OneDriveを使っていて「ユーザー名を変更したいけど、どうすればいいの?」と悩んでいる方は多いでしょう。特に会社や学校でアカウントを作った場合、表示される名前が思った通りでないことがあります。
この記事では、OneDriveで変更できるユーザー名の種類と、それぞれの変更方法を分かりやすく説明します。読み終わる頃には、自分の状況に合った変更方法が分かるはずです。
OneDriveで変更できる「ユーザー名」は3種類ある

OneDriveのユーザー名には、実は3つの種類があります。多くの人がこの違いを知らずに混乱してしまうのです。
1. 表示名(Display Name)
これは、OneDriveの画面上で「○○さん」として表示される名前です。比較的簡単に変更できます。
2. Microsoftアカウント名
メールアドレスの@マークより前の部分です。例えば「taro@outlook.com」の「taro」の部分になります。
3. フォルダ名(ローカルパス)
パソコンのOneDriveフォルダの名前です。「C:\Users\ユーザー名\OneDrive」の「ユーザー名」部分を指します。
それぞれ変更方法が異なるため、まずはどの名前を変更したいのかを明確にしましょう。
表示名を変更する方法|一番簡単な変更
表示名の変更は最も簡単で、すぐに反映されます。
手順1:Microsoftアカウントにサインイン
- ブラウザで「account.microsoft.com」にアクセス
- OneDriveで使用しているアカウントでサインイン
- 画面右上のプロフィール画像をクリック
手順2:個人情報を編集
- 「Microsoftアカウント」を選択
- 「あなたの情報」タブをクリック
- 「名前の編集」を選択
手順3:新しい名前を入力
- 「名」と「姓」の欄に希望する名前を入力
- 「保存」ボタンをクリック
- 変更が反映されるまで数分待つ
この方法で変更すると、OneDriveだけでなくOutlookやTeamsなど、他のMicrosoftサービスでも新しい名前が表示されます。
Microsoftアカウント名を変更する場合の注意点
Microsoftアカウント名(メールアドレス)の変更は可能ですが、いくつかの制限があります。
変更できる条件
- Outlook.com、Hotmail.com、Live.comのアドレスを使用している場合
- 過去30日以内に変更していない場合
- 年間の変更回数が上限に達していない場合
変更手順
- account.microsoft.comにサインイン
- 「あなたの情報」→「サインイン方法の管理」を選択
- 「エイリアスの追加」をクリック
- 新しいメールアドレスを作成
- プライマリエイリアスに設定
ただし、会社や学校のアカウント(○○@company.comなど)は、管理者しか変更できません。この場合は、IT部門に相談する必要があります。
フォルダ名の変更は慎重に行おう
OneDriveのローカルフォルダ名を変更する場合、データの同期に影響する可能性があります。
推奨される方法
- OneDriveアプリを完全に終了
- 同期を一時停止
- フォルダ名を変更
- OneDriveアプリを再起動
- 同期設定を再確認
注意すべきポイント
- 変更中はファイルの同期が停止する
- 他のアプリがOneDriveフォルダを参照している場合、エラーが発生する可能性がある
- バックアップを取ってから実行することを強く推奨
よくある質問と解決方法
Q1:変更したのに反映されない
A:ブラウザのキャッシュをクリアして、もう一度ログインし直してください。完全に反映されるまで最大24時間かかる場合があります。
Q2:会社のアカウントで名前を変更したい
A:組織のアカウントは管理者権限が必要です。IT部門やシステム管理者に連絡して変更を依頼しましょう。
Q3:元の名前に戻せる?
A:表示名は何度でも変更可能です。ただし、Microsoftアカウント名は回数制限があるため、慎重に行ってください。
変更前に確認しておきたいチェックリスト
ユーザー名を変更する前に、以下の点を確認しておくと安心です。
- どの種類のユーザー名を変更したいか明確にする
- 組織のアカウントか個人のアカウントかを確認
- 他のMicrosoftサービスへの影響を考慮
- 重要なファイルのバックアップを取る
- 変更後の動作確認方法を準備
まとめ:自分に合った変更方法を選ぼう
OneDriveのユーザー名変更は、表示名・アカウント名・フォルダ名の3種類があることを理解することが重要です。
最も簡単で安全なのは表示名の変更で、これだけで多くの人の要望は満たされるでしょう。アカウント名やフォルダ名の変更を考えている場合は、リスクも理解した上で慎重に進めてください。
もし変更方法で迷ったら、まずは表示名の変更から試してみることをおすすめします。それでも解決しない場合は、IT部門や詳しい人に相談するのが安全な選択肢です。
適切な変更方法を選んで、より使いやすいOneDrive環境を作り上げましょう。
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