OneDriveを使っていて、パソコンの容量が足りなくなったことはありませんか。
ファイルオンデマンド機能を使えば、すべてのファイルにアクセスできるのに、パソコンの容量をほとんど使いません。
この記事では、OneDriveのファイルオンデマンドとは何か、どうやって使うのか、メリット・デメリットまで詳しく解説します。
ファイルオンデマンドとは

ファイルオンデマンドは、OneDriveの便利な機能です。
基本的な仕組み
ファイルオンデマンドは、ファイルの実体をクラウド上に保管する機能です。
仕組み
- ファイルの本体はクラウド(OneDrive)に保存されます
- パソコンにはファイル名や情報だけが表示されます
- 実際にファイルを開くときだけダウンロードされます
ショートカットのようなものと考えるとわかりやすいです。
エクスプローラーでの見え方
ファイルオンデマンドを有効にしても、エクスプローラーでは普通のファイルと同じように見えます。
表示の特徴
- すべてのファイルがエクスプローラーに表示されます
- ファイル名、サイズ、更新日時などの情報が見えます
- フォルダ構造も通常通り表示されます
- アイコンで状態がわかります
見た目は普通のファイルと変わりません。
従来の同期との違い
ファイルオンデマンドが登場する前は、異なる仕組みでした。
従来の同期方式
- クラウドとパソコンの両方に同じファイルを保存
- パソコンのストレージ容量を大きく消費
- すべてのファイルがローカルに存在
ファイルオンデマンド
- ファイル情報だけをパソコンに保存
- パソコンのストレージ容量をほとんど使わない
- 必要なときだけダウンロード
パソコンの容量を大幅に節約できます。
利用可能な環境
ファイルオンデマンドは、特定の環境で利用できます。
Windows
- Windows 10バージョン1709以降
- Windows 11すべてのバージョン
- Windows Server 2019以降
Mac
- macOS 10.14(Mojave)以降
- Apple File System(APFS)形式が必要
OneDrive
- OneDriveビルド23.066以降はデフォルトで有効
- 個人用OneDrive
- OneDrive for Business
- SharePoint Online(Microsoft 365)
- SharePoint Server 2019
多くの環境で利用できます。
ファイルの3つの状態
ファイルオンデマンドでは、ファイルに3つの状態があります。
オンラインのみ(青い雲アイコン)
ファイルがクラウドにのみ存在する状態です。
特徴
- アイコン:青い雲マーク
- パソコンの容量:ほぼ使わない(数KB程度)
- アクセス:インターネット接続が必要
- ダウンロード:開くときに自動ダウンロード
メリット
- パソコンの容量を節約できます
- 多数のファイルを管理できます
デメリット
- オフラインでは開けません
- 開くのに時間がかかる場合があります
ローカルで利用可能(緑の丸にチェック)
ファイルを開いたことがあり、パソコンにダウンロード済みの状態です。
特徴
- アイコン:緑の丸に白いチェックマーク
- パソコンの容量:ファイルサイズ分使用
- アクセス:オフラインでも可能
- 自動管理:しばらく使わないと「オンラインのみ」に戻る可能性あり
メリット
- すぐに開けます
- オフラインでもアクセスできます
デメリット
- パソコンの容量を使います
- 自動で「オンラインのみ」に戻ることがあります
このデバイスで常に使用可能(緑の丸に白いチェック+白い円)
常にパソコンに保存されている状態です。
特徴
- アイコン:緑の丸に白いチェックマーク+白い円の縁取り
- パソコンの容量:ファイルサイズ分使用
- アクセス:常にオフラインで可能
- 自動管理:「オンラインのみ」に戻らない
メリット
- 確実にオフラインでアクセスできます
- 開くのが速いです
- 重要なファイルを保護できます
デメリット
- パソコンの容量を使い続けます
用途に応じて使い分けましょう。
ファイルオンデマンドのメリット
ファイルオンデマンドを使う利点を説明します。
パソコンの容量を大幅に節約
最大のメリットは、ストレージの節約です。
節約の効果
- 100GBのOneDriveファイルでも、パソコンはほぼ0GB
- 容量の小さいSSDでも大量のファイルを管理できます
- 新しいパソコンへの移行が簡単になります
実例
OneDriveに1TBのデータがある場合でも、パソコンには数MBしか使わないこともあります。
すべてのファイルにアクセス可能
容量を節約しながら、すべてのファイルが見えます。
利点
- エクスプローラーですべてのファイルを確認できます
- ファイル検索も通常通り使えます
- フォルダ構造を把握できます
ファイルがどこにあるか迷いません。
複数デバイスでの利用が便利
複数のパソコンを使う場合に特に便利です。
シナリオ1:新しいパソコンを購入
- 新しいパソコンでOneDriveにサインインします
- すぐにすべてのファイルが見えます
- 大量のファイルをダウンロードする必要がありません
シナリオ2:モバイルPCとデスクトップPC
- モバイルPCは容量が小さくてもOK
- デスクトップPCと同じファイルにアクセスできます
- 必要なファイルだけダウンロードできます
デバイスごとに設定を変えられます。
同期が速い
ファイルの実体を転送しないため、同期が速いです。
速さの理由
- ファイル情報だけを同期します
- 大きなファイルでも瞬時に同期完了
- ネットワーク帯域を節約します
初回セットアップも短時間で完了します。
SharePointライブラリにも対応
個人のOneDriveだけでなく、SharePointでも使えます。
利用可能な場所
- 個人用OneDrive
- OneDrive for Business
- SharePoint Onlineチームサイト
- SharePoint Server 2019チームサイト
会社のファイル共有でも容量を節約できます。
ファイルオンデマンドのデメリット
デメリットも理解しておきましょう。
インターネット接続が必要
オンラインのみのファイルは、インターネットがないと開けません。
影響を受ける場面
- 飛行機の中
- 電波が届かない場所
- インターネット障害時
対策
重要なファイルは「このデバイスで常に使用可能」に設定します。
ファイルを開くのに時間がかかる
オンラインのみのファイルは、開くときにダウンロードが必要です。
待ち時間の要因
- ファイルサイズが大きい
- インターネット速度が遅い
- サーバーの応答が遅い
大きな動画ファイルなどは、開くのに数十秒かかることもあります。
デスクトップ検索の制限
ファイル名では検索できますが、内容では検索できません。
制限事項
- オンラインのみのファイルの中身は検索対象外
- ファイル名でのみ検索可能
- ローカルにあるファイルは中身も検索可能
よく検索するファイルは、ローカルに保存しておきましょう。
削除時の注意
オンラインのみのファイルを削除すると、完全に削除されます。
注意点
- エクスプローラーで削除すると、OneDriveからも削除されます
- ローカルファイルと同じ感覚で削除しないよう注意
- 削除後93日間はごみ箱から復元可能(OneDrive for Business)
- 削除後30日間はごみ箱から復元可能(個人用OneDrive)
削除前に確認しましょう。
一部のソフトウェアとの非互換性
サードパーティ製ソフトウェアと互換性がない場合があります。
非互換の可能性
- 一部のウイルス対策ソフト
- Windows Information Protection(WIP)有効時
- 古いバックアップソフト
問題が発生した場合は、ファイルオンデマンドを無効にする必要があります。
ファイルオンデマンドの有効化・無効化
ファイルオンデマンド機能をオン/オフする方法です。
Windowsでの設定方法
Windows 10/11での手順を説明します。
手順
- タスクバーのOneDriveアイコンをクリックします
- 右上の歯車アイコン(設定)をクリックします
- 「設定」を選択します
- 「同期とバックアップ」タブをクリックします
- 「詳細設定」をクリックします
- 「ファイルオンデマンド」セクションを確認します
有効化する場合
- 「ディスク領域の解放」をクリックします
- 「続ける」をクリックします
- すべてのファイルがオンラインのみになります
無効化する場合
- 「すべてのファイルをダウンロードする」をクリックします
- 「続ける」をクリックします
- すべてのファイルがダウンロードされます
設定変更には時間がかかる場合があります。
Macでの設定方法
macOSでの手順です。
手順
- メニューバーのOneDriveクラウドアイコンをクリックします
- 三点リーダー(…)をクリックしてメニューを開きます
- 「環境設定」を選択します
- 「詳細設定」タブをクリックします
- ファイルオンデマンドの設定を変更します
有効化
「容量を節約し、ファイルを使用するときにダウンロード」にチェックを入れます
無効化
「容量を節約し、ファイルを使用するときにダウンロード」のチェックを外します
Finderを再起動すると、変更が反映されます。
設定時の注意事項
設定を変更する前に確認すべきことがあります。
無効化する場合の注意
- すべてのファイルがダウンロードされます
- パソコンの空き容量を確認してください
- OneDriveに100GBあれば、100GB必要です
- ダウンロードに時間がかかります
有効化する場合の注意
- ローカルのファイルは削除されます(クラウドには残ります)
- オフラインでファイルが開けなくなります
- 必要なファイルは個別に「常に使用可能」に設定します
十分な空き容量があるか確認しましょう。
ファイル・フォルダごとの設定
個別のファイルやフォルダの状態を変更できます。
オンラインのみにする方法
パソコンの容量を節約したい場合の手順です。
手順(Windows)
- エクスプローラーでOneDriveフォルダを開きます
- 対象のファイルまたはフォルダを右クリックします
- 「空き領域を増やす」を選択します
- アイコンが青い雲マークに変わります
手順(Mac)
- FinderでOneDriveフォルダを開きます
- 対象のファイルまたはフォルダを右クリックします
- 「空き領域を増やす」を選択します
ローカルのコピーが削除され、容量が空きます。
常に使用可能にする方法
オフラインでも使いたいファイルの設定です。
手順(Windows)
- エクスプローラーでOneDriveフォルダを開きます
- 対象のファイルまたはフォルダを右クリックします
- 「このデバイス上で常に保持する」を選択します
- アイコンが緑の丸にチェック+白い円に変わります
手順(Mac)
- FinderでOneDriveフォルダを開きます
- 対象のファイルまたはフォルダを右クリックします
- 「このデバイス上で常に保持する」を選択します
ファイルがダウンロードされ、常にアクセス可能になります。
フォルダ全体の設定
フォルダを設定すると、中のファイルすべてに適用されます。
フォルダ設定の特徴
- フォルダを「オンラインのみ」にすると、中のすべてのファイルもオンラインのみになります
- フォルダを「常に使用可能」にすると、中のすべてのファイルもダウンロードされます
- サブフォルダも同じ設定になります
注意点
大きなフォルダを「常に使用可能」にすると、容量を大きく消費します。
推奨される設定パターン
用途に応じた推奨設定です。
常に使用可能にするべきファイル
- 頻繁に使うドキュメント
- プレゼンテーション資料
- 重要な契約書
- よく参照する画像
オンラインのみでよいファイル
- 古いプロジェクトのファイル
- アーカイブ
- たまにしか見ない写真
- バックアップファイル
目的に合わせて設定を使い分けましょう。
ファイル状態の確認方法
ファイルがどの状態か確認する方法です。
アイコンでの確認(Windows)
エクスプローラーのアイコンで状態がわかります。
アイコンの種類
- 青い雲:オンラインのみ
- 緑の丸に白いチェック:ローカルで利用可能
- 緑の丸に白いチェック+白い円の縁取り:このデバイスで常に使用可能
- 矢印が回る青い円:同期中
- 赤いバツマーク:同期エラー
アイコンはファイル名の右側に表示されます。
状態列での確認
詳細表示で「状態」列を追加すると、より詳しくわかります。
手順
- エクスプローラーでOneDriveフォルダを開きます
- 表示を「詳細」に変更します
- 列見出しを右クリックします
- 「状態」列が表示されているか確認します
状態列の表示内容
- オンライン時に使用可能
- このデバイスで使用可能
- このデバイスで常に使用可能
状態が一目でわかります。
アイコンでの確認(Mac)
Finderでもアイコンで状態を確認できます。
アイコンの種類
- 青い雲:オンラインのみ
- 緑のチェック:ダウンロード済み
- 緑のチェック+ピン:常に使用可能
Windowsと同様の仕組みです。
OneDriveアイコンの確認
タスクバー(Windows)またはメニューバー(Mac)のOneDriveアイコンでも状態を確認できます。
アイコンの状態
- 青い雲:同期完了
- 矢印が回る青い円:同期中
- 一時停止マーク:同期一時停止中
- 赤いバツまたは感嘆符:エラー発生
全体的な同期状態がわかります。
よくある問題と解決方法
ファイルオンデマンドに関するよくあるトラブルです。
問題1:ファイルオンデマンドの設定が表示されない
設定メニューにファイルオンデマンドが表示されない場合です。
原因
- OneDriveのバージョンが古い
- Windows/macOSのバージョンが古い
- ファイルオンデマンドが管理者により無効化されている
解決方法1:OneDriveを更新
- OneDriveを再起動します
- 自動的に最新版に更新されます
- または、公式サイトから最新版をダウンロードします
解決方法2:OSを更新
- Windows:Windows Updateで最新版にします
- Mac:macOS 10.14以降に更新します
解決方法3:管理者に確認
会社のPCの場合、管理者がファイルオンデマンドを無効にしている可能性があります。
問題2:オンラインのみのファイルが開けない
インターネットに接続しているのに開けない場合です。
原因
- 一時的な接続問題
- OneDriveのサーバー問題
- ファイアウォールやウイルス対策ソフトの干渉
解決方法1:接続確認
- ブラウザでインターネットにアクセスできるか確認します
- OneDriveのWebサイトにアクセスできるか試します
解決方法2:OneDrive再起動
- OneDriveを終了します
- タスクマネージャーでOneDriveプロセスを完全に終了します
- OneDriveを再起動します
解決方法3:ファイルを手動ダウンロード
- OneDriveのWebサイトにアクセスします
- ファイルをダウンロードします
- 一時的に使用します
問題3:ファイルが勝手にオンラインのみに戻る
「常に使用可能」に設定したのに、オンラインのみに戻ってしまう場合です。
原因
- OneDriveの自動クリーンアップ機能
- ストレージセンサー機能(Windows)
- ディスク容量不足
解決方法1:ストレージセンサーを無効化
- Windowsの設定を開きます
- 「システム」→「記憶域」を選択します
- 「ストレージセンサー」をオフにします
解決方法2:再度常に使用可能に設定
必要なファイルを改めて「このデバイス上で常に保持する」に設定します。
問題4:同期が遅い・止まる
ファイルオンデマンド有効時に同期が遅い場合です。
原因
- インターネット速度が遅い
- OneDriveアプリの問題
- 大量のファイル変更
解決方法1:OneDriveをリセット
- Windows + Rを押します
%localappdata%\Microsoft\OneDrive\onedrive.exe /resetを入力します- Enterを押します
- 1-2分待ってOneDriveを再起動します
解決方法2:同期を一時停止して再開
- OneDriveアイコンを右クリックします
- 「同期の一時停止」を選択します
- 2時間、8時間、24時間から選びます
- しばらくしてから同期を再開します
問題5:アイコンが表示されない
ファイルの状態を示すアイコンが表示されない場合です。
原因
- エクスプローラーの表示設定
- アイコンオーバーレイの制限
- Windowsの設定
解決方法1:エクスプローラーを再起動
- タスクマネージャーを開きます(Ctrl + Shift + Esc)
- 「エクスプローラー」を選択します
- 「タスクの終了」をクリックします
- ファイル→「新しいタスクの実行」→「explorer.exe」を入力して実行します
解決方法2:アイコンキャッシュをクリア
- OneDriveを終了します
- エクスプローラーで以下に移動します:
%localappdata%\Microsoft\Windows\Explorer - iconcacheで始まるファイルをすべて削除します
- パソコンを再起動します
問題6:容量が減らない
ファイルをオンラインのみにしても、パソコンの容量が減らない場合です。
原因
- 他のファイルがローカルに残っている
- OneDriveのキャッシュ
- ごみ箱にファイルが残っている
解決方法1:すべてのファイルを確認
- エクスプローラーでOneDriveフォルダ全体を表示します
- 詳細表示で「状態」列を確認します
- まだローカルにあるファイルを「空き領域を増やす」で処理します
解決方法2:ごみ箱を空にする
- デスクトップのごみ箱を開きます
- 「ごみ箱を空にする」をクリックします
解決方法3:ディスククリーンアップ
- Windowsの「ディスククリーンアップ」を実行します
- 一時ファイルなどを削除します
ファイルオンデマンドの活用シーン
実際の活用例を紹介します。
シーン1:モバイルPCでの利用
容量の小さいモバイルPCで大量のファイルを管理します。
活用方法
- ファイルオンデマンドを有効化します
- すべてのファイルがオンラインのみになります
- 必要なファイルだけ「常に使用可能」に設定します
メリット
- 128GBのSSDでも1TBのファイルを管理できます
- 外出先でもすべてのファイルにアクセスできます
- 必要最小限のファイルだけローカルに保存します
シーン2:新しいPCへの移行
新しいパソコンを購入したときの活用法です。
活用方法
- 新しいPCでOneDriveにサインインします
- ファイルオンデマンドが自動的に有効になります
- すぐにすべてのファイルが見えます
- 必要なファイルだけダウンロードします
メリット
- 大量のファイルを転送する必要がありません
- セットアップが数分で完了します
- 古いPCと同じ環境がすぐに使えます
シーン3:チームでのファイル共有
SharePointのチームサイトでの活用です。
活用方法
- チームサイトのライブラリを同期します
- ファイルオンデマンドで表示します
- 自分が担当するファイルだけローカルに保存します
メリット
- チーム全体のファイルが見えます
- パソコンの容量は節約できます
- 必要なファイルだけ高速アクセスできます
シーン4:アーカイブの管理
古いプロジェクトファイルの管理です。
活用方法
- 完了したプロジェクトフォルダをオンラインのみにします
- エクスプローラーでは引き続き見えます
- 必要なときだけ開きます
メリット
- すぐに削除する必要がありません
- いつでもアクセスできます
- パソコンの容量は使いません
シーン5:写真・動画の管理
大量の写真や動画ファイルの管理です。
活用方法
- すべての写真・動画をOneDriveに保存します
- ファイルオンデマンドで管理します
- よく見る写真だけローカルに保存します
メリット
- 数千枚の写真でもパソコンの容量を圧迫しません
- サムネイルで確認できます
- 見たい写真を開くときだけダウンロードされます
ベストプラクティス
ファイルオンデマンドを効果的に使うコツです。
重要ファイルは常に使用可能に
絶対に必要なファイルは、常にローカルに保存します。
推奨設定
- 現在進行中のプロジェクトファイル
- 頻繁に使うテンプレート
- 重要な契約書や資料
- よく参照するドキュメント
オフラインでも確実にアクセスできます。
フォルダ単位で管理
個別ファイルではなく、フォルダ単位で設定を管理します。
管理方法
- プロジェクトごとにフォルダを作成します
- 完了したプロジェクトフォルダをオンラインのみにします
- 進行中のプロジェクトフォルダを常に使用可能にします
管理が簡単になります。
定期的に設定を見直す
時々設定を確認して最適化します。
見直しポイント
- 使わなくなったファイルをオンラインのみにします
- 頻繁に使うようになったファイルを常に使用可能にします
- 不要なファイルは削除します
パソコンの容量を適切に管理できます。
インターネット環境を確認
ファイルオンデマンドは、インターネット接続が重要です。
確認事項
- 安定したWi-Fi環境があるか
- モバイル回線の速度は十分か
- オフラインになる場面はあるか
環境に応じて設定を調整しましょう。
バックアップは別途実施
ファイルオンデマンドはバックアップではありません。
注意点
- OneDrive自体がバックアップの役割を果たします
- ただし、重要なファイルは別の場所にもバックアップを推奨
- 複数の場所に保存することでリスクを分散します
大切なファイルは複数箇所に保存しましょう。
よくある質問
ファイルオンデマンドに関するよくある質問です。
Q1:ファイルオンデマンドは無料ですか?
はい、OneDriveの標準機能として無料で利用できます。
OneDriveの個人用プラン、OneDrive for Business、Microsoft 365のすべてのプランで利用可能です。
追加料金は一切かかりません。
Q2:オンラインのみのファイルを削除するとどうなりますか?
OneDrive上のファイルも削除されます。
エクスプローラーやFinderで削除すると、クラウド上のファイルも削除されます。
削除されたファイルは、OneDriveのごみ箱に移動します。
ごみ箱から復元できる期間は、個人用OneDriveで30日間、OneDrive for Businessで93日間です。
削除前に確認しましょう。
Q3:ファイルオンデマンドとOneDrive同期の違いは何ですか?
ファイルの保存場所が異なります。
OneDrive同期(ファイルオンデマンド無効)
- すべてのファイルがローカルとクラウドの両方に保存されます
- パソコンの容量を大きく使います
- オフラインでもすべてのファイルにアクセスできます
ファイルオンデマンド(有効)
- ファイル情報だけがローカルに保存されます
- パソコンの容量をほとんど使いません
- オンラインのみのファイルはインターネットが必要です
用途に応じて選択できます。
Q4:ファイルオンデマンドをオフにできますか?
はい、いつでもオフにできます。
設定からファイルオンデマンドを無効化すると、すべてのファイルがダウンロードされます。
ただし、パソコンに十分な空き容量が必要です。
OneDriveに100GBのファイルがあれば、パソコンにも100GB必要になります。
容量を確認してから無効化しましょう。
Q5:複数のパソコンで異なる設定ができますか?
はい、デバイスごとに独立して設定できます。
例
- デスクトップPC:ファイルオンデマンドを無効化(すべてダウンロード)
- モバイルPC:ファイルオンデマンドを有効化(容量節約)
デバイスごとに最適な設定が可能です。
Q6:SharePointのファイルでも使えますか?
はい、SharePointでも使えます。
SharePoint Onlineのチームサイトライブラリを同期すると、ファイルオンデマンドが適用されます。
SharePoint Server 2019以降でも利用可能です。
チーム全体のファイルを管理するときに特に便利です。
Q7:ファイルオンデマンドは自動的に有効になりますか?
OneDriveビルド23.066以降では、デフォルトで有効です。
新しいバージョンのOneDriveでは、初期設定で有効になっています。
古いバージョンから更新した場合は、手動で有効化が必要な場合があります。
設定メニューから確認できます。
まとめ
OneDriveのファイルオンデマンド機能について解説しました。
ファイルオンデマンドとは
ファイルの実体をクラウドに保管し、パソコンには情報だけを表示する機能です。
エクスプローラーではすべてのファイルが見えますが、パソコンの容量をほとんど使いません。
必要なときだけファイルがダウンロードされます。
3つのファイル状態
オンラインのみ(青い雲)はパソコンの容量を使わず、インターネット接続が必要です。
ローカルで利用可能(緑のチェック)は一度開いたファイルで、オフラインでも使えます。
常に使用可能(緑のチェック+白い円)は常にローカルに保存され、確実にアクセスできます。
主なメリット
パソコンの容量を大幅に節約できます。
すべてのファイルにアクセスできます。
複数デバイスでの利用が便利です。
新しいPCへの移行が簡単です。
主なデメリット
オンラインのみのファイルはインターネット接続が必要です。
ファイルを開くのに時間がかかる場合があります。
デスクトップ検索でファイルの中身を検索できません。
設定方法
OneDriveの設定から「同期とバックアップ」→「詳細設定」で有効化/無効化できます。
個別のファイルやフォルダは右クリックメニューから設定変更できます。
「空き領域を増やす」でオンラインのみに、「このデバイス上で常に保持する」で常に使用可能にできます。
活用シーン
モバイルPCでの容量節約、新しいPCへの移行、チームでのファイル共有、アーカイブの管理、写真・動画の管理など、さまざまな場面で活用できます。
ベストプラクティス
重要ファイルは常に使用可能に設定します。
フォルダ単位で管理すると便利です。
定期的に設定を見直して最適化します。
インターネット環境を確認してから利用します。
ファイルオンデマンドを活用して、パソコンの容量を効率的に管理しましょう。
この記事の情報を参考に、快適なOneDrive環境を構築してください。

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