「オペレーティングシステムは現在このアプリケーションを実行するように構成されていません」エラーの原因と対処法

プログラミング・IT

Excelファイルを開こうとしたら、突然「エラー: オペレーティングシステムは現在このアプリケーションを実行するように構成されていません」というメッセージが表示されて、ファイルが開けなくなった経験はありませんか?

このエラーは、主にMicrosoft Office(Excel、Word、Outlook、PowerPointなど)で発生するトラブルで、特に2023年9月以降のOfficeアップデート後に多く報告されています。

昨日まで普通に使えていたのに、急に使えなくなると本当に困りますよね。仕事や勉強で急ぎのファイルを開きたいときに、このエラーが出るとパニックになってしまいます。

でも安心してください。このエラーには明確な原因があり、適切な対処法を試すことで解決できます。

今回は、このエラーが発生する原因と、実際に効果があった10の対処法について詳しく解説していきます。

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  1. エラー「オペレーティングシステムは現在このアプリケーションを実行するように構成されていません」とは?
    1. エラーメッセージの正式名称
    2. どんな時に発生するか
    3. 影響を受けるOfficeバージョン
  2. エラーが発生する主な原因
    1. 1. Officeアップデートの不具合
    2. 2. ファイルの関連付けの問題
    3. 3. appvlpという実行ファイルの干渉
    4. 4. Officeのファイルレジストリの破損
    5. 5. COM Surrogateプロセスの問題
    6. 6. システムファイルの破損
    7. 7. 保護ビューの設定
    8. 8. 互換性の問題
  3. エラーの対処法
    1. 【対処法1】ファイルの関連付けを再設定する
    2. 【対処法2】タスクバーのアイコンを再ピンする
    3. 【対処法3】Officeの修復を実行する
    4. 【対処法4】Officeバージョンをロールバックする
    5. 【対処法5】SFCスキャンでシステムファイルを修復
    6. 【対処法6】管理者として実行する
    7. 【対処法7】セーフモードで起動する
    8. 【対処法8】保護ビューの設定を変更する
    9. 【対処法9】互換モードで実行する
    10. 【対処法10】Officeを再インストールする
  4. エラーが解決しない場合のチェックポイント
    1. Windows Updateを確認
    2. ウイルス対策ソフトを一時的に無効化
    3. Microsoftサポートに問い合わせ
  5. よくある質問
    1. Q1:このエラーはウイルスが原因ですか?
    2. Q2:Office 2013はサポート終了していますが、使い続けても大丈夫?
    3. Q3:ファイルの関連付けを変更しても、すぐに元に戻ってしまいます。
    4. Q4:デスクトップのショートカットは使えませんが、スタートメニューからなら開けます。なぜですか?
    5. Q5:修復やロールバックを試しても解決しません。どうすれば良いですか?
  6. まとめ

エラー「オペレーティングシステムは現在このアプリケーションを実行するように構成されていません」とは?

エラーメッセージの正式名称

このエラーの正式な英語表記は「The operating system is not presently configured to run this application」です。

エラーメッセージの意味
このメッセージは、「あなたのパソコンのOS(オペレーティングシステム)が、今開こうとしているアプリケーションを実行できる設定になっていません」という意味です。

どんな時に発生するか

このエラーは、主に以下のような状況で発生します。

発生する主なケース

  • Excelファイルをダブルクリックして開こうとしたとき
  • Wordファイルをダブルクリックして開こうとしたとき
  • Outlookを起動しようとしたとき
  • PowerPointファイルを開こうとしたとき
  • パソコン起動時に自動的に表示される

特徴的な症状

  • スタートメニューからアプリを起動すれば開ける場合がある
  • デスクトップやタスクバーのショートカットからは開けない
  • ファイルをダブルクリックしても開けない
  • エラーが出た後、アプリが灰色の画面で起動することがある

影響を受けるOfficeバージョン

このエラーは、以下のOfficeバージョンで報告されています。

  • Office 2013(最も多い)
  • Office 2016
  • Office 2019
  • Office 2021
  • Microsoft 365(旧Office 365)

特にOffice 2013でこのエラーが多発しており、2023年のアップデート以降に急増しました。

エラーが発生する主な原因

1. Officeアップデートの不具合

最も多い原因が、Officeの自動アップデートによる不具合です。

問題のあるアップデート
2023年9月のバージョン(バージョン15.0.5589.1001)で、多くのユーザーがこのエラーに遭遇しました。

Microsoftは定期的にOfficeのセキュリティアップデートや機能改善を配信していますが、時々不具合を含むアップデートがリリースされることがあります。

2. ファイルの関連付けの問題

Windowsでは、ファイルの拡張子(.xlsxや.docxなど)と、それを開くアプリケーションが「関連付け」されています。

関連付けが壊れる原因

  • Officeのアップデート
  • 他のソフトウェアのインストール
  • Windows Updateの影響

この関連付けが壊れると、ファイルをダブルクリックしても正しいアプリで開けなくなります。

3. appvlpという実行ファイルの干渉

一部のケースで、「appvlp」という実行ファイルがExcelやWordファイルを開く設定になってしまい、エラーが発生します。

appvlpとは?
appvlpは、Microsoft App-V(Application Virtualization)という仮想化技術に関連する実行ファイルです。

通常、一般的なユーザーがこのファイルでOfficeドキュメントを開く必要はありません。

4. Officeのファイルレジストリの破損

Windowsのレジストリ(設定情報を保存する場所)が破損すると、Officeが正常に動作しなくなります。

レジストリが破損する原因

  • 不適切なシャットダウン
  • システムクラッシュ
  • ウイルス感染
  • 不完全なソフトウェアのアンインストール

5. COM Surrogateプロセスの問題

「COM Surrogate(32ビット)」というWindowsのプロセスがエラーを引き起こしている場合があります。

このプロセスは、互換性のないコンポーネントやアドインが原因でエラーを発生させることがあります。

6. システムファイルの破損

Windows自体のシステムファイルが破損していると、Officeアプリケーションが正常に動作しません。

7. 保護ビューの設定

Officeの「保護ビュー」機能が、特定の場所に保存されたファイルを安全でないと判断し、開けなくしている可能性があります。

8. 互換性の問題

古いバージョンのOfficeアプリを新しいWindowsで実行しようとすると、互換性の問題でエラーが発生することがあります。

具体例
Windows 11でOffice 2013を使用している場合など

エラーの対処法

【対処法1】ファイルの関連付けを再設定する

最も手軽で効果的な方法は、ファイルとアプリケーションの関連付けを再設定することです。

手順(Excelファイルの場合)

  1. 開けないExcelファイル(.xlsxファイル)を右クリックします
  2. 表示されたメニューから「プログラムから開く」を選択します
  3. 「別のプログラムを選択」をクリックします
  4. 「Microsoft Excel」を選択します(リストに表示されていない場合は「その他のアプリ」をクリックして探します)
  5. 重要:「常にこのアプリを使って.xlsxファイルを開く」にチェックを入れます
  6. 「OK」をクリックします

WordやPowerPointの場合も同様

  • .docx → Microsoft Word
  • .pptx → Microsoft PowerPoint

この方法で、ファイルの関連付けがリセットされ、正しいアプリで開けるようになります。

【対処法2】タスクバーのアイコンを再ピンする

デスクトップやタスクバーのショートカットが原因の場合、アイコンを一度外して再度ピンし直すことで解決することがあります。

手順

  1. タスクバーにピン留めされているExcelやWordのアイコンを右クリックします
  2. 「タスクバーからピン留めを外す」を選択します
  3. スタートメニューを開きます
  4. Microsoft Officeのフォルダを展開します
  5. Excel(またはWord、Outlookなど)を右クリックします
  6. 「タスクバーにピン留めする」を選択します

この方法で、ショートカットがリフレッシュされ、正常に動作するようになります。

スタートメニューから起動する方法
タスクバーのアイコンがダメでも、スタートメニューから直接アプリを起動すると開ける場合があります。

【対処法3】Officeの修復を実行する

Officeの修復機能を使うことで、壊れたファイルを自動的に修復できます。

手順

ステップ1:コントロールパネルを開く

  1. Windows + R キーを同時に押します
  2. 「appwiz.cpl」と入力してEnterキーを押します

ステップ2:Officeを修復

  1. インストールされているプログラムの一覧から「Microsoft Office」または「Microsoft 365」を探します
  2. 該当のOfficeを選択して「変更」をクリックします
  3. 修復オプションが表示されます

修復の種類

クイック修復(オフライン修復)

  • インターネット接続不要
  • 短時間で完了
  • 軽度な問題に有効

オンライン修復(完全修復)

  • インターネット接続が必要
  • 時間がかかる(20〜30分程度)
  • より徹底的な修復
  1. まずは「クイック修復」を選択して「修復」をクリックします
  2. 修復が完了したら、パソコンを再起動します
  3. クイック修復で解決しない場合は、「オンライン修復」を試します

【対処法4】Officeバージョンをロールバックする

問題のあるアップデートが原因の場合、以前のバージョンに戻すことで解決できます。

注意事項
この方法はクイック実行版(Click-to-Run)のOfficeでのみ可能です。

手順

  1. Word、Excel、PowerPointなど、いずれかのOfficeアプリをスタートメニューから起動します
  2. 「ファイル」タブをクリックします
  3. 「アカウント」(または「オフィスアカウント」)を選択します
  4. 右側に表示される「更新オプション」をクリックします
  5. 重要:まず「更新プログラムを無効にする」を選択します(これをしないと、またすぐに問題のあるバージョンに更新されてしまいます)
  6. コマンドプロンプト(管理者)を開きます
  7. 以下のコマンドを入力してEnterキーを押します
cd "C:\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\ClickToRun"

または64ビット版の場合

cd "C:\Program Files (x86)\Common Files\Microsoft Shared\ClickToRun"
  1. 次のコマンドを入力します
officec2rclient.exe /update user updatetoversion=15.0.5571.1000

(15.0.5571.1000は2023年7月の安定したバージョンです)

  1. 更新が完了するまで待ちます
  2. パソコンを再起動します

重要なポイント
バージョンをロールバックした後は、自動更新を無効にしたままにしておくか、Microsoftが修正版をリリースするまで待つことをおすすめします。

【対処法5】SFCスキャンでシステムファイルを修復

Windowsのシステムファイルが破損している場合、SFC(System File Checker)スキャンで修復できます。

手順

  1. スタートボタンを右クリックします
  2. 「ターミナル(管理者)」または「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します
  3. 以下のコマンドを入力してEnterキーを押します
sfc /scannow
  1. スキャンが完了するまで待ちます(10〜30分程度かかります)
  2. 「Windows リソース保護により、破損したファイルが見つかり、正常に修復されました」と表示されたら成功です
  3. パソコンを再起動します

スキャン結果の意味

  • 「整合性違反は検出されませんでした」→ システムファイルは正常
  • 「破損したファイルが見つかり、正常に修復されました」→ 修復成功
  • 「破損したファイルが見つかりましたが、一部は修復できませんでした」→ さらに高度な修復が必要

【対処法6】管理者として実行する

権限の問題でエラーが発生している場合、アプリを管理者として実行することで解決できます。

手順

  1. ExcelやWordのアプリケーションファイルを探します

通常の場所:

  • 32ビット版:C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\Office15\EXCEL.EXE
  • 64ビット版:C:\Program Files\Microsoft Office\Office15\EXCEL.EXE

(Office15はOffice 2013の場合。Office 2016ならOffice16)

  1. 該当のファイル(例:EXCEL.EXE)を右クリックします
  2. 「管理者として実行」を選択します
  3. ファイルが正常に開けるか確認します

常に管理者として実行する設定

  1. 実行ファイルを右クリックして「プロパティ」を選択します
  2. 「互換性」タブを開きます
  3. 「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを入れます
  4. 「OK」をクリックします

【対処法7】セーフモードで起動する

アドインや拡張機能が原因の場合、セーフモードで起動することで問題を特定できます。

手順

  1. Windows + R キーを同時に押します
  2. 以下のコマンドを入力してEnterキーを押します

Excelの場合

excel /safe

Wordの場合

winword /safe

Outlookの場合

outlook /safe
  1. セーフモードで正常に起動できたら、アドインが原因の可能性が高いです
  2. アプリを通常モードで起動し、「ファイル」→「オプション」→「アドイン」から不要なアドインを無効化します

【対処法8】保護ビューの設定を変更する

保護ビューが原因でファイルが開けない場合、設定を変更することで解決できます。

手順

  1. ExcelまたはWordをスタートメニューから起動します
  2. 「ファイル」→「オプション」をクリックします
  3. 左側のメニューから「トラストセンター」を選択します
  4. 「トラストセンターの設定」ボタンをクリックします
  5. 「保護ビュー」を選択します
  6. 以下の3つのチェックを外します
  • インターネットから取得したファイルに対して、保護ビューを有効にする
  • 安全でない可能性のある場所のファイルに対して、保護ビューを有効にする
  • Outlookの添付ファイルに対して、保護ビューを有効にする
  1. 「OK」をクリックします
  2. アプリを再起動します

注意事項
保護ビューを無効にすると、セキュリティレベルが下がります。信頼できるファイルのみを開くようにしてください。

【対処法9】互換モードで実行する

古いバージョンのOfficeを新しいWindowsで使用している場合、互換モードで実行することで解決できます。

手順

  1. Excelなどのアプリケーションファイル(EXCEL.EXE)を右クリックします
  2. 「プロパティ」を選択します
  3. 「互換性」タブを開きます
  4. 「互換モードでこのプログラムを実行する」にチェックを入れます
  5. ドロップダウンメニューから古いWindowsバージョン(例:Windows 8、Windows 7)を選択します
  6. 「適用」→「OK」をクリックします
  7. アプリを起動して確認します

【対処法10】Officeを再インストールする

上記の方法でも解決しない場合、最終手段としてOfficeを再インストールします。

手順

ステップ1:Officeをアンインストール

  1. Windows + R キーを押します
  2. 「appwiz.cpl」と入力してEnterキーを押します
  3. 「Microsoft Office」を選択して「アンインストール」をクリックします
  4. 画面の指示に従ってアンインストールを完了します

ステップ2:パソコンを再起動

アンインストール後、必ずパソコンを再起動してください。

ステップ3:Officeを再インストール

  1. Microsoft アカウントにサインインします(https://account.microsoft.com)
  2. 「サービスとサブスクリプション」を選択します
  3. 所有しているOffice製品の「インストール」ボタンをクリックします
  4. ダウンロードされたインストーラーを実行します
  5. インストールが完了するまで待ちます(20〜40分程度)

ライセンス認証を忘れずに
再インストール後は、プロダクトキーやMicrosoftアカウントでライセンス認証を行ってください。

エラーが解決しない場合のチェックポイント

Windows Updateを確認

古いWindowsバージョンを使用している場合、最新のアップデートを適用することで解決することがあります。

手順

  1. 設定アプリを開きます
  2. 「Windows Update」を選択します
  3. 「更新プログラムのチェック」をクリックします

ウイルス対策ソフトを一時的に無効化

サードパーティのウイルス対策ソフトがOfficeの動作を妨げている可能性があります。

一時的に無効化してから、エラーが解決するか確認してみましょう。

Microsoftサポートに問い合わせ

自力で解決できない場合は、Microsoftの公式サポートに問い合わせることをおすすめします。

問い合わせ方法

  • Microsoftサポートサイト(https://support.microsoft.com)にアクセス
  • 「お問い合わせ」から症状を説明
  • チャットサポートまたは電話サポートを利用

よくある質問

Q1:このエラーはウイルスが原因ですか?

A:ほとんどの場合、ウイルスが原因ではありません。主にOfficeのアップデート不具合やファイルの関連付けの問題が原因です。ただし、念のためウイルススキャンを実行することをおすすめします。

Q2:Office 2013はサポート終了していますが、使い続けても大丈夫?

A:Office 2013は2023年4月にサポートが終了しています。セキュリティ更新プログラムが提供されないため、セキュリティリスクがあります。可能であれば、Microsoft 365や新しいバージョンのOfficeへの移行を検討してください。

Q3:ファイルの関連付けを変更しても、すぐに元に戻ってしまいます。

A:Officeの自動更新が有効になっていると、アップデートのたびに設定が戻る可能性があります。自動更新を無効にするか、Microsoftが修正版をリリースするまで待つことをおすすめします。

Q4:デスクトップのショートカットは使えませんが、スタートメニューからなら開けます。なぜですか?

A:ショートカットファイルが破損している可能性があります。デスクトップのショートカットを削除し、スタートメニューから新しいショートカットを作成してください。

Q5:修復やロールバックを試しても解決しません。どうすれば良いですか?

A:最終手段として、Officeの完全な再インストールを試してください。それでも解決しない場合は、Windowsのシステムファイルに問題がある可能性があるため、SFCスキャンやDISMコマンドを実行するか、Microsoftサポートに問い合わせてください。

まとめ

「オペレーティングシステムは現在このアプリケーションを実行するように構成されていません」というエラーは、主にMicrosoft Officeで発生するトラブルで、特に2023年9月以降のアップデート後に多発しています。

主な原因:

  • Officeアップデートの不具合
  • ファイルの関連付けの問題
  • appvlpの干渉
  • ファイルレジストリの破損
  • COM Surrogateの問題
  • システムファイルの破損

効果的な対処法(推奨順):

  1. ファイルの関連付けを再設定:最も手軽で効果的
  2. タスクバーのアイコンを再ピン:ショートカットの問題を解決
  3. Officeの修復:クイック修復から試す
  4. Officeバージョンのロールバック:問題のあるアップデートを回避
  5. SFCスキャン:システムファイルの修復

多くの場合、対処法1〜3のいずれかで問題が解決します。それでも解決しない場合は、対処法4以降を順番に試してみてください。

また、Office 2013など古いバージョンを使用している場合は、サポートが終了しているため、セキュリティリスクも考慮して新しいバージョンへの移行も検討することをおすすめします。

このエラーは多くのユーザーが経験しているトラブルなので、焦らず一つずつ対処法を試していけば、必ず解決できますよ!

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