OneNoteを使っていて「この部分だけ色を付けて目立たせたいな」と思ったことはありませんか?重要なポイントや覚えておきたい箇所に背景色を付けると、あとで見返したときにすぐに見つけられて便利ですよね。
でも実際にやろうとすると「あれ?どうやって一部分だけに色を付けるんだっけ?」と迷ってしまう人も多いはず。今回は、OneNoteで文字や段落の一部分だけに背景色を設定する方法を、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
この記事を読めば、OneNoteでの色分けテクニックをマスターして、もっと見やすくて使いやすいノートが作れるようになりますよ。
OneNoteの背景色機能とは

OneNoteには、文字や段落に背景色を付ける機能が備わっています。これは「テキストハイライト」や「蛍光ペン機能」とも呼ばれるもので、紙のノートで蛍光マーカーを使うのと同じような効果が得られます。
この機能を使うと、重要な情報を視覚的に強調できるため、復習するときや情報を探すときにとても役立ちます。特に長いノートや複雑な内容を扱う場合には、色分けすることで情報の整理がぐっと楽になるんです。
OneNoteでは、文字単位、単語単位、文章単位、段落単位など、自分の好きな範囲に背景色を適用することができます。また、複数の色を使い分けることで、情報の種類や重要度に応じた色分けも可能です。
一部分に背景色を設定する基本的な方法
Windows版OneNoteでの操作手順
Windows版のOneNoteで一部分に背景色を付ける方法は、とてもシンプルです。
まず、背景色を付けたい文字や文章をマウスでドラッグして選択します。文字が青くハイライトされた状態になったら、リボンメニューの「ホーム」タブを確認してください。
「ホーム」タブの中に「テキストハイライトの色」というアイコンがあります。これは蛍光ペンのような形をしたボタンです。このボタンをクリックすると、選択した部分に黄色の背景色が適用されます。
別の色を使いたい場合は、「テキストハイライトの色」ボタンの右側にある小さな下向き矢印をクリックしてください。すると、カラーパレットが表示され、好きな色を選ぶことができます。
Mac版OneNoteでの操作手順
Mac版のOneNoteでも、基本的な操作は同じです。背景色を付けたい部分を選択したあと、メニューバーの「ホーム」タブにある「ハイライト」ボタンを探してください。
Mac版では、ボタンの名前が少し違っていたり、位置が若干異なったりする場合がありますが、蛍光ペンのようなアイコンを目印にすれば見つけやすいでしょう。
色の変更方法もWindows版と同様で、ハイライトボタンの矢印部分をクリックして、カラーパレットから好みの色を選択します。
この章では基本的な操作方法をお伝えしました。次の章では、さらに詳しい使い分けのテクニックについて説明していきますね。
効果的な色分けテクニック
用途別の色分け方法
背景色を効果的に使うには、色ごとに役割を決めておくことが大切です。たとえば、黄色は「重要なポイント」、青色は「覚えるべき用語」、緑色は「例文や具体例」といったように、自分なりのルールを作っておくと便利です。
このような色分けルールを決めておくと、あとでノートを見返したときに、色を見ただけで情報の種類が分かるようになります。特に学習ノートや仕事の資料では、この方法がとても役立ちます。
また、重要度に応じて色を使い分ける方法もおすすめです。最重要な情報は赤色、普通に重要な情報は黄色、参考程度の情報は薄い色といった具合に分けると、優先順位が一目で分かります。
複数の背景色を組み合わせる方法
OneNoteでは、同じページ内で複数の背景色を使い分けることができます。この機能を活用すると、情報をより細かく分類できて、ノートの使い勝手がぐんと向上します。
たとえば、会議の議事録を取る場合を考えてみましょう。「決定事項」を黄色、「検討事項」を青色、「次回までの宿題」を赤色といったように色分けすれば、会議後の作業がスムーズに進められます。
複数の色を使う際は、色の数を3〜4色程度に抑えることをおすすめします。あまり多くの色を使いすぎると、かえって見にくくなってしまうからです。
この章では色分けのテクニックをご紹介しました。次は、実際の活用シーンについて詳しく見ていきましょう。
実際の活用シーン
学習ノートでの活用例
学習ノートで背景色を使う場合、科目や内容に応じて色分けすると効果的です。たとえば、英語の学習では「新出単語」を黄色、「重要な文法」を青色、「覚えにくい例外」を赤色といったように分けられます。
数学や理科の場合は、「公式」を緑色、「定理」を青色、「解法のコツ」を黄色にするという使い方もあります。このように色分けしておくと、テスト前の復習がとても効率的になります。
また、間違えやすいポイントや苦手な分野には特別な色を割り当てておくと、重点的に復習すべき箇所が分かりやすくなります。
仕事での議事録や資料作成
仕事でOneNoteを使う場合も、背景色の活用は非常に有効です。会議の議事録では、「アクションアイテム」を赤色、「重要な決定事項」を黄色、「参考情報」を薄い色で分けることで、会議後のフォローアップが楽になります。
プロジェクト管理では、「完了したタスク」を緑色、「進行中のタスク」を黄色、「問題が発生しているタスク」を赤色にするといった使い方も可能です。
資料作成の際も、「顧客からの要望」、「技術的な制約」、「予算に関する事項」といったように、情報の種類ごとに色分けすると、あとで情報を探しやすくなります。
個人的なメモや日記での工夫
個人的なメモや日記でも、背景色は便利に使えます。たとえば、「今日の良かったこと」を黄色、「反省点」を薄い赤色、「明日やること」を青色といったように分けることで、振り返りがしやすくなります。
読書メモでは、「印象に残った言葉」、「自分の感想」、「実践したいこと」などを色分けすると、あとで見返したときに内容を思い出しやすくなります。
このように、プライベートな用途でも色分けテクニックは活躍するんですね。次の章では、よくある困った場面の解決方法をお伝えします。
トラブルシューティング
背景色が設定できない場合の対処法
「背景色を設定しようとしてもうまくいかない」という場合は、いくつかの原因が考えられます。
まず確認したいのは、文字や文章がきちんと選択されているかどうかです。文字が青くハイライトされていない状態では、背景色を設定することができません。マウスでドラッグして、対象の文字がしっかりと選択されていることを確認してください。
また、OneNoteのバージョンが古い場合、一部の機能が使えないことがあります。Windowsの場合は「Microsoft Store」から、Macの場合は「App Store」から最新版にアップデートしてみてください。
もしそれでも解決しない場合は、OneNoteを一度閉じて再起動することで問題が解決することもあります。
色の変更や削除方法
一度設定した背景色を変更したり削除したりしたい場合の方法も覚えておきましょう。
色を変更する場合は、変更したい部分を選択してから、新しい色を選ぶだけで大丈夫です。以前の色は自動的に新しい色に置き換わります。
背景色を完全に削除したい場合は、該当部分を選択してから「テキストハイライトの色」ボタンの矢印をクリックし、「ハイライトなし」を選択してください。すると、背景色が削除されて通常の文字に戻ります。
これらの方法を覚えておけば、背景色を自由自在に調整できるようになりますよ。
より便利に使うためのコツ
ショートカットキーの活用
背景色の設定をもっと素早く行いたい場合は、ショートカットキーを覚えておくと便利です。Windows版では「Ctrl + Shift + H」で、最後に使った色の背景色を素早く適用できます。
Mac版では「Command + Shift + H」が同様の機能を持っています。頻繁に背景色を使う場合は、このショートカットを覚えておくと作業効率がぐんと上がります。
ただし、ショートカットキーは最後に使った色しか適用できないため、複数の色を使い分ける場合は、リボンメニューから色を選ぶ方が確実です。
テンプレートの作成と保存
よく使う色分けパターンがある場合は、テンプレートとして保存しておくと便利です。OneNoteでは、ページをテンプレートとして保存することができるため、決まった形式のノートを繰り返し使う場合に重宝します。
たとえば、会議用のテンプレートを作っておけば、毎回同じ色分けルールで議事録を作成できるようになります。学習ノートでも、科目ごとにテンプレートを用意しておくと、統一感のあるノートが作れます。
テンプレートの作成方法は、完成したページを右クリックして「ページをテンプレートとして保存」を選ぶだけです。
この章では、より効率的に背景色機能を使うためのコツをご紹介しました。最後に、今回の内容をまとめてみましょう。
まとめ
OneNoteで一部分に背景色を設定する方法について、基本操作から活用テクニックまで詳しく解説してきました。
重要なポイントをもう一度整理すると、まず背景色を付けたい部分をしっかりと選択することが基本です。そのあと「ホーム」タブの「テキストハイライトの色」ボタンから好みの色を選択すれば、簡単に背景色を設定できます。
効果的な活用のためには、色ごとに役割を決めておくことが大切です。学習ノートでは重要度別に、仕事では情報の種類別に色分けすることで、ノートの使い勝手が大幅に向上します。
また、ショートカットキーやテンプレート機能を活用することで、さらに効率的に背景色を使いこなせるようになります。
これらのテクニックを実践すれば、OneNoteがもっと便利で使いやすいツールになるはずです。ぜひ今日から試してみて、自分なりの色分けルールを見つけてくださいね。きっと、ノートを取るのがもっと楽しくなりますよ。
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