「OneDriveでファイルが散らかってしまって、整理したいけどフォルダの作り方が分からない…」そんなお悩みはありませんか?
クラウドストレージを使い始めたばかりの方は、ファイルをどんどんアップロードしていくうちに、気づいたら何がどこにあるか分からなくなってしまうことがありますよね。特にブラウザ版のOneDriveは、パソコンのフォルダ操作とは少し勝手が違うので戸惑う方も多いでしょう。
この記事では、OneDriveのブラウザ版でフォルダを作成する方法を、基本操作から効率的な整理術まで詳しく解説します。ファイル管理が苦手な方でも、すっきり整理されたOneDriveを作ることができますよ。
OneDriveブラウザ版の基本画面を理解しよう

メイン画面の構成
OneDriveのブラウザ版は、直感的に操作できるよう設計されています。
画面の主要部分:
- 左側メニュー:ファイル、最近使用したファイル、写真、共有など
- メインエリア:ファイル・フォルダの一覧表示
- 上部メニューバー:新規作成、アップロード、共有などの操作ボタン
- 表示切り替え:リスト表示、タイル表示、詳細表示の選択
ナビゲーションの使い方
効率的な移動方法:
- パンくずナビ:現在の場所が上部に表示される
- 戻るボタン:ブラウザの戻るボタンで前の場所に戻る
- お気に入り:よく使うフォルダをサイドバーに固定
- 検索機能:ファイル名やコンテンツから素早く検索
ファイル表示形式の選択
表示方法の種類:
- リスト表示:ファイル名と基本情報をリスト形式で表示
- タイル表示:アイコンと名前を大きく表示
- 詳細表示:更新日時、サイズ、共有状況などの詳細情報を表示
自分の作業スタイルに合わせて表示方法を選ぶことで、より効率的にファイル管理ができます。
基本的なフォルダ作成方法
新規フォルダの作成手順
ステップバイステップガイド:
- OneDriveブラウザ版にアクセス
- ブラウザで「onedrive.live.com」を開く
- マイクロソフトアカウントでサインイン
- フォルダを作成したい場所に移動
- 左側の「ファイル」をクリック
- 必要に応じてサブフォルダに移動
- 新規作成メニューを開く
- 上部メニューバーの「+ 新規」ボタンをクリック
- ドロップダウンメニューが表示される
- フォルダを選択
- メニューから「フォルダー」をクリック
- 新しいフォルダ作成ダイアログが表示
- フォルダ名を入力
- 分かりやすいフォルダ名を入力
- 「作成」ボタンをクリック
右クリックメニューでの作成
別の作成方法:
- 空いているスペースで右クリック
- ファイル一覧の空白部分で右クリック
- コンテキストメニューが表示される
- 新しいフォルダを選択
- メニューから「新しいフォルダー」をクリック
- フォルダ名入力ダイアログが表示
- 名前を設定
- 適切なフォルダ名を入力
- Enterキーまたは「作成」ボタンで確定
フォルダ名の付け方のコツ
効果的な命名規則:
日付を含める場合:
2025-01-プロジェクト名
会議資料_2025年1月
写真_2025_家族旅行
カテゴリ別の分類:
01_進行中プロジェクト
02_完了プロジェクト
03_アーカイブ
避けるべき文字:
- 特殊記号(\ / : * ? ” < > |)
- 連続するスペース
- 先頭・末尾のスペース
効率的なフォルダ構造の作り方
階層構造の設計
推奨フォルダ構造例:
OneDrive/
├── 01_仕事関連/
│ ├── 進行中プロジェクト/
│ ├── 完了プロジェクト/
│ ├── 会議資料/
│ └── テンプレート/
├── 02_個人/
│ ├── 重要書類/
│ ├── 写真/
│ └── 学習資料/
├── 03_共有/
│ ├── 家族共有/
│ └── チーム共有/
└── 04_アーカイブ/
├── 2024年/
└── 2023年/
プロジェクトベースの整理
プロジェクト管理向けの構造:
プロジェクト名/
├── 01_企画書・提案書/
├── 02_設計書・仕様書/
├── 03_進捗管理/
├── 04_会議議事録/
├── 05_成果物/
└── 06_参考資料/
メリット:
- プロジェクトごとにすべての関連ファイルが整理される
- チームメンバーとの共有が簡単
- プロジェクト完了後のアーカイブが容易
部門・チーム別の整理
組織での活用例:
会社名OneDrive/
├── 営業部/
│ ├── 顧客資料/
│ ├── 提案書/
│ └── 売上レポート/
├── 開発部/
│ ├── 仕様書/
│ ├── ソースコード/
│ └── テスト結果/
└── 管理部/
├── 人事資料/
├── 経理資料/
└── 法務資料/
複数フォルダの一括作成

バッチ処理のような効率的作成
連続でフォルダを作成する場合:
- 最初のフォルダを作成
- 前述の手順でフォルダを作成
- すぐに次のフォルダを作成
- 作成完了後、再度「+ 新規」→「フォルダー」
- または右クリック→「新しいフォルダー」
- 命名規則を統一
- 一貫した命名パターンを使用
- 数字のプレフィックスで順序を管理
テンプレートフォルダ構造の複製
既存構造の再利用方法:
- 成功したフォルダ構造を特定
- うまく整理されたプロジェクトフォルダを選択
- 構造をコピー
- フォルダを選択して「コピー」
- 新しい場所に「貼り付け」
- 名前を変更
- 各フォルダ名を新しいプロジェクト用に変更
- 中身のファイルは削除または置き換え
フォルダの編集・管理操作
フォルダ名の変更
リネーム手順:
- フォルダを選択
- 変更したいフォルダをクリックして選択
- 名前変更メニューを開く
- 右クリックで「名前の変更」を選択
- または上部メニューの「名前の変更」ボタン
- 新しい名前を入力
- 新しいフォルダ名を入力
- Enterキーで確定
フォルダの移動とコピー
移動操作:
- 移動するフォルダを選択
- フォルダをクリックして選択状態にする
- 移動方法を選択
- ドラッグ&ドロップ:目的のフォルダにドラッグ
- 切り取り・貼り付け:右クリック→「切り取り」→移動先で「貼り付け」
- 移動ボタン:上部メニューの「移動」ボタンを使用
コピー操作:
- 右クリック→「コピー」→貼り付け先で「貼り付け」
- Ctrl+C(コピー)→ Ctrl+V(貼り付け)
フォルダの削除
安全な削除手順:
- 削除前の確認
- フォルダ内に重要なファイルがないか確認
- 必要に応じてバックアップを作成
- 削除実行
- フォルダを選択して右クリック
- 「削除」を選択
- ゴミ箱からの復元
- 間違って削除した場合は「ゴミ箱」から復元可能
- 30日以内であれば完全復元が可能
フォルダの共有設定
基本的な共有手順
フォルダ共有の設定:
- 共有するフォルダを選択
- 共有したいフォルダをクリック
- 共有メニューを開く
- 右クリックで「共有」を選択
- または上部メニューの「共有」ボタン
- 共有設定の選択
- 特定のユーザー:メールアドレスを指定
- リンクで共有:リンクを知っている人がアクセス可能
- 組織内:同じ組織内のメンバーのみ
- 権限レベルの設定
- 表示のみ:閲覧とダウンロードのみ
- 編集可:ファイルの編集・削除も可能
高度な共有設定
セキュリティを考慮した共有:
有効期限の設定:
- 共有リンクに有効期限を設定
- 一時的なプロジェクトでの活用
パスワード保護:
- 共有リンクにパスワードを設定
- より安全な外部共有が可能
ダウンロード制限:
- ファイルの閲覧のみを許可
- ダウンロードを禁止する設定
チーム作業での活用
効果的なチーム共有:
プロジェクトフォルダの共有:
- チーム全体でのファイル共有
- リアルタイムでの共同編集
- 版管理による競合回避
部門別アクセス制御:
- 部門ごとに異なるアクセス権限
- 機密情報の適切な保護
- 必要最小限のアクセス権限付与
モバイルブラウザでの操作
スマートフォンでのフォルダ作成
モバイルブラウザでの手順:
- OneDriveモバイルサイトにアクセス
- スマートフォンのブラウザで「onedrive.com」を開く
- アカウントにサインイン
- 新規作成メニューの表示
- 画面下部の「+」ボタンをタップ
- または右上のメニューから「新規」を選択
- フォルダーを選択
- メニューから「フォルダー」をタップ
- フォルダ名入力画面が表示
- 名前入力と作成
- フォルダ名を入力
- 「作成」ボタンをタップ
タブレットでの効率的操作
大画面での活用:
- マルチタッチ操作:ピンチ操作でのズーム調整
- 分割画面:他のアプリとの同時操作
- 外部キーボード:ショートカットキーの活用
トラブルシューティング
フォルダ作成エラーの対処
「フォルダを作成できません」エラー:
原因と対処法:
- 容量不足:OneDriveの使用可能容量を確認
- 文字制限:フォルダ名が長すぎる場合は短縮
- 特殊文字:使用禁止文字が含まれていないか確認
- 同名フォルダ:同じ名前のフォルダが既に存在しないか確認
同期の問題
フォルダが他の端末に表示されない:
解決手順:
- 同期状況の確認:しばらく待ってから再確認
- ブラウザの更新:F5キーまたは更新ボタンで画面を更新
- キャッシュクリア:ブラウザのキャッシュを削除
- 他端末での確認:デスクトップアプリやモバイルアプリで確認
権限エラーの対処
「権限がありません」エラー:
確認事項:
- アカウント権限:適切なアクセス権限があるか
- 組織ポリシー:会社のセキュリティポリシーによる制限
- 共有フォルダ:他の人が所有するフォルダでの操作制限
- 一時的な問題:サービスの一時的な不具合
ベストプラクティス
効率的なフォルダ管理のコツ
継続的な整理のルール:
定期的な見直し:
- 月1回のフォルダ構造見直し
- 不要なフォルダの削除
- 命名規則の統一確認
プロジェクト完了時の処理:
- アーカイブフォルダへの移動
- 共有設定の見直し
- 不要ファイルの削除
セキュリティ面での注意点
安全なフォルダ管理:
機密情報の取り扱い:
- 機密度に応じたフォルダ分け
- 適切なアクセス権限設定
- 定期的な共有状況確認
バックアップ戦略:
- 重要フォルダの複製保存
- 外部バックアップとの併用
- 定期的な復元テスト
チーム運用での工夫
組織での標準化:
統一ルールの策定:
- フォルダ命名規則の統一
- 構造テンプレートの提供
- 定期的な研修の実施
権限管理の最適化:
- 最小権限の原則
- 定期的なアクセス権見直し
- ログ監視による不正アクセス検知
まとめ
OneDriveブラウザ版でのフォルダ作成と管理について、基本操作から応用テクニックまで詳しく解説しました。重要なポイントをおさらいしましょう:
基本的なフォルダ作成:
- 「+ 新規」ボタンまたは右クリックメニューから作成
- 分かりやすく一貫した命名規則の使用
- 効率的な階層構造の設計
効果的な整理方法:
- プロジェクトベースまたは部門別の構造
- 数字プレフィックスによる順序管理
- 定期的な見直しと整理
共有とセキュリティ:
- 適切な権限レベルの設定
- 有効期限とパスワード保護の活用
- 機密情報の適切な管理
トラブル対応:
- よくあるエラーの解決方法
- 同期問題への対処
- 権限エラーの確認事項
ベストプラクティス:
- 継続的な整理の習慣
- セキュリティ面での注意点
- チーム運用での標準化
モバイル対応:
- スマートフォン・タブレットでの操作方法
- デバイス間での一貫した体験
フォルダ作成は簡単な操作ですが、適切な構造設計と継続的な管理により、OneDriveをより効果的に活用できます。この記事を参考に、自分に合ったファイル管理システムを構築してくださいね。
何か分からないことがあれば、まずは小さなテストフォルダで練習してみることをおすすめします。慣れてくれば、きっと整理上手になれますよ!
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