「OneDriveの容量がいっぱいで警告が出た…」「写真がたくさんたまって整理したい」「一枚ずつ削除するのは大変すぎる!」
そんなお悩みを抱えている方、多いのではないでしょうか。OneDriveには知らないうちに大量の写真がアップロードされていることがありますが、一枚ずつ削除するのは現実的ではありませんよね。
今回は、OneDriveの写真を効率的に一括削除する方法を、初心者の方でもわかるように詳しく解説していきます!
OneDriveに写真がたまる理由を知ろう

自動バックアップが原因
OneDriveに大量の写真がたまってしまう主な原因は、スマートフォンの「カメラロール自動バックアップ」機能です。
写真がたまる主な原因
- スマートフォンの写真自動バックアップ
- パソコンのスクリーンショット自動保存
- 複数デバイスからの重複アップロード
- 他のクラウドサービスとの連携
特に、スマートフォンでOneDriveアプリを使っている場合、撮影した写真が自動的にアップロードされる設定になっていることが多いです。
容量不足の警告が出る理由
OneDriveの無料プランは5GBまでです。スマートフォンで撮影する写真は1枚あたり2〜5MB程度なので、約1,000〜2,500枚でいっぱいになってしまいます。
容量不足のサイン
- 「OneDriveのストレージ容量が不足しています」という警告
- 新しいファイルが同期されない
- スマートフォンの写真バックアップが停止
このような状況になったら、不要な写真を削除して容量を確保する必要があります。
方法1:OneDriveのWebサイトから一括削除
最も効率的な削除方法
OneDriveのWebサイトを使えば、大量の写真を効率的に選択・削除できます。
基本の手順
- OneDriveのWebサイトにアクセス
- ブラウザで「onedrive.live.com」にアクセス
- Microsoftアカウントでサインインします
- 写真フォルダを開く
- 画面上部の検索ボックスに「*」と入力してEnterキーを押します
- フィルター機能で「Photos」を選択します
- すべての写真が一覧表示されます
- 表示方法を変更
- 右上のアイコンで「タイル表示」に変更
- サムネイルが見やすくなり、選択しやすくなります
複数選択のテクニック
全選択する方法
- 見出し行の左側にある円をクリック
- キーボードの「Ctrl + A」でも全選択可能
範囲選択する方法
- 最初の写真をクリック
- Shiftキーを押しながら最後の写真をクリック
- 指定した範囲の写真がすべて選択されます
個別選択する方法
- Ctrlキーを押しながら写真を一つずつクリック
- 必要な写真だけを選んで削除できます
削除の実行
- 写真を選択した状態で、画面上部の「削除」ボタンをクリック
- 確認画面で「削除」をもう一度クリック
- 選択した写真がすべて削除されます
方法2:エクスプローラーから削除
パソコンから直接削除する方法
OneDriveが同期されているパソコンからも、写真を一括削除できます。
手順
- エクスプローラーを開く
- Windowsキー + Eでエクスプローラーを起動
- 左側のナビゲーションから「OneDrive」をクリック
- 写真フォルダを開く
- 「Pictures」や「Camera Roll」フォルダを開きます
- スクリーンショットの場合は「Screenshots」フォルダを確認
- 写真を選択
- Ctrl + Aですべて選択
- Shiftキーで範囲選択
- Ctrlキーで個別選択
- 削除を実行
- 選択した状態でDeleteキーを押す
- または右クリックして「削除」を選択
- 確認画面で「はい」をクリック
メリット
- パソコンの操作に慣れている人には使いやすい
- ファイル名や撮影日で並び替えができる
- プレビュー機能で内容を確認できる
方法3:スマートフォンアプリから削除
外出先でも削除可能
スマートフォンのOneDriveアプリからも写真を削除できます。
手順
- OneDriveアプリを開く
- スマートフォンでOneDriveアプリを起動
- Microsoftアカウントでサインイン
- 写真を表示
- 下部のメニューから「写真」をタップ
- すべての写真が表示されます
- 複数選択
- 右上の「選択」をタップ
- 削除したい写真を順番にタップ
- 選択した写真にチェックマークが付きます
- 削除を実行
- 下部の「削除」アイコンをタップ
- 確認画面で「削除」をもう一度タップ
注意点
- スマートフォンでは一度に選択できる枚数に制限がある場合があります
- 大量の写真を削除する場合は、Webサイトやパソコンからがおすすめです
削除前に確認すべきポイント
バックアップの確認
写真を削除する前に、必要な写真がバックアップされているか確認しましょう。
確認すべきこと
- 重要な写真はパソコンや外付けHDDに保存済みか
- 他のクラウドサービス(Googleフォト、iCloudなど)にもバックアップがあるか
- 家族や友人と共有している写真ではないか
バックアップ方法
- 重要な写真を選択してダウンロード
- パソコンの別フォルダに保存
- 外付けHDDやUSBメモリにコピー
削除後の復元について
OneDriveで削除した写真は、一定期間ごみ箱に保存されます。
復元可能期間
- 個人アカウント:30日間
- 職場・学校アカウント:93日間(管理者設定による)
復元方法
- OneDriveのWebサイトにアクセス
- 左側のメニューから「ごみ箱」をクリック
- 復元したい写真を選択
- 「復元」ボタンをクリック
自動バックアップを停止する方法

今後の容量不足を防ぐために
写真の削除と合わせて、自動バックアップ機能を見直すことをおすすめします。
スマートフォンでの停止方法
- OneDriveアプリを開く
- 左上のアカウント画像をタップ
- 歯車アイコン(設定)をタップ
- カメラアップロード設定
- 「カメラのアップロード」をタップ
- 「カメラのアップロード」をオフにする
パソコンでの停止方法
- OneDrive設定を開く
- タスクバーのOneDriveアイコンを右クリック
- 「設定」をクリック
- バックアップ設定を変更
- 「バックアップ」タブをクリック
- 「バックアップを管理」をクリック
- 写真フォルダのバックアップを停止
重複写真の削除テクニック
同じ写真が複数ある場合
OneDriveには、同じ写真が重複して保存されることがあります。
重複する原因
- 複数デバイスからの同期
- アップロードエラーによる再送信
- 手動アップロードと自動バックアップの重複
手動で重複を見つける方法
- 写真を日付順に並び替え
- 同じ日に撮影された写真を確認
- ファイルサイズが同じものをチェック
- ファイル名を確認
- 末尾に「(1)」「(2)」が付いているファイル
- デバイス名が追加されているファイル
専用ソフトウェアの活用
大量の重複写真がある場合は、専用ソフトウェアの使用も検討してください。
- Cisdem Duplicate Finder(有料)
- AntiDupl(無料)
- Windows標準の重複ファイル検索機能
容量不足を防ぐ運用のコツ
効率的なOneDrive管理方法
定期的な整理
- 月に1回は不要な写真を削除
- 季節ごとに写真をフォルダで整理
- 重要な写真は別途バックアップ
設定の最適化
- 自動バックアップは必要な場合のみ有効
- Wi-Fi接続時のみアップロード設定
- 高画質写真は容量を消費するため注意
代替案の検討
- Googleフォト(15GB無料)
- Amazon Photos(プライム会員は写真無制限)
- iCloud(5GB無料、追加購入可能)
まとめ:効率的な削除で快適なOneDriveライフを
OneDriveの写真一括削除は、適切な方法を知っていれば簡単に行えます。
削除方法のまとめ
- Webサイト: 最も効率的、大量削除に最適
- エクスプローラー: パソコン操作に慣れた方向け
- スマートフォンアプリ: 外出先での削除に便利
削除のポイント
- 削除前に重要な写真はバックアップ
- 全選択、範囲選択、個別選択を使い分け
- 削除後30日間は復元可能
- 自動バックアップ設定の見直しも重要
予防策
- 定期的な整理を習慣化
- 自動バックアップ設定の最適化
- 代替クラウドサービスの活用検討
OneDriveの容量不足に悩まされることなく、写真を効率的に管理することで、快適なデジタルライフを送ることができます。今回紹介した方法を参考に、自分に合った管理方法を見つけてくださいね!
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