレスが設定と異なる
  • SMTP認証が必要なのに設定していない

「メッセージのサイズが大きすぎます」

意味

  • 添付ファイルを含むメールサイズが上限を超えている

主な原因

  • 添付ファイルが大きすぎる(多くのサーバーは10〜25MB制限)

エラーコード一覧

0x800CCC0E

  • 意味:サーバーへの接続失敗
  • 原因:ネットワーク問題、サーバーダウン

0x800CCC0F

  • 意味:サーバーへの接続が切断された
  • 原因:タイムアウト、不安定な接続

0x800CCC92

  • 意味:ログオン失敗
  • 原因:パスワード間違い、アカウント設定の問題

0x80042109

  • 意味:Outlookが送信サーバーに接続できない
  • 原因:SMTP設定の間違い、ファイアウォール

0x800CCC78

  • 意味:不明なエラー
  • 原因:サーバー側の一時的な問題

0x800CCC79

  • 意味:認証エラー
  • 原因:パスワード間違い、アカウントロック

受信できない場合の解決方法

メールが受信できない時の対処法を、段階的に解説します。

手順1:インターネット接続を確認

確認方法

  1. ブラウザでWebサイトを開く
  • Google.comなど、確実に開くサイトにアクセス
  • 開けばインターネットは正常
  1. Outlookのステータスを確認
  • 画面下部に「オフライン作業」と表示されていないか
  • 表示されている場合はクリックしてオンラインに切り替え

手順2:手動で送受信を実行

自動受信が止まっている可能性があります。

操作方法

  1. 送受信ボタンをクリック
  • 「送受信」タブをクリック
  • 「すべてのフォルダーを送受信」をクリック
  • またはF9キーを押す
  1. エラーメッセージを確認
  • エラーが出る場合、メッセージをメモ

手順3:受信サーバー設定を確認

Windows版

  1. アカウント設定を開く
  • 「ファイル」→「アカウント設定」→「アカウント設定」
  1. アカウントを選択
  • 問題のあるメールアカウントをダブルクリック
  1. 受信サーバー設定を確認

POP3の場合

受信メールサーバー: pop.example.com
ポート: 995(SSL使用時)または110
暗号化: SSL/TLS

IMAPの場合

受信メールサーバー: imap.example.com
ポート: 993(SSL使用時)または143
暗号化: SSL/TLS
  1. 「詳細設定」をクリック
  • 「詳細設定」タブでポート番号を確認
  • 「送信サーバー」タブで認証設定を確認

手順4:パスワードを確認・再入力

パスワードの問題は非常に多いです。

パスワードの再設定

  1. アカウント設定で「変更」をクリック
  2. 新しいパスワードを入力
  • 最新のパスワードを入力
  • 大文字・小文字を正確に
  1. 「パスワードを保存する」にチェック
  2. 「次へ」→「完了」

Webメールでパスワードを確認

まず、Webブラウザでメールにアクセスできるか確認:

  • Outlook.com: https://outlook.live.com
  • Gmail: https://mail.google.com
  • その他:プロバイダのWebメール

ここでログインできない場合は、パスワードをリセットする必要があります。

手順5:受信トレイの容量を確認

メールボックスが容量制限に達していると、新着メールを受信できません。

容量の確認方法

  1. Webメールで確認
  • ブラウザ版のメールにアクセス
  • 容量表示を確認(例:15GBのうち14.8GB使用)
  1. 不要なメールを削除
  • 古いメールを削除
  • 「削除済みアイテム」を空にする
  • 大きな添付ファイル付きメールを削除

手順6:セキュリティソフトの設定確認

ウイルス対策ソフトがメール受信をブロックしている可能性があります。

確認方法

  1. セキュリティソフトを一時的に無効化
  • ウイルス対策ソフトのアイコンを右クリック
  • 「保護を一時停止」または「無効化」を選択
  • 10分程度停止
  1. 受信テスト
  • Outlookで送受信を実行
  • 受信できるか確認
  1. 問題が解決した場合
  • セキュリティソフトの設定でOutlookを「例外」に追加
  • メールスキャン機能を調整

注意:テスト後は必ずセキュリティソフトを再度有効化してください。


送信できない場合の解決方法

メールが送信できない時の対処法です。

手順1:送信トレイを確認

メールが送信トレイに残っている場合があります。

確認方法

  1. 送信トレイフォルダを開く
  • 左側のフォルダ一覧で「送信トレイ」をクリック
  1. メールが残っているか確認
  • 残っている場合、そのメールを開く
  • エラーメッセージがないか確認
  1. 再送信
  • 「送受信」→「すべてのフォルダーを送受信」

手順2:SMTP設定を確認

送信サーバーの設定が最も重要です。

設定の確認

  1. アカウント設定を開く
  • 「ファイル」→「アカウント設定」→「アカウント設定」
  1. アカウントをダブルクリック
  2. 「詳細設定」をクリック
  3. 「送信サーバー」タブ
  • 「送信サーバー(SMTP)は認証が必要」にチェック
  • 「受信メールサーバーと同じ設定を使用する」を選択
  1. 「詳細設定」タブ

SMTP設定の一般的な値

送信サーバー(SMTP): smtp.example.com
ポート: 587(TLS/STARTTLS使用時)
      または 465(SSL使用時)
      または 25(暗号化なし・非推奨)
暗号化: TLS または SSL/TLS

手順3:添付ファイルのサイズを確認

大きな添付ファイルが原因かもしれません。

対処法

1. ファイルサイズを確認

  • 多くのメールサーバーは10〜25MBが上限
  • プロバイダによって異なる

2. 大きなファイルの送信方法

  • ファイルを圧縮する
  • ファイルを分割して複数のメールで送信
  • クラウドストレージ(OneDrive、Google Drive等)を使用
  • ファイルをアップロード
  • 共有リンクをメールで送信

手順4:送信元アドレスを確認

設定と異なるアドレスから送信しようとしていないか確認します。

確認方法

  1. 新規メールを作成
  2. 「差出人」を確認
  • 「差出人」欄が表示されていない場合
  • 「オプション」タブ→「差出人」をクリック
  1. 正しいアドレスを選択
  • アカウント設定と同じアドレスを選択

手順5:プロバイダのOP25B規制を確認

自宅や外出先から送信できない場合、OP25B(Outbound Port 25 Blocking)が原因かもしれません。

OP25Bとは

  • 迷惑メール対策で、プロバイダが25番ポートをブロックする仕組み
  • 多くのプロバイダが実施

対処法

1. サブミッションポート(587番)を使用

アカウント設定の「詳細設定」タブで:

  • 送信サーバー(SMTP)のポート:587
  • 暗号化:TLS

2. プロバイダのSMTPサーバーを使用

自宅プロバイダ(例:フレッツ光)のSMTPサーバーを経由して送信:

  • 例:smtp.example-provider.ne.jp

ただし、この場合は差出人アドレスが制限される場合があります。

手順6:エラーメッセージの詳細を確認

送信エラーの詳細情報を確認します。

確認方法

  1. 送信トレイのメールを開く
  2. エラーメッセージを読む
  • 赤い文字で表示されるエラー
  • エラーコードをメモ
  1. 「送受信の進行状況」を確認
  • 「送受信」タブ→「送受信の進行状況を表示」をクリック
  • 「エラー」タブを確認

送受信両方できない場合

受信も送信もできない場合の対処法です。

原因1:ネットワークの問題

確認と対処

  1. インターネット接続を確認
  • ブラウザでWebサイトを開く
  • 開けない場合、ネットワークの問題
  1. ルーターを再起動
  • ルーターの電源を切る
  • 30秒待つ
  • 電源を入れる
  • 完全に起動するまで数分待つ
  1. 有線接続に切り替え
  • Wi-Fiではなく、有線LANケーブルで接続
  • より安定する

原因2:アカウント設定の全般的な問題

対処法:アカウントを削除して再設定

Windows版

  1. バックアップを取る(重要)
  • POP3の場合、既存のメールをエクスポート
  • IMAPの場合、サーバーにメールが残るので不要
  1. アカウント設定を開く
  • 「ファイル」→「アカウント設定」→「アカウント設定」
  1. アカウントを削除
  • 問題のあるアカウントを選択
  • 「削除」ボタンをクリック
  • 確認メッセージで「はい」
  1. Outlookを再起動
  2. アカウントを再追加
  • 「ファイル」→「アカウントの追加」
  • メールアドレスとパスワードを入力
  • 自動設定に従う
  1. 手動設定が必要な場合
  • 「詳細オプション」→「自分で自分のアカウントを手動で設定」にチェック
  • POP3またはIMAPを選択
  • サーバー情報を入力

原因3:Outlookプロファイルの破損

プロファイル自体に問題がある可能性があります。

対処法:新しいプロファイルを作成

  1. Outlookを終了
  2. コントロールパネルを開く
  • Windows + R で「control」と入力
  • Enter
  1. 「メール (Microsoft Outlook)」をクリック
  2. 「プロファイルの表示」をクリック
  3. 「追加」ボタンをクリック
  • 新しいプロファイル名を入力(例:Outlook新規)
  • 「OK」
  1. アカウント設定ウィザードに従う
  • メールアドレスとパスワードを入力
  • 自動設定または手動設定
  1. 既定のプロファイルを変更
  • 新しいプロファイルを選択
  • 「OK」
  1. Outlookを起動
  • 新しいプロファイルで起動

エラーコード別の詳細な解決方法

エラー 0x800CCC92(ログオン失敗)

原因

  • パスワードが間違っている
  • アカウントがロックされている

解決方法

  1. パスワードを確認
  • Webメールでログインできるか確認
  • できない場合、パスワードをリセット
  1. Outlookのパスワードを更新
  • アカウント設定で新しいパスワードを入力
  1. 資格情報を削除
  • コントロールパネル→「資格情報マネージャー」
  • Outlookに関連する資格情報を削除
  • Outlook再起動時に再入力

エラー 0x80042109(SMTPサーバー接続失敗)

原因

  • SMTP設定が間違っている
  • ファイアウォールでブロック

解決方法

  1. SMTP設定を確認
  • サーバー名:smtp.example.com
  • ポート:587(TLS)または465(SSL)
  • 認証:有効
  1. ファイアウォール設定
  • Windowsファイアウォール設定を開く
  • Outlookを許可リストに追加
  • ポート587と465を許可
  1. セキュリティソフト
  • 一時的に無効化してテスト
  • 問題が解決したら、Outlookを例外に追加

エラー 0x800CCC0F(接続が切断された)

原因

  • ネットワークが不安定
  • タイムアウト

解決方法

  1. タイムアウト設定を延長
  • アカウント設定→「詳細設定」
  • 「サーバーのタイムアウト」を最大(5分)に設定
  1. ネットワークの安定性向上
  • Wi-Fiではなく有線LAN接続
  • ルーターの再起動

エラー 0x800CCC78/0x800CCC79(認証エラー)

原因

  • 認証方式の設定が間違っている
  • 2段階認証が有効

解決方法

  1. 認証設定を確認
  • 詳細設定→「送信サーバー」タブ
  • 「送信サーバー(SMTP)は認証が必要」にチェック
  1. 2段階認証の対応

Gmailの場合

  • Googleアカウントで「アプリパスワード」を生成
  • Outlookでそのパスワードを使用

手順

  1. Googleアカウントにアクセス
  2. セキュリティ→2段階認証プロセス
  3. アプリパスワード
  4. 「メール」と「Windowsコンピュータ」を選択
  5. 生成されたパスワードをOutlookに入力

特定のメールプロバイダ別の設定

主要なメールサービスの正しい設定です。

Gmail

受信設定(IMAP推奨)

サーバー: imap.gmail.com
ポート: 993
暗号化: SSL/TLS

送信設定

サーバー: smtp.gmail.com
ポート: 587
暗号化: TLS
認証: 必要

注意点

  • 2段階認証が有効な場合、アプリパスワードが必要
  • 「安全性の低いアプリのアクセス」は非推奨(廃止予定)

Outlook.com / Hotmail

受信設定(IMAP)

サーバー: outlook.office365.com
ポート: 993
暗号化: SSL/TLS

送信設定

サーバー: smtp.office365.com
ポート: 587
暗号化: TLS
認証: 必要

Yahoo!メール

受信設定(IMAP)

サーバー: imap.mail.yahoo.co.jp
ポート: 993
暗号化: SSL/TLS

送信設定

サーバー: smtp.mail.yahoo.co.jp
ポート: 465
暗号化: SSL
認証: 必要

注意点

  • Yahoo!メールの設定で「IMAPアクセス」を有効にする必要あり

予防策と定期的なメンテナンス

問題を未然に防ぐための方法です。

定期的に実施すべきこと

1. パスワードの管理

  • パスワード変更時は、すぐにOutlookも更新
  • パスワードマネージャーで管理

2. メールボックスの整理

  • 不要なメールを定期的に削除
  • 「削除済みアイテム」を空にする
  • 容量の大きい添付ファイルを整理

3. Outlookのアップデート

  • Windows Updateを定期的に実行
  • Microsoft 365の場合、自動更新を有効に

4. バックアップ

  • POP3の場合、PSTファイルを定期的にバックアップ
  • 重要なメールはエクスポート

トラブル予防のチェックリスト

月1回のチェック

  • [ ] メールボックスの容量確認
  • [ ] 送信トレイに残っているメールがないか
  • [ ] Outlookのアップデート確認

問題発生時のために

  • [ ] メールサーバー設定をメモしておく
  • [ ] パスワードをパスワードマネージャーに保存
  • [ ] IT部門の連絡先を控えておく(社内の場合)

よくある質問(FAQ)

Q1. 受信はできるのに、送信だけできません。

A. SMTP設定の問題です。特にポート番号と認証設定を確認してください。

チェックポイント:

  • ポート番号:587または465
  • 認証:「送信サーバーは認証が必要」にチェック
  • OP25B規制の可能性(自宅から送信の場合)

Q2. 特定の相手にだけメールが送信できません。

A. 相手のメールサーバーでブロックされている可能性があります。

原因:

  • 相手のメールサーバーの迷惑メールフィルター
  • 送信元IPアドレスがブラックリストに登録

対処法:

  • 相手に確認してもらう
  • 別のメールアドレスから送信してみる

Q3. Webメールでは送受信できるのに、Outlookではできません。

A. Outlookアプリ固有の問題です。アカウント設定を確認してください。

試すべきこと:

  1. アカウントの修復
  2. 新しいプロファイルを作成
  3. サーバー設定を手動で確認

Q4. エラーコード 0x8004010F が出ます。

A. PSTファイルの破損です。受信トレイ修復ツール(SCANPST)を実行してください。

手順:

  1. Outlookを終了
  2. SCANPST.EXEを実行
  3. データファイルをスキャン・修復

Q5. 急に送受信できなくなりました。何も設定を変えていません。

A. 以下の可能性があります。

考えられる原因:

  • メールプロバイダがサーバー設定を変更した
  • Windowsアップデートの影響
  • セキュリティソフトの更新
  • パスワードの期限切れ

確認方法:

  • プロバイダのお知らせを確認
  • Webメールでログインできるか確認

Q6. 会社のメールが自宅から送受信できません。

A. 会社のセキュリティポリシーや、VPN接続が必要な可能性があります。

確認すべきこと:

  • 社外からのアクセスが許可されているか
  • VPN接続が必要か
  • IT部門に確認

まとめ|原因を特定して確実に解決

Outlookの送受信トラブルは、原因を正しく特定できれば解決できます。

この記事の重要ポイント

基本的な確認事項

  1. インターネット接続
  2. オフラインモードになっていないか
  3. パスワードは正しいか
  4. サーバー設定は正確か

受信できない場合

  • 受信サーバー設定を確認
  • メールボックスの容量確認
  • セキュリティソフトの確認

送信できない場合

  • SMTP設定(特にポート番号と認証)
  • 添付ファイルのサイズ
  • OP25B規制の確認

両方できない場合

  • ネットワークの問題
  • アカウント設定の全面的な見直し
  • プロファイルの再作成

解決の優先順位

1. パスワード確認(最も多い原因)
   ↓
2. サーバー設定確認
   ↓
3. ネットワーク・セキュリティ確認
   ↓
4. アカウントの修復・再作成
   ↓
5. IT部門・プロバイダに問い合わせ

焦らず、一つずつ確認していけば、ほとんどの問題は解決できます。

エラーメッセージやエラーコードをよく読み、該当する解決方法を試してみてください。それでも解決しない場合は、IT管理者やプロバイダーのサポートに相談することをおすすめします。

あなたのOutlookが無事に送受信できるようになりますように!

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