【OneNote活用術】背景色の変更方法まとめ｜ノートを見やすく整理しよう

デジタルノートアプリ「OneNote（ワンノート）」は、メモや資料整理に大変便利なツールです。しかし、「文字ばかりで読みにくい」「ページが単調すぎる」と感じたことはありませんか？

そんなときに役立つのが背景色の変更です。ページの色を変えることで、視認性がアップし、内容の分類もしやすくなります。

この記事では、OneNoteで背景色を変える方法をバージョン別に解説します。

簡単な操作で、ノートがぐっと見やすくなりますよ。

OneNoteで背景色変更が重要な理由
1. デジタルノートの課題
2. 背景色変更で得られる効果
OneNoteのバージョン確認方法
1. 使用中のバージョンを確認しよう
2. バージョン別機能比較
OneNote 2016/365 での背景色変更方法
OneNote for Windows 10 での背景色変更方法
Mac・モバイル版での背景色変更
1. OneNote for Mac での操作
2. モバイル版（iOS/Android）での制限
背景色活用の実践テクニック
より見やすいノート作成のコツ
1. 背景色以外の視覚的工夫
2. テンプレート化のすすめ
目に優しい色選びのポイント
1. 長時間使用に適した色
2. アクセシビリティへの配慮
よくある問題と解決方法
1. 背景色が変更できない場合
2. パフォーマンスへの影響
応用テクニックと発展的活用
1. チーム・組織での活用
2. 自動化とテンプレート活用
まとめ
1. 重要なポイント

OneNoteで背景色変更が重要な理由

デジタルノートの課題

白い画面の問題点 OneNoteの標準設定では、すべてのページが白い背景になっています。しかし、この単調な見た目には以下のような問題があります。

よくある困りごと

内容の区別がつかない：すべてのページが同じ見た目で混乱する
目が疲れやすい：長時間の白い画面で眼精疲労が発生
集中力が続かない：単調な見た目で注意力が散漫になる
分類が困難：重要度や種類による視覚的な区別ができない

背景色変更で得られる効果

学習効果の向上 研究によると、適切な色の使用は記憶力と集中力を向上させることが分かっています。

具体的なメリット

記憶力向上：色と内容の関連付けで記憶が定着しやすい
整理効率アップ：視覚的な分類で情報整理が簡単
疲労軽減：適切な背景色で目の負担を軽減
モチベーション向上：美しいノートで学習意欲が高まる

実用的な活用例

科目別の色分け：数学は青、英語は緑など
重要度による分類：緊急は赤、通常は黄色など
プロジェクト管理：進行中は橙、完了は緑など
会議資料の整理：部署ごとに異なる色を使用

OneNoteのバージョン確認方法

使用中のバージョンを確認しよう

背景色の変更方法は、使用しているOneNoteのバージョンによって大きく異なります。まずは自分のバージョンを確認しましょう。

Windows での確認方法

方法1：アプリ情報から確認
1. OneNoteを開く
2. 「ファイル」→「アカウント」→「OneNoteのバージョン情報」をクリック
3. 表示されたバージョン番号を確認

方法2：見た目で判断
- リボンインターフェース（タブ表示）→ OneNote 2016/365
- シンプルなメニュー → OneNote for Windows 10

Mac での確認方法

1. OneNoteメニュー→「OneNoteについて」をクリック
2. バージョン情報を確認

バージョン別機能比較

背景色変更機能の対応状況

バージョン	背景色変更	選択可能色数	カスタム色	おすすめ度
OneNote 2016/365	◎	約15色	可能	★★★
OneNote for Windows 10	○	約10色	不可	★★☆
OneNote for Mac	○	約10色	不可	★★☆
OneNote Online（Web版）	✕	–	–	★☆☆
OneNote Mobile	△	約8色	不可	★☆☆

機能の詳細説明

◎：フル機能、カスタム色も選択可能
○：基本機能、プリセット色のみ
△：限定機能、選択肢が少ない
✕：機能なし

OneNote 2016/365 での背景色変更方法

基本的な変更手順

ステップバイステップガイド

1. 背景色を変更したいページを開く
2. 上部リボンの「表示」タブをクリック
3. 「ページの色」ボタンを見つけてクリック
4. 表示されたカラーパレットから好きな色を選択
5. 即座に背景色が変更される

利用可能な色の種類

標準色（プリセット）:
- 白（標準）
- ベージュ（薄い黄色）
- 薄い青
- 薄い緑
- 薄い黄色
- 薄いピンク
- 薄い紫
- 薄いオレンジ
- 薄いグレー

その他：
- より明るい色調
- より濃い色調
- カスタム色（無制限）

カスタム色の設定方法

独自の色を作成する手順

1. 「表示」タブ→「ページの色」をクリック
2. 「その他の色」を選択
3. 「色の設定」ダイアログボックスが開く
4. 以下のいずれかの方法で色を指定：
   - カラーホイールから直接選択
   - RGB値を入力（例：R:255, G:200, B:100）
   - HSL値を入力
5. 「OK」をクリックして適用

色選択のコツ

明度を高めに設定：文字が読みやすくなる
彩度を抑える：目に優しく、長時間使用に適している
コントラストを考慮：黒い文字がはっきり見える色を選ぶ

複数ページの一括変更

効率的な色変更方法

同じ色を複数ページに適用する場合：

1. 1つ目のページで色を設定
2. Ctrl+A で全内容を選択
3. Ctrl+C でコピー
4. 新しいページを作成
5. Ctrl+V で貼り付け
   → 背景色も一緒にコピーされる

または：
1. ページを右クリック
2. 「ページのコピー」を選択
3. 必要な箇所に貼り付け

OneNote for Windows 10 での背景色変更方法

基本操作手順

Windows 10 ストア版での操作

1. 背景色を変更したいページを開く
2. ページ上で右クリック
3. メニューから「ページの色」を選択
4. 表示される色パレットから任意の色をクリック
5. 背景色が即座に変更される

代替方法（メニューから）

1. 画面右上の「…」（その他のオプション）をクリック
2. 「ページの色」を選択
3. 色を選んで適用

利用できる色の種類

Windows 10 版で選択可能な色

基本色：
- 白（デフォルト）
- 薄いグレー
- 薄い青
- 薄い緑
- 薄い黄色
- 薄いピンク
- 薄い紫
- 薄いオレンジ
- ベージュ
- 薄い水色

制限事項

カスタム色の作成はできない
RGB値の直接入力は不可
プリセット色のみ使用可能

OneNote for Windows 10 の特徴

メリット

シンプルな操作：少ないクリックで色変更が可能
軽快な動作：レスポンスが早い
タッチ対応：タブレットでも使いやすい

デメリット

色の選択肢が限定的：プリセット色のみ
細かな調整不可：明度や彩度の微調整ができない
機能が簡素：高度なカスタマイズには向かない

Mac・モバイル版での背景色変更

OneNote for Mac での操作

Mac版での背景色変更手順

1. 変更したいページを開く
2. 上部メニューの「表示」をクリック
3. 「ページの色」を選択
4. 利用可能な色から選択
5. 変更を確認

Mac版の特徴

Windows版に近い機能性
プリセット色のみ利用可能
カスタム色の作成は不可

モバイル版（iOS/Android）での制限

スマートフォン版OneNoteの現状

iOS版：
- 背景色変更機能は限定的
- 一部のプリセット色のみ利用可能
- 主に閲覧・簡単な編集に特化

Android版：
- iOS版と同様の制限
- 基本的な色変更は可能
- 細かなカスタマイズは不可

モバイル版での推奨使用方法

PC で設定：詳細な背景色設定はPC版で行う
モバイルで確認：外出先での確認・簡単な編集
同期活用：PC で設定した色がモバイルでも反映される

背景色活用の実践テクニック

科目・分野別の色分け戦略

効果的な色分けの例

学習・勉強での活用

科目別色分け：
- 数学・理科 → 青系（論理的思考を促進）
- 国語・文学 → 緑系（集中力向上）
- 英語・語学 → 黄系（記憶力向上）
- 歴史・社会 → 茶系（安定感と記憶の定着）
- 音楽・芸術 → 紫系（創造性の刺激）

重要度別色分け：
- 最重要 → 薄い赤
- 重要 → 薄いオレンジ
- 普通 → 薄い黄色
- 参考程度 → 薄いグレー

ビジネスでの活用

プロジェクト管理：
- 緊急タスク → 薄い赤
- 進行中 → 薄いオレンジ
- 計画中 → 薄い青
- 完了 → 薄い緑
- アーカイブ → 薄いグレー

部署別管理：
- 営業部 → 薄いオレンジ
- 開発部 → 薄い青
- 人事部 → 薄い緑
- 経理部 → 薄い黄色
- 総務部 → 薄い紫

色と心理効果の活用

色が与える心理的影響

集中力を高める色

青系：論理的思考、集中力向上、冷静な判断
緑系：リラックス効果、持続的な集中、目の疲労軽減
薄いグレー：落ち着き、洗練された印象

創造性を刺激する色

黄系：明るさ、活発さ、アイデア創出
オレンジ系：エネルギッシュ、積極性、コミュニケーション
紫系：神秘性、創造性、芸術的感性

注意喚起に効果的な色

薄い赤：緊急性、重要性、注意喚起
ピンク系：柔らかな注意喚起、女性的な印象

セクション・ページとの組み合わせ

階層的な色使い戦略

レベル1（ノートブック）：
- 大分類としてノートブック名で識別

レベル2（セクション）：
- セクションタブの色で中分類

レベル3（ページ）：
- ページ背景色で小分類・詳細分類

例：「大学ノート」の場合
ノートブック：大学ノート
├─ セクション：数学（青タブ）
│  ├─ ページ：微積分（薄い青背景）
│  ├─ ページ：統計学（薄い水色背景）
│  └─ ページ：線形代数（薄い紫背景）
└─ セクション：英語（緑タブ）
   ├─ ページ：文法（薄い緑背景）
   └─ ページ：語彙（薄い黄緑背景）

より見やすいノート作成のコツ

背景色以外の視覚的工夫

文字色との組み合わせ

推奨の組み合わせ：
- 薄い青背景 + 濃い青文字
- 薄い緑背景 + 濃い緑文字  
- 薄い黄色背景 + 茶色文字
- 薄いピンク背景 + 濃い赤文字

避けるべき組み合わせ：
- 薄い黄色背景 + 黄色文字（読めない）
- 薄いグレー背景 + グレー文字（コントラスト不足）
- 薄い青背景 + 青文字（区別困難）

ハイライトとの組み合わせ

効果的な使い方：
1. 背景色で大まかな分類
2. ハイライトで重要箇所を強調
3. 文字色で細かなニュアンスを表現

例：数学ノートの場合
- 背景：薄い青（数学科目を表現）
- 黄色ハイライト：重要公式
- 緑ハイライト：例題
- 赤文字：注意事項
- 青文字：定理・法則

テンプレート化のすすめ

よく使う背景色の登録

1. 完璧な色設定のページを作成
2. そのページを「テンプレート」として保存
3. 新しいページ作成時にテンプレートを使用
4. 一貫性のあるノート作成が可能

テンプレート作成手順：
1. 理想的な背景色のページを作成
2. ページタイトルを「【テンプレート】〇〇用」に設定
3. 基本的なレイアウトや見出しも設定
4. 専用セクションに保存
5. 必要時にコピー&ペーストで活用

目に優しい色選びのポイント

長時間使用に適した色

眼精疲労を軽減する色選び

推奨色：
- ベージュ系：自然な紙の色に近く、目に優しい
- 薄いグリーン：目の疲労軽減効果が高い
- 薄いブルー：集中力維持と目の負担軽減
- オフホワイト：純白より目に優しい

避けたい色：
- 純白：光の反射が強すぎる
- 鮮やかな色：長時間の使用で疲労
- 暗い色：文字とのコントラストが不十分

照明環境との調整

明るい環境（昼間・明るい照明）：
- やや濃いめの背景色でも問題なし
- コントラストを重視

暗い環境（夜間・暗い照明）：
- より明るい背景色を選択
- 画面の明度も下げる
- ブルーライト軽減も考慮

アクセシビリティへの配慮

色覚特性への対応

配慮すべきポイント：
- 色だけに頼らない分類方法
- 十分なコントラスト比の確保
- 形や記号との組み合わせ

具体的な対策：
- 背景色 + アイコン + 文字装飾
- 色分け + 番号・記号の併用
- 複数の視覚的手がかりの提供

よくある問題と解決方法

背景色が変更できない場合

問題1：メニューが見つからない

原因：バージョンの違い
解決法：
1. 使用中のOneNoteバージョンを確認
2. 該当バージョンの手順を参照
3. 必要に応じてアプリを最新版に更新

確認手順：
- 「ファイル」→「アカウント」→「バージョン情報」
- または「OneNoteについて」メニューを確認

問題2：変更が反映されない

原因：同期の問題
解決法：
1. インターネット接続を確認
2. OneNoteを一度閉じて再起動
3. 手動同期を実行（Ctrl+S または Cmd+S）
4. 他のデバイスでの反映まで数分待機

問題3：色の選択肢が少ない

原因：バージョンの制限
解決法：
1. OneNote 2016/365への移行を検討
2. 現在利用可能な色で最適な組み合わせを模索
3. 他の視覚的工夫（ハイライト、文字色）を併用

パフォーマンスへの影響

重くなる原因と対策

背景色使用時の注意点：
- 大量のページで異なる色を使用すると動作が重くなる場合
- 同期に時間がかかる可能性

対策：
- 必要最小限の色数に抑える
- 定期的にOneNoteの再起動
- 不要なページの削除・アーカイブ
- デバイスの再起動

応用テクニックと発展的活用

チーム・組織での活用

標準化されたカラーコード

組織での統一ルール例：

部署別標準色：
- 営業部：薄いオレンジ（#FFE4B5）
- 技術部：薄い青（#E6F3FF）
- 管理部：薄い緑（#F0FFF0）
- 企画部：薄い紫（#F5F0FF）

プロジェクト状態：
- 企画段階：薄い黄色（#FFFACD）
- 実行中：薄いオレンジ（#FFE4B5）
- 完了：薄い緑（#F0FFF0）
- 保留：薄いグレー（#F5F5F5）

共有ノートでの活用

効果的な運用方法：
1. チーム全体で色のルールを決定
2. 凡例ページの作成（色の意味を説明）
3. 新メンバーへのルール説明
4. 定期的なルールの見直し

自動化とテンプレート活用

効率的なワークフロー

テンプレート作成の手順：
1. 用途別テンプレートページを作成
   - 会議議事録用
   - プロジェクト管理用
   - 学習ノート用
   - アイデアメモ用

2. 各テンプレートに適切な背景色を設定

3. 「テンプレート」専用セクションに保存

4. 新規作成時はコピー&ペーストで使用