「OneNoteでもっと素早く作業したいけど、どんなショートカットがあるの?」「マウスを使わずにキーボードだけで操作したい」そんな思いを抱いたことはありませんか。
OneNoteのショートカットキーとは、キーボードの組み合わせで様々な操作を素早く実行できる機能のことです。例えば、Ctrl+Nで新しいページを作成したり、Ctrl+Zで操作を元に戻したりできるんですね。
この機能を覚えることで、マウスとキーボードを行き来する時間が大幅に短縮されます。文章作成や編集作業の効率が劇的に向上し、ストレスフリーなノート作成が可能になるでしょう。
この記事では、基本的なショートカットから上級者向けのテクニックまで、使いやすい表形式でまとめてご紹介します。明日からすぐに使える実践的な内容ばかりです。
基本操作のショートカット表

ファイル・ページ操作
まずは、ファイルやページに関する基本的なショートカットから見ていきましょう。
新規作成・保存系
- Ctrl + N:新しいページを作成
- Ctrl + S:現在のページを保存
- Ctrl + Shift + N:新しいセクションを作成
- Ctrl + T:新しいサブページを作成
移動・表示系
- Ctrl + Page Up:前のページに移動
- Ctrl + Page Down:次のページに移動
- Ctrl + Home:ページの先頭に移動
- Ctrl + End:ページの末尾に移動
これらの操作は、OneNoteを使う上で最も頻繁に使用するものです。特に、新しいページの作成や移動は毎日のように使うため、必ず覚えておきたいショートカットですね。
編集操作の基本
文字の編集に関するショートカットも重要です。
コピー・ペースト系
- Ctrl + C:選択したテキストをコピー
- Ctrl + V:クリップボードの内容を貼り付け
- Ctrl + X:選択したテキストを切り取り
- Ctrl + A:すべてのテキストを選択
操作の取り消し・やり直し
- Ctrl + Z:直前の操作を元に戻す
- Ctrl + Y:元に戻した操作をやり直す
これらは他のアプリでも共通して使われるため、覚えやすいでしょう。OneNoteでも同様に機能するので、安心して使ってください。
この章では、最も基本的なショートカットをご紹介しました。次の章では、文字装飾に関するショートカットを詳しく見ていきます。
文字装飾・書式のショートカット表
文字スタイル変更
文字の見た目を変更するショートカットは、見やすいノート作りに欠かせません。
基本的な装飾
- Ctrl + B:太字(ボールド)の適用・解除
- Ctrl + I:斜体(イタリック)の適用・解除
- Ctrl + U:下線(アンダーライン)の適用・解除
- Ctrl + Shift + S:取り消し線の適用・解除
文字サイズ変更
- Ctrl + Shift + >:文字サイズを大きくする
- Ctrl + Shift + <:文字サイズを小さくする
- Ctrl + Alt + 1:見出し1スタイルを適用
- Ctrl + Alt + 2:見出し2スタイルを適用
重要な部分を強調したり、見出しを作ったりする際に、これらのショートカットを使えば素早く書式設定ができるでしょう。
文字色・背景色
色を使った装飾も、キーボードから直接操作できます。
色の変更
- Ctrl + Shift + H:テキストの背景色(ハイライト)を変更
- Ctrl + Shift + C:文字色を変更(色パレット表示)
ただし、色の変更については、具体的な色を指定するショートカットは限定的です。頻繁に使う色がある場合は、マウス操作と併用することをおすすめします。
リスト・インデント操作
箇条書きや段落の整理に関するショートカットも覚えておきましょう。
リスト作成
- Ctrl + Period:箇条書きリストの作成・解除
- Ctrl + Slash:番号付きリストの作成・解除
インデント調整
- Tab:選択した段落を右にインデント
- Shift + Tab:選択した段落を左にインデント
これらの機能を使うことで、構造化された読みやすいノートを効率的に作成できます。会議録やレポート作成時に特に威力を発揮するでしょう。
この章では、文字装飾に関するショートカットをお伝えしました。次は、検索や移動に関する便利なショートカットを見ていきます。
検索・移動のショートカット表
検索機能の活用
大量のノートから必要な情報を素早く見つけるための検索ショートカットです。
基本検索
- Ctrl + F:ページ内検索を開始
- F3:次の検索結果に移動
- Shift + F3:前の検索結果に移動
- Ctrl + E:すべてのノートブックから検索
検索の応用
- Ctrl + Shift + F:ページ内の文字を置換
- Escape:検索ボックスを閉じる
特に、Ctrl + E による全体検索は非常に便利です。複数のノートブックに散らばった情報を一度に検索できるため、情報整理の効率が大幅に向上するでしょう。
ページ・セクション間の移動
OneNote内での移動を快適にするショートカットです。
階層移動
- Ctrl + G:ページリストを表示して移動
- Ctrl + Shift + G:セクションリストを表示して移動
- Alt + Left:前に表示していたページに戻る
- Alt + Right:次のページに進む
表示切り替え
- F11:全画面表示の切り替え
- Ctrl + Shift + W:OneNote ウィンドウを最前面に固定
これらの移動ショートカットを覚えることで、マウスを使わずに自由自在にOneNote内を移動できるようになります。
タグ・マーク機能
OneNoteのタグ機能を効率的に使うためのショートカットも重要です。
タグの挿入
- Ctrl + 1:重要タグを挿入
- Ctrl + 2:質問タグを挿入
- Ctrl + 3:To Do タグを挿入
- Ctrl + 4:後で読むタグを挿入
タグの管理
- Ctrl + Shift + T:タグ一覧ペインを表示
タグを使った情報分類は、後での検索や整理に非常に役立ちます。ショートカットで素早くタグを付けることで、効率的な情報管理が可能になるでしょう。
この章では、検索と移動に関するショートカットをご紹介しました。次の章では、表や図形操作のショートカットを解説します。
表・図形操作のショートカット表
表の作成・編集
OneNoteで表を効率的に操作するためのショートカットです。
表の基本操作
- Tab:表内で次のセルに移動
- Shift + Tab:表内で前のセルに移動
- Enter:表内で下のセルに移動
- Ctrl + Enter:表の下に新しい行を追加
表の構造変更
- Ctrl + Alt + R:表に行を挿入
- Ctrl + Alt + C:表に列を挿入
- Ctrl + Alt + D:選択した行を削除
表を使ったデータ整理や比較資料の作成時に、これらのショートカットを知っていると作業スピードが大幅に向上します。特に、Tab キーによるセル移動は覚えておくと非常に便利でしょう。
図形・オブジェクト操作
図形や画像などのオブジェクトに関するショートカットも覚えておきましょう。
オブジェクトの選択・移動
- Ctrl + A:ページ内のすべてのオブジェクトを選択
- 矢印キー:選択したオブジェクトを微調整
- Shift + 矢印キー:選択したオブジェクトを大きく移動
図形の挿入
- Alt + N, S, H:図形メニューを表示
- Delete:選択したオブジェクトを削除
図解やマインドマップを作成する際に、これらのショートカットを活用することで、より精密で美しいレイアウトを効率的に作成できます。
数式・特殊文字
数学や科学分野のノート作成に役立つショートカットです。
数式入力
- Alt + =:数式入力モードを開始
- Ctrl + Shift + =:上付き文字の作成
- Ctrl + =:下付き文字の作成
特殊記号
- Ctrl + Alt + T:商標記号(™)を挿入
- Ctrl + Alt + R:登録商標記号(®)を挿入
- Ctrl + Alt + C:著作権記号(©)を挿入
学術的な文書や技術資料を作成する際に、これらのショートカットを知っていると表現の幅が広がるでしょう。
この章では、表や図形に関するショートカットをお伝えしました。次の章では、作業効率をさらに向上させる応用テクニックをご紹介します。
応用テクニック・便利な組み合わせ
ショートカットの組み合わせ活用
複数のショートカットを組み合わせることで、より高度な操作が可能になります。
連続操作の例
- Ctrl + A → Ctrl + C → Ctrl + N → Ctrl + V:ページ全体を新しいページにコピー
- Ctrl + F → 検索語入力 → F3(複数回)→ Escape:効率的な検索と移動
- Ctrl + Shift + N → ページ名入力 → Enter → Ctrl + T:新セクション作成から子ページ作成まで
これらの組み合わせを覚えることで、一連の作業を途切れることなく実行できるようになります。
カスタムショートカットの設定
OneNoteでは、一部の機能について独自のショートカットキーを設定することも可能です。
「ファイル」→「オプション」→「リボンのユーザー設定」から、よく使う機能にアクセスキーを割り当てられます。例えば、特定のテンプレートやよく使う書式にショートカットを設定すると、作業効率がさらに向上するでしょう。
他のアプリとの連携
OneNoteのショートカットを他のMicrosoft Officeアプリと組み合わせて使うことで、より強力な workflow を構築できます。
Word との連携
- OneNote で Ctrl + C → Word で Ctrl + V:書式を保持したままコピー
- Word で Ctrl + A → Ctrl + C → OneNote で Ctrl + V:文書全体をノートに取り込み
Excel との連携
- Excel で表を選択 → Ctrl + C → OneNote で Ctrl + V:表の構造を保持したまま貼り付け
作業パターン別ショートカット集
用途に応じて、覚えておくと便利なショートカットの組み合わせをご紹介します。
会議録作成時
- Ctrl + N(新ページ作成)
- 会議名を入力
- Ctrl + Enter(新しい行)
- Ctrl + 1(重要タグで議題マーク)
- Tab(インデントで詳細記録)
学習ノート作成時
- Ctrl + Alt + 1(見出し1で科目名)
- Ctrl + Alt + 2(見出し2で章立て)
- Ctrl + Period(箇条書きで要点整理)
- Ctrl + 2(質問タグで疑問点マーク)
これらのパターンを覚えることで、特定の作業を効率的に進められるようになるでしょう。
この章では、応用的な活用方法をお伝えしました。最後に、ショートカット習得のコツとまとめをご紹介します。
ショートカット習得のコツ
段階的な学習方法
すべてのショートカットを一度に覚えようとせず、段階的にマスターしていくことが重要です。
第1段階:基本操作 まずは、Ctrl + N(新規作成)、Ctrl + S(保存)、Ctrl + Z(元に戻す)など、最も頻繁に使う基本操作から始めましょう。これらは他のアプリでも共通なので覚えやすいはずです。
第2段階:文字装飾 次に、Ctrl + B(太字)、Ctrl + I(斜体)、Ctrl + U(下線)など、文字装飾関連のショートカットを覚えてください。ノートの見た目が格段に良くなります。
第3段階:移動・検索 Ctrl + F(検索)、Ctrl + G(ページ移動)など、効率的な移動や検索のショートカットをマスターしましょう。
練習方法のコツ
ショートカットを確実に身につけるための練習方法をご紹介します。
日常業務での意識的な使用 普段の作業で意識的にショートカットを使うよう心がけてください。最初は時間がかかっても、継続することで自然に指が動くようになります。
チートシートの作成 よく使うショートカットを一覧にして、デスクトップやOneNoteのページに貼っておきましょう。見える場所にあることで、自然と使う頻度が増えるでしょう。
週単位での目標設定 「今週は文字装飾のショートカットをマスターする」など、具体的な目標を設定することで、効率的に習得できます。
トラブル対応
ショートカットが効かない場合の対処法も知っておきましょう。
一般的な原因
- 他のアプリでショートカットが競合している
- OneNoteのウィンドウがアクティブになっていない
- 入力モードが日本語になっている
これらの状況を確認することで、多くの問題は解決できるはずです。
継続のモチベーション
ショートカット習得は継続が鍵になります。
作業時間の短縮効果を実感することで、モチベーションを維持できるでしょう。例えば、ある作業にかかる時間を測定し、ショートカット使用前後で比較してみてください。
明確な効果が見えることで、学習意欲も向上するはずです。
まとめ
OneNoteのショートカットキーは、あなたの作業効率を劇的に向上させる強力なツールです。
基本的なファイル操作から文字装飾、検索・移動、表や図形操作まで、様々な場面でショートカットを活用することで、マウスとキーボードを行き来する時間を大幅に削減できます。
効果的な習得には、段階的な学習と継続的な練習が重要です。まずは基本操作から始めて、徐々に応用的なショートカットにチャレンジしていってください。
今日からショートカットを意識的に使い始めることで、OneNoteがこれまで以上に使いやすく、頼れるパートナーになるでしょう。作業効率の向上により、より創造的で価値の高い活動に時間を使えるようになるはずです。
ぜひこの記事の表を参考にして、あなたに最適なショートカット活用方法を見つけてください。
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